肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」田口清隆監督

 

 

「劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」に
かんたんしました。

 

m-78.jp

 

以下、ネタバレしまくりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


公開1週間後に観てきたのですが、
評判がいいのか3連休だからか満席でした。

オーブ本編もすごく面白かったのですが、
劇場版もとても楽しい映画で嬉しかったです。

 

あらすじはこんな感じになります。

・ハワイでオーブがギャラクトロンカスタムと戦う。
  ↓
・助太刀に来たゼロが、ギンガとビクトリーが行方不明になったと話す。
  ↓
・日本。SSPにエックスデバイザーが届けられる。
 大地くんを捜してほしいと頼むエックス。
  ↓
SSPを襲撃する宇宙人。そこにアロハシャツガイさんが
 ウクレレでテーマ曲を弾きながら現れ、宇宙人を一蹴。
  ↓
・変な洋館に大地くんを捜しに行く。
  ↓
・途中オーブが捕らえられたりしつつ、ジャグラーの活躍もあって
 大地くんを救出。
  ↓
・ここから延々敵怪獣と戦い続ける。
 エックスが宝石に変えられたり、ゼッパンドンジャグラーが助けに来てくれたり、
 エックスとギンガとビクトリーが復活したり、セブンが現れたりする。
  ↓
勝利。銭湯に入ってから、ガイさんがSSPに別れを告げる。
  ↓
・ゼロが現れ、続編がありそうなことを仄めかして終了。

 

幾つかの目線で感想を書いていきます。

 

ガイさん(石黒英雄さん)。

やっぱりこの人は格好いいですね。
アロハシャツを着てても格好いい。
登場するだけで周りが安心する存在感は格別です。

大地くん(高橋健介さん)とともに、人間体でのアクションシーンも
今回よかったです。

 

キャップ(松浦雅さん)。

相変わらず転んだり、身体のラインがしっかり出るボディスーツを着たり、
ジャグラーに背後を取られたりとテレビ本編と変わらぬ立ち位置でした。

 

ハードボイルドリバー渋川さん(柳沢慎吾さん)。

この方も本編同様の立ち位置ですね。
基本ギャグ。ガイさんとはまた別の、いるだけで面白い安心感。
決めるときは決める大人の渋さ。

柳沢慎吾さんとオーブという作品はとてもよくマッチしていると思います。

 

特撮のセット。

今回はビルの縦崩れが多くて迫力がありました。
どうやって撮っているのか分かりませんが、ビルの底が抜けたように
根元の方から崩れていくんですよね。
「折れる」「壊される」も好きですが、「縦に崩れる」は更に好きです。

 

続いて主人公のウルトラマンオーブです。

オリジン。
オープニングらしくほどほどに苦戦しつつ、しっかり必殺技を決めました。

バーンマイトはストビューム光線を出しました。
ちゃんと虹色に身体が光っていて、それだけでグッときます。
登場シーンのスワローキックも相変わらず決まっています。

一方でハリケーンスラッシュさんは残念でした。
テレビ本編の後半同様、かませっぷりに拍車がかかっています……。
最大の見せ場は「敵のガピヤ星人サデスにビンタされる」シーンでしたからね。
オーブスラッガーランス(笑)ジャック(笑)みたいな扱いに涙が。

スペシウムゼペリオン
標準形態らしく、上がりも下がりもしない戦いぶりでした。

サンダーブレスター
荒ぶるゾフィーをカイザーベリアル陛下が宥める形態です。
「かかってこんかいオラァ!」みたいな感じでサデスを圧倒してました。
敵の卑怯な手で退場させたことで、格も落とさない演出でしたね。

トリニティ
新登場の割には、そこまで圧倒的な強さは見せませんでした。
ボコボコにされているシーンの方が長かったような気もします。
その分、最終必殺技の「なんかすごい八つ裂き光輪」はとてもイケてました。

 

ウルトラマンエックスは「アタッカーX」がよかったです。
街がX字に燃え尽くされる感じがマップ兵器感あります。

 

そしてウルトラセブン
登場することは番宣で知っていたはずなのに、完全に忘れていました。

叩きのめされたオーブトリニティの前に
いきなりモロボシ・ダン森次晃嗣さん)が現れて
「ただの風来坊さ」ですもの。
「デュワ!」グイーィィンですもの。
敵宇宙人たちが「セブン~×4からのセブン! セブン! セブン!」ですもの!

思わず「おふっ」って変な声が出ました。

しかもセブン超強い。
さすが50周年。
アイスラッガー。ドロップキック。たまらないです。
「やばい、オーブの存在感が喰われる」と本気で心配しましたが、
最後のとどめはオーブに譲ってくれました。
そういうスマートな気配りが実にモロボシ・ダンっぽい。

 

敵役の皆さん。

冒頭に出てくるギャラクトロンカスタムにまず驚きました。
ギャラクトロンはオーブオリジナル怪獣の中でも人気者ですし
(なんせテレビ本編での行動とやられっぷりがよかった)、
この時点でまず掴みは最高です。

ガピヤ星人サデス
うっといくらい濃くておいしかったです。
他の連中も濃い作品だから悪目立ちにならずに済んでいるのだと思います。
オーブ以外の作品には出られなさそう。

テンペラー・ヒッポリト・ガッツの三人衆の中では、
ガッツが頭ひとつ抜けていました。
芸人成分強めですが、「ウルトラ怪獣散歩」を愛する私には問題ありません。

奇機械怪獣デアボリック
マガオロチ並の都市破壊をやってのけ、相当大物感があったのですが、
最後の方はサデスの武器扱いでしたね。
ギャラクトロンと違って人格も思考もない純粋兵器という感じ。
今後ピンでの人気が出るかどうかは微妙なところかもしれません。

 

最後にジャグラスジャグラー(青柳尊哉さん)。

この人は本当にキャラが立っていますね。
ジャグラーを生んだことがオーブ最大の功績だとすら思います。
きっと今後のウルトラマンシリーズではジャグラーのフォロワーキャラが
量産されて、その誰もがジャグラー並にはなれずに散っていくのでしょう。
青柳さんの怪演に匹敵できる役者さんなんてそうはいないでしょうし。

ダークリングで「ゼットンさん! パンドンさん!」をやったことも
相当面白かったのですが、個人的には

「登場シーンでは先に階段を行くガイさんのケツを凝視し」
「エンディングでは銭湯でガイさんにケツを見せつけ去っていく」

流れが気になって仕方ありませんでした。

ジャグラー目線で見れば、
ケツで始まりケツで終わった映画なのです。

絶対スタッフは狙ってやっていると思います。


以上、見どころがたくさんあってよい映画でした。
これだけ濃くて80分。
大満足です。

 


ウルトラマンとはまったく関係ありませんが、
8日目時点の大相撲春場所
稀勢の里と高安の異常な強さが際立っている他、
この2日間の琴奨菊・千代の国の内容の良さにも惹かれます。

特に7日目の千代の国の引き落とし。
あの足を上げる反応の速さ、片足一本で崩れない体幹バランス。
めっちゃ格好いい。


どうか琴奨菊が10勝できますように。
どうか千代の国が怪我せず番付を上げられますように。

 

 

阪南市 辻茂製菓の「田舎焼」

 

辻茂製菓さんの「田舎焼」にかんたんしました。

 

www.tsujimoseika.com

 

 

さっくりとした歯触りの懐かしいおかきです。

食べた瞬間、

「こ、これは……死んだ婆ちゃんがつくってくれた味や……!」

と思ってしまいました。
美味しんぼかよ。

 

 

味付けは全体に抑えめ・薄味でして、
おかきそのものの味わいを楽しむタイプです。

いいお米を使っているのか、
お米の扱いが上手いのか、
土台となるおかきがとてもおいしい。

驚くような未知の美味というよりは、
上手に炊けたご飯のようにしみじみおいしい。

1枚あたりが小さくて、食べやすいサイズなのもいい。
さくさく、さくさくとつい食べ過ぎてしまいます。

 


もちろん、薄味ながら味付けも品よい仕上がりです。

 ・白餅
 ・海老
 ・青海苔
 ・金ごま
 ・黒ごま

の5種が入っているのですが、
私は特に海老味が気に入りました。

海老味の米菓ってたいてい海老の味が濃すぎて、
そこまで海老マニアではない私にはうっとうしいことが多いのですが、
この田舎焼の海老おかきは薄味ですから、海老の風味がほどよいのです。

何人かで分けて食べたのですが、大人も子どもも海老味が一番人気でしたよ。

 


特別なときのお菓子というより、
常備しておきたいお菓子だと思います。

 


こういうおかきを食べて、米菓好きの子どもがもっと増えますように。

 

 

「横綱」武田葉月さん

 

武田葉月さんの「横綱」という本にかんたんしました。

 

kodanshabunko.com

 

 

 

歴代横綱22名のインタビュー集です。
生い立ちや力士としての経歴、当時・現在の心境などが
ありのままに綴られていて、大変興味深い内容です。

日頃相撲中継や相撲ニュースを楽しみにしている方は是非。


インタビューが掲載されている横綱は以下の通り。

45代 若乃花(初代)
48代 大鵬
49代 栃ノ海
50代 佐田の山
52代 北の富士
53代 琴櫻
54代 輪島
55代 北の湖
56代 若乃花(二代)
57代 三重ノ海
58代 千代の富士
59代 隆の里
60代 双羽黒
61代 北勝海
62代 大乃国
63代 旭富士
64代 曙
67代 武蔵丸
68代 朝青龍
69代 白鵬
70代 日馬富士
71代 鶴竜

なんて豪華な面子なのだろう。
故人となってしまったレジェンド横綱も多数含まれています。
胸がキュンキュンします。
こんなの読まざるを得ないじゃないか。

著者の武田葉月さんの、これだけのインタビューを実現された
手腕にはかんたんするばかりです。

 

22人それぞれの横綱観が語られている訳ですが、
皆が一様に横綱になった時から引き際を考えている」点が印象的でした。

 

横綱になれてよかった」とか、「やったぞ!」などという思いは、一つもなかったんです。
横綱になった途端に、私はやめることを考えましたね。大関だったら、もし陥落したとしても、努力次第でまた上がることができる。でも、横綱というものは、その使命を果たせなかったら、相撲をやめるしかない。果たして、そう簡単にやめることができるのか? と自問自答です。だから、これまで以上に、精進して努力するしか道はないんだと覚悟したんです。21歳なんて、普通だったらまだ学生なのにね。
(第48代横綱 大鵬幸喜

 

推挙されて、その後師匠(元横綱栃錦)に呼ばれました。
「もう、後は引退だけだよ。ダメなら、すぐやめなきゃいけないんだよ」
まるで、引導を渡されるように、そう言われたのです。
大関までだったら、成績が悪くても、番付が下がればそれで済む。でも、横綱は引退しかない。だから、今までぐらいの稽古じゃダメだよ。
師匠の言葉は、重く私にのしかかりました。
(第49代横綱 栃ノ海晃嘉)

 

師匠(元横綱千代の山)は、横綱に昇進した私に、「横綱とは、こうあるべきだ」などと言うことは、一切ありませんでした。ただ、ひと言だけ、「引き際をきれいにしよう」ということだけ。
(第52代横綱 北の富士勝昭

 

伝達式が無事終わり、
「ああ、ついに横綱になったんだなぁ」
そんな実感が湧いてきた時、師匠(元横綱北の富士)が私のもとにやってきて、こうささやいたのです。
千代の富士、やめる時はスパッといこうな」
(第58代横綱 千代の富士貢)

 

横綱大関の違いを端的に説明すれば、たとえば横綱大関が崖っぷちに立たされたとします。それで、「あなた方は成績が悪いから、そこから飛び降りてください」と言われた時、大関なら百八十度翻って、「俺はイヤだよ」って戻ってこられるけど、横綱はそこから飛び降りなければいけないんです。
(第62代横綱 大乃国康)

 

皆が「いつかは辞めること」を強く意識し、覚悟しているのです。

横綱という立場の重さは、並大抵ではないのでしょう。
社長だとか、事務次官だとか、「あがり」と呼ばれるポストはたくさんあります。
でも、常に人の目に晒され、ファンやマスコミや横審には品性を問われ、
毎場所優勝争いに絡むことを求められ……。
自分の成したことがハッキリ成績という結果になって現れる、
新聞やテレビで大々的に報じられる。
個人競技である以上は環境や組織のせいにすることもできない。
こんなに「重い」ポストはそうはないのではないでしょうか。
しかもそれを背負うのは、まだ20-30代の若者なのです。

インタビューを読む限り、
横綱は素人の想像以上にファンやマスコミの評判を気にしており、
想像以上に怪我や病気に苦しんでおり、
想像以上にプレッシャーに苦しんでおられます。

 

言ってみれば、「(相撲を)投げてしまった」というのが本音かな。横綱として、休場して責任を果たせない部分もあったし、そういう自分にイライラしてしまって、一種のウツ状態だったのかもしれません。
(第50代横綱 佐田の山晋松)

 

やめた時は、ぐっすり眠れたなぁ。それまでは重圧で、ほとんど眠れなかったもの。
(第56代横綱 若乃花幹士(二代))


まして一人横綱ともなればそのつらさは想像を絶するものがあります。
最近の朝青龍白鵬を例にとっても、彼らは「もう一人の横綱」を渇望し、
白鵬日馬富士横綱昇進を待ちかねていた様子が感じ取れました。
自分の地位を脅かす者が出てくる恐怖よりも、
自分の責任を分かち合うものがいない恐怖の方が大きいのかもしれませんね。

 


これほどに大変な横綱の地位を獲得し、守ってきた方々の精神。

 

「こんちくしょう」(第45代横綱 若乃花幹士(初代))
「忍」(第48代横綱 大鵬幸喜
「心身練磨」(第49代横綱 栃ノ海晃嘉)
「グッとこらえてがんばる」(第55代横綱 北の湖敏満)
「一生懸命」(第61代横綱 北勝海信芳)
「宿命」(第69代横綱 白鵬翔)
「「心技体」の上に、「魂」がある」(第70代横綱 日馬富士公平

 

表現はさまざまながら、言わんとしているところは近いのではないかな、
と思います。

ちなみに、昭和の横綱の方々の中で、上記のような思いを口にしながら
朝青龍はいい」と褒めているケースが多かったのが微笑ましかったです。
著者の贔屓も多少は入っているかもしれませんが、
朝青龍の負けん気や我武者羅な努力は確かに凄かったと思います。
もっと彼の取り組みを見ていたかったというのが本音ですね。

 

でも、なんだろう。今、モンゴルで相撲とは違う仕事をしながら、僕はなんか日本というものに負けてしまったように思うのです。これは、横綱になった者、また僕だけにしかわからない感覚だとは思うのですが……。
(第68代横綱 朝青龍明徳

 

哀しくも深いことを仰います。
こういう台詞がたまに出てくるところも、朝青龍の魅力なのでしょうね。
時々ツイッターで面白いことを呟いてはりますが、
もし叶うならば大相撲中継のゲスト解説に来日してほしいものです。

 


長くなってきたので、印象に残った箇所をあと2点だけ紹介します。

 

それまでは、「北の湖、負けろ!」と言われていたのに、今度は「がんばれ!」だなんて。「ああ、もう俺もダメになってきたんだなぁ」と感じましたよ。
(第55代横綱 北の湖敏満)

 

このご発言……私は、どうしても白鵬のことを思い浮かべてしまいます。
白鵬関には、東京オリンピックまで……横綱在位10年以上まで……
絶対王者として、「憎らしいほど強く」あっていただきたいと願っています。

正直、白鵬休場の場所はピリッとした感じが足りないんですもの。
北の湖さんのファンもそんな気持ちだったのかもしれませんが、
白鵬がんばれ、まだいける!」と応援するのは寂しいです。

 

 

最後は、少し毛色の違う話です。

 

親父とお袋は、現役時代のわしを「子供」じゃなくて、「神さん」だと思っていたくらいなんですよ。横綱時代は、場所が始まれば、毎朝早く、わしの銅像にご飯を作って持っていって、真っ先にご飯をあげてから、自分たちが食事をしていたそうです。そういう両親をわしはとても尊敬していたし、この両親がいたからこそ、横綱にもなれた。そして、その後も道を踏み外さないで生きてこられた。
(第53代横綱 琴櫻傑将)


この50年、二世代くらいを経て、多くの人が失ってしまった感性ではないでしょうか。
いまの時代にマストで取り戻すべき姿勢とまでは言えないのだけれど……
その光景を思い浮かべてみれば、静かで、きれいな気持ちが湧いてくるように思います。

我々が受け継げなかったものの中にも、素晴らしいものがたくさんあった。
そういう風に考える謙虚さを持っていたいです。

 

 

まとめると、この本はおすすめだよ、ということであります。
懐かしい力士の名前もいっぱい出てくるので、相撲の歴史書としても値打ちものです。
いまなら文庫化したところで本屋さんでも入手しやすいと思いますよ。
稀勢の里のおかげで相撲本が売れているようで、この本も平積みされていました。

 


いよいよ始まった春場所、まずはどの力士も大怪我しませんように。
ファンやマスコミも軽々しく「4横綱時代、まず陥落するのはこいつでは」みたいな
引退勧告的発言をせず、本人の自主性を重んじてくださいますように。

 

 

 

「横綱とはヒーローなのか権威なのか」日馬富士事件や貴乃花・白鵬報道等より - 肝胆ブログ

 

 

 

セブンイレブンの「ちょい足し!ねばねばサラダ」

 

セブンイレブンの「ちょい足し!ねばねばサラダ」にかんたんしました。

 

ちょい足し!ねばねばサラダ - セブン-イレブン~近くて便利~

 

 

コンビニで、久しぶりに「こういうのが欲しかったんだよ!」と思いました。


コンビニのサラダ。
昔から「中途半端に高い」「中途半端に量が多い」という不満を持っていたのです。

 

安いサラダは200円台、
高いサラダは300-400円台。

これに500円前後の弁当と合わせると、800円とか900円とかになります。
別に1,000円くらいまで使ってもいいんですけど(見栄)、
コンビニで1,000円ランチというのはやっぱり抵抗があります。

 

量も、これまでのサラダは盛りは悪くなくて、
サラダだけでも割と満足感があります。
かといってサラダだけだと物足りない。
炭水化物やたんぱく質もバランスよく取りたい。

一方で弁当をつけると、量が多すぎる感が出てきます。
サラダってカロリーもけっこうありますしね。

 


そこでこのちょい足し! サラダ。

 

量は居酒屋のお通しサイズ。
従来のサラダの1/3~1/4程度です。
とても食べきりやすい。

 

値段は128円。
300円のサラダと比べると抵抗感も少ない。

もちろんグラム当たりで見れば割高ですが、
そこまでケチるような人はそもそもサラダなんて買わないと思いますし。

 

要は、お弁当や麺類にプラスワンするにはジャストフィットなのです。


味。
私が食べたのはねばねばサラダですが、
山芋、おくら、もずくなどが多種類入っていて、
なんか食欲を刺激するジュレ状のドレッシングがかかっていて。

おいしかったです。
期待を少しだけ上回るような嬉しい味加減

 

このちょい足しサラダシリーズ。
他にも「ピリ辛中華サラダ」と「ザーサイと蒸鶏のサラダ」がありました。
迷いました。蒸鶏のやつも実においしそうでした。


私予想では、この商品は今後売れる、定着すると思います。


店頭でも「新商品!」とアピールされていて、
私がぼけっと選んでいる間にも次々売れていました。
女性向けの商品だと思いますが、おじさん層も積極的に手にしていましたよ。
健康診断でひっかかり始めた人が、従来サラダを買うのはなんか恥ずかしいけど、
これくらいの小さなサラダならお買い求めしやすい……という心理かもしれません。

 

出先のセブンイレブンで買ったのですが、関西圏ではまだ売られていないようです。

私はけっこうあちこち行くことが多いので、疾く疾く全国展開してくださいますように。

 

 

F5ネットワークスの「じわじわくるWeb広告漫画」

 

 

F5ネットワークスの広告漫画にじわじわかんたんしました。

 

私は楽しいWeb広告は好きです。

(子どもがつらい目に遭ったりグロシーンを切り取ったりしている
 Web漫画の広告は好きではありません)

 

こういう広告を見たことがありませんか。

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元が広告画像なので転載しても許してくれるだろうと判断しました。

 


これは、F5ネットワークス社というITインフラ系の会社の広告です。

ITインフラ……メジャーなような、ニッチなような分野ですね。
大きい企業であっても、会社全体のセキュリティやインフラ最適化とかを
考えている人は50人もいない気がします。
上場企業数が3,500しかないなかで、ITインフラ系の仕事をしている人って
日本に10万人もいないんじゃないかなあ。
ITエンジニア自体が、日本に80万人くらいしかいないらしいし。

そんな、決して大きくはないパイの人向けに広告費を投入。
しかもけっこう凝った漫画の数々。
担当者さんの相当のこだわりを感じます。
それとも予算が余ったとかで大盤振る舞いをしているのでしょうか。
それとも製品広告というより学生も含めた企業PRの意味が大きいのでしょうか。

 

まあ……目的や投資対効果なんてどうでもいいです。

この1画像での広告シリーズ、なんかじわじわくるんですよね。

 

 


私のお気に入りはこれ。

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ドン!

「BIG-IPをパブリッククラウドでそのまま利用すれば
 既存のアプリケーションを改修なしでオンプレミスから移行できます」

 

何言っているのか分かる人が何人いるというのか。

何言っているのか分かる人にこの広告は必要なのだろうか。

この広告を見て、マジで!? イエァ! とか反応が返ってくることは
あるのだろうか。

 

シリーズのバリエーションがやたら多いこと自体がネタっぽいです。

 

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 責任は自分にある!

 

 

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 でも無理だぜ……

 

  

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ハイブリッドクラウド環境に配置されるアプリケーションの
非機能要件をコントロールする仕組み作りが求められている!

 

 

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……結局よくわからない

 

 

これで、この広告をクリックした先にある漫画もまた
延々こういうノリが続くんですよね。

 

この先の各トピックスリンクから色々な漫画が読めます。
(漫画がないトピックスも含まれます)

ソリューショントピックス | F5 Networks

 

私のお気に入り漫画はこれ。

ハイブリッドクラウド~可用性とセキュリティ| F5 ネットワークス

 

「L4-7ネットワーク技術ってすごいですね」

「それさえあれば事業部からの突然のオファーにもドンと応えてやれますよ!」

こんなトークで電車の中がざわつく世界観。

いいなあ。

大人の進研ゼミ漫画って感じで好感が持てます。
漫画という媒体は勢いが大事。
漫画のキャラが納得したら読者も納得した気になるのです。

 

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こんな経緯でITインフラ門外漢の私も同社のHPを見てしまうのだから、
やっぱり一種の企業PRであり、ITインフラPRなんでしょうね。

確かに事業部ってスピードスピード言ってITインフラ部門困らせてるよなあ、
ITインフラ部門って地味に偉いから敵に回したら怖いよなあ。
そんな啓蒙にも繋がっている気がします。

 

暇な方で興味が湧いた方はどうぞ。


明日も明後日も、皆様のお仕事でシステムトラブルが起こりませんように。

 

 

 

 

 

「食べられる鬼灯」

 

生まれて初めて「鬼灯」を食べ、かんたんしました。

 

鬼灯って食べられるんですね……。
恥ずかしながら知りませんでした。

 

食べられる鬼灯 - Google 検索

 

 

今日はちょっといま風の、「野菜ソムリエ」のいる店で飲み会がありました。
(小規模なお店なので店名は伏せます)

そこで「生野菜の盛り合わせ」という品を注文したところ、
出てきた野菜の中で一番驚いたのがこの鬼灯です。

鬼灯ってあの赤くて庭園で栽培されているやつしか知らなかったのですが、
食べられる鬼灯は黄色くて、見た目はプチトマトの親戚のようです。

「マンゴーのような味がしますよ、美容にとてもいいんですよ」
と男前な店員さんに勧められて口にしたところ、
確かにマンゴーと杏子を混ぜたような味、
甘酸っぱくて独特の余韻が残るような美味でございました。

トマトと違って、「ネチョッ」とした固めねっとり食感です。
これはジャムとかにしたら滅法うまそうな気がします。
ドライフルーツでもよさそうです。

……検索したら既にたくさん商品化されていました。
考えることは皆同じですね。

 

鬼灯 ジャム - Google 検索

鬼灯 ドライフルーツ - Google 検索

 


盛り合わせには、他に

 ・紅芯大根
 ・梨っぽい味と食感の茄子
 ・食べられるサボテン
 ・カブとキャベツのあいの子
 ・白いとうもろこし

などなどが乗っていて、それを

 ・マヨネーズ
 ・昆布出汁入りの塩
 ・豚味噌
 ・バターを効かしたバーニャカウダソース

の好きな味付けで食べるのです。

どれもおいしかったですが、個人的には野菜の質がいいので
シンプルにマヨネーズで食べるのがよかったです。
お酒にはバーニャカウダが一番合いましたが。


生野菜の盛り合わせ、これだけ驚きがあっておいしくて
3人で取り分けられる量で1,080円でしたので良心的だと思います。

食べられる鬼灯には本当に感心しました。
ぐりとぐらにたかってくる森の動物たち並に感心しました。

農業、品種改良の進歩ってすごいですね。

 

これからもおいしい食材がどんどん登場しますように。

 

 

「百人一首新事典 マンガ+解説で覚える!」受験研究社 

 

百人一首新事典 マンガ+解説で覚える!」という本にかんたんしました。

 

honto.jp

 


図書館で見つけました。

子ども向けに百人一首を教える本なのですが、
内容が充実していて、大人向けの入門本としても適しています。

それにしても「受験研究社」ってすごい名前ですね……。


構成としては、各ページごとに

 ・和歌
 ・現代語訳
 ・詠み手の紹介
 ・解説
 ・場景を説明するマンガ
 ・場景にちなんだ写真
 ・語句

などが簡潔にまとめられております。

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文字ばかりにせず、子どもや初心者を飽きさせないように
工夫されているところに好感を抱きました。


私は百人一首かるたをやったことがありませんし、
すべての歌を覚えている訳でもありません。

でも、たまに歌集やこういうとっつき易い本を
手に取ってみるのは楽しいものだと考えています。


この本を読んで、あらためて気になった歌を引用します。

 

右近

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな
(忘れられてしまった私の身のつらさは、何とも思いません。ただ、私との永遠の愛を神に誓ってしまったあなたの命が(縮まりはしないかと)惜しまれます。)


失恋を詠んだ女性の歌ですが。

……遠回しに脅迫していますよね、これ。
相手の男性が不審死しても、「神罰」ということで処理されそうで怖いです。

 

 

大中臣能宣朝臣

みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ
(宮中の門を警護する兵士のたくかがり火のように、私の心の炎も夜は燃え上がり、昼は消え入るばかりに物思いに悩んでいることです。)


明暗のコントラスト描写が素敵です。

昼間はシュンと物思い……恋は悩み多きもの……みたいな解釈がされる歌だと思いますが、
よく考えると「昼は消えつつ」って「賢者モード」感があります。

ひょっとしたら「勢いで迫ってもうたけどなんであんな女に……後がめんどい……」
的な真意が込められているのかもしれません。
そうだとしたら平安京の男もほんま最悪ですね。


あと、どうでもいいのですが、
紫式部の歌(めぐり逢ひて……)のページに出てくるマンガの、
紫式部の友人が異常にしゃくれててすごく気になります。

 

と、こんな感じでなかなかおすすめの本です。
子どもでも大人でも、古典に親しんで損はないと思います。


いつか、私に坊主めくりを教えてくれる友達ができますように。