肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

信長の野望201X「戦術家レベル100時の参謀or軍事顧問」

 

信長の野望201X、遂に三好長慶さんがレベル100に到達してかんたんしました。

 

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我が陣営で初のレベル100人材です。

 

レベル100になるとクラスチェンジができますので、「参謀」か「軍事顧問」かを選ぶことになりました。

 

 

攻略wikiにはこんなことが書かれています。

クラスチェンジ - 信長の野望 201X 攻略 Wiki*

 

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前列の場合、参謀だったら威力70%の3体攻撃。

軍事顧問だったら攻撃力-1000の代わりに威力85%の3体攻撃と。

 

例えば攻撃力が10,000だった場合、

参謀だったら7,000の威力、

軍事顧問だったら9,000×0.85で7,650の威力になる計算ですね。

 

長慶さんを吉兆不要の範囲アタッカーとして使っている私にとっては、軍事顧問の方が魅力的な気がいたします。

 

 

ちなみにクラスチェンジ前(参謀Ⅳ)の攻撃力がこちら。

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クリティカル除きで敵に19,000程度のダメージを与えてはりますね。

 

 

 

という訳で、さっそく軍事顧問にクラスチェンジしてみました。

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その場合の威力がこちら(装備をちょっと変えたので攻撃力上がってます)。

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クリティカルを除けば、18,000程度のダメージを与えています。

 

……あれ?

なんかクラスチェンジ前より弱くなっているような。

 

 

嫌な予感がしてきました。

 

 

計算してみます。

 

攻撃力19,101×特性効果1.3×軍事顧問効果x=18,000。

軍事顧問効果x=0.72。

 

 

……これって。

wikiの軍事顧問の威力「0.85」が間違っているのでは……。

参謀と同じ「0.7」な気がする……。

 

 

…………。

 

 

軍事顧問は、他にも「中列時に周囲攻撃支援+35%」という能力もありますが。

基本的にアタッカー運用の長慶さんには必須ではないです。

 

参謀よりも敏捷が30高いのは魅力ですが。

どうにでもカバーできる値です。

 

 

うーむ。

 

 

ちょっと迷いましたが、「時戻しの秘宝」でやりなおすことにしました。

 

参謀に戻します!

 

 

という訳で。

参謀にやりなおした攻撃力がこちら。

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再び 19,000程度のダメージを与えられるようになりました。

 

クリティカルと2回攻撃がありますので、

「敵3体に38,000~76,000程度のダメージを与える範囲アタッカー」

として長慶さん完成ですね。

 

期待値は50,000くらい。

バフをかければ10万台のダメージも容易です。

 

「吉岡妙林」さんで同じ育て方をした方が強いよね
ということは分かっているのですが、キャラゲーだからいいんだい。

 

 

たいしたスキルを持っていないけどこの戦術家が好き、という方の参考になりますように。

 

 

 

※私の軍事顧問検証が間違っている可能性もあるんですが、
 wikiって検証や修正をどういう合意のもとにやればいいんでしょう? 

 

 

 

「アウトレイジ最終章の“老い”」北野武監督

 

アウトレイジ最終章を昨夜観てきて、「わざとなのかな、わざとじゃないのかな。わざとだったら凄いな」と思い至ってかんたんいたしました。

 

outrage-movie.jp

 

 

上映中ですしストーリー展開のネタバレはいたしません。

 

 


遅い時間の上映ということもあって、思ったより客数は少なかったです。


観終わった直後の正直な感想としましては……


「前作・前々作に比べて迫力なさ過ぎ」

「て言うか全員老い過ぎ」

「老人会の揉めごと見てるみたいで哀しくなるわ」


というものでした。



前作から5年後の公開。

主要キャストはいまや軒並み70歳前後なんですよ。

そりゃ迫力も猛々しさも出ないさね。

 


初代「アウトレイジ」、二作目「アウトレイジ ビヨンド」があまりにも面白かったものですから。

続編を観たいファンが押し寄せて動員数的にはヒットしているけど、評価的にはいまひとつ……という作品になりそうだな。

 


そんな風に思ってしまったのです。

 

 

 

でも。


一夜明けて、いろいろと思い返してみて……



あれ?

ひょっとして、あの“残念な老醜感”。

“わざと”だったんじゃねーの??

 


と……思いついて。


それならば色んな設定が整合してしまう!

まじか、そういう文学的な映画に実は切り替えてたん?


と一人盛り上がってしまいました。

 

 

 

考え過ぎかもしれません。

というか高い確率で私の妄言だと思いますが、あえて仮説を書いていきます。

 

 

もし。

この映画の真のテーマが「老醜」だったとしたら。

 

 

一作目・二作目から目も当てられないくらいに弱体化した関東「山王会」

まるで主要事業を切り売りしまくったかつての大企業を見ているかのようです。

 


いまだ日本最大の暴力組織でありながら、組織内では残念な派閥争いと停滞感が蔓延している関西「花菱会」

資本・内部留保はいまだ盤石ながら、発展するビジョンは見えない各業界の盟主企業かのようです。

 


今作で大きく存在感を増した在日韓国人集団「張グループ」

彼らの目は既に日本のヤクザ組織から離れていっています。
舐められるのは承服できないものの、日本ヤクザを相手にしても旨味スケールが小さいことをよく理解している。

成長の止まった日本市場から中国沿岸部に移転を検討している外資系企業のようです。

 


ストーリーやら各キャラクターの演技以前に。

設定面から「ヤクザ業界の老い」(≒日本社会の老いがひしひしと伝わってきます。

そう言えばビヨンドと最終章の間に「龍三と七人の子分たち」も挟んでいたな……。
あれはコメディタッチでしたが、最終章ではガチで「老い」を描こうとしているのか?? と。

 

 

 

役者方に移ります。

 

 

ビートたけしさん。


完全に暴走しているキャラになっています。

世話になった張会長には迷惑をかけたくないと言いつつ、迷惑かけまくり。
バイオレンス映画なので無双感はあるんですが、それ以上に迷惑感が半端ないです。

前作・前々作のような「共感を呼ぶ感情の爆発」ではなく、「共感を得られない感情の暴走」なんです。

暴走老人。
ある種“無敵”の存在。

無敵老人がまき散らす迷惑感が、くっきりと表現されていたように思います。


……繰り返しますが、狙い通りなのか素で年取っただけなのかが本当に分からない。

滑舌の悪さ。

声の通らなさ。

演技なの? 素で衰えたの?


これで次回作でイキイキエネルギッシュ演技していたら、みんな「騙された!」ってなりますよね。

 

 

大杉漣さん。


ポストと実力が釣りあっていなくて、配下の支持をまるで得られていなくて、空回った虚勢を張りまくっている役回り。

虚勢、コンプレックス、虚勢、コンプレックス……負のスパイラル。

偉い人にありがちな老醜のカタチです。

 

 

西田敏行さん。


ビヨンド時代の異常な迫力がぜんっぜんなくなってしまった人①。

演技は同じ方向性なのに、猛獣のような恐ろしさが1/4くらいになっています。
その代わりに寝技・謀略の凄味は増していましたが……。

まさに元武闘派の老後。
激しい系恐怖人材から奥之院系恐怖人材への転身。

この変化も素なのか演技なのか分からない。
演技なんだったら凄すぎると思います。

 

 

塩見三省さん。


ビヨンド時代の異常な迫力がぜんっぜんなくなってしまった人②。

演技の方向性も変わっていて、“気力”が萎えたお年寄りそのものですよ。

大病を患ってはりましたからね、それこそ“素”なのかもしれませんが。
塩見さんの病気までを織り込んだ演出なのだったとしたら……。

 

 

岸辺一徳さん。


一般にイメージされる「悪い政治家の老人」そのものです。

これは間違いなく演技の力でありましょう。
ピンポイントながら終盤最高のバイプレイヤーでした。

一徳さんの悪いお年寄り名演を観て、「ひょっとして他の役者陣もわざと“老い”を強調している……?」と考えてしまったのです。

 

 

 

以上の日本ヤクザ重鎮役の方々。

閉塞感漂う暴力団業界の設定と絶妙に噛み合っています

 


他、ピエール瀧さんの演技はとても面白かったです。
素直に笑えました。

物語全体の老いを上手くカムフラージュしてくれていたのかもしれません。

 

 

 

張グループの金田時男さんと白竜さん。

このお二人は逆に“老醜”を見せない役回りでした。
白竜さんは「現役」感が漲ってはりますし、金田時男さんは「本物」感が溢れています。

彼らが「醜くない」役割だからこそ、日本ヤクザサイドの「老醜感」が引き立つのです。

というか金田時男さんの存在感・本物感がずるいくらい凄い……!

 

 

 

数少ない「若い」演技をしてはったのは、たけしさんの弟分役の大森南朋さん、張グループの韓流スター系の若者、チンピラ原田泰造さん軍団、それに刑事役の松重豊さんといったところ。

大森さんは若者の純朴な部分、韓流スター系の人と原田泰造さんは勢い任せな無茶しやがって感、松重豊さんは高齢役者陣が失った猛々しさ、そういった面がフィーチャーされておりました。

ただ、この方々は物語的には高齢役者陣の周縁部分に位置しますので、映画の中心はやはり老いた方々なのです。

むしろ、老いた方々の“残念感”を引き立たせるための役割だったんじゃないかとすら思いました。
松重豊さんが悪を討つ的方向に暴れた方がバイオレンスものとしては面白そうでしたもん。

 

 

 

いかがでしょう。


ちょっと深読みし過ぎかもしれませんが、人間の老いをありありと描写した文学映画という評価もできる作品だと思います。

今後、こういう老いた組織・人物が日本のあちこちで跋扈することになりますからね……。

北野武さんから日本社会へのブラックなプレゼントなのかもですよ。

 

 

他、印象的だったものとしては「拳銃の音」と、「和泉ナンバーのレクサス」

なんか妙なリアル味を感じました。

拳銃の音なんてリアルで聞いたことないですけどね。
普通のヤクザ映画よりもクリアな音が出ていたような気がします。

 

 

 

 

以上、アウトレイジ最終章の感想でした。


いずれ、今作の主演陣が別の作品でエネルギッシュな演技をして世間と私を驚かせてくださいますように。

 

塩見三省さん……御家人斬九郎のDVDが発売されますように。

南無八万の親分の笑顔が好きでした。 

 

 

「ウルトラ怪獣ビジュアルブック」ぴあMOOK

 

 

「怪獣版も出ないかな」と言っていたウルトラマンのビジュアルブックが本当に出ていてかんたんしました。

 

piabook.com

 

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ウルトラマンのビジュアルブックの感想)

「ウルトラマン ビジュアルブック 全42ウルトラ戦士+「ベリアル」完全撮り下ろし公式写真集」ぴあMOOK - 肝胆ブログ

 

 

 


タイトル通り、ウルトラマンシリーズの人気怪獣・星人の撮り下ろしグラビア集となります。

 

 


厳選されたであろう収録怪獣は以下の方々。



ケムール人(ウルトラQ)2ページ

カネゴンウルトラQ)4ページ

ガラモン(ウルトラQ)2ページ

バルタン星人(ウルトラマン)2ページ

レッドキングウルトラマン)2ページ

ザラブ星人ウルトラマン)2ページ

ゴモラウルトラマン)2ページ

ダダ(ウルトラマン)2ページ

メフィラス星人ウルトラマン)2ページ

ゼットンウルトラマン)2ページ

メトロン星人ウルトラセブン)2ページ

ガッツ星人ウルトラセブン)2ページ

キングジョー(ウルトラセブン)2ページ

エレキングウルトラセブン)2ページ

ツインテールグドン帰ってきたウルトラマン)2ページ

ツインテール帰ってきたウルトラマン)2ページ

グドン帰ってきたウルトラマン)2ページ

エースキラーウルトラマンエース)2ページ

バルキー星人(ウルトラマンタロウ)2ページ

マグマ星人ウルトラマンレオ)2ページ

ババルウ星人ウルトラマンレオ)2ページ

 

 


豪華でしょう。


メフィラス星人が入っていて嬉しいです。

彼の分厚くて大きな掌がたまらないんですよね。
あの手で頬を撫でられたりしたら耐えられる女性はいないでしょう。
地球をあげます。

 

 

個人的なおすすめ写真はケムール人、カネゴンザラブ星人、キングジョー、グドンババルウ星人といったところです。


とくにケムール人の不審感、カネゴンのキュート味はたまりません。

両者ともに、ウルトラマンを知らない国の現代アート美術館とかに展示したら話題を呼ぶこと必至だと思います。
50年以上も前の造形なのに、いまだ「未知の」「斬新な」「畏怖感」を放っているのは本当にすごい。

ケムール人の写真いいなあ。
額縁に入れて飾っておきたい。

 


ザラブ星人の写真は絶妙に小悪党感が出ていて素晴らしいと思います。

「凶悪宇宙人」という大層な肩書を持っている割になんだか憎めないキャラですよね。

 


キングジョーの写真はスーパーロボットを上手く表現してはります。

無表情な造形がいいんですよね。

 


グドンの写真は凄いです。

ツインテール主観で撮られているんですが、ほんまに「捕食者」という感じ。

超怖いです。
こんなに怖いグドンを見たのは初めてだ……!

最近ウルトラファイトオーブでも登場してましたし、その頃撮影したんでしょうか。

 


ババルウ星人の写真はなんだか軽薄で、こやつレオ版ではなくて馬場竜次先輩ではなかろうかと思ってしまいます(笑)。

 

 

バルキー星人のグラビアというのも珍しいですし(Xに出たから?)、この写真集は貴重品ですよ!

 

 

 


怪獣グラビアの他にも魅力的なコンテンツが多数収録されております。

 


まずはウルトラマンジード各種」「ウルトラマンゼロビヨンド」「スカルゴモラ」「サンダーキラー」「ペダニウムゼットン」の、スーツ制作前のデザイン画!


これが超格好いいんですよ。
実写でない、イラストベースのウルトラマンもいいですねえ……!

色づかいの鮮やかさ、流線的な体型線がごっつうイケてます!

 

 

そして、そうしたデザインを手掛けた「後藤正行」さんと、スーツ造形師「品田冬樹」さんの対談まで!


私が好きな「ギャラクトロン」の話題があったりして必読ものでした。

後藤:ギャラクトロンは使い勝手のいい怪獣になりました(笑)。


品田:あれは野中剛さんのデザインなんですが、作るのがホントに大変で、普通の怪獣の倍くらいの労力がかかっています。撮影も大変で。尻尾が頭にあって伸びるじゃないですか。あれをずっと操演しつつ、その状態で戦わなきゃならないんです。出すと決まると「また出すの?」って現場が構える(笑)。スーツはどんどん痛んでいきますし、白いから汚れや傷も目立つんですよ。

そうか、だからギャラクトロンの尻尾すぐに千切られちゃうのか。 


また、

後藤:まったく新しい怪獣を作ってみたいですよね。例えばバルタン星人とかゼットン、キングジョーみたいに、それこそ50年先の人が「いいよね!」と見てくれるようなものを作れればと思っています。


こうした発言はものづくりの矜持を感じて、こちらの胸も熱くなってしまいます。

 

 

 

加えて、ウルトラマン各シリーズのラスボス紹介であったり。

 


ウルトラ怪獣散歩の収録風景であったり、アフレコ担当の「東京03」さんのインタビューであったり。

(寝起きドッキリラゴンちゃんの回を思い出して笑っちゃいました)

 


怪獣酒場の紹介ページで、店員のケムール人さんが

おや、あちらで片手にグラスを、片手に日本刀のような物を持って「ガイー! ガイー!」と叫んでいるのはどちら様でしょう。

なんてコメントをしてはったり。

(公式で完全にこういうキャラ扱いなんですねジャグラーさん)

 


ウルトラマンとジャックの全怪獣紹介であったり。

 


最終ページにグラビア対象怪獣全員の集合写真があったりもして……。

(特に仲いいわけでもないけど地域の暴走族トップが全員集まってみました写真みたいで面白いです)

 

 

ラストまで盛りだくさんの良本となっておりますよ!

 


ぜひぜひティガ以降も対象に加えた続編が出てくださいますように。

ダークザギとかスラン星人もいいですよね……!

 

 

 

信長の野望201X「大友家(筑前・豊前・豊後)の攻略とストーリー」

 

信長の野望201X、大友家のストーリーが面白くてかんたんしました。



↓大友家アップデート時のリリース

お知らせ

 

 

一応、すべてS評価は取れましたが……

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だんだんストーリー攻略がキツくなってきました。


特に豊後の雑魚敵がヤバい。

城ごとに敵が1体・3体・6体と分かれているのですが。
6体のエリアは本当に大変です。

 

こういう……

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殺意と生命力に溢れた連中が……

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引っ切り無しに襲い掛かってくるのです。

 

とりわけ「首なし焔者」さんはえげつない十字凶兆攻撃をかましてくださいますので、仕留め損なうとパーティが半壊しかねません。


他にも「腐醜態」さんは見た目もキモいし生命力やたら高いしで面倒です。

 

しかも、そのくせ制限ターンは少ないときています。

Lv99三好長慶さんとLv90学園太原雪斎さん、それぞれにバフをかけて範囲攻撃に努めてもたまに撃ち漏らすほどです。

 

豊後に挑むときは強力な範囲アタッカーを用意し、惜しみなくスポンサーアイテム(攻撃力アップ系や、吉兆マスが増えやすくなる御香キャンドル等)を使うことをおすすめします。

 

 

ボス敵は、豊前の「金剛鬼(鬼)」さんと豊後の「無鯨(屍)」さんが若干厄介です。


金剛鬼さんは「攻撃反射」特性持ちですので、 中途半端に殴ると跳ね返ってきてえらい目に遭います。

縦陣を揃えて、術アタッカーで一撃で張り倒しましょう。

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無鯨さんは「反攻」特性持ちで、そのターンにこちらが殴った分だけ攻撃力を高めてきます。

素早い人が中途半端に殴ると反撃で誰かが殺されてしまいますので、このボスも縦陣を揃えてワンショットワンキルに努めましょう。

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そんなこんなで大友家のストーリークリアは大変です。

 

でも、その代わりに大友家のストーリーはとても充実したものになっています。

こんなに面白い家中は「三好家」「上杉謙信さん」以来かと思いました。


大友宗麟さんに加え、各家臣のキャラも大変立っており。
スタッフに愛されているなあ大友家と思うこと間違いなしです。

 

 

以下、ネタバレは少しにしておきます。

 

 

 

 

 

忠義キャラのイメージ通りな「風神」高橋紹運さん。

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武と諌、双方で大活躍の「雷神」立花道雪さん。

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四国で一条兼定さんが出てこなかったのは、宗麟・道雪コンビと展開が被りそうだったからなのかもしれませんね。

 

 

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いとうえいとうが見れて満足した大友ファンも多いのでは。

 

 

 

とてもお気の毒な奈多夫人。

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困った殿さまだけど憎めない殿さま。

大友宗麟さん。

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あえて紹介しませんが、他にも大友家の意外な人物が登場したりして、真面目なシーンも愉快なシーンも堪能できますよ。

途中の展開では「おっ」と言ってしまいました。

 

まだ「立花宗茂」さんなどを温存していますし、今後も大友家のますますの活躍が期待されますね。

 

大友家好きの方は頑張って九州まで進んでみてはいかがでしょう。

 

 

 

しかし、信長の野望201Xのストーリーはとてもよくできているのですが、相当やり込まないと九州や関東・東北のお家ファンはストーリーを楽しむところまで辿り着けないのが難点ですね。

 

いまのところ、大友家ストーリーまでなら「範囲アタッカー」「単体アタッカー」「バフ係」がしっかり育っていればなんとかなりましたが。

そのうち、「このガチャ武将がいないと無理」みたいなバランスの国が出てきたらどうしようと心配しています。

 

四神降臨や強行戦や異聞エクストラや学園エキシビジョンなんかは「このガチャ武将がいないと無理」でいいと思うのですけど。
(たくさん課金した人だけがクリアできる面もあるべきだと思います)

 

基本ストーリーの方は無課金・微課金勢や好きな武将でプレイしたい勢でもなんとかなるバランスを保ってくださいますように。

 

信長の野望201X「四国の攻略とストーリー」 - 肝胆ブログ

信長の野望201X「龍造寺家ストーリー(肥後・筑後・肥前)」と「学園歌謡祭 近江アイドルコンテスト」の攻略 - 肝胆ブログ

 

 

映画「あばよダチ公」澤田幸弘監督(日活)

 

 

松田優作さん初主演の映画「あばよダチ公」がひど過ぎて笑えたのでかんたんしました。

ゲッターロボの竜馬さんやグレンラガンのカミナさんは関係ありません。

 

www.nikkatsu.com

 

 

松田優作さんを中心とした四人のチンピラの物語なんですが……

松田優作さんの演技や肉体美は魅力的なんですが……

 


この映画、脚本・展開が酷くて下種過ぎて面白すぎます。

ナンセンスなドタバタストーリーを役者さん方が真剣に演じているのが脱力感溢れる笑いをもたらしてくれるんですよ。

 

 

 

以下、ネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


強盗事件で服役していた松田優作さんが浦安の実家に帰ってきたところから話が始まります。


浦安……きったねー。
まるで大阪や尼崎のようです。

この映画の公開は1974年。
マリナーゼはおろか、東京ディズニーランドすらこの世にない頃ですね。

現代の浦安人にこの映画を見せたらどんなリアクションしはるんでしょうか。

 

 


松田優作さんの実家では樹木希林」さんのヌードシーンを拝むことができます。

大変ありがたいことです。

 


松田優作さんは友人たちと合流し、夜のお店で無銭飲食して乱闘騒ぎを起こします。

警察に捕まった後、警察署でもまた乱闘騒ぎを起こします。

警察に留置された後、錦糸町で街宣していた右翼団体の女性のスカートをまくり上げてまたまた乱闘騒ぎを起こします。



頭おかしいです。



冗談抜きで、優作さんの友人役の佐藤蛾次郎」さんは「政治」と「性事(ハマグリとも)」の区別がついていないという人物設定なので、右翼女性の「若者よ政治に参加せよ」的なスピーチを聞いて奮い立ってしまったという訳なのです。

 

 


…………んごい。

 

 

 

その後、優作さんの友人の友人という設定の「加藤小夜子」さんが合流いたします。


加藤さんは山村の生まれで、実家がダムに沈む予定。

父親が補償金上乗せ目当てで立ち退きせずにダム建設反対を訴えているそうです。


金の匂いがするからと、優作さんは加藤さんと結婚し、彼女の実家に向かいます。


話早すぎです。


ちなみに移動手段は盗難車。

ドライブ途中でもさまざまカッパライし続けます。

 

本当にダメな連中です。

 

 

 

加藤さんの父親をぶん殴って籠城小屋から追い出し、男4人+加藤さんの暮らしが始まりました。


優作さんと加藤さんは毎晩濡れ場シーンに励んでくださります。

加藤さんはリアリティのある美しさの持ち主なので、視聴者も、男友達3人もドキドキします。

 


というか、こんなもんを毎晩見せつけられる男友達3人は堪りません。

堪りませんというか溜まり過ぎてしまいます。



たまたま通りがかった女性に襲いかかったり、その女性を助けようとした猟師さんから猟銃を奪ったりします。

もはやチンピラというか山賊です。



その上、餓次郎さんなんて盗んできたヤギとファックし始める始末ですからね。

 



……脚本、フリーダム過ぎます。

 

 

 

そして、立ち退きを請け負う建設会社兼ヤクザとの抗争に話は移ってまいります。


ヤクザは当然のことながら卑怯ですし強いです。

優作さんたちはボコボコにされ、ダム周辺から追い出されてしまいます。

 


諦めて尻尾を巻いて帰ろうとしたんですが。

 



そこに偶然、カラスの鳴き声が響き渡ります。

 


「アホーアホー」

 


…………アホーアホーの木霊が四人の屈折を浮かび上がらせます。


貧困、汚濁、屈辱……

希望レスの人生、これでいいのかという反骨がめらめら湧いてくるのです。

 


カラスの鳴き声がきっかけで。

もしかしたら名シーンなのかもしれませんが、シュール過ぎて笑ってしまいました。

 

 

 

 

そんなこんなでヤクザの親分のところに殴りこんだ四人組。


首尾よく親分を締め上げ、大金を奪いますが……


事務所は手際よい警察たちに包囲されてしまいました。


一人、なりゆきで四人組についてきていたチンピラがいたのですが、「俺は無関係だ」と叫びながら事務所から逃げ出した瞬間、なんのためらいもなく銃殺されます。

お巡りさん、容赦なさ過ぎです。

 

 


優作さんたちはしばらく籠城していましたが、催涙弾的なものを投げ込まれていよいよ危なくなってきました。

 


その時、優作さんがナイスアイデアを閃きます。



\\ヤギだ!//

 


なるほどと。

奪った紙幣を、皆でモシャモシャ食べ始めました。

 


……えええ。

 


モシャモシャ万札を食べるシーンが続きます。

役者さん方はみんな超真剣。

 


観ているこっちの頭がおかしくなりそうです。

 

 

 

痺れを切らしたのか、警察方はクレーン吊りモンケンで事務所を破壊してきました。

あさま山荘事件的な奴です)


ほんまに、お巡りさん容赦なさ過ぎです。

 

 

……が、優作さんたち四人組はこれ幸いとモンケンにしがみつき、そのまま事務所を脱出


上手いことモンケンから警察包囲網の外に飛び降りて、川を泳いで逃げてしまいましたよ。

 


えええ、警察さん無能過ぎませんか。

 


優作さんたち。

腹の中には大金が眠ってるし、まあ良かったなあと。

爽やかに対岸の土手を歩いて去って行きます。

 


完!!

 

 

 

 

……なんなんだこの映画!


恐るべき松田優作さんの無駄使い!!

 

 

て言うか「あばよダチ公」って。

優作さん最後は死んじゃうんだろなと思っていたら。

 

 

死なへんのかーい!!!

 

 

 

 


……という訳で、シュール過ぎて変な笑いが出てくる楽しい映画でございました。


汚い言葉やヌードや暴力がたくさん出てきますのでアレですが、そういうのに抵抗のない方なら楽しく笑えると思います。

男子大学生の集まりとかで観るといいんじゃないでしょうか。

 


こんな怪作が、松田優作さん初主演ということで歴史に残ったり現在もDVDが借りられたりするのは凄いことです。


映画の神様もイタズラが過ぎますね。

 


 

この愉快な映画が今後も発禁になることなく、後世に残っていきますように。

 

 

 

「火ノ丸相撲 第164番 鬼丸と鬼切」川田先生(週刊少年ジャンプ)

 

 

今週のジャンプ、火ノ丸相撲がいつも以上に熱くて格好良くてかんたんしました。

 

www.shonenjump.com

 


学生相撲編から3年。


大怪我を経て幕内下位まで戻ってきた鬼丸さんと、十両上位の鬼切さんが激突します。


鬼丸さんこと潮火ノ丸さん、鬼切こと辻桐仁さんは小学生相撲の頃からの親友同士なんですが、桐仁さんは先天的な肺機能の障害で「20秒以上戦うと溺れるように息ができなくなる」というハンデを背負っております。
(舛乃山さんをモデルにしているのでしょう)

そのため、高校時代の学生相撲編でも桐仁さんは基本的に監督業に徹していましたので、火ノ丸さんと激突するのは本当に久しぶりのことなのです。


↓クール系イケメンの桐仁さん。学生時代唯一の試合を収録した巻が販売中。

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一方の火ノ丸さんも、もともと150cm台という小さな身体で相撲を取っている身。

どう考えてもプロになれるはずのない身長なのに、学生相撲で実績を上げることで無理やりプロデビューしてきた人です。

直近では右腕を大怪我して幕内から幕下まで転落し、再び幕内下位まで這い上がってきた状況……。

 

 

そんな二人。

親友同士、かつて相撲をあきらめかけた者同士が今号から相まみえるんですよ。



これは熱い。

めちゃくちゃ熱いです!

 

 

 


立ち合い前。


桐仁さんが火ノ丸さんに「鬼車(下手投げ)… 使えねえのか…?」と聞きます。


火ノ丸さんは問いには答えません。


どうやら怪我から復帰後の火ノ丸さんは、これまで一度も下手投げを放っていないそうです。



もしかして……火ノ丸さんはいまだ万全ではないのでしょうか???

 

 

火ノ丸さんは代わりに、

「…お前の気持ちは」
「わかっとるぜ…」

「ワシもお前の症状について聞かされた時は」
「それまでお前に対して積み上げた勝ち星が」
「一気に価値を失っていく様で…勝手ながら腹が立ったもんじゃ…」

「安心せい」
「ワシは」
「強いぞ…!」


「小学生ん時決められんかった続きを…」
「どっちが強ぇかをここで決めようじゃねえか!」
「桐仁」


と殺気を放ちます。

本当に火ノ丸さん、めちゃくちゃ強そうです。
プロ力士になってから、さらに凄味が増してます。

主人公というよりはラスボスのような貫禄が既に。

 

 

 


平蜘蛛型仕切りの競演から。

 


立ち合い!

 


桐仁さんの20秒リミットを示すデジタル時計が表示される演出。



桐仁さんは研ぎ澄まされた集中力からの速攻が強みです。


ブチかましからの、怪我した右腕への逆とったり


容赦ありません。

 


そこに……

 


鬼丸さんの横薙ぎ“張り手”が入ります

(学生相撲ではルールで禁止されていた技です)

 


“手がつけられぬ暴力”とのナレーションとともに。


火ノ丸さんの新技がお披露目されました。

 


鬼丸・打突の型

「焼け炮(やけバチ)」

 


左右の張り手で、桐仁さんの20秒デジタル時計が砕け散り……

桐仁さんは一瞬で呼吸不全に追い込まれました……!!

 

 

続く。

 

 

 

と。


うおお、なんだこの超暴虐な張り手は!

デジタル時計を破壊する演出にめっちゃ痺れた!!

 


桐仁さん、のっけから大ピンチです。

次回は巻き返しがあるんでしょうけど……。


僅か2秒で相手を呼吸不全に追い込む張り手ってどんなだよ!

 

 

 

相変わらず、火ノ丸相撲はストーリーも作画も濃くて熱くて最高ですね。

登場人物みんなが真剣に生きている迫真。

学生相撲で終わらず、プロ力士編に突入してよかったと心から思いました。

 


これからの展開も楽しみですね。

各キャラクターの現在の番付もいまだ明かされておりませんし。
学生時代のライバルたちが現在どの程度のランクなのか、とても関心があります。

火ノ丸さんも大怪我する前、「幕内上位の壁」に阻まれたことがあると今回の解説で明らかになりました。

学生相撲で活躍した人が幕内までスピード出世して、幕内上位陣に叩きのめされるという流れはとてもリアルであります。

 


今回は、火ノ丸さんの師匠「柴木山」さんがテレビ解説で弟子に「圧倒しろ!」とつい激励しちゃってたのも面白かったです。

絶対NHKにクレームが入るやつです。


火ノ丸さんの怪我が心配で、テレビ中継を直視できない礼奈さんも大変かわいかったです。

露出多めな普段着がいいですね。

 

 

話を戻して、火ノ丸さんの“張り手”……。


これはやはり、“四つ相撲”一辺倒からの脱却を図っているのでしょうか。


漫画だと“投げ技”の見栄えがいいんですけど、現実の相撲界は現在“押し相撲”が主流になってきています(横綱クラスは別)。

学生時代“投げ”で鳴らした人も、相撲部屋入門後は「前に出る」「とにかく押す・突く」を叩きこまれるケースが多いようで。

秋場所を盛り上げた幕内最若手の阿武咲関や貴景勝関も突き押し系ですもんね。


押し相撲が奨励される理由は色々あるようなんですが、幕内上位の圧力に負けない「押し・突き」の力がないと、押し込まれた状態で「四つ相撲」に持ち込んでも無理な姿勢になって怪我を招く……という点も大きいと言われています。

この点、小さくて怪我持ちの火ノ丸さんにピッタリ合致する課題ですよね。


突っ張り・張り手という武器を新たに磨くことで、下手投げなど従来の得意技が更に生きてくる。

柴木山親方はそういうコンセプトで鍛えているのかもしれません。

 

  


今週のジャンプ、他には「Dr.STONE」が相変わらずテンポ良くて満足度が高かったのと、「ぼくたちは勉強ができない」の先生がビショビショの濡れ濡れで意外な姿をさらけ出していたのが印象的でした。

どっちもセンターカラーです。
人気に勢いがついてきていますね。


あと、Dr.STONE表紙の横でテニプリグッズの告知がされていて、「真田君のグッズがない!」と友人がキレていたのがどうでもよくて面白かったです。

 

 

とりあえず火ノ丸相撲の先行きがめっちゃ楽しみですから、引き続き漫画の中でもジャンプの中でも暴れ回ってもらいたいです。


どうかコミックスがたくさん売れますように。


イケメン揃いのスポーツ漫画(部活要素あり)とくれば腐った女性ファンがいっぱい付きそうなものなのに、なんでそうなっていないんだろう。

解せぬ……。

 

 

 

 

「戦国ヴァンプ」ほおのきソラ先生(ARIA)

 

 

「戦国ヴァンプ」という乙女漫画がカオス過ぎる面白さでかんたんしました。

 

aria-comic.jp

 

youtu.be

 

 

 

本日、最終巻の5巻が出て無事に完結いたしました。

 

その5巻のあらすじ。

明智光秀と名乗る男は、深傷を負いつつも生き残った長頼だった! 長頼との再会を喜ぶひさきに、信長は「会わせたくなかった…」とつぶやく。 ひさきの体調がすぐれないのは、信長に血を吸われ人外になりつつあるためだというが…!? 一方、悪意のタネを撒き続ける三好義継。 悪意の芽は育ち…ついに本能寺へ! 信長は本能寺で死んでしまうのか…ひさきとの恋の行方は?

 

 

明智光秀と名乗る男は、松永長頼だった。

 

待って。

何を言っているのか分かりません!!

 

 

 


ざっくりとした内容としましては。

タイムスリップした女子高生「ひさき」さんが、織田信長さんと松永長頼さんのどちらを選ぶか……! という物語になります。

 


…………?

 


要素的には乙女漫画+織田信長+三好家+吸血鬼

 


…………???

 

 


カオスです。

めっちゃカオスですよ。


無垢な乙女読者に向かって「三好長慶」「松永長頼」というビーンボールを投げ込んでいくスタイル。

よくこんな企画が通ったものです。
担当編集者の平塚理恵さんすげえ。

 

 

以下、更に詳細なネタバレを含めて内容を紹介して参ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

 


時は戦国。


人狼」の「壱与」さんが未来から女子高生の「ひさき」さんを召喚します。

 ↓

「吸血鬼」の「三好長慶」さんがひさきさんを奪います。

 ↓

ビビったひさきさんが三好邸から逃げ出します。

 ↓

たまたま上洛していた「織田信長」さんに出会います。

 ↓

信長さんがひさきさんを庇って重傷を負います。

 ↓

長慶さんが信長さんを吸血鬼にして命を救います。

 ↓

ひさきさんはとりあえず「偽松永久秀」として生きていくことになります。

 ↓

ひさきさんのボディガードに「松永長頼」さんが付きます。

 ↓

なんやかんやで、ひさきさんは信長さんからも長頼さんからも惚れられます。

 ↓

なんやかんやで、歴史通りに三好家が壊滅して織田家が急成長します。

 ↓

なんやかんやで、ひさきさんは松永久秀っぽく生きていきます。

 ↓

黒幕だった人狼の壱与さんは秀吉さんに懐柔されます。

 ↓

ダンピールの「三好義継」さんが悪いことをいっぱいしますが成敗されます。
 
 ↓

ひさきさんは無事に未来に帰ることができました。
(選んだ方の男性と一緒に)

 ↓

ちなみに未来世界では三好長慶さんが普通に生きていました。
(不老なので)

 


Fin!!

 

 

 

……うん。

上手にまとめた自信はあるんですが、どう分かりやすく語ってもカオスですね。

 


細かいことは気にせず!


格好いい信長さんと長頼さんに見惚れればよいかと思います!!

 

 

 


主要登場人物紹介

 


ひさきさん 兼 偽松永久秀(人間?)

 

「こんなふうにたくさん人を殺める信長さんは」
「見たくないだけです」

「長頼さんの言葉…すごくあったかいな…」

 

現代から戦国時代に召喚された女子高生です。

乙女漫画なので男性陣全般からモテモテです。

ただ、男性陣はほとんど人外なので、しょっちゅう血を吸われたり怖い目に遭ったりしています。

 

 

織田信長さん(人間→吸血鬼)

 

「殺さなくて済むならなるべく誰も殺したくないな 俺は」

「ただ… 俺が ひさきに」
「惚れただけだ」

「こいつの血を吸っていいのは俺だけなんだよ」


第一話で瀕死の重傷を負い、長慶さんに血を吸われて吸血鬼になることで一命を取り留めます。

もともとは気のよい善人だったのですが、吸血鬼になった副作用で二重人格になっちゃったり瞬間移動ができるようになったりしました。


連載当初からメイン攻略キャラとしてデザインされている感じです。

平たく言うととてもイケメンに描かれています。

 

↓ビジュアル

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木下藤吉郎秀吉さん(人間→人狼

 

「のぶは たぶん女としたことない」

人狼には舐めて傷を治す力があるって三好さんが言ってた」
「舐めてやんよ」ぺろ…

 

初めは人間だったのですが、壱与さんの手で人狼にされてしまいました。

ときどき犬耳と尻尾が生えている感じです。


野望を抱いているような伏線もありましたが、基本的には好漢かつ大器量というおいしい描き方がされています。

黒幕のはずだった壱与さんをあっさり籠絡してしまい、物語を畳むのにとても貢献しはりました。


便利キャラになってしまったせいか、「秀吉さんルート」は生まれずじまい。

 

↓ビジュアル

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前田又左衛門利家さん(人間→吸血鬼)

 

「僕はあなたのようなブスを信用できません」

「あのようにむごたらしく人を殺す信長様は信長様ではない」


ショタ系の毒舌男子です。

壱与さんに殺されかけたので、信長さんによって吸血鬼にされちゃいました。


吸血鬼になって以後は潔癖症になっちゃって生活に苦労してそうです。

ひさきさんをブスブス言いながらもちょっと気になっている感じでしたが、信長さんと長頼さんの存在感が強過ぎて「利家さんルート」は生まれませんでした。

 

↓ビジュアル

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伊東はじめさん 兼 松平元康さん(人間)

 

「偉人ばっかりだ 信長 秀吉 利家…そして三好長慶
「やばい…泣きそうだ」


幼馴染のひさきさんに巻き込まれてタイムスリップしてしまった現代の高校生。
歴オタなので戦国時代を満喫しています。

壱与さんの策略で、松平元康として生きていく羽目に。
得意の歴史知識を活かして上手いこと史実通りに成功していきます。


反面、ビジュアルが地味目なせいか、幼馴染という立ち位置でありながら「はじめちゃんルート」は生まれませんでした。

長慶さんに「王の器あり」と気に入られ、未来へ帰らず天下人になった模様。

 

 

三好長慶さん 兼 果心居士さん(吸血鬼)

 

「私はキングメーカー 王を創るのが仕事」

「私はどこで間違えたのかな」
「…三好を守ってくれる王を探していたのにな…」
「三好の子どもたちは死んでしまった」

「気が付けば…」
「また みんないなくなってしまった」
「元長 義興」
「実休 冬康」
「一存…」
「そして長頼…」
「私も馬鹿だね」
「誰かに心を移せばつらくなるだけなのに… 何度も繰り返してしまう」

 

平安時代末期に海の向こうから一人でやってきて、平清盛以降の日本の王を選んできた吸血鬼さん。
戦乱の世に責任を感じてもいるそうです。

友人だった「三好元長」さんとの盟約に従い、「三好長慶」を名乗って三好家に異形の力を与え、適格な「王の器」が現れるまで暫定天下人の座に就きます。


物語のジョーカー的ポジションですので、攻略対象という感じにはなりませんでした。

その代わりに、本物松永久秀さんや松永長頼さん、三好義興さんから強い愛情を寄せられていましたよ。

 

 

三好義興さん(吸血鬼)

 

「人ではなくなってまで手に入れた力…」
「三好家はこの後どうなりますか? 未来ではどうなっていますか?」


史実では三好長慶さんの息子ですが、当作品では三好元長さんの息子。
すなわち史実の三好長慶さんが10歳時点(元長さん死亡時点)で吸血鬼になった存在です。

ややこしいですね。


本物松永久秀さんいわく「長慶に認めてほしいのに認められず織田信長に嫉妬する坊や」とのことです。

長慶さんや弟たちのことを常に考えている人ですので、恋愛的な攻略対象にはなりませんでした。
美少年なんですけどね。

 


本物の松永久秀さん(人間)

 

「なあ長慶… 王を探す遊びはやめて おまえが王になっちゃえよ」

「王になってくれないのなら」
「俺は俺の運命に従うしかない…」

 

ひさきさんが偽松永久秀をやっている裏で、三好兄弟を惨殺している人です。

この作品の松永家は、吸血鬼や人狼を先祖代々狩ってきた「ハンター」の一族だそうで。
ベルモンド家出身だったんですか久秀さん。


ハンターなのに長慶さんのことを好き過ぎて三好家に仕えて、長慶さん自身が王になってくれないものだから拗ねて三好一族を狩り始めるという。

三好義興さんいわく「命令されなくても三好長慶の意のままに動く犬」、安宅冬康さんいわく「嫉妬してんだろ三好の家に 俺たちの本当の父三好元長に!!」とのことです。


義興さん同様、長慶さんのことしか考えていませんので、恋愛的な攻略対象にはなりませんでした。
ダンディなんですけどね。

 

 

松永長頼さん 兼 明智光秀さん(人間)

 

「大丈夫 俺が守る」


ひさきさんが偽松永久秀になった関係で、弟として兄を守る役目になった好青年です。


松永長頼さん……。
ARIA読者の中で彼の名を知っていた人は1%もいないんじゃないだろうか。

松永長頼さんが乙女漫画の攻略対象になるなんて……まったく、なんて時代なんだ。


三好兄弟殺しの疑い(冤罪です)をかけられて義興さんに心臓を貫かれましたが、なぜか生きていて明智光秀さんとして再登場。

初めから主要攻略対象キャラにするつもりだったというより、人気が出てきてめきめきポジションが上がっていったという印象です。


実は史実でも「三好家の出世頭」ですから、創作作品においても登場さえしてしまえば他のキャラを押しのけるだけのポテンシャルを持っている方なのかもしれません。

 

↓ビジュアル。やだ、正統派格好いい……

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信長の野望201X「松永長頼さんとは何者か(京洛の暗闘ガチャより)」 - 肝胆ブログ

 

 

 

三好義継さん(ダンピール)

 

「今の三好家の当主は僕だ」

「仏像 寺 女子ども…」
「おまえらが粗末にできないものを壊してやるよ」

「悪意は育てないとね」
「信長が攻めている比叡山に行って女子どもも含めて皆殺しにしてきます」
「ぜーんぶ信長の仕業です」
「きっとよく育つよ」


義輝さん殺し、大仏殿炎上、信長包囲網結成、比叡山焼き討ち……
主要登場人物の負の側面をすべて引き受けてくれた、後半の裏主役でした。

すごいぞ義継さん。


彼は吸血鬼の鬼十河さんと人間の母親の間に生まれた子どもで、いろいろ辛い目に遭ってきたという背景持ちです。

そのため、吸血鬼でありながら人間のひさきさんに恋する信長さんが許せないのです。


もちろん恋愛対象キャラではありませんが、悪い方向とはいえ三好義継さんがこんなに輝いた創作作品は珍しいのではないでしょうか。

 

 

壱与さん(人狼

 

「妾は誰にも邪魔されずに… 好きなことをして…」
「好きなものを着て… 好きなものを食べて…」


ひさきさんを戦国時代に召喚した黒幕です。

平安時代までは日本の王を彼女が選んできたそうなのですが、平安末期に三好長慶さんにシバかれて力を失ったそうです。


ひさきさんは壱与さんの末裔に当たるそうで、彼女を喰えば力が復活するという目論見だったんですが……。

秀吉さんが間に入ってくれて三好長慶さんと和睦できたので、平和裏にコトが収まりました。


その後は秀吉さんの側近として彼の天下取りをバックアップしたようです。

 

 

 

 


…………と。


すごいでしょう。

絶妙に史実の人物像を活かしながら、なんかとんでもない作品に仕上がっていますよ。


三好長慶さん周辺が濃すぎて、主軸のひさきさん恋愛パートを侵食していたきらいもありますけど……。

それが絶妙な混沌味を生み出してもいると思うのです。

 


うん。

三好家周辺って、フリーダムでカオスな作品を創るには好適なのかもしれませんね。

 

 

女性人気はけっこう出たみたいで、ドラマCDとかもつくられているようです。

「松永長頼」が登場するドラマCD……すげえ……。

 


興味の湧いた方は、ぜひご覧になってください。

 

 

 

次は日野富子さんあたりを主人公にした逆ハーレム漫画とか乙女ゲーが登場しますように。