大志の武田勝頼さんがアホの子かわいいキャラになっていてかんたんしました。
力になりたくなる魅力を振りまいてくださります。
思わず武田氏滅亡回避に尽力してしまいたくなるのです。
武田勝頼プレイに入る前に、まずは織田家プレイで長篠の戦いを見てみましょう。
史実通り、勝頼さんを織田家・徳川家連合軍が迎え撃ちます。
信長さんの芝居がかったセリフが格好いいですね。
重臣たちに諫められるも、あえて決戦を選択する勝頼さん。
気持ちが前に出過ぎているのは否めませんが、その気持ちが人の心を打つのもまた事実であります。
イベント決戦。
接敵すると、一斉に連合軍が鉄砲、武田軍が騎馬突撃を発動させる演出が。
熱いやん……!
織田家プレイとしては、鉄砲の威力が半端ないので勝利するのはかんたんです。
武田軍の士気がガリガリ削られていきます。
……そのせいで、山県昌景さんの言行録(昌景さん潰走が条件)を見るのが地味に難しいです。昌景さんの潰走前に武田軍の士気が0になっちゃうことがしばしば。
決戦前にセーブしておくのをおすすめします。
同じく馬場さんの奮戦言行録も発生します(こっちは勝つだけで発生)。
敗軍の将となった勝頼さんを迎えに来てくださる高坂弾正さん。
いずれも有名な逸話ですね。イベントの連続に思わず目頭が熱くなります。
武田家の結束と悲劇のドラマはやはり人を惹きつける力が強いです。
武田勝頼プレイ(1577年高城川)
ここから勝頼さんでゲームを始めますよ。
まずは周辺の状況。
武田家はまだまだ充分な勢力を有しておりますが、周辺も強国ばかりです。
弱小勢力かつ有能人材が入り乱れる東北にいかに進出していくかですね。
勝頼さんの能力。
お隣の景勝さん・兼続さんの評価が抑え目になってきた中(後述)、勝頼さんの能力はかなり高水準に評価されていると思います。
続いて勝頼さんの志「虎を継ぐ者」。
けっこう強力な内容だと思います。
大国との戦が続きますので、とくに兵糧消費減少がありがたいですね。
家中の皆さん。
昌景さんや馬場さんを失ったとはいえ、まだまだ人は多いですよ。
絶対的エースの真田昌幸さん。
元今川家のエース岡部元信さん。防げ高天神城の悲劇。
何年か粘れば真田兄弟も元服してきますよ。
このメンツを見れば何とかなる気が湧いてきますね。
ゲーム開始直後、昌幸さんの言行録が発生します。
沼田城……上杉領やんけ。
上杉謙信さんからガチンコで奪えってか。きついなあ。
ここは御館の乱発生までしばし待つことにいたしましょう。
地味に織田家とは交渉可能(同盟可能)ですし、徳川家も親善は可能です。
難易度にもよりますが謙信さんの死まで平穏無事に待つこともできますよ。
そして始まる御館の乱(1578年頃)。
勝頼さんの「運命の選択」が始まります。
そうだそうだ!
……「金」で迷った男みたいになっているよ勝頼さん!
長篠の戦いでは見られなかったアホの子属性が急速に顔を出してきていますよ。
悲劇の勇将キャラから、放っとけない男子キャラにジョブチェンジしちゃいました。
史実通り景勝さんと手を組む方を選ぶと。
い、言っておくが、金に目が眩んだのではないぞ(眩んでないとは言ってない)。
北条家は四兄弟も綱成さんもいてブイブイ言わせている頃です。
初戦の相手として相応しいとは思えません。
実際に史実の勝頼さんは織田・徳川・北条連合と戦い続けて最期は族滅に遭いました。
とても縁起が悪い選択であります。
しかも先ほど紹介した昌幸さん言行録の達成も難しくなっちゃいます。
……ここは、史実を無視して景虎さんを支援しちゃいましょう。
せやせや!
よかったと思います!
上等です。
初戦は上杉景勝さん、彼らを取り込んで北方の織田家進軍ルートを防いでそのまま東北に触手を伸ばしていく方向でいきましょう!
さっそく沼田城を奪取して昌幸さん言行録を回収。
挨拶(意味深)。
こういう、過ぎ去った方々が登場する演出はいいですね。
これで勝頼さん関係の言行録はおしまいです。
がんばって強敵上杉景勝家を滅ぼしちゃいますよ。
2枚目の登用画面、能力合計値順にソートされているのですが。
以前に比べると上杉景勝さん・樋口兼続さんの評価が抑え目な印象がありますね。
全国の概況としては、織田家をバックに勢力を伸ばしている十河存保さんがウケるというところです。
東北は伊達政宗さんや最上義光さんや津軽為信さんなど優秀な人がたくさんいて、しかも小勢力ばかりで滅ぼしやすいといいことだらけですので一番乗りせねば。
6年後。奥州すべてを制覇しました。
御館の乱の経緯を尊重し、北条家と景虎さんとは同盟を堅持しています。
計算では本能寺の変が起こって織田家が弱体化するはずだったんですが、何かのフラグが崩れたようで信長さんがいまもイキイキと暴れまわっています。
なんてこった。
いよいよ徳川家→織田家とガチンコするしかありませんね。
織田家がここまで拡大すると、兵糧攻めなんかも通用しません。
決戦で連続勝利して戦意を下げていくしかありませんので大変です。
ふだんは委任している決戦も、要所要所で自分で操作するしかありませんでした。
さらに5年後。
どんなもんじゃい。
長篠の戦いの借りは返しましたよ。
武田氏滅亡を回避しただけでなく天下まで取ってしまう。
「勝頼さんを男にした」感があって、まるで自分まで武田家の老臣になったかのようなロールプレイ味がありました。
けっこう満足度高いです。
天下に輝く武田菱。
信虎さんや信玄さんからの来し方が思い返され、感慨深いものがございます。
大志の勝頼さん。
書籍「武田氏滅亡」が話題になったこともあってどんな演出がされるんやろと思っていたら、まさかアホの子愛しいキャラになってくるとは。
この辺の塩梅はさすがコーエー社ですね。
三好家は新説を採用するとファンが喜ぶ、
山中鹿之介さんは伝説を採用するとファンが喜ぶ。
一方、武田家や上杉家や織田家といった昔から人気があって定説も新説も珍説も逸話も盛りだくさんな勢力は味付けが難しかろうと思うんですよね。
そんな中で好感度が高いキャラ設定を実現されたことは凄いことだと思います。
(もちろん大志勝頼さんが気にくわない方も相当数いるだろうなとは予想します)
これからも地元と戦国ファンに愛される武田家でありますように。
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