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肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「おかき餅(期間限定ごはんですよ!使用)」三幸製菓

 

「おかき餅(期間限定ごはんですよ!使用)」にかんたんしました。

 

www.sanko-seika.co.jp

 


名前通りのお菓子です。

海苔の佃煮の傑作……「ごはんですよ!」を練り込んだおかき。
ハッピータンくらいの小ぶりなおかきを齧ってみれば、
ごはんですよ!」まんまの風味がふんだんに味わえておいしかったです。

同社の「ぱりんこ」などと比べればこってり気味で、
それがまたいいんですよ。
あっさり気分の日はぱりんこ、こってり気分の日はこちらと
使い分けてみるのも楽しそうです。


おかきやせんべいは米からできている訳ですから、
そりゃごはんに合う風味ならおかきにも合いますよね。

定番商品に一風変わったフレーバーを、というトレンドが
アイスや清涼飲料やカップ焼きそばなどでも続いていますから、
米菓業界でもこうしたコラボ商品が増えていくのかもしれません。


ちなみにこちらの商品、原材料は米(中国産、タイ産、その他)と
なっております。

ほうそうか、新潟の会社なのに新潟の米で作っている訳ではないのだなと
思って同社のHPをぽちぽち見てみたら、けっこう興味深いことに気づきました。

 

ぱりんこ……米(米国産、国産)
塩せんべい……米(新潟県産)
チーズ気分……米(アメリカ産、日本産)
海鮮あられ……米(中国産、タイ産、その他)
雪の宿サラダ(14枚)……米(中国産、日本産、アメリカ産)

と、商品によって原材料の米がけっこう違うみたいなんですね。

ぱりんこは米国産でチーズ気分はアメリカ産というところに、そこはかとなく担当者のこだわりを感じてしまいます。漢字派とカタカナ派の派閥抗争でもあるのでしょうか。

 

「どこそこ産の米は危険だ! けしからん!」みたいなことを脊髄反射的に言う人もいるのでしょうが、私は美味しくて衛生的ならそれでいいと思っています。

好意的に見れば、商品ごとに適した風味の米を選んでいるということかもしれません。
ごはん用の高級米が必ずしもせんべいに適した米という訳でもないのでしょうし。
傾向としては、薄味のせんべいは国産や米国産、
濃い味のせんべいは中国産やタイ産を使っているような雰囲気です。

あるいは、調達の関係で、国産や新潟産の米を安定確保できないという
事情があるのかもしれません。
例えば「せんべい用の米はどうしても単価が落ちるから国内の農家さんが
作りたがらない」とか。

一般的な考え方からすれば、
コスト削減の観点から中国産やタイ産の米も使っているよ。
そういう米は味の濃い商品から優先的に使って目立たなくしているよ。
為替や安定供給の観点から100%どこかの国に依存することはせず、国内、アメリカ、
アジアなど多様な地域の米でポートフォリオを組んでいるよ。
ということなんですかね。

「売りにくいんだよ! とにかく国産米を仕入れろや!」
「そうそう、米の使い分けなんかしたら製造効率下がるんだよね」
「じゃあ100%国産にして値上げしてもいいんか、利益圧迫していいんか。
 お前ら給料下がってもいいくらいの覚悟で言ってんだろうなオラ!」

みたいな感じで、
営業担当と製造担当と調達担当で激論を交わしていたりして。
おかき1枚の向こうにも企業ドラマがあるのやもです。


まあ、消費者サイドとしては美味しければそれでけっこうであります。

期間限定商品ということですが、なるべく長く売ってくれますように。
再販や定番化もされますように。