肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「スーパーロボット大戦MXポータブル」バンプレスト

 

PSPのゲーム、「スーパーロボット大戦MXポータブル」にかんたんしました。

 

www.suparobo.jp

 


まあ、不満はいっぱいあるんですが……。
(我慢してクリアした自分にもかんたんしました)

それでも面白かったし、2週目に進んでみようかなと思っています。

 

以下、ネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


PS2で発売された「スーパーロボット大戦MX」をPSPに移植したのが
このゲームになります。

元は2004年のゲームですから……第2次αと第3次αの間に販売されたようですね。


PSPですので、移動中とかにやるのにちょうどいいかなと思っていたのですが……。

 

 

このゲーム、とにかくテンポが悪い

まず敵のHPが妙に多い
たいして手強くないのですが、その割に時間だけはかかるのです。
元のPS2版をやっていないのですが、どうやら敵のHPをPS2の1.5倍に修正して
移植したようで……。
おかげで、主力級の攻撃を何発も何発も当てないと敵が沈まない。

ロードが長い
Wiz7(PS)やジルオールインフィニットプラス(PSP)で訓練されている私でも、
あーーーと思うくらいテンポを阻害されます。
キャラクターの表情が変わるたびに読み込み。
声付きのイベント(DVE)が発生するたびに読み込み。
○ボタンを押せばDVEを飛ばせるのですが、飛ばすのももったいないと思い、
読み込みがある度に「DVEかも?」と思って一拍待たねばならない。
戦闘に入ればまた読み込み。
攻撃中にキャラクターの表情が変わればまた読み込み。
おかげで戦闘アニメの口パクと声がまったく合っていないので、
ゴッドガンダムやファイナルダイナミックスペシャルの口上が滑稽なことに……。

MAP兵器の演出が長い
必ず戦闘アニメが入るうえ、1マス1マスゆっくりと爆発が進んでいく。
積極的に使う気が失せてしまいます。

シナリオのテキストも中途半端に長い(これはPS2と一緒なのでしょうが)。
エヴァラーゼフォンゼオライマーが出てくるととりわけ長い。
百鬼帝国の「いまがチャンスだから行ってこい」「百鬼ブラァァァイ!」の
テンポの良さを見習ってほしいです。
その割にテキストの出来はそこまでよくない。
クロスオーバーも部分部分では面白くても、全体で見ればそれほど……。
第3次αと似たようなクドさ、スッキリしなさ、とってつけた感。
その癖ステージクリア後のテキストはブツ切りされたり。
この完成度の低さ。
シナリオ関係の納期とかに問題でもあったのではないでしょうか。


以上のような要素が相まって、後半になってくると私の腕では
1話クリアするのに2-3時間かかります。

これは、1日1時間くらいしかゲームに充てられない私にはきつかった……。
全ステージクリアするのに4箇月くらいかかってしまいました。
世間はスーパーロボット大戦Vに夢中だというのに。
あっちはマジンガーzeroが出ているらしいのに。
マジンガーzeroいいよね……。
信長の野望201Xの来年のエイプリルフール企画で、
巨大虚空蔵菩薩ロボに取り込まれた三好長慶とか出てこないかな。

 

あと、初見殺しも多いです。

ゲーム自体の難易度はそこまで高くなくて、
最終ステージでも敵のHPがやたら多いだけで時間さえかければ
問題なくクリアできたのですが。
(ラスボスがMAP兵器を持ってないのが楽だった)

ステージ35「「心」を蝕むもの」。
電童が強制出撃するのですが、敵の増援が出た途端、
電童から「データウエポン」というNPCが飛び出して、敵に突っ込んでいくのです。
これが撃墜されるとゲームオーバー。
何も考えず電童を前線に出していた私は、データウエポンが即死して終了。
無念です。

ステージ36「ゼオライマー、暁に出撃す」。
自陣はドラグナー3機と、主人公のみ。
そのうち味方援軍が来ると思っていたら、来ない
ちなみに私はドラグナーをまったく育てていませんでした。
敵の増援もぽこぽこ出てくる中、味方勢のエネルギーと弾丸と精神が尽きて詰み。
援軍を前提にせず、序盤セーブしておきゃよかった……と後悔しても後の祭りです。

ステージ48「命の行方」。
初期の自陣はエヴァシリーズのみ。
イベントが起こってエヴァ初号機だけで第13使徒バルディエルのHPを
削る必要があるのですが、エヴァをまったく育てていない私は
序盤の雑魚でシンジ君の精神を使ってしまっていて詰み。
シンジ君の精神を温存してレベルと気力を上げておきゃよかった……と
後悔しても後の祭りです。

ステージ65「魂のルフラン(後半戦)」。
初期の自陣はエヴァ弐号機のみ。
相変わらずエヴァをまったく育てていない私は、
アスカ嬢がエヴァ量産機に屠られてゲームオーバー。
これはいかんと思って、武器と装甲だけ改造してあげて再トライ。
今度は順調にエヴァ量産機をしばいていったのですが、
プログレッシブナイフを使いまくっていたらエネルギーが切れてしまい、
ATフィールドを張れなくなって再びゲームオーバー。
おいおい、ATフィールドは心の壁じゃないのかよ。
いつからATフィールド展開にエネルギーが要るようになったのだ
3回目でエネルギーを温存しながら戦って、ようやくクリアしました。


とりあえず、ドラグナーエヴァをまったく育てていないと時々しんどいです。
始めてプレイする方は、この方たちを使った方が楽だと思いますよ。

なお、電童とラーゼフォンゼオライマーナデシコといった面々は
出番多めですが、育てていなくても何とかなりました。

 

 

私の最終的なスタメンは、こんな感じでした。


マジンガーZ(甲児)
グレートマジンガー(鉄也)
量産型グレート(さやか)
ブラックグレート(ジュン)
グレンダイザー(デューク)
ビューナス(ひかる)
ダブルスぺイザー(ボス)
TFO(マリア)
ゲッタードラゴン(リョウ)
ゲッターQ(ミチル)
バイカンフー(ロム兄さん)
Ζガンダムカミーユ
ΖΖガンダムジュドー
ゴッドガンダム(ドモン)
風雲再起(風雲再起)
マンダラガンダム(キラル)
スーパー系主人公


ダイナミック勢中心に、能力よりも好みで選抜しました。

このゲームは先に述べたように悪いところだらけですが、
機体はそれぞれ使っていて楽しかったです。
戦闘アニメーションもロードの長さや口パクと声のズレや画質の悪さに目を瞑れば、
非常に良質でした。


マジンガーはいつも通り硬くて反撃が得意な、使い勝手のよい連中でした。
BGMで「勇者はマジンガー」「いざゆけ!ロボット軍団」を聴けたのは嬉しい。
今作は合体攻撃のエネルギー消費が低いので、ダブルバーニングファイヤーや
トリプルマジンガーブレードの実用性が高かったのもありがたかったです。
気になる点を挙げるとしたら、ファイルナルダイナミックスペシャルで
反重力ストームを撃っただけのグレンダイザーさんが
使ってもないダブルハーケンを構えて格好つけてたことくらいです。

TFOはすごかったです。
マリアさんを乗せればラスボスの攻撃でも命中率0%ですからね。
ミサイルが20発では足りません。

ゲッターライガーが使いやすかったです。避ける避ける。
ハヤトさん格好いい。私もハヤトさんに嫌味言われたい。
あと、ゲッタードラゴンのダブルトマホークブーメランとシャインスパークが
ものすごく格好いいです。
戦闘アニメでは、歴代でもっとも優れたゲッタードラゴンだと思います。

ロム兄さんは射程距離とエネルギーの問題で無双キャラにはしにくいのですが、
存在自体がおいしいので愛用していました。
タイマン向きの性能だと思います。

Ζガンダムは正直弱かった……。
隠しキャラのディジェSE-Rが強いらしいので、入手しとけばよかったです。
病み上がりカミーユへの愛情だけで使い続けていました。
但し、Ζガンダムビームサーベルは一見の価値ありです。
斬り方もグレネードランチャーのダメ押しもいい。実にいい。

一方でΖΖガンダムは強い。
ジュドーも武装も優れています。
とりわけジュドーは覚醒をSP55で使用可能
カミーユが90、リョウだと100ですから、これはずるいくらい便利です。

ゴッドガンダムもロム兄さん同様、射程とエネルギーの関係でタイマン向きです。
めちゃくちゃ強い訳ではありませんが、序盤から終盤まで安定していました。
BGMが「最強の証 ~キング・オブ・ハート~」なのもいい感じ。

マンダラガンダムは戦力的にはいまいちですが、
キラルさんがシナリオの要所要所で決めてくれるので嬉しかったです。
座頭市とかブラインドメイスとか、盲目の剣客キャラってつい贔屓してしまいます。

主人公は影薄いし搭乗機も絶妙にダサいのですが、
二人ともいい人という感じで好感を持ちました。
目立ちすぎない程度に強くて活躍していました。

あと、戦艦のネェルアーガマナデシコも優秀でした。
SFCの第3次とかの時代に比べれば、戦艦も随分強くなったものです。

 

いいところをもうひとつ言うとしたら、BGMです。
とりわけステージBGMにけっこう耳に残るメロディが多くて気に入りました。
例えば「試される戦略」とか、実にゲームBGMっぽい。
ウィンキー時代に比べ、バンプレストはステージBGMがもうひとつな印象でしたが、
このMXはいいですね。

 

以上、不満点はいっぱいあって、決して、まったく万人向きではないのですが、
戦闘アニメがよかったりBGMがよかったりダイナミック勢が多く出ていたり、
なんだかんだでスーパーロボット大戦というゲーム自体が面白いということもあって、
私は結局クリアまでプレイし続け、2週目に進もうとしています。
資金やPPの引継ぎができる2週目なら、もう少しさくさくクリアできるでしょう。

 

「スーパーロボット大戦MXポータブル 2周目」バンプレスト - 肝胆ブログ

 

 

いつの日か、ダイナミック勢の合体攻撃に
「ハイパーロボ ダイナミックサーガ」が追加されますように。