肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「テニプリ布教集会」に参加してみた結果

 

 

テニスの王子様」ファンの熱烈なエネルギーに当てられてかんたんしました。

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

テニスの王子様……通称テニプリ

広い範囲の女性から強い支持を得ている人気コンテンツであります。

 

その信者が布教集会を開きたいというので参加してみました。

大人になってくると趣味が多様化してきて、なかなか推しテーマについて
熱く語ることが難しくなってきます。

たまには友人の趣味話を互いに聞き合うのも紳士淑女のデトックスとして
意義がありましょう。

私もかつてこの友人に「バイオレンスジャック」を全巻読んでもらった
恩がありますので即座に快諾させていただきました。

 

参加者は初め3人、遅れて1名が追加となりました。

便宜上、参加者を以下の通り呼称いたします。


 司教……主催者。テニプリファン歴10年以上のガチ勢

 子羊……テニプリ知識ゼロの生娘状態

 私………テニプリは原作漫画をサラッと読んだことがある程度

 パウロ…遅れて参加。ミュージカルメインのガチ勢

 

プログラムとしては司教のおうち(教会)に集まり、
数百曲あるというキャラソンがエンドレスで流れる中
各キャラクターの名場面ダイジェストをひと通りDVDで鑑賞。

だいたいの感覚が掴めてきたところで出前のお寿司を食べながら
劇場版 テニスの王子様 英国式庭球城決戦!」を観るという流れです。


総計でだいたい10時間くらい。
冷静に考えると軟禁というものに近いのかも。


なお、3次元のミュージカルまで範囲に入れると収拾がつかなくなるので
勘弁してもらいましたが、信者的にはミュージカルこそ見てもらいたいそうな。

いずれ第2回集会が開かれる予感がします。

 


そもそもテニプリとは。

詳しい解説は省きますが、テニス、あるいはテニヌと呼ばれる
スポーツで競い合う少年たちの物語です。

 テニヌ - Google 検索

テニスらしくスコアを積んで6ゲームを先取したり
テニヌらしく相手をKOしたりしたら勝利になります。


特徴は、登場人物がほぼ全員美少年であること。

美少年がよく分からないことを見開きで叫びながら
よく分からない技を繰り出すと相手が空へ吹っ飛んで落ちてくる感じです。

おおきくは聖闘士星矢の後継者的な漫画と思ってください。

 


私は「COOL」「COOL」「COOL」と連呼していた時代から原作を読んでいるので
だいたいのストーリーは知っています。

格好いいところもネタとして笑うべきところもなんとなく分かります。


しかし、まったくの未経験者である子羊ちゃんにはこの時点で
そうとう刺激が強かったようです……

審判台の下を経由するブーメランスネイクの軌道、
「破滅への輪舞曲」というネーミングと技の内容、
光の速さで動いたり相手の五感を奪ったりする黄金聖闘士級の奥義

目にするたびに

「なにこれ」
「なにこれ」
「あたしの知っているテニスと違う」

と爆笑しつつ、跡部さんと真田さんのイケメンイケボイスぶりに
やられて雌の顔をさらけ出してやがりました。

 

かくいう私も、アニメ版やキャラソンはまったく未経験です。

アニメはまあ原作がイケボイスをまとった感じなので
まだ平常心でついていけたのですが、
キャラソンの世界観には完全にやられました。

 テニスの王子様 キャラソン - Google 検索

 

なんぞこれ。

いったいなんぞこれ。

こんな世界があったのか。


司教と子羊の推しが一致したので跡部さんのキャラソンを中心に
リピードしていたのですが、なんとも言えない中毒性があることは
認めざるを得ません……!

チャームポイントは泣きボクロ
ゴージャスホクロ~♪


……お、おう。せやな。そうやな。

 

アッア ア アアッ "アーン?"


ドラえもん超えてるよね!?」
「これやばーい、やばーい!!」
「…………」

 


すごい。

惹きこまれるというか、引きずり込まれるような引力を感じます。

キャラソンとはこれほどの力を有していたのか。



個人的にはイケメンキャラたちよりも四天宝寺中の皆さん、
特に金ちゃんと銀さんがあらためて気に入ったので
「浪速のソーラン節」をもっと聞いていたかったです。

かわいいよね金ちゃん。

 

 

この時点で7時間くらい経過していて、さすがに疲れてきたところに
パウロさんとお寿司が届いたのでまったり映画を観ることにしました。


この映画がまた、笑いどころだらけで……!!


極めてテニプリらしい、ファン的にはたまらないであろう映画でございました。
敵の本拠地に殴り込んでいくのが人気キャラばかりでしたしね。
(金ちゃんがハブられたのが納得いかない)


不二さんが白馬で登場するところのキラキラぶりには一同悶絶していましたし、
ハンターハンターの無限四刀流の人みたいな戦い方をする敵や
“気”を放ってリョーマ君を吹っ飛ばしてくる敵には厚いテニヌ味を感じましたよ。


この頃にはすっかり子羊ちゃんの洗脳も完成していて、
いちいち的確なツッコミを入れながら堪能してはりました。

 

布教集会、ちゃんと成果を上げているじゃないか。

 

 

 

かくして集会は夜更けにまで及び、明日が早い私だけは一足早く
失礼してきた次第です。


ああ、えらいものに遭遇した一日だった。


テニプリが有するエネルギーというかカロリー、
尋常ではありません。

近づくだけでも相応の覚悟が必要ですね。

 

 

とは言えたいへん楽しかったので、もう1回くらいなら布教集会に
顔を出してもいいかなと思ってしまってもいます。


次回は四天宝寺や「新」の高校生が着目されますように。