テニプリの恋愛ゲーム「学園祭の王子様」にかんたんしてしまいました……!
諸事情あってテニプリの布教を受け続けております。
このゲーム……通称「学プリ」も友達に借りてプレイさせていただきました。
内容を平たく言えば「ときめきメモリアルガールズサイドのテニプリ版」です。
あの頃のコナミさんの卓越した恋愛ゲームノウハウが詰め込まれております。
攻略対象キャラは34人+隠しキャラの幸村さん(立海全クリアで登場)。
この手のゲームとしてはけっこうなボリュームです。
もちろんフルボイスで、各キャラ数枚のCGあり。
んんーっ、エクスタシー!
(残念ながら比嘉中や四天宝寺中は登場いたしません)
はじめに友達のプレイを見せていただいたのですが、
攻略難易度は極めて低いゲームです。
ゲーム慣れしていないプレイヤーでも充分に浸れます。
ときメモと違い、相手は所詮中学生なのです。
落とすまでに3年もかける必要はありません。
2週間で充分です。
毎日顔を合わせて気のありそうなことを言っておけば
どいつもこいつもデレデレしてきよります。
しかもプレイヤーの分身たる主人公の女の子は超猛者です。
言うなれば「童貞を殺す少女」です。
パラメータ育成要素なんてありません。
初見で「かわいい」と皆からちやほやされるルックス。
ところどころでドジっ子を出しつつ一瞬で挽回できる行動力と発想力。
天然のように見せかけて男の懐に飛び込んでいくあざとさ。
プレイヤーは「誰と話すか」「何の話題から入るか」を選ぶだけ。
あとは主人公の女の子が勝手に籠絡していってくださります。
この主人公にかかれば、あの皇帝さんですら「真田チョロ一郎」と
化してしまうんですよ。
実時間で言うとわずか1時間程度で各キャラをベタボレさせていくその勇姿、
世紀末覇者ラオウさんの歩みが如しです。
コントローラーを渡されましたので、
とりあえず無没識で話題になっている阿久津さんにちょっかいかけてみました。
エイトセンシズに目覚めるとはますます聖闘士星矢に近づいてますねこの漫画。
……1時間後。
チョロかった!
あの阿久津さんですらチョロかったですよ!
太くて真っ直ぐ派の阿久津さん。
情婦(イロ)になれと迫る東映ヤクザ風の阿久津さん。
モンブランの栗の産地を当てられる阿久津さん。
楽勝でした。
コツは「原作で仲のよいキャラっぽくふるまう」ことのようです。
阿久津さんの場合、太一くんのように接していけばOK。
「運営委員だから」「待ってます」程度に、控えめだけどしつこい感じに
選択肢を選んでいけば好感度がいい感じに上がっていきましたよ。
続けてプレイしたのは黒羽さん……通称バネさん。
よく攻略対象キャラに入れてくれたものです。
四天宝寺等の登場でますます目立たなくなっている六角中。
再び輝く日はやってくるのでしょうか。
この方も楽勝でした。
相方のダビデさんっぽく、しょうもないダジャレを言っておけば
めきめき好感度が昂ぶっていきます。
無敵の主人公が「熱でもあるんですか?」と額に手を当てる頃には
完落ちされております。
ただ、この方は他のキャラ以上にこちらをときめかせてくれました。
デートに誘われ、行ってみた先は海。
海。
「磯遊びしよう!」
「磯遊び」
?????
「ほれ、やどかり」
「やどかり!!!」
……~~~!! ///
胸がドゥクゥンとしてしまいました……!
いい。いいよ。
それでこそ中学生。
これこそが六角中の青春。
穢れた大人がプレイしてごめんね。
以上。
さくさくテンポのあまあま空間、
すぐれた乙女ゲームだと思いました。
もう10年も前のゲームですけど、
テニプリ好きなら一度は触れてみるべき秀作だと思います。
そろそろコナミが恋愛ゲーム市場に戻ってきてくださいますように。
スマホの恋愛ゲーム、とりわけ乙女ゲームの盛り上がりを思えば、
いまこそコナミが……
再び喫茶ALUCARDでバイトしたい人も多いはずだ……!