阪大が素粒子を使った隕石の非破壊分析に成功したとのニュースにかんたんしました。
素粒子の一種「ミューオン」はさまざまな物質の中を通り抜ける性質があり、ミューオンが通り抜ける際に出るごくわずかな放射線を分析することで内部に含まれた元素などを正確に調べることができます。
貴重な文化財や科学的な試料の分析に役立つと期待されています。
ギャラリーフェイク閉店のお知らせ……!
これまでに作られた贋作は大ピンチです。
これから新たに贋作を作る人は、真作と同じ成分の素材を調達する必要があります。
すごいですね、素粒子を使った成分分析。
隕石や文化財だけでなく、ピラミッド内部の調査等にも応用しているそうです。
新たな「非破壊分析」手法を実現したというのが本当にすごい。
従来の蛍光X線分析装置等の手法と何がどのように違うのか、詳しく知りたいですね。
わくわくします。
「素粒子」というハッタリが効いているのもいい。
これを使えば、曜変天目茶碗や佐野乾山や古伊万里なんかの真贋もより判別しやすくなるんでしょうか。
そのうち大手美術館なんかにも装置が納入されるようになるんでしょうか。
実に未来的だなあ。
美術品、建造物、地中、海底……
内部を分析したい対象は山ほどありますよね。
ひょっとしたら資源探索にも使えるかもしれませんし。
胎内仏みたいな発見につながるかもと思うとロマンがありますし、
各真贋論争に決着が着くかもと思うとロマンがありますし、
徳川埋蔵金が発見されるかもと思うとロマンがあります。
科学系の博物館とかで分析が実演されるなら見てみたいな。
基礎研究の成果がガラリと実務を変えてしまう、これこそ歴史が動く瞬間ですよね。
引続き研究や実証が順調に蓄積されていきますように。