肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「ウルトラマンゼロVRの感想」田口清隆監督

 

ウルトラマンゼロエレキングの戦いを描いたVR動画「ウルトラマンゼロVR」を観てみたところ、ものすごく面白くてVRスゲェとかんたんしまくった一方でVR酔いも激しくてぐったりしてしまいました。

 

m-78.jp

 

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6分のショートシネマになりまして、構成としては

 

 ・オフィスビルの会議室。突然のニュース速報で怪獣出現が知らされる。
  窓の外を見たらエレキングとゼロが戦っている!

 

 ・階段・非常口から脱出

 

 ・オフィス街でエレキングとゼロの戦いが続くのを呆然と見上げる。
  エレキングはゼロスラッガーでとどめをさされます。

 

という流れ。

 

 

これをVRで主観的に観ていきますが、没入感が凄いのですよ。

 

会議室の窓から目撃する戦い。

自分がいるフロアのひとつ下の階の窓にゼロがエレキングの頭を叩きつけるのです。

「あ……下の階の同僚、死んだわ」と思わず想像してしまいます。

 

 

ビルから脱出した先は、ゼロとエレキングのまさに足下。

上を見上げると、真上で取っ組み合っていてビルの破片なんかが降ってくるのです。

「ハルマゲドン」と呟いてしまいそうになります。

 

 

こんなウルトラマン体験は初めてです。

ウルトラマンファンには全力でおすすめしますよ。

 

 

まだ光線技をVRに取り込むのは難しいそうですけど。

だったら初代ウルトラマンウルトラマンレオなんかがいいんじゃない……レッドキングを背負い投げしまくる怪獣無法地帯VRとかさそり怪獣アンタレス&美少年で二度おいしいVRとか見たいなあなどと次回作の妄想がはかどってしまいますね。

 

 

 

VRと巨大ヒーロー・怪獣もの特撮の相性のよさに唸りました。

 

 

以前VRのAVを見せてもらったときは、技術はすごいけど受け身姿勢のままで能動感に乏しいのがちょっと、と思ったものです。

 

でも、ウルトラマンと怪獣の戦いはそもそもか弱い人類が何か介入できるはずもなく、ただただ祈りながら戦いを見詰めるしかない訳ですよね。

立ちすくんだ状態のままで当たり前、能動的にあちこち動けなくても自然です。

 

現時点のVR技術では、いかがわしいコンテンツよりも特撮やパニック映画なんかに活用するのがよさそうな印象を抱きました。

 

 

 

ただ、留意点としてVR酔いがけっこうあったことも付記しておきます。

 

非常階段を駆け下りたり非常口の前で押し合いしたりといったシーンがあったりして、視覚と自分の肉体が同調していないからだと思うのですが、終わってからかなりぐらぐらきました。

 

個人差や体調によるところも大きいと思いますけど、一応お含みおきください。

 

VRのAVで能動的な激しいアクションが見られないのは、酔い対策という意味も大きいのかもしれませんね。

 

 

 

以上、酔いリスクはあるもののウルトラマンゼロVRはめっちゃくちゃ面白いですよという紹介でございました。

 

VRシアターという設備(くるくる水平回転する球体型の椅子とVR機器がセットになったもの)を利用すれば視聴可能ですので、興味がある方はお近くの店舗をチェックしてみてください。

 

www.vrtheater.jp

 

VRシアターは13歳以上からの利用となりますのであわせてご注意ください。 

うっかりウルトラマン好きの子どもを連れていくと泣かれることになっちゃいます。

 

 

 

円谷プロが引き続きVR作品制作技術を蓄積していってくださいますように。

マジンガーZ INFINITY VR」とかスーパーロボットVR作品も登場しますように。