肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

キン肉マン第276話「墓場への抜け穴!の巻 感想 織田信長vs超人閻魔(ザ・マン)」

 

本日更新されたキン肉マンで唐突に本能寺の変の真相が判明してかんたんしました。

 

↓276話は'19.3.11まで公開中です。

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現在のキン肉マンは、運命の5王子「スーパー・フェニックス」さんと敵の大将「オメガマン・アリステラ」さんとの戦いが展開しており、大ボス同士の攻防(というか舌戦)がすこぶる面白い局面にあります。

フェニックスさんの味わいあるとぼけ顔、高度な煽りからの一方的自己完結等々、多様な角度からあふれる知性を描写してくださっているので極めて満足度が高いのですが。

 

今週になって唐突にアリステラさんが

織田信長さんは安土城から超人墓場まで攻め込みすべてを手に入れようとしていた」

「ザ・マンさんの啓示により明智光秀さんが信長さんを討った」

というとんでもない史実を語ってしまったのですよ。

これでわかったなフェニックスよ、からの例によって「お前の話毎度長い割にどうでもいいわーちょっといま考え事してるから黙ってて」みたいなフェニックスさんの表情がすげぇいいんですけどそれはそれで置いておいて。

 

 

 

どうしましょう。

本能寺の変の真相、分かっちゃいましたよ。

ゆでたまご先生がそう言うんだからこれは間違いのない史実に違いありません。

 

 

そこで一応歴史ファンの端くれである当ブログとしては、織田信長さんの野心、真意とはいったい……というのを考察してみたいところです。

 

 

 

織田信長さんの超人墓場侵攻の企ては、大きく分けて2種類のアプローチで動機を推察することができると思います。

 

①超人史的アプローチ

 ⇒信長さんは実は超人だった、信長さんはサタンに操られていた、等

 

②中世史的アプローチ

 ⇒人間・戦国大名織田信長さんとして、ザ・マンさんと戦う必要があった

 

 

①は①で考察してみると面白そうなのですが、材料がない、推測の域を出なさそうなので、今日は②路線で考えてみましょう。

 

 

 

安土城築城が超人墓場侵攻の足掛かりのためであったとすれば、安土城築城の年、1576年(天正四年)頃の織田信長さんを取り巻く状況にヒントがあるかもしれません。

 

 

この頃、織田信長さんを苦しめていた相手と言えば……

武田勝頼さん、上杉謙信さん、本願寺顕如さんといったところでしょうか。

 

もし、こういった信長さんの敵にザ・マンさんが力を与えていたとしたら。

 

 

……武田勝頼さんは母性本能をくすぐるタイプではありますが、あまりザ・マンさんといった神仏の加護を受けている印象はございません。

 

上杉謙信さんは毘沙門天の化身系武将ですから、毘沙門天=ザ・マンと思えばなんかそれっぽくもありますが、完璧超人の教え……強き者だけをとことん選別していくスタンスと、上杉謙信さんの義とか弱き者を救えとかのスタンスはどうも合いそうにありません。

 

本願寺顕如さん、阿弥陀如来=ザ・マン説も考えられますが、南無阿弥陀仏と唱えるだけで一切の衆生は救われる」等と慈悲深いことを説こうものならザ・マンさんに「タトゥーーッ」「タァーートォーーッ!」と頭をカチ割られそうな印象がありますのでやはりしっくりきませんね。

 

 

そういう訳で、このお三方への対処のためにザ・マンさんと一戦交えようという説にはリアリティが不足していると考えられる訳です。

 

 

なんか、違うな、と。

 

 

では。

織田信長さんの敵、課題、他になんかあったっけな……と更に考えてみると。

 

 

 

思い浮かんでくるものが……。

 

 

ザ・マン……

 

完璧超人始祖……

 

日本……

 

カラスマン……

 

銀閣寺……

 

 

 

銀閣寺を建てた人物……

 

更には金閣寺も……

 

 

 

「あ…ああ~~っ!」

 

 

 

いた。

 

 

あの人だ。

 

 

 

足利義昭さん。

織田信長さんを長らく苦しめ続けた最後の足利将軍。

 

 

 

 

思い起こせば、ゴールデンキャッスルとシルバーキャッスルの跡地の引力に惹かれて、金閣寺銀閣寺を建てたのも足利将軍たちでございました。

 

 

 

そう、ここにきて私は真相の更に真相に辿りついてしまったようです。

 

 

 

すなわち、

「足利将軍(河内源氏)感受性高すぎて完璧超人始祖の超人パワーを無自覚にキャッチしていた説」

 

ザ・マンや完璧超人始祖のあずかり知らないところで!

 

足利家は完璧超人始祖の超人パワーやマグネットパワーを僅かにでも受信していた!!

 

 

 

やっべえ……我ながら説得力あるよ……ゆでたまご先生ありがとう……。

 

 

追い払っても追い払っても消えない足利将軍家の力。

その源が超人墓場から漏れ出る超人パワーにあると気づいた信長さんは、安土城を築き、ザ・マンさんのところへ攻め込むことを算段していたという。

 

ザ・マンさんや完璧超人始祖たちからすれば、「えっ!?」という感じだったけど、とりあえず信長さんを滅ぼして残された安土城を再び「マッ」しといたという。

 

 

 

あるある。

 

 

こう考えれば、河内源氏の皆さまが代々内輪で殺し合いをしてきたのも、「選別の果てに完璧な強さを持つ者を見出そうとしていた」と考えれば辻褄が合う。

 

足利尊氏さんが電波な行動をしながら戦はめっちゃ強かったのも、ネプチューンマン(Ⅱ世)症候群だったと思えば辻褄が合う。

 

源義経さんだって、実は生き延びてモンゴルでなくアメリカに渡ってスーパーマン・ロードを通って超人になって更にモン=サン=パルフェを目指したのかもしれないじゃないか。

 

 

そういうことだったんですね。

 

 

そうだよ。河内だよ。あそこ仁徳天皇陵大仙陵古墳)近いじゃん。

アポロン・ウィンドウだよまさに。

きっと河内源氏は昔アポロン・ウィンドウから噴き出すマグネット・パワーを浴びちゃったんだな。

 

もしかしたらアポロン・ウィンドウの上に城を築いた三好家だって、足利将軍家の謎パワーを抑え込むためにそうしたのかもしれませんぜ。

 

 

 

 

……などと。

 

深夜にキン肉マンを読んでいたら我ながら訳の分からない妄想をしてしまいました。

ちょっと疲れているのかもしれません。

 

 

フェニックスさんとアリステラさんの戦い(舌戦・表情戦)が面白いのでずっと続けてほしいような気もします。

どっちにも勝ってもらいたいし。

 

どっちが勝つにせよ、どっちも格落ちせず、できれば死なずに、引続き面白いトークをリングサイドで続けてくれるような存在になってくださいますように。