ウルトラマンルーブの映画を観に行ったところ、空撮視点のカメラを多用した迫力ある戦闘シーンに魅了されたり、新キャラ「ウルトラマントレギア」さんって何者? と気になったりと、色々な点でかんたんいたしました。
以下、極力ネタバレしないよう努めますが一応ご留意ください。
思いつくままに感想を。
総じて面白かったです。
朝倉リク(濱田龍臣さん)
少し大人っぽくなって、とても格好よかったです……!
この年頃の役者さんは、見るたびに新たな魅力を備えていたり印象が変わったり、リアルタイムで活躍を追う醍醐味がございますね。
プリミティブ中心に、ジードの各フォームを惜しげもなく披露してくださったのも満足度高し。
湊家&ウルトラマングルーブ
お母さんが帰ってきても、アサヒさんがなんやかんやあっても、湊家は湊家でした。
いいよね、湊家。
そして、ウルトラマングルーブ、超格好よかったですよ。
CGを活用したグリングリンムーブが鮮やかでね。
お子様方に「家族の絆ってスゲェェ」と力ずくで教えてくれる感じがよかったです。
ウルトラウーマングリージョ
グリージョそのもの以上に、グリージョ登場の流れが印象的でした。
ウルトラマンR/Bを追ってきた結果、自分がこんなに御剣サキさんとグルジオレギーナ(ボーン、キング含む)のことを好きになっていたんだなあと自覚できましたよ。
いいよね、古き友ゼリフ。
ウルトラマントレギア(って何者なんでしょう?)
武人とか無差別破壊者とか謎の使命感とかそういう系ではなくて、暗躍系、陰謀系、でも実際戦ったらすごく強いというタイプの敵キャラになります。
台詞や態度が常に飄々としていていい感じに憎たらしいのがいい。
少しネタバレすると映画内ではウルトラマンを名乗ることはなかったのですが、口元や胸元も含め全体的にウルトラマンらしい意匠がこらされておりますので、多分ルーツは実際にウルトラマンなんでしょう。
胸元のデザインを見るにO-50出身ウルトラマン版のベリアルさん的な位置づけなんですかね? でも、頭はギンガさん風やしオーブ風カラータイマーの上にはエックス風のバッテンが乗ってるんだよなあ。
多次元宇宙を移動する力をお持ちですので、今後も使い勝手良いボスキャラとして活躍されそうな気がします。
一緒に観に行った人は「指使いとか怪しさとかがジャグラス・ジャグラーみたいだったから、ジャグラーがウルトラマンオーブダークになった姿なんじゃないかな」等と仰っておられました。
なるほどですね。
(むしろガイさんとジャグラーさんの子どもなんじゃないかなとは言えなかった)
カメラ&特撮ジオラマ
ニュージュネレーションシリーズを重ねるごとにクオリティが上がっていっているのが凄いと思います。
今作では空撮視点、ドローン視点的なカメラが多かったのが見応えありましたよ。
ウルトラマンや怪獣を、空から3次元立体に見ると大きさが引き立ちますね。
街の広さ、ビルや一般住宅の高さとの相対感がよく伝わってきます。
もちろん空撮だけでなく、2on2での戦闘をどの角度からどう立ち回りすればイイ画面になるのか、相当検討した上で視点を決めているんだろうなと唸らされるカメラワークがもう本当にドキドキものであります。
ビル破壊、ビル貫通のシーンも「おおっ」感に富んでいました。
惜しみない街の破壊っぷりでしたね。
壁一面ガラス窓のビルの破壊なんかも実に好物。
ストーリー
細かいネタバレは避けますが、親子もの、家族ものですので、お子様連れで安心して観に行ける作品ではないでしょうか。
カツミさんのお友達とその母親、そして濱田龍臣さんの噛み合わせが特によかった。
カツミさんとイサミさんのラストシーンはとても爽やかで、余韻もあってで、「これでいいのだ」と共感した観客も多かったのではないでしょうか。
もちろん、元がルーブですので笑える場面もいい意味で多いですよ。
以上、今年のウルトラマン映画も面白かったです。
私が行った回では(たまたまかもしれませんが)観客少なめだったので、トレギアさんとかが話題になったりしてお客さんが増えていきますように。
トレギアさんは今後のウルトラマンシリーズでも因縁が紡がれていく気がしますので、だったら初登場となる当作を早めに見ておいた方がいいですよね!