肝胆ブログ

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信長の野望201X「蓮淳さん現る」(真・九尾の狐降臨攻略)

 

201X本願寺に蓮淳さんが星4で登場するというサプライズがあってかんたんしました。

 

↓真・九尾の狐降臨イベントのリリース

nobu201x.gamecity.ne.jp

 

 

期間限定イベントをクリアすることで、蓮淳さん(星4)と蓮如さん(星3)を手に入れることができます。

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wikiによれば、

蓮淳さんの全体攻撃は倍率0.75、蓮如さんの3体攻撃は倍率1.3だそうです。

開眼しやすいドロップ武将ということもあり、そこそこな性能ですね。

 

個人的には、蓮淳さんが因縁の相手である三好元長さんと似たような性能になっているのが趣深いなと思います。(後述)

 

 

 

真・九尾の狐攻略

九尾の狐は、毎ターン即死凶兆攻撃と、連続単体攻撃(中列はスライドずらし付き)を繰り出してきます。

よって、即死マスを避けるか即死耐性を付けるかしつつ、壁キャラに前列で頑張ってもらいながら単体アタッカーなり兵器アタッカーなりでダメージを与えていくのが有効ではないでしょうか。

 

 

こういう時のために育てておいた松永長頼さん。

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カッチカチなので、単純な物理・術攻撃ではそうそう死にません。

謹厚な太守の後ろ姿、頼もしいですね(ギュオォォン↑)。

 

 

即死マスでうっかり十河一存さんと援軍武将さんが天に召されたため、長頼さんに守っていただきながら波多野参謀たちが兵器を打ち続けるという単純な戦い方をしましたが、初見でもなんとか特級勝てました。但しB評価。

 

 

九尾の狐さんの攻撃から皆を守る長頼さん(と殿)。

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先代丹州太守とも言うべき波多野参謀の兵器でダメージを稼ぎます。

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期せずして噛み合わせのよい丹波衆になったのがいい感じ。

 

 

最後は実休さんがシメてくれました。史実の逆をいくスナイプぶりです。

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蓮淳さんとは

蓮如さんは超有名人なので紹介は省きますが、蓮淳さんも本願寺の歴史、あるいは畿内戦国史の中ではビッグネームなんですよ。

 

蓮如さんの息子で、証如さんの祖父、顕如さんの曽祖父に当たる人物でして。

紆余曲折はあったものの、人生後半には本願寺の中枢で辣腕を振るうことになります。

 

後に信長さんと激しい戦いを繰り広げる伊勢国長島の願証寺を開いたり。

本願寺(含む加賀一向一揆)の内紛に際して反対派を粛清したり。

細川晴元政権の内紛に協力して三好元長さん・畠山義堯さんを始末したり。

制御不能になった畿内一向一揆が大和や京で狼藉を重ねた末、本拠地たる山科本願寺を失うことになってしまったり。

それでも証如さんを支えたり本願寺の権勢を再び回復させたりと。

 

享禄・天文の乱ともいわれる本願寺の濃密な時代を率いていた方とされている訳です。

諸説あって、何でもかんでも蓮淳さんがやっていた訳ではなくて、本願寺の他の幹部方(下間氏の皆様等)の功罪とごっちゃになっているんじゃないかというフシもありますけどね。

 

ともあれ、世にあまり知られてはおりませんが、201Xに星4格で登場するには充分すぎるほどの実績のある方とは言えるでしょう。

「即死効果付き」というのも納得感が高い。

 

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一方、蓮如さんが星3なのは違和感があるかもしれませんが、この方を強く設定して皆が使用することになって「201Xは蓮如ゲー」みたいになると色んな意味でややこしくなる気がしますので控えめにしておいた方がいいのかも。

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ところで私見ですが、伝統的な三好家物語の目線からすると、蓮淳さんと木沢長政さんの位置づけがけっこう似ているんですよね。

元長さん敗死の主因と見做されつつ、近年はフォローの声が入っている辺りが。

 

二人とも「河内の有力者」という重要な共通点があるのは間違いないので、俗説通りに実際この二人が組んでたんじゃねという陰謀論的決めつけってしやすいんだよなあ。

 

戦国時代の河内は応仁の乱のきっかけのひとつになったり浄土真宗が盛んになったりキリスト教が早くに普及したり木沢長政さんが現れたりと、独特の思想信条風土を感じますのでその辺もう少し詳しく学びたいなと思っています。

お隣の京都奈良堺となんか雰囲気が違いますよね。

 

 

まあ真相がどうであれ、複雑怪奇な畿内史のある瞬間、武家のドンたる細川晴元さんサイドにとっては政権の和を乱しまくる元長さんを、本願寺のドンたる蓮淳さんサイドにとっては法華宗の太いスポンサーたる元長さんを、「ぶっ●したい」で頭が一致していたかもしれないというのはむしろ元長さんにとって栄誉なんじゃないかと思ったり思わなかったり。

 

 

 

それにしても、現代の浄土真宗に迷惑やよからぬイメージを与えてもよくないですし、歴史ファンが本願寺をこんな風に明け透けに語っていいんだろうかと思うことってありませんか。

やや年寄り染みた感性ですが。

浄土真宗の信徒でない私ですら、蓮如さんに能力値だとかステータスだとか設定したり武将キャラとして戦闘に出したりすることに罰当たり感を覚えることがあります。

 

だからという訳でもないのですが、戦とか乱とか内紛とか粛清とか一揆とかの目立つ面だけでなく、それこそ蓮如さんの布教の経緯、御文章、一般人目線での教化の配慮等々、本願寺のまっとうな面も同じように歴史ファンに広く知られていきますように。