楽しみにしていた「Bloodstained:Ritual of the night(ブラッドステインド:リチュアルオブザナイト)」が探索型悪魔城シリーズの集大成・正統後継作と断言できる出来ばえでかんたんしました。
月下の夜想曲やGBA・DSシリーズにハマっていた人はプレイすべき。
ブラッドステインド。血染め。血まみれ。殺人犯。
リチュアルオブザナイト。夜の儀式。
ぶっそうなタイトルです。
ストーリーはいつも通り悪魔城に殴り込んでいってボスをブッ倒して城を破壊して世の中を平和にしようというもの。
もはや様式美と言うべき安心感がございますね。
敵はドラキュラさんではなく、有名な72柱的悪魔です。この愛は、異端的な。
以下、軽いネタバレを含みます。
攻略に役立つ要素はほとんどありません。
主人公のミリアムさん。女性主人公です。
髪型等は変更可能です。銀髪褐色眼鏡ネコ耳とかもできます。
彼女は諸事情あって悪魔の力をつかうことができる人です。
要するにタクティカルソウルシステムとかグリフシステムと同じですね。
好きなシャード(悪魔の力)はレイジングゲイル。烈風拳的な攻撃。
序盤で手に入って、以後ずっと使いやすいのでおすすめです。
伝統的にサブウエポンは足下系(聖水系)か対空系(斧系)がいいですよね。
血を吸って回復するシャードも。
こういう血液がベクトル的に飛び込んでくる演出、ヘルシングのアーカードさんっぽくてアがります。
反則級なガード系シャードのエイミングシールド。
初心者救済的存在で、これさえあればボスのノーダメージ撃破も余裕になります。
まあエイミングシールドに頼り過ぎるのはエレガントではないので、私はエイミングシールドで敵のパターンを覚えた後は、ディメンジョンシフトというシャードでロマンシングな回避に励むという遊びをしていました。
武器も伝統的な鞭のほか、剣、槍、刀、銃など、めちゃくちゃ種類が多くて楽しい。
最強の鞭はネビュラチェーン。敵追尾機能もあってこだわりを感じます。
シグルイ感あふれる木剣も。
悪魔将軍様のおみ足も使えます。たぶん悪魔六騎士が化けている。
上の「ヘルメスの靴」というのも子どもの読み間違い感があって楽しいですね。
ジョジョネタも豊富だったりします。
防具では盾無が源氏・武田家ファンも納得の性能ですよ。
私は1週目は鞭、2週目は銃、3週目は色んな武器を使って遊んでいました。
性能だけで言えば銃が圧倒的に強いかな。
月下の夜想曲プレイヤー的には、ヴァルマンエ的武器やヘブンズソード的武器に盛り上がりますね。
ヴァルマンエ的武器のルァハ・ヴェラー。硬直なしに風の刃を連続で叩き込みます。
色の薄い刃なので、画像ではよく分かんないですね、すみません。
ヘブンズソード的武器のリモ・ダート。飛んで返ってきます。
この時点で月下の夜想曲好きは「買い」になるかもしれませんね笑
月下要素といえば、
アルカードさんそっくりなオルロックさんが登場したり(cv:置鮎龍太郎)。
\この強さ、そして美しさ…。あぁ…、間違いないわ…。貴方は、伯爵様の…。/
図書館の主(アルカードさん)のケツにヘッドダイブしたり。
お供の妖精(カラボス)が歌ってくれたり。
逆さ城リスペクトな天地反転要素があったり。
食べものアイテムがやたら充実していたり。
食べもの関係のクエストをすべて達成すれば、銃を格段に使いやすくする装備が手に入りますので頑張りましょう。
調達難易度が高いのは魚の煮つけで、レシピは禁忌地下水洞に眠っています。
ドラキュラ2および月下リスペクトの人も登場します。
手に入れたスキルシャードの関係で、目からビームが出てるみたいなミリアムさん。
他のドラキュラ要素としては、
暁月の円舞曲以降定番となったチョッパヤダッシュができるのがありがたかったり。
変わり果てた姿のシモンさん?(死門?)と戦えたり。
ドラキュラ姿のIGAさんと戦えたり。
「納得いかない」というのは製作面へのこだわりのことなのか、悪魔城シリーズが受けた苦難の道のりのことなのか……。
初代っぽいグラフィックの隠しエリアがあったり。
ぶっ殺しておくれおばさんのクエストに「ユリウスの仇」というダイレクトな文言があって悲しい気持ちになったり(他の犠牲者もシリーズの登場人物ばかりだ)。
ユリウスさんの仇→IGA→納得いかない→1999年エピソードお蔵入り、なのかなあ。
ファンも納得いってないので、いつか和平して制作してほしいものです。
他にも、月下やギャラリーオブラビリンスよろしく奥義(コマンド入力必殺技)が用意されていたり、闇の呪印よろしく椅子への熱いこだわりが感じられたり、敵悪魔が全体的に歴代悪魔城シリーズの名残りを感じさせてくれるものだったり、数々のグッとくるポイントがあるのですよ。
悪魔城シリーズらしく、音楽もよくてね、ていうか山根ミチルさんなんですね。
好きなBGM。列車面の「Overdrive」。
緊迫感があって好き。
ステージも好き。
終焉の間「Ritual of the Night」。
曲の出だしが伝統的シモン死亡時の音楽そっくりで、意図的なものを感じます笑
禁忌地下水洞「忘らるる碧」。
なんか頭に残るんですよね。
灼眼炎窟「Cursed Orphan」。
ドラキュラらしいノリのいい曲。
かように、尽きることがないほど紹介したい要素がたくさんある、思いを込めて製作されたことがヒシヒシ伝わってくる作品なんですよ。
これでゲームバランス◎、グラフィック◎、音楽◎、やりこみ要素◎というほぼパーファクトな完成度を併せ持っていますからね。
かつて悪魔城に挑んだことのある方も挑んだことがない方もぜひプレイしていただきたいマスターピースであります。
実績解除やアーカイブ埋めも終わってしまったので、早く2ndキャラクターの斬月さんが実装されますように。
月下の夜想曲でもリヒターモードの方が好きだったくらいなので超楽しみ。
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参考① 実績とアーカイブ
参考② イケオジ斬月さんに抱きしめられるミリアムさん
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