肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「出没!アド街ック天国~越後 湯沢温泉~」

 

出没!アド街ック天国~越後 湯沢温泉~」にかんたんしました。

録画していたのをいまさら観たんですが、これはすごいですね。
上杉謙信も女犯の禁を破るレベルです。

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

 

私はアド街ック天国が好きです。

出てくる街の9割5分は知らない土地なんですが、
それでも観ていて面白いんですよね。

例えば15位に入る「○○物語」。
その土地のちょっとした歴史を気楽に紹介してくれて、
知り合いができたような気分にさせてくれるのが快いのです。


この番組で見知らぬ街の商店街なり名物店なりを観ていると、
「ああ、どこも変わらないなあ」という気分になります。
私は田舎者なので関東……東京……と聞くとすこし身構えてしまうのですが、
この番組を観ていると親近感が湧いてきます。

馴染みのない土地の生の暮らしに触れて、自分の中の原風景に気づく。
人によっては「鶴瓶の家族に乾杯」だったり「にっぽん縦断こころ旅」だったりすると思うのですが、私にとってはアド街ック天国がそういう機会を与えてくれる番組なのであります。

 

アド街ック天国は取り上げる街によって、けっこう特徴が分かれます。

下町回。
昭和懐古回。
グルメ特集回。
最新人気スポット回。

そしてビーチ回と温泉回。


それぞれ面白いし見応えがあるのですが、
夏場の海・プール、冬場の温泉を紹介する回は
とりわけスタッフの気迫を感じます。
端的に言えば、女性の露出がすごく増えるのです。

先週末の越後湯沢温泉回はその中でも白眉の出来でした。

既にネットでも話題になっているようなので
未視聴の方は適当に検索でもしていただきたいのですが、

(参考)

アド街ック天国 越後湯沢温泉 ありのまま - Google 検索

 

胸の突端や脚の付け根を断固として隠しつつ、
風景と温泉と女性の美しさを徹底的に引き出した映像美は、
千言万語を尽くしても太刀打ちできない動画像の力を知らしめてくれます。

そして、夜9時放送の限界に挑んだその勇気は、
「制約は新たな創造を産む」という人間賛歌を思い起こさせてくれます。

放送終了時に出演者の一人がスタンディングオベーションしていましたが、
あの行為は多くの視聴者の気持ちをこれ以上なく代弁してくれていました。
素晴らしい創意工夫に立ち会った時、人は自然と拍手してしまうものなのです。


この回については私の周囲でも話題になったのですが、
老若男女関係なくみんなが絶賛していたのが印象的でした。

けしからんシーンをつくることに知恵と情熱を注ぎ込みまくった結果、
けしからんを超越した何かになってしまったということなのでしょう。
新たなアートの誕生です。
我々視聴者は乳首に勝るとも劣らない偉大なものを目撃したのです。


いつの日か再放送されたり、この回を上回る回が放送されたりしますように。