ゴラクエッグで連載している長谷川哲也先生のホラー漫画「オカルト・マキアート」の12話がすこぶる怖くてかんたんしました。
ホラー漫画なのでネタバレしない方がいいでしょうから、あらすじも怖いポイントも何も言わないことにいたします……。
ホラーというジャンルも幅が広くて、なおかつ私は怖いのもグロいのも得意ではないのであんまり詳しくないんですが、このオカルト・マキアート12話「玩具」のような筋のホラーはとりわけ苦手というか超怖いです。
(人によってはむしろ“怖くない”タイプのホラーかもしれない)
とりあえず1か月ほど('18/4/10~5/9?)は無料で読めると思いますので、機会があれば読んでみてください。
↓12話への直リンク
このオカルト・マキアートという漫画は意欲作だと思っておりまして、「世にも奇妙な物語」や「アウターゾーン」のように1話完結でクオリティの高いホラーストーリーを読ませていただける作品になっております。
だいたいオープニングで女子高生が「怖い噂」を話していて、そこから「噂話は本当だった……その真相は……」というホラーパートに移っていく構成です。
毎回毎回凝った脚本・演出で魅せてくださいますので、長谷川哲也先生の新境地感があって私はホラー苦手なりにとても面白いと思っているのですが。
「ナポレオン」14巻のあとがき(ビクトル対談)で
「ナポレオンと並行してゴラクエッグにオカルトマキアートというホラー漫画を描いているが、これが全然反応がない。誰も読んでいない気がする」
などと作者さんが嘆かれていたります。
アクセス数とかコミックス1巻の売り上げとかが芳しくないのでしょうか。
ゴラクエッグは「クロエの流儀」を除けばあんまり話題にあがらない印象で、面白くて挑戦的な漫画が多いのにもったいないなあと思います。
ウェブ漫画も競争過多というか色んな掲載サイトがあって読者も追い切れていない感じですよね。
とりわけ大人向けとか女性向けとかの漫画はニッチなポジションに留まっている気が。
一応オカルト・マキアートはナタリーでニュースになっていましたけどね。
(確かヤフーニュースにも転載されていたはず)
願わくば長谷川哲也先生の漫画がもっともっと評価されますように。
「ナポレオン 覇道進撃 13巻」長谷川哲也先生(ヤングキングアワーズ) - 肝胆ブログ