何気なく買ってみたローソンセレクトの生ハムが、思いのほかコストパフォーマンスに優れていてかんたんしました。
赤ワインに合う合う!
いまは生ハムがコンビニで手に入る時代なんですね。
もの凄く所帯じみた話なのですが、今日はおやつにたこ焼きを食べ過ぎて、晩ごはんは抜いてもいいかなあ……でもタンパク質は取っておきたいなあ……ハムでも買って残り物のワインで追っかけるか、みたいな動機でこの商品を買ってみた次第です。
どちらのハムも約300円。
安い。
もちろん量は少ない、持ち重りが軽い軽いなのですけれども。
まあ塩分つよい食べ物ですから、量は控えめでもいいですよね。
高級なプロシュートやハモンセラーノは何千円もしますし。
プロシュートはイタリアの生ハム、ハモンセラーノはスペインの生ハムです。
どちらも豚肉を熟成させてつくられており、ねっとりした食感と甘じょっぱ肉い食味、柔らかな余韻が特徴であります。
果物やチーズやパンと一緒に食べてもおいしいですし、そのまま食べてもおいしい。
なんて素敵な食べもの!
このローソン調達のプロシュートとハモンセラーノも、300円とは思えないクオリティでございましたよ。
プロシュートはストレートに塩気と肉の風味が楽しめる味わいで、力強い印象。
ハモンセラーノは濃厚なのに柔らかく流れていく味わいで、包み込まれるような印象。
どちらも極薄切りにされており、そのテクスチャーがまた、存在感のある味わいと絶妙にフィットしてはるのであります。
そこに、赤ワイン。
肉の熟成香と赤ワインの相性のよさは大人になってよかったと思わずにはいられない、素晴らしいパートナー関係じゃないですか。
300円×2の生ハムに、2,000円しない赤ワイン(しかも開封済みの残り物)。
これだけで、体感的には10,000円分くらいの幸せでしたよ。
生ハムをはむはむ食べて、赤ワインをぐびぐび流し込むだけ。
もうね、そしたらね、“んー!、んんー!”ってなれますからね。
ワインが苦手でなくて、コンビニ食材に抵抗がなければ、ぜひお試しあれです。
ワインもたいがい値段の割においしくなってきていますが、今度は生ハムまで安かろううまかろうになってきているんですね。
サイゼリヤさんたちの努力のおかげなんだろうか。
これで生産者の方々が食べていけるのか不安になるほどですが、ありがたいことです。
おいしいお酒とつまみがますます庶民に寄り添い彩りを与えてくださいますように。