信長の野望201Xで開催されていた「耳川異聞」のストーリーが極めて面白かったのでかんたんしました。
↓耳川異聞開催のリリース
開催期間が過ぎてからおすすめするなという話ですが、いつもよりネタバレ多めで紹介したかったためということでご容赦ください。
攻略に役立つ内容はございません。
ちなみにExCは色々私生活が忙しかったこともあって諦めました。
耳川異聞の名の通り、イベントの内容は大友家と島津家が激突した「耳川の戦い(高城川の戦い)」をモチーフにしたものであります。
史実では伊東祐兵さんの要請で日向に出陣した大友軍が島津軍に惨敗してしまうという経過を辿りますが、そこは201Xですので大友家と島津家がいっとき険悪になるも最後は背後にいる幽魔を討伐するため共闘するという展開になっています。
201Xはいつもやさしい世界。
幽魔の正体とは戦国武将たちに争うことの不毛さを教えてくれる神仏の使徒なのかもしれません。
OPでは、大友家界隈と聞いて表情が曇るまつりさんから始まります。
201Xに数多登場する武将の中でも、まつりさんの身柄を求めてきたのは宗麟さんくらいですもんね。
出会って早々、案の定な大友宗麟さん。
それはいいのですけど、キリスト教にハマって神社仏閣を焼き払い、妻や家臣の反感を買うという、微妙な逸話まで紹介されます(史実上の真偽は諸説あるそうですが)。
201X宗麟さんがただの楽しいおじさんでなく、残念要素が強調されたおじさんになってしまうのかなあと思って見ていたら。
ここから島津家が参戦してきて、大友家と島津家が一触即発になって、でも最後は力を合わせて……という流れになってくると面白さが加速度的に増していくのですよ。
宗麟さんも大活躍されますし、201Xらしい楽しさが再び強調されてよかったなあという気持ちです。
いつも通りの島津家。
いいことを言うねねさん。
ただごとでない伊東祐兵さん。
で、なんやかんやで強敵に苦戦する皆さんを、島津以久さんの馬印の合図で宗麟さんが救うシーンがとても熱いのですよ。
耳川の戦いの有名なシーンを、両家の共闘という形で再現したのがめちゃいいんです。
この脚本、大好き。
まつりさんの冷静な突っ込みも好きです。
費やした財貨を知った道雪殿と奥方の怒りは
まさに天を衝くどころか貫くほどでしたが
という背景事情まで含めて笑えますね。
戦後には耳川の戦いということで不参戦だった立花道雪さんがオチをつけてくださり、最後まで満足度の高いストーリーでございました。
この宗麟さんの横山光輝三国志リスペクトなリアクション芸も楽しい。
ていうか大志でもそうでしたね。
もはやコーエー社の公式見解なのでしょうか。
最後に、いつもながらご機嫌なまつりさんでシメです。
完成度が高いストーリーで定評のある201Xですが、この耳川異聞はその中でも特筆に値する内容だったように思いますね。
こういうのが時々あると忙しくてもプレイをやめられません。
きっと大友家や島津家のファンは、これから耳川異聞の復刻を願い続けることになるのでしょう。
また、異聞化を飛ばされた長宗我部家ファンの皆さまは今頃慟哭されておりましょう。
復刻や新規イベントを待ち焦がれつつ。
201Xのサービスが2020年以降も続いてくださりますように。
サービス終了の際は設定集とかストーリーテキスト集とか出してくださいますように。
10,000円でも買いますよ。