日経新聞夕刊の「プロムナード」という様々な方が日替わりで連載しているエッセイ欄がどれも面白くて好きなのですが、その中でも家入レオさんの文章は、若い時分の繊細な感覚を強く共感させてくれてかんたんいたしました。
↓家入レオさんのエッセイ
↓プロムナード
日経新聞は文化面の記事がいいんですよね。
このプロムナードも、本日の木ノ下裕一さんの文章、
ちょっと前の笹公人さんの文章
などはとても印象に残ります。
そして、家入レオさん。
(失礼ながら)若い、歌の上手い方、というくらいの知識しかなかったもので、こんなに個性も共感性も高い文章をお書きになるとは思いもよりませんでした。
才能に加え、きっと日々歌や詞に真摯に向き合ってはるからこそなんでしょう。
家入レオさんのエッセイで気にいったのは、例えば次のような記事たちです。
多忙と多忙のスキマ、様々なものを得た上でフッと我に返るとき、そんな感覚をよく捉えた文章
都会で活躍している人にとっての、地元との距離感を巧みに描いている文章
いい友達ってこういう関係だよね、と思わせてくれる文章
若い頃は、こんなことを考えていた気がする、いや考えていなかったかもしれないけど考えていたんじゃないかという気になる、結婚や性別に関する文章
いずれも、飾りっけがなくて、お人柄や空気感が、そのまま伝わってくるような名文だと思うのです。
自分よりはるかに若い方の文章に、これほど人生に対する真面目な視線を感じてかんたんしたのは久しぶりのことです。
嬉しくなってしまいますね。
変な入り方ですが、こういう縁から、彼女のアルバムを一丁買ってみようかな、久しぶりに行くかタワーレコードみたいな気分になりました。
さっき載っていた倉田光吾郎さんの記事なんかもそうなのですが、
「なんでも作るよ」作家魂 鍛冶師の倉田光吾郎さん :日本経済新聞
(スコタコ!)
若い方々の素晴らしい才覚がこうしたメディアを通じてほどよく世の中に伝わって更なるご活躍に繋がっていきますように。