20XXで開催されているイベント「平安女流絵巻 万葉の夢物語」が、小イベントでなおかつ女性陣ピックアップだしサラッと攻略してしまおうと思っていたのに内実が大変なことになっていてかんたんしました。
↓イベントのリリース
以下、ネタバレを含みますのでご留意ください。
攻略に役立つ内容はございません。
呪術師や薬術師アタッカーの価値も上がってきましたね。
20XXはシナリオがキレッキレなことで知られていますが、女性キャラクターについては瑞渓院さんやまつりさん等一部例外を除けば基本的に貞淑な活躍に留まっている印象があり、それだけに今回のような女性メインのイベントに対しては大きな期待は有していなかったのですけれども……。
いや、実際、紫式部さん、小野小町さん、清少納言さんというメインキャラクターたちについては着実に好印象を与えてくださるイベントではあったのですけれども……。
この度は脇キャラクターであるべき平安男性陣、およびかさねさんが大変なことになっていましたね。
油断していたので脳に直撃を受けたような気持ちです。
まずはかさねさん。
恋愛脳を糾弾するようなことを言っておきながら。
謎の心配りを挟みつつ。
訳の分からないマッチングイベントを開催するに至ります。
かさねさん。
サッカー時の推理パートもそうでしたが……。
空気を適切に読んだボケを入れてくるまつりさんと違い、
空気を読まずに独自の世界観を領域展開する活躍が目立ってまいりました笑。
シナリオ内には秀吉・ねね夫妻のようなツッコミ役をあえて配置せず(官兵衛さんもボケに近い)、ユーザーエージェントにツッコませていくスタイルにシフトしてきているのでしょうか。
カップリングは果たして成立するのでしょうか……。
(なお、戦闘中です)
年齢。
職業。
かさねさんのもっともらしいコメント。
そもそも幽魔の大群に襲われている中での異常な展開。
あああツッコミが追いつきません。
なんだこれ。
そして、こうした異常な展開の流れを更に無視して。
男性陣が更に異常な関係性に至りつつあるというのが最大の見どころであります。
…………。
…………ッ!!
頭おかしいのかこの公式(絶賛)。
どういう人格してたら陰陽師コンビに小野好古さんとの△ブチ込むとか思いつくの。
詳述しませんが、当イベントの流れ、宿木に宿られているという木遁NTR、更には平安1章2章のストーリーを振り返ってみれば……。
もはや源博雅さん抜きには成立しない平安ストーリー。
彼をイジり、彼を愛し抜くことこそが全き「平安」の成立要件。
たぶん平将門さんとも源博雅さんの笛の音があれば和解できることでしょう。
というか時代を超えて主人公一行にこのまま源博雅さんが同行したほうがいいんじゃないとすら思えるくらい。
小説「陰陽師」と違い、20XX源博雅さんは真っ直な頼もしさこそ持ち合わせてはおりませんが、笛の音や可愛い気は存分にお持ちで、なんなら秀吉さんのような卓越した「人たらし」力を発揮するに至っているような気がいたします。
源博雅さんの巨大な魅力に戦国時代コンテンツが惹き寄せられていく……
本当に何事なんでしょうねこの事態。
20XXになって平安時代メンバーが加わって、「信長の野望」を冠しながら信長さんがほとんど出てこない謎の日本史総合ゲームに発酵しつつありまして、個人的には歴史ファンの好奇心の裾野が広がるならいいんじゃないとも思いつつ、何よりもいったいこのゲームがどこに向かっているのかどんなキャラ関係が構築されていくのかサッパリ予測できない、たぶん製作者方もどこに向かっているか決めている訳ではないのであろうポジティブな漂流感が面白いなあという気持ちになってきています。
もともとの優れたゲームバランスを維持しつつ、20XXが引続きアトラクチブな発展を遂げていかれますように。