大相撲の21年夏場所がコロナ禍の中でも無事に終了いたしまして、照ノ富士関の優勝、貴景勝関や遠藤関の奮戦等々見どころが多い内容でかんたんしました。
そして、今場所からテレビ放送での視聴をやめてNHKの大相撲取組動画サイトで視聴するようにしたんですがHP・編集のつくりが大変優れていて超いいですね。
↓NHKの大相撲取組動画サイトはこちらです。
各取組が立ち合いの瞬間から視聴できるので大変クイックに内容をチェックできてありがたいです。
時間さえあればゆっくり生でテレビ放送を見たいところなのですけれども、なかなか昼の稼業があると難しいですもんねえ。
個人的には十両の取組も見れるのがありがたくて、近頃推している武将山関の活躍も追えるのが嬉しい。
さて、幕内の勝ち越し力士は次のとおりです。
11勝 遠藤(技能賞)
10勝 高安、御嶽海、千代大龍
9勝 正代、逸ノ城、若隆景(技能賞)、琴恵光、
8勝 明生、千代丸、千代翔馬
照ノ富士関は先場所までより安定度が高まっている印象でしたね。
強引な体勢にならず、危なげなく白星を積み重ねていて何よりです。
来場所はいよいよ綱取りです。
綱を張っていただければいいなと思っていますが、その場合は高い確率で一人横綱期間が続きそうな気がいたしますので、横綱土俵入りの注目度が増して膝へ更に負担がかかりそうなのがちょっと心配なんですよね。
貴景勝関もナイスファイトでした。
優勝決定戦に持ち込んで、見事に大関の務めを果たされましたね。
千秋楽の北の富士さんのコメントで「来場所は白鵬の調子と大関二人……」と語られていてカウント外にされた正代関は気の毒ですけれども、今後も照ノ富士関に負けず劣らず肉薄してよきライバルな盛り上がりをもたらしていただきたいものです。
遠藤関は貴景勝関戦・照ノ富士関戦の勝利が素晴らしかったです。
文字通り、胸が熱くなるような取組でした。
今場所の遠藤関は色々な思いを込めておられたようで、ふとした時に見せる表情もたいそう男前でしたね。
高安関や御嶽海関も調子が上がってきていて何より。
逸ノ城関の復調も嬉しいところです。初心に戻って稽古に励んでいるという話も耳にしますし、彼らが再び上位で輝いてくれると嬉しいです。
琴恵光関の地力が着々と増しているのも嬉しいなあ。
若隆景関は凄かった。
なんだあのおっつけ。えらい勢いで弾けるように突っこんできて、おっつけで斜め下からグイグイされたら相手はもう堪らないですね。
技能賞に相応しい出頭っぷりでますます先行きが楽しみであります。
星数はかろうじての勝ち越しですけど、千代翔馬関もバタバタしつつ色んな動きを試していて楽しかったです。
絶対の型は持っていない方ながら、曲者として皆から警戒される存在になってきている感がありますよね。
推しの明生関もなんとか上位で勝ち越せてよございました。
一方、大栄翔関(6勝)や隆の勝関(5勝)が三役で負け越したのは残念です。
とりわけ大栄翔関は立ち合いの威力が低下していて、どこか痛めたのかと心配になりました。来場所から復調してくれるといいのですが。
負け越した中では、豊昇龍関がキラキラに光っていましたね。
惜しくも7勝に終わりましたけれども、来年くらいには三役とか大関挑戦とか言われているんじゃないでしょうか。
同じく残念ながら負け越しましたが、石浦関も内容は良かったと思います。
石浦関の出し投げ好き。
あとは、朝乃山関でしょうか。
彼は綱も目指せる地力があると思っていますので、本当に本当に残念でなりません。
えげつない立ち合いを体得しさえすればと常々願っていたのに、こんな形でもうほんまに何やってるの……。
土俵に残れるかすらどうか分かりませんけれども、もしチャンスが与えられるのであれば、心根を入れ替えて今度こそ真摯に技と心を磨いていただきたいですね。
さて、次はいよいよ白鵬関が進退をかける7月場所です。
まずは無事に開催ができますように。
そして、白鵬関、照ノ富士関、高安関等々、それぞれが懸けるドラマが熱くて爽やかなものになりますように。