今年の夏は土用の丑の日が7月と8月の2回ありますが、諸物価高騰かつコロナ禍のなかで混雑しているうなぎ専門店に行くのもなあと思っていたところ、私たちには「そじ坊」があったじゃないかということに思い至りかんたんしました。
※画像はオフィシャルHPから引用
うなぎ。
おいしいけど高いし混んでいる。
「この頃ますます値段が上がってるからなー」
「うなぎ屋のうな重はここんとこ安いのでも4000円前後いいやつだと6000円以上」
「スーパーのはうなぎ屋よりは安いけど 味がだいぶ落ちるから買う気がしないしな」
「牛丼屋のうなぎ1人前はうなぎが小っちゃくて満足できないんだよ」
等々とボヤいたうえで、
うな串屋で安く飲もうと思っても大混雑で入れず、
結局「回転寿司で1貫だけうなぎを食べて、あとは他の寿司を楽しめばいい」という結論に達しておりましたね。
こういう漫画を読むと私もうなぎをむらむら食べたくなりまして、いろいろ考えた結果「そじ坊」がダークホース的にいちばん良い選択だろうという結論に達しました。
もともと、そじ坊のほどよくすいててほどよくうまくてほどよくシニア感あふれる雰囲気が好きですし。
そじ坊のうな重定食。
税込2150円。
味はふつうです。
量はふつう~やや少なめです。かば焼き1枚分(3切れ)、少なめのごはん。
ただ、そじ坊はお蕎麦屋さんですので、次の点がイケています。
- 蕎麦用に「わさび」がついてくる
→うなぎの薬味にも使える! - 定食には「野沢菜」がついてくる
→うなぎの舌休めにちょうどいい! - 当然お蕎麦もついてくる
→「山菜とろろ蕎麦」あたりがおすすめ!
とりわけ、そじ坊なのでおろしたてのわさびがついてくるのが他にはない強みやなと思います。
うなぎ白焼きによく添えられている通り、うなぎとわさびは仲がいいですからね。
うな重にも当然合うのです。
味・量・値段、いずれをとっても正しく牛丼屋とうなぎ屋さんの間あたり。
その上で、個人的にはファミレスチェーン等の他のうなぎ選択肢よりも満足度が高いように思います。
この夏、ちょうどいい距離感でうなぎに出会いたい方は、そじ坊も選択肢の一つにしてはどうでしょう。いいですよ、すいていて。
こうやって土用の丑の日にみんながうなぎを食べたがるからヤクザやマフィアが暗躍してしまうのも事実なのですが、夏場や年末はなぜか食べたくなってしまうんですよね……。
今後もサステイナブルかつクリーンにうなぎを楽しみ続けることができますように。
「サカナとヤクザ 感想」鈴木智彦さん(小学館文庫) - 肝胆ブログ