ファミコン時代のコナミの名作「月風魔伝」を久しぶりにプレイしてみましたところ、当時最高峰のBGMやグラフィックに浸ることができてかんたんしました。
Steamでリブート月風魔伝を買ったら、セットでついてきましたの。
先にファミコン版の方をクリアしてしまいましたわ。
以下、ネタバレを含みますので一応ご留意ください。
Steam版の操作方法。
セーブ/ロード機能がついたのがめっっっさ便利。
冗談抜きにどこでもセーブ/ロードが可能。
ボス前でも可能。
こいつあ地獄も極楽に早変わりですわ。
シナリオ説明。
おお、いま そなたの うしろに ふうまが みえる。
これはあれでしょうか。プレイヤーに風魔さんの生霊がとりついた的な。
プレイ開始。ちなみに「つづける」を選ぶと懐かしいパスワード入力も可能です。
マップ画面。
ワイワイワールド等でも採用されたBGM「行け! 月風魔」が流れます。
ただし、当時のファミコンBGMとしては1ループが長いので、ステージ間を普通に歩いているとサビまでたどり着かないことにも定評がありましたね。
2Dステージ。
有名なザコ敵「死門」さんの姿が見えますね。
ヴァンパイアハンターのなれの果て。
鞭でしばかれますので、リーチ負けする序盤は避けた方が身のためです。
最初の目標は、南のショップで岩の剣を買うこと。
おかね200で、ステージ上の岩を斬れる刀を買うことができます。
おかねはこの子を成敗して貯めると効率がいい気がします。
ちなみに他のアイテムはこんな感じ。
最終的に攻撃は通常刀、コマ、波動剣のみ、防御はお守りのみを使う感じかなあ。
手裏剣もまあまあ使いやすいですけどね。
序盤、岩の剣を使えば、「守り太鼓」を入手可能。
正面に「力」文字を飛ばすというシュールな武器です。
この辺から月風魔伝のバカゲーすれすれのセンスを感じて心地いですね。
「力」、威力は低いもののリーチが長いので、死門さん討伐用の武器とお受け止めください。
クリアするためには3体のボスを倒し、3本の「波動剣」を集める必要があります。
ボス前には唐突な3Dダンジョンを攻略せねばなりません。
3Dゲー慣れしていないと戸惑いますが、Wizardryと違ってピットやシュートはありませんので、左か右の壁をずっと辿っていけばいずれクリアは可能です。
2体目のボスのダンジョンは、スタート地点がダンジョン外周部になっているので、左の壁を辿り続けると1週やっちゃいますけどね。
じょぎんぐ。
ふざけたようなセリフながら、実は風魔さんにダンジョン構造を教えてくれているというナイスアシストなのです。
3体のボスたち。
いずれもワイワイワールドにもゲスト出演してはりましたね。
普通に戦うと2面のボスが一番強敵かと思います。どうしても勝てない人は青玉を使ってみましょう。
終盤は「魔性のコマ」を入手しさえすれば、攻略がらくらくに。
コマを装備すると、ジャンプが無敵&攻撃判定ありに……。
一種の救済措置とでも言いましょうか。
こうなると月が降ってこようがグラディウス的火山噴火があろうが恐れる必要はありません。
そして、3体のボスを倒すと解禁される「波動剣」。
通常斬りに、3つの大念動波がプラスされるという攻撃全振り仕様のやり過ぎ剣。
某ジェネラルさんを彷彿とするようなインチキ通常攻撃の完成。
スト2ブーム到来までは「はどうけん」と言えばこっちの方を思い浮かべる人も多かったんじゃないかなあ。
BGMが有名なラスボス「龍骨鬼」さんも、第1段階・第2段階は近くでしゃがんで波動剣を振っているだけで倒せますからね。
最終段階は、波動剣ゴリ押し派とコマで堅実派がいる印象です。
個人的にはコマ派かなあ。
タイミングを見極めるのが楽しい。
そういう訳で、4時間ほどでクリア。
10年くらい前にも実機で遊んでいたので、操作感覚を覚えていて楽でした。
感動のエンディング。
このメリハリある色の使い方が巧みだなあと思う。
サクッとクリアできる割には、レベルアップ要素があったり買い物・探索要素があったり2D・3Dそれぞれのアクションがあったり演出が派手だったりBGMが良曲ぞろいだったり、非常に高品質な要素でまとまった秀作だと思いますね。
コナミはなんやかんやで月風魔伝のことを覚えてくれていますし、さいきんは再びゲーム事業にも目を向けてくれていますので、そのうちワイワイワールド3も開発してくれますように。