石川県を巡りまして、七尾城のついでくらいの気持ちで立ち寄った石動山の森閑とした雰囲気、滅びてもなお聖域性を保っている気配にとてもかんたんしました。
山城跡もいいですけど、滅びた巨大寺社跡というのも大きな魅力があるものですね。
山岳信仰で栄えた北陸有数の巨大寺社だった石動山。
南北朝でも戦国時代でも兵乱に遭いつつ、都度復興を遂げたものの、最終的には廃仏毀釈で灰になったそうで……。
もともと隕石・山岳由来の信仰地ですので、建物が焼失してもなお、土地自体が有する清浄な力は残っている感じがしました。ほぼ誰もいませんでしたけど、なんらかのきっかけがあれば奈良の三輪山みたいにパワースポット的な人気が出るかもですので、行くならマイナーなうちがおすすめです。
お山の全体像。
七尾城から少し南に行ったところに位置します。
創建は717年で早くから朝廷から重きを置かれ、
南北時代に南朝方について焼かれ、復興し、
戦国時代に前田利家さんに焼かれ、利家さんが自分で復興し、
明治維新後の廃仏毀釈で焼亡した、
という経緯とのことです。
お山の雰囲気。





遺構は多くありませんし、写真で何かを伝えるのはなかなか難しいのですけど、実際に行ってみると非常にシンとしていながら、かつては広大な建築と大勢の人々がいたであろうこと、大勢の人々が修行するに相応しい山岳聖地であることが体感できますので、よいところ、趣あるところに来たなあ! となれるいいところですよ!
おまけ①七尾城



霧がすごかったっす。
地震の影響か、山頂の鳥居が崩れていていたましい。でも、登城者はすごく多くて、人気は変わらずに親しまれている様子でよございました。
何か地域のイベントも近隣で開かれていて、百円で販売されていた白玉ぜんざいが美味でございました。地元のおばちゃんありがとうございます!
おまけ②金沢城の石垣展示




こちらも地震被害ゆえの展示でしょうか。
金沢城も全体的に修復途上のようでした。熊本もそうでしたし、広島のようにコンクリートでも耐震課題がありますしで、日本中の城郭がなにかしらの改修期にあるのでしょう。それはそれで独自の見応えがありますけれど、実際に修復や資金繰りをしている方々は大変なことでしょう……
石川県は歴史あり温泉ありうまいものあり永井豪ありで以前から善男善女が集まる地ではありますけれども、久しぶりに行ってみるとまだまだ知らないことや初めて経験するよさがたくさんあって、なおのことよいところですね。
石動山のような好みの土地に、これから先もたくさん出会うことができますように。

