肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「Bloodstained:RotN ブラッドレスモードをナイトメアで攻略完了」

 

Bloodstained:Ritual of the Nightにいつの間にかブラッドレス姐さんモードが実装されていてかんたんしました。

いままでの悪魔城シリーズになかったふわふわ操作感や上方向ガードが使っていてとても楽しいです。

 

playbloodstained.com

 

 

ブラッドレスさんはブラッドステインドシリーズの人気ボスであります。

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傘とゴスロリが印象的な悪魔で、いつも血液風呂に入っております。

おおきくは闇堕ちしたしずかちゃんですね。

血を操る悪魔なので、いかにも吸血鬼ゲームの系譜を感じますが、さいきんだと赤血操術と表現したほうがウケがいいのかもしれない。 

 

 

 

ブラッドレスモードは斬月モード同様、本編と同じステージを操作感の違うキャラクターで攻略してみようというモードです。

 

とりあえず、ノーマル→ナイトメアと2回クリアしてみました。

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ブラッドレスさんのステータス。

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キャラ特徴としましては、傘を使ってふわふわ浮遊することができ、しかも傘に攻撃判定と防御判定があるのがポイントです。

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これのおかげで、大型のボス相手には空中浮遊での傘ダメージ&傘殴りダメージ連打で高い打点を与えることができます。

機動的な立ち回りや無敵時間では斬月さんに劣る一方、空中戦や固め技や上方向防御力が非常に優れており、持ち味を活かせば凶悪な攻撃力を発揮してくれますよ。

 

 

 

傘を開いたところ。上ボタン押しっぱなしで開きます。

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防御判定が備わった傘を持ったまま移動できるのは大きいので覚えておきましょう。

 

 

ちなみに上ボタンを押し続けると投げキスをしてくれます。あざとい悪魔だ。

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バックステップは無敵時間があるので大事。さすがに斬月さんほどの壊れ性能ではありませんけどね。

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スライディングも要所要所で大事。斬月さんのような無敵時間はありません。

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それにしてもこのブラッドレスさん、動作の一つひとつに制作者のものすごいこだわりを感じます。私はゴシックやゴスロリを解しませんが、制作者さんがそうとうのゴスロリ者であることは分かる気がする。

 

立ち姿。

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走り姿。

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しゃがみ姿。

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何種類も実装されている座り姿。主役並のこだわりです。

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MP消費技を使うと、血液でできたドレスがだんだん脱げて半裸になるという熱意あふれる仕様も。

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裸と傘、というモチーフはなかなかアートだと思います。

 

 

 

基本仕様に続いて、主な必殺技の紹介を。

 

アンブレラトス。傘投げ。

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出が速いのが特徴で、全般的に技の出が遅いブラッドレスさんにとっては貴重なクイック攻撃技です。

ステージの硬い雑魚敵や、アルフレッドさんのような素早いボス相手に重宝します。

 

 

レッドピラー。血の柱。

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攻撃性能・ガード性能を併せ持つ柱を左右に放出します。

盾を撒くような使用感なので、斬月さんやグレモリーさんのような攻撃が苛烈なボスに接近する際、あらかじめ置いておくといいですよ。出がけっこう早く、空中で発動可能なのも大きい。

 

 

ブラッドスティール。

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壁や地面に付着した血液を吸収し、HPとMPを回復できる便利な技。出が遅いので使うタイミングは吟味しましょう。

アルカードさんのソウルスティールのように、生きている敵からダイレクトに血を取り出せたら壊れ技だったんだけどなあ。

 

 

レッドサイクロン。

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血の竜巻をぶっ放す技です。

例によって傘にガード判定があるので、敵の飛び道具を防ぎながら一方的に攻撃可能。

固め性能が強力なので、動き回る人間ボス相手に重宝します。また、必殺技の中ではもっとも効率的に血を壁に付着させられる技なので、ぶっ放した後にブラッドスティールで回復することも可能です。

 

 

ブラッドレイン。

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血の雨を降らす技です。

攻撃範囲が狭い代わりに、当たれば大ダメージを期待できます。局地的ハイドロストームですね。

 

 

 

最後に攻略のチップスを少しだけ。

ミリアムさんや斬月さんのナイトメアをクリア済ですので、以前ほどは詰まらずに攻略できましたが、やはりアルフレッドさんとグレモリーさんは強敵でした。

 

 

ルフレッドさんは逃げ回って、アンブレラトスでチクチクやるのが堅実です。

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カースドオーダーを傘で防げるのが楽でいいですね。

 

 

 

グレモリーさんは、傘を開いて端っこでしゃがめば面倒な飛び道具を防げます。

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基本はダメージを受けないように防御重視、イネスやアベンエズラの際にレッドピラーを出しながら空中で殴りまくるのがいいと思います。

 

 

ブラッドレスモードのストーリーは、グレモリーさんに下克上して城主の座を奪うのが目的のようですね。

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なお、ラスボスの●●さんと××さん。

(闇ミリアムさん戦はありません)

 

●●さんはレッドサイクロン固めを活用しつつ、バックステップやジャンプで敵の攻撃を避けながら殴って頑張りましょう。

××さんはブラッドレインと空中殴りでめっちゃダメージを与えられる、ブラッドレスさん的には得意なタイプの敵なので楽勝です。

 

 

 

ブラッドレスさんはビジュアル面も手触り感もたいへん特徴的なので、普段の悪魔城シリーズとは違った楽しさがあって満足度高かったです。

ブラステ、魅力的なコンテンツを次々に実装してくれて、本当にすごいですね。

 

こうした制作サイドのモチベーションがファンに上手く伝わって、じわじわと人気の裾野が広がっていきますように。

 

 

 

「Bloodstained:Ritual of the Night」が探索型悪魔城の集大成過ぎて感動した - 肝胆ブログ

「Bloodstained:RotN 斬月モードをナイトメアで攻略完了」 - 肝胆ブログ

「Bloodstained:RotNのランダマイザーモードが面白い」 - 肝胆ブログ

 

 

 

 

 

「ウィザードリィ#6 久々攻略の感想および考察(王妃・レベッカ・ベラ・ゾーフィタス等)」SFC 禁断の魔筆版

 

ウィザードリィ#6を久々に攻略いたしまして、私はやっぱり#6~#8の雰囲気が大好きやなと再認識できてかんたんしました。

 

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正式タイトルは「BANE OF THE COSMIC FORGE(BCF)」。

「コズミックフォージによる破滅」的な感じです。

 

コズミックフォージというのは、直訳すれば宇宙精製とか宇宙偽造的な意味になりますが、このゲームでは書いたことがなんでも現実になってしまうペンのことを指します。

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ゲームのストーリーとしては、かつてコズミックフォージを巡って王や王妃や魔法使いがなんやかんや盛り上がっていたと伝わる城跡に冒険者たちが乗り込んでいったらエラいもん見てしもたわ、的なお話になります。

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以下、当記事はウィザードリィ#6およびシリーズ作品の重大なネタバレを含みますのでご留意ください。

 

 

 

 

 

パーティはBloodstainedな感じでプレイしてみました。

縛りというほどのものではありませんが、転職なしプレイです。

時間ができればこのまま#7、#8とプレイしていきたいところです。

 

 

サムライの斬月さん。

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サムライはキリジュツスキルで敵の首をばしばし刎ねてくれるので、攻撃面ではなかなか頼りになります。#8だと他の職業が強くなるので地味なんですけどね。

 

 

モンクのハチさん。

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モンクは#6~#8まで安定して強くていいですね。素手で充分強い上に、希少なサイオニック呪文を使えるのも渋いです。

 

 

ヴァルキリーのミリアムさん。

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ヴァルキリーはレベルアップが速い、装備が充実、僧侶呪文が有能、#7・#8ではスタンロッドが猛威を振るう、と長所ずくめですので初心者はパーティに加えましょう。

 

 

レンジャーのロバートさん。

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レンジャー、というか弓装備は#6・#7では無能極まりない存在です(#8で救済されます)。弓のことは忘れて適当な槍や鞭、錬金術呪文で頑張りましょう。

 

 

ビショップのドミニクさん。

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ビショップはレベルアップが遅いので、転職なしプレイ以外では使用は推奨されません。使う場合はレベルアップ時のスキルポイントを吟味して早めに強い呪文を覚えましょう。(ビショップも#8で救済されます)

 

 

アルケミストのアルフレッドさん。

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アルケミストは最重要呪文のブラインディング・フラッシュ(敵の攻撃命中率低下&敵の防御力半減)・アスフィクシエイション(敵全体即死)を覚えるので、それだけで充分役に立ちます。暇なときはポーションやアイテムを投げる役も似合いますね。

 

 

 

以下、感想や考察を。

 

 

プレイ風景・感想

冒険の舞台。朽ち果てた城の描写テキストが好き。

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スヌープチェリ(スヌーピー)を拾ったり。

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序盤なのに終盤の敵とエンカウントしてレベル上げできたり(なかなか勝てないので効率はよくない)。

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セクシーな女戦士のコミュニティに侵入したり。

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人魚を狩ってレベル上げしたり。

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不思議の国のアリス味のある芋虫に出会ったり。

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王の精鋭たちと戦って伝説の装備を手に入れたり。それぞれ末弥純氏のイラストをもとにしたドット絵が大変素敵ですね。

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レア敵のグレーターデーモンさんを狩ってレア装備の座頭市棒を手に入れたり。

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最強敵ティラノザウルスを最強呪文ライフスティールで瞬殺したり。

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#7に続く当時衝撃だったエンディングがいまでは感慨深かったり。 

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プレイしていて本当に楽しいゲームであります。

難易度は相応に高い上、クセが強いので、コツを掴むまでは大変なんですけどね。

 

 

 

 

続いて、久しぶりにプレイして浮かんだ考察を3点ほど。

すべて私見ですので、冗談話としてお受け止めくださいまし。

 

 

考察①:ドラキュラとゾーフィタスは、トレボーとワードナなのか?

wiz6のラスボスとwiz1のラスボスは似ていることで知られていますね。

災いの王と狂王。

魔法使いと魔法使い。

あるいは魔法使いとバンパイアロードの組み合わせ。

 

当時、#6のお城でこの落書きを見つけ、驚愕した方も多いのではないでしょうか。

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トレボーサックス(トレボー最低だわ)。

かつて#1、#4で使用されていたフレーズです。

 

じっさい、トレボーさんは死んでも亡霊としてうろうろするくらいタフですし、ワードナさんは#4のエンディングのひとつで「別次元」に旅立つことを仄めかしていたりもしますし、彼らが転生・転移した姿がドラキュラさんとゾーフィタスさんなんだという考察も成り立つとは思います。

 

とはいえこの説を採用すると、彼らは#1で魔除けを巡って争い、#6で同じようにペンを巡って争ったことになるので、トレボーさんやワードナさんが「学習能力のないバカ」みたいになってしまって個人的には嬉しくありません。

とくにワードナさんは#4で一種の神性まで帯びていたので、その成れの果てが#6ていうのはちょっとなあ。

 

また、#6の舞台がリルガミンの成れの果てなのかと言われると、城下町がない点、城の周辺にリルガミン譚で触れられなかった古代の森や死者の川が広がっている点、ニルダの杖や大地の宝珠等が仕事をしている様子がない点等から、一致しているとは言い難い気がします。どちらの世界でもカシナート製品が流通している点等から別方向に考察することもできそうですけどね。

 

 

そういう訳で、#6の落書き「トレボーサックス」は、#1の狂王トレボーさんのことではなく、#6のお城にトレボーさんという名の性格が悪くてネズミ駆除を怠ってしまうコックでもいたんだろう、ということで解釈しておこうと思います。

 

 

 

 

考察②:王妃の死因は? ベラは誰の子か?

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これは有名なネタですね。

#6は、120年前の王族ドロドロドラマのエピローグだけを冒険者が目撃する仕立てになっており、120年前に何があったのか、登場人物によって語ることがバラバラなのであります。

 

 

まずはお妃様が語る内容はこんな感じ。

 

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一方で、王妃の話を信じずに物語を進め、レベッカさんから聞く話はこんな感じ。

 

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ぜんぜん違いますね。

 

王妃の死因は「レベッカに殺された」⇔「ペンの呪いで自業自得死」。

黒龍ベラは「レベッカの子」⇔「王妃の子(レベッカの腹違い弟)」、

 

冒険者たちの探索の様子からすると、

一般的に噂されている説は前者の王妃話ベース、

牧師の亡霊やベラの語る話(#8)では後者のレベッカ話ベース、

な印象です。

 

 

おそらくレベッカさんの話が真実なのだと思いますが、

その上で実は王妃の方が真実を話していた、王も牧師もベラもみんなレベッカさんの掌の上で転がされていた、レベッカさんはまことに悪魔の娘やでぇ、というかレベッカさんこそペンの呪いの化身やったんちゃうか……というのも業が深くて面白いですから、

ここはプレイヤー個々の判断に委ねたいところですね。

 

 

この120年前の真相を知りたくてたまらなくなる演出は、Wizardryシリーズの中でも屈指の出来ばえだと思います。

#6~#8は人気が低いと言われがちですが、ストーリーテキストはどれも最高なのでプレイする人が増えてほしいっす。

 

 

 

 

考察③:王妃は誰に鞭を振るっていたのか

王妃様の部屋を探索していると、こんなアイテムが見つかります。

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…………鞭と鋲打ちブラ。

 

こんなんが出てくるから王妃の話を信じない人が増えるんだと思う。

性的嗜好で人を判断してはいけません)

 

 

今回ふと思ったんですけど、お妃様は誰にこの鞭を振るっていたんでしょうね。

 

妃との関係を噂される人は大変多いので候補者はたくさんいます。

  • 王(夫)
  • ゾーフィタス(愛人)
  • ゾーフィタスの弟子ミスタファファス(火遊び)
  • この世界の正当な支配者を自称する悪魔(悪魔)
  • その他多数

 

 

王や悪魔を鞭で従えていたという構図も大変面白いのですが、個人的にはゾーフィタス説を推したいところです。

 

 

ゾーフィタスさんといえばペンの呪いで、善と悪に人格が分かれてしまったことで知られています。

 

すべての知識を得るも、力を失い採掘場に閉じ込められている善のゾーフィタスさん。

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一方、強大な魔法の力を得るも、正気を失った悪のゾーフィタスさん。

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ペンで全知全能的なことを望んだ結果、人格が分裂。

あらゆることを知ると頭がおかしくなってしまいますので、それを防ぐために人格が分かれるというのはなるほど感がございます。

(じっさい、#8では、あらゆることを知ると頭がおかしくなります)

 

 

このインテリ感あふれる説明にこれまでは納得していたのですけれど。

 

 

お妃様の鞭を眺めていると、私の中でひとつの疑念が。

 

 

もっともらしいことを言っているけど、本当は妃に開発されてドSの人格とドMの人格に分裂してしまったんじゃないの? と。

 

そう考えると、ドMの方(善の方)がダイヤモンドの壁に囲まれて120年も放置プレイされていること自体が本人の望んだことだったんじゃないかとすら思えてくるのでコズミックフォージの呪いは奥が深いんだぜ。

 

 

 

 

余談①:すごいぞ王とゾーフィタスとベラ

#8までプレイすると、王とゾーフィタスさんがコズミックサークルに殴り込んでコズミックフォージを強奪してきた件のパネェさや、ベラさんの#8での活躍のパネェさがよく分かります。

#6~#8は、一本のストーリーとしてプレイヤーを喜ばせてくれるのが嬉しい。

後編作をプレイするほど前編作の評価が上がる組み立てっていいですよね。

 

 

まったく王の言うとおりでした。

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確かに、ドラキュラ、ブラック・ナイト、ハイヤト・ダイクタ、ブリガード・ウォルタン、ロビン・ウィンドマーン、ゾーフィタスのパーティなら、アセンションピークでもうろうろできるかも。

 

 

当時の彼らは宇宙船を運用できていたようです。

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そしてベラさん。この頃から格がありますね。

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#8で彼に会えた時は感動しました。

 

 

 

 

余談②:攻略本

#6の攻略本は幾つか出ていますが、個人的にはこれが好き。

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攻略本としても創作作品(オリジナルパーティによるロールプレイング日記)としてもレベルが高い逸品です。

 

 

 

 

余談③:セガサターン

本当は、当初セガサターン版(#6&#7)をプレイしていたんですよね。

一度SS版もクリアしたことはあったので、バグまみれだけどいいところもあるんだよ的なことを考えていたのですけれど。

 

凶悪なスローバグにも負けず頑張ってた。

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最終的には、銀の十字架を捨てたのに、持っている前提で話が進んでしまうフラグバグが生じたので、さすがに許容できず断念しました。

くそう。

 

 

 

 

 

以上、いろいろ話しましたが、要はウィザードリィ#6~#8を愛しているぜ、と言いたいだけです。

いつかは日本語のリメイク版が発売されますように。 

 

 

「ウィザードリィ#5 災禍の中心 初攻略の感想」PSニューエイジオブリルガミン版 - 肝胆ブログ

 

「ウルトラ6兄弟 THE LIVE in 博品館劇場 -ゾフィー編- 感想 強い兄貴だ……!!」

 

ウルトラ6兄弟の博品館ライブ、遂にゾフィー編が公開されました。

 

断言!!

ゾフィー好きは絶対に観ましょう!

見逃し配信は'21/3/1までです。

 

他にもエースやヒカリ好きも観ましょう!

ビクトリーナイトも出ますよ!

トレギア要素もありますよ!

 

心底かんたんさせていただきましたわ……!! 

 

m-78.jp

 

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■ストーリー


第一部:空が割れ赤い雨が降る。復活した異次元人ヤプールは、次々とウルトラ兄弟を倒していく。かつての宿敵に身も心も追い込まれていくウルトラマンエース。絶体絶命の危機。その時ゾフィーが、銀河連邦の仲間たちを連れて助けに来た!


第二部:強大な敵を前に孤軍奮闘するゾフィー。これまで紡ぎあった友情がゾフィーに、そしてウルトラ兄弟に力を貸す。襲い来る怪獣達を相手に、出るか?奇跡の87万度を持つ光線!燃えろ!ウルトラ6兄弟!

 

 

以下、ネタバレ全開ですのでご留意ください。

ゾフィー好きの方は、ネタバレ情報を集めずに見逃し配信を視聴した方が心臓止まりそうになれて良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ストーリーを申し上げますと。

 

  1. ヤプールの復活!
  2. 次々と消息を絶つウルトラ兄弟
  3. ニュージェネレーションからビクトリーナイトが登場!
  4. エースキラーならぬビクトリーキラーならぬウルティメイトキラー現る!
  5. ミラーマンジャンボーグA、ファイヤーマン&ムクムクを助っ人に連れ、エース救出に登場するゾフィー
  6. ヤプール軍団壊滅!
  7. 黒幕は復活したエンペラ星人だった! エンペラ星人ミュージカル!
  8. ヒカリ(アーブギア&ナイトティンバー装備)アンドロメロスとともにエンペラ星人へカチコミをかけるゾフィー
  9. 復活、ウルトラ6兄弟!
  10. エンペラ星人は邪神魔獣グリムドを復活させて融合!
  11. ゾフィーが単身でグリムドを撃破!

 

という流れです。

何もかもスゲェ。

 

 

 

見どころが多過ぎるんですよね……。

 

 

何度も復活するヤプールさんには脱帽です。

やっていることのスケールを考えると、彼は昭和のタルタロスさんなのではないか。

 

今回、「すべての超獣にはヤプールの細胞・怨念が組み込まれている。ウルトラ戦士が超獣と戦ったデータはヤプールにフィードバックされる。オーブvsアリブンタやジードvsサンダーキラーのデータも収集済。何ならビクトリーキラーにニュージェネレーション勢の技をインプットしてウルティメイトキラーに進化させることもできる」という更に厄介な要素が加わってしまいました。

マジか。じゃあ既に、スペースZまでインプットされてしまってるやつやん。

 

 

 

ミラーマンジャンボーグA、ファイヤーマンを連れてきたゾフィーにも脱帽です。

ミラーマンが敵を攻撃する時の効果音が往年の効果音ぽくて超よかった。

ムクムクさんが「VRかいじゅうのすみか(体験してみたら面白かったです。ダダにビビった。ゼットンに会えなかった)」に続いて登場したのにも驚いた。かわいい。

 

いままで考えたことなかったのですが、ゾフィーって、

  • 超強い
  • 上の世代(父)と後輩の世代(弟たち)を繋ぐ稀有な立ち位置
  • 強力な鎧(コスモテクター)を装着
  • ウルトラ戦士に加え、アンドロメロスミラーマンジャンボーグA、ファイヤーマン……と、宇宙中に信頼関係を築いている
  • 主役のテレビ作品がない

 

等々の特徴を考えると、実は前世代のウルトラマンゼロなのかもしれません

 

 

 

勢いでゾフィーの話を語り続けますね。

 

今回の舞台では、エースからめっちゃ慕われていたり(立て! 撃て! 斬れ!ヒカリとの濃い絆場面が加えられたり、アンドロメロス……あまりネタバレするとあれなのですが……それジャッカル大魔王戦のやつ! な演出があったり。

 

ジャッカル大魔王といえば内山まもる先生の名作「ザ・ウルトラマン」の傑作エピソードな訳ですが、このゾフィー編舞台は全体的に「ザ・ウルトラマン」リスペクトが過ぎる内容だったのですよ。

 

黒幕の手にかかって、次々とウルトラ兄弟が消息を絶つ流れ自体がそうですし。

 

 

 

極めつけが、ラストシーン。

エンペラ星人が邪神魔獣グリムドに融合するというどう考えてもアカンやつなボスを相手に、ゾフィーたちがどう戦ったかというと。

 

 

こうなったら6重合体で……と提案するタロウに対して、

消耗した我々が合体しても充分な力は出るまい、と退けるゾフィー

 

 

そして。

 

 

「全力のM87光線をヤツに叩き込む」ことをゾフィーが宣言。

 

「兄弟たちは、残りの力で自分を支えてほしい」と。

 

 

 

マジっすか。

 

"全力のM87光線"という単語だけで私の心臓は16ビート。

 

兄弟の残る力で自分の身体を支えろって、どんな威力なんだよオイと誰もが心中でツッコんだであろうところ……。

 

 

 

ゾフィーのシャウトが轟きました。

 

 

「ビーッグ!! M87光線!!!!」

 

 

!!!

 

 

!?!?!?

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同時にマジで後方に吹っ飛んでいく(紐でスーツを物理的に引かれる)ゾフィー

兄弟たちが必死でゾフィーを抱きとめます。

 

 

 

全力のM87光線を浴びたグリムドは……

 

 

一撃で消し飛びました。

 

 

 

ガチで消し飛んだ感じです。

エンペラ星人さんほどの格のあるお方が、トレギアさんでいうところの「タロウ……」的な相応しいセリフを吐く時間すら与えられずに滅殺されてしまいました。

 

 

 

なんちゅうもんを見せてくれたんや…

なんちゅうもんを…

 

 

遂に再現されたビッグM87光線。

威力があり過ぎて、普段全力を出すのを控えているというのも納得です。

なんなん、一人でウルトラマンレイガクラスの出力を出せるのこのゾフィー

 

 

 

 

長年、漫画版並に格好いいゾフィーを見たいぞと願い続けてきたファンの前に、過剰なほどの強さと魅力を見せつけてくれました。

知性、勇気、優しさを兼ね備えた頼りになる兄貴の実像。

この舞台によって揺るぎないものになったと言い切れましょう。

 

 

そもそものステージからして、

キレッキレの動き(特に足技)でキュン死にさせてくれるだけでなく、

立ち姿の背中~腰~尻の細身で締まったラインが格好良すぎましてね。

ほんまゾフィー史上最高品質だと思います。

 

みんな配信を見てゾフィーファンになりましょう。

できればDVDも出してくださいますように。

 

 

 

ダメだ、幸せ過ぎる。

このゾフィーで、私はあと30年は戦える。

 

 

 

「ウルトラ6兄弟 THE LIVE in 博品館劇場 -ウルトラマン編- 感想 マン兄さんが更に強い」 - 肝胆ブログ

【願望】「ゾフィーとマガオロチの戦い(ウルトラ戦士vs魔王獣)を映像化してほしいなあ」(ウルトラマンオーブ前史) - 肝胆ブログ

 

「じゃりン子チエ 文庫版13巻 感想 小鉄の巻き込まれ属性が板につく」

 

じゃりン子チエの文庫版13巻。

大きな動きはない巻ですが、小鉄さんの扱いが徐々に悪化しているのがいじらしくてかわいいのにかんたんしますね。

 

www.futabasha.co.jp

 

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収録されているお話は次のとおりです。

 

  • かなしい気分でイーライラ
  • 友達の友達はどこまで友達…?
  • 幸福のハンコ
  • まだらのテツ
  • かたぎ屋の厄除け騒動
  • 当選「ヨシ江ちゃん」!!
  • 「ヨシ江ちゃん」で大騒ぎ
  • マサル宿替い
  • 根性の腰ぎんちゃく
  • マサルのお別れ会
  • 寝込みを襲う無法者
  • 百年目の再会
  • 雨の日のおみやげ
  • おジィはんの反逆
  • 根性くんの慰謝料
  • おジィはんの自立
  • ホルモンの行方
  • 猿マネは儲からない
  • 池の上での対話
  • 泳ぐ学級委員
  • どこかで見た人
  • 歩く「くいだおれ
  • 困った時の猫頼み
  • 写真の中のあいつ

 

以下、ややネタバレを含みますのでご留意ください。

 

 

 

 

 

 

 

見どころとしましては、コケザルとマサルの評価アップでしょうか。

 

コケザルは喫煙や詐欺や粗暴等で知られるクソガキですが、この巻では意外と読書にハマったり、なぜか学級委員(チエちゃんとは別の学校)に選ばれていたり、相変わらずヨシ江はんに懐いていたりいたします。

彼は両親や教育機会に恵まれないで育った子どものリアルさがありますので、それだけに「環境が違っていれば別の才能が伸びるのでは」感に希望があっていいですね。

冷静に考えればコケザル、そもそも頭いいですし。

 

マサルは転校話が持ち上がって(それは結局立ち消えになるのですが)、マサルがいなくなる前提で他所見くんなる他の子が学級委員に選ばれまして。

で、他所見くんが上手くリーダーシップを発揮できない様子を見て、クラスの子どもたちがマサルを再評価するという。

その間、マサルの腰ぎんちゃくであるタカシもなかなかの男を見せてくれたりして、実に朗らかなエピソードでした。

当て馬にされた他所見くんは気の毒でなりませんけどね。

 

 

あとは、日ごろ目立たないおジィはんが注目を集めるエピソードも収録されています。

まあ、結局はテツやおバァはんが話を回し始めるので、そんないうほど活躍はしないのですが……。

おジィはんのようなキャラへの光の当て方って難しいんだなあ、と再認識です。

 

 

 

 

さて、お話も13巻まで進んできまして、気がつけば猫の小鉄への扱いがずいぶんとぞんざいになってきております。

もともとの小鉄の人柄の良さもあって、チエちゃんやアントニオジュニアからの巻き込まれ属性が際立っているんですよね。

 

小鉄がらみのやり取りセリフを引用しますと。

 

 

ジュニア
「今日からチエちゃん春休みやわな。ほんなら夏休みが終ると今度の新学期でチエちゃん何年生になるんや」

「しっかり踏んばって答えんかい」

 

いわゆるサザエさん時空の解説を強要される小鉄

 

 

 

チエちゃん
「ほんまにもぉ…あんたもこの頃役に立たんなぁ」

小鉄
「きついことゆわんといてくれ」

 

大好きなチエちゃんから、素できついこと言われて涙目になる小鉄がかわいそうです。

 

 

 

小鉄
「とにかくこのことすぐチエちゃんに知らせよ」

ジュニア
「おまえチエちゃんの手下に徹しとるなぁ」

 

ジュニアのイヤミがキレッキレです。

 

 

 

小鉄
「ただいま~~ わ~」

チエちゃん
「なにがわ~やこら よぉ見んかいな」

小鉄
「な…な…なんやそれ ウンコやないのかぁ」

チエちゃん
「あんたもええ根性してるなぁ ウチびっくりしたわ」

小鉄
「び…びっくりて…… ワシもびっくりしたなぁ」

チエちゃん
「あんたいつからそぉゆうタチの悪い猫になったんや なんかウチに不満があるのか」

小鉄
「ふ…不満て……」

チエちゃん
「あんたウチとこに来て何年になるねん」

小鉄
「な…何年て…… チエちゃんが五年生の時やからその…どぉゆう計算になるんですかね」

チエちゃん
「猫が赤ちゃんの時とか急に宿替いした時とかに家でウンコするゆうのは聞いたことあるけど ええトシしていきなりウンコするゆうのはウチにケンカ売ってるのか」

 

濡れ衣を着せられる小鉄

それだけでも気の毒なのに、チエちゃんの詰め方が小学五年生と思えない迫力に富んでいてすごい。

 

 

 

小鉄
「死ぬとこて……おまえワシより元気やないか」

ジュニア
「なにが元気じゃ おまえみたいな先見えてるオッさん生かしといたら少年のオレが先に死ぬことになってしまうんじゃ~」

 

石を持ったジュニアに追いかけまわされる小鉄

いろいろあって夢洲あたり?に行ってしまい、そこから小鉄が道を間違えて琵琶湖まで旅して、ようやく大阪に戻ってこれたようです。

 

 

 

小鉄
「チエちゃーんワシや親友の小鉄や ワシやっと帰って来たで~」

チエちゃん
「あっ 小鉄ええとこに帰って来た ちょっと留守番しとき」

小鉄
「チエちゃーんワシ久しぶりに帰って来たのに なんかもぉちょっと温かい言葉を…」

チエちゃん
「ええなぁ猫は… 毎日遊びまわっておなかすいた時だけ帰って来たらええんやから」

 

猫の心、飼い主にまるで通じず。

 

 

他にも、チエちゃんに捏造観察日記の材料にされたりして、とにかく小鉄がいじらしくてかわいい巻でした。

 

とはいえ、そんな中でもチエちゃんと一緒にテツへイタズラしてキャッキャニャッニャ笑いあったり、ジュニアをからかったり、いい塩梅に幸せそうなんですけどね。

巻のラストでも、写真家の前で逆立ちを見せてあげたりするサービスマインドがいかにも小鉄らしくて男前です。

 

いちばん人格も実力も優れているのに、いじられ苦労性キャラに身を置いて幸せそうにしているのが小鉄の器量だと思いますね。

 

 

小鉄とチエちゃんのような楽しい関係に恵まれる猫が多くありますように。

 

 

 

「じゃりン子チエ 文庫版12巻 感想 マサルの母離れ挑戦」はるき悦巳先生(双葉文庫) - 肝胆ブログ

 

 

 

 

実録「漫画太郎版ももたろう vs 小学生 読み聞かせ」ガタロー☆マン先生(誠文堂新光社)

 

画太郎先生の絵本「ももたろう」を子どもたちに読み聞かせてあげたところ、ゲラゲラ笑ってもらえてかんたんしました。

画太郎先生ありがとう、いつもおもしろい作品を描いてくれて……。

 

 

www.seibundo-shinkosha.net

 

f:id:trillion-3934p:20210211100554j:plain

 

 

 

 

 

画太郎版ももたろう。

 

ストーリーはネタバレ要素等なにもなく、ごくオーソドックスな桃太郎です。

主人公がつっぱり桃太郎だったりババァだったりはしません。

途中で打ち切られたりもしません。

 

ただただ画太郎先生にしかできない画力と勢いでブン殴ってくれるだけです。

私が一番好きなシーンは都で暴れる鬼のハイキックです。

 

 

 

ありがたいのが、絵本ということで全年齢対象仕様になっていること。

階段オチはありませんし、

死~んとはなりませんし、

オゲゲーとかしませんし、

なんこうはぬりませんし、

斧やタトゥーで首を刎ねられたりもしません。

せいぜい鬼のツノがへし折られるくらいです。

 

 

自分ひとりで読んでももちろん面白く、元気が出てくる作品です。

その上で、せっかくなので「これは子どもたちの画太郎初体験にちょうどいいのでは……?」という邪な思いも湧いてきちゃいますね。

 

 

 

そこで、暇そうな小学生を数人集めて、読み聞かせをしてあげました。

 

私の知る限り、彼らは漫画太郎漫画を読んだことはないと思います。

年齢的には読み聞かせはとっくに卒業していて、どちらかというと自分で朗読に励むような年頃です。

お笑い経験的には、youtubeサンドウィッチマン四千頭身やゲーム実況の動画を見てキャッキャ笑っているくらいの年頃です。

 

 

 

結果!!

 

  • ページをめくるたび「ゲラゲラゲラ」と大爆笑
  • 「ました~!」「ちんこ~!」と猿のように連呼
  • 「もう1回読んで~」とおねだり
  • 「おもしろかった!」「ありがと~!」と大人に感謝

 

 

大好評やないかい。

 

 

 

 

よかった。

 

画太郎先生の作品は、現代の小学生にも通じる普遍的な力があったんやね。

画太郎が、ガンダムウルトラマンドラゴンボールプリキュア等、世代を超えて愛されるコンテンツになった瞬間を確かに目撃させていただきました。

 

私はとても嬉しい。

 

 

画太郎作品ということで、本当にちゃんとした絵本になっているか不安だった方にも、安心しておすすめできる作品になっていますよ。

たぶん図書館とか児童館とかにもギリギリ置けるレベルだと思う。たぶん。

 

 

 

リブートアニメのブームに乗っかって、そのうち地獄甲子園あたりが再アニメ化されますように。

(そもそもアニメ化実績ありと言ってよいか微妙なところですけど)

 

 

 

 

麒麟がくる「最終話 本能寺の変 感想 世を平らかにする覚悟に果てなし」

 

麒麟がくる、遂に最終回が放映されましたね。

全44話を通して紡がれてきた明智光秀さんの軌跡、織田信長さんとの主従愛を超えた絆と相剋、光秀さんを見守る人々、ピュアに演出クオリティの高い本能寺襲撃描写、過ぎ去る室町幕府と新たな時代の行方等々、まことにかんたんしてしまう出来ばえでお慶び申し上げます。

 

www.nhk.or.jp

 

 

以下、ネタバレや妄言を様々含みますのでご留意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人が死んでいるのに良いとか言うのもあれなのですが、良い本能寺の変でしたね。

 

ドラマ終盤の明智光秀さんは、他のどの登場人物よりも「公」「世論」「平らかな世」「麒麟カムヒア」オリエンテッドで素敵でした。

戦国時代に詳しい方であれば、本能寺の変の動機について様々な説が頭に浮かんだりすると思うのですけど、このドラマの明智光秀さんは一貫して「世を支える声」へ真摯に耳を傾けていたのが何よりも重い動機であり、何よりも美しい人柄だったと思います。

 

麒麟がくる光秀さん、「世を具体的にこうしたい」という意味での主体的な志は薄く、そのときそのときの状況によってけっこう言うことやることが変わるので、その点では一貫していないのですが、「大事に思う人の気持ちを受け止める」という意味ではずっとブレていなかったですよね。

 

その「大事に思う人」が、当初は家族や帰蝶さんだけだったのが、だんだん足利義輝さんや織田信長さんや足利義昭さんになって、更には朝廷やオリキャラ民草まで広がっていって、光秀さんの世界が成長していったのが純粋に格好良かったです。

単なるポピュリズムではなく、織田信長さんへの責任感も家族や家臣への思いも何もかもを背負った「世の声を受け止め、平らかたるを目指す」

そんな光秀さんを表現しきった長谷川博己さんの演技を、私はずっと忘れないと思う。

 

 

そんな風に思っていたところに、最終話のセリフ「覚悟には果てはありませぬ。」は、麒麟がくる明智光秀さんを象徴するような言葉で最高でした。

 

対比的に、細川藤孝さん(眞島秀和さん)の、覚悟の分量を見積もろうとする演技もすごい良かったです。

足利義輝さんの見限り方といい、このドラマの細川藤孝さんは、光秀さん目線でも視聴者目線でも「ものすごく誠実そうに見えるのに……」という演技がいぶし銀で大好き。いまが任侠モノ全盛期なら、裏で組長を売る若頭役とかで大成功できると思う。

 

 

ドラマを通じて多くの役者方が好演されておりましたが、特に印象に残った男性俳優はこの眞島秀和さんと、佐久間信盛さんを演じた金子ノブアキさんですね。

麒麟がくる佐久間信盛さんは、媚びもへつらいもなくて超よかった。

 

 

女性陣だと、煕子さんを演じた木村文乃さんと、駒さんを演じた門脇麦さんかな。

 

木村文乃さんは、個人的な印象ですが、男性に裏切られるような役が多くてしかも似合っている印象があったので、煕子さんの真っ当なヒロインっぷりが想像以上に清々しかったです。木村文乃さんの清潔な女性役いいじゃん、と。

 

駒さんは、脚本の都合でヒロインと京の民草と新興富裕層と足利義昭さん身内と、一人で何役もやるような存在だったので大変だったと思いますし、視聴者からも何やかやと評せられていた様子ですが、全ては門脇麦さんの強い存在感あってこそだと思うんですよね。

彼女の存在感の強さが、明智光秀さんの「民草の思いを強く受け止めている」に繋がっていて、私は良かったと思っています。逆に、最終話ラストは、民草も明智光秀さんを受け止めていたぞ、という演出なのでしょう。

門脇麦さん、派手なムーブも強いセリフもないのに、どうしてこんなに存在感があるんだろう。彼女はこれから、更にすごい役者になりそうな気がします。

 

 

駒さんのことを書いていて思いましたが、麒麟がくる各登場人物の配役や演出は「明智光秀さんから見て」というコンセプトで揃えてはったんですかね。

 

斎藤道三さんは、上司としては面倒な面もあるけど才覚は半端ない。

足利義輝さんは、ただただ美しい。直視できないくらい。

正親町天皇も、足利義輝さんとかなり同じ方向。

三好長慶さんは、山路和弘さんの年齢含め、威厳のある存在だけど「遠い」。

織田信長さんは、ころころと可愛くてポテンシャルありまくり。育てたい。(なお育てた結果)

徳川家康さんも、信長さんとかなり同じ方向。

羽柴秀吉さんは、得体が知れない。凄い奴だけど明確に自分とは人種が違う。

足利義昭さんは、守ってあげたくなるタイプ。(なお脱ぐとスゴイ)

 

 

松永久秀さんは、ひとつ前の世代の、明智光秀さんと似たような役割を果たしていた人物として描かれていました。

光秀さんほどストイックではない代わりに、光秀さんにはない愛嬌がある感じで。

 

ただ、最終話を見ていると、本能寺を襲撃する明智軍が「青色」だったために、足利義輝さんを襲撃する三好軍とハモっていたじゃないですか。
(尺的に剣豪将軍よりも奮闘していた織田信長さんが好きだぞ)

あれを見ていると、松永久秀さんは三好時代と織田時代を繋げられていい感じなんだけど、前時代の人物で本当に光秀さんと似ているのは三好長逸さんなんじゃないかな、と思わなくもないですね。長逸さん、朝廷からも好意的に見られてたっぽいし。

今回の麒麟がくるリスペクトで、将来、足利義輝さんと三好長逸さんの間にあった人知れぬドラマ、からの永禄の変、からの行方不明(生きている?)みたいな創作が見たくなりました。誰かつくってほしいぞ。

 

 

 

最後に、麒麟がくる、メインテーマBGMも大好きでした。

歴代大河ドラマの中でも一番好きかもしれない。

ジェイク・シマブクロさんのウクレレアレンジも大変良かったです。

そんな訳で、大河ドラマで初めてですがサントラ予約しました。

 

 

 

思いつくままに様々書きましたが、語り足りない気がするような、話の合う人といつまでも話していたくなるような、嬉しい大河ドラマでしたね。

こういう大河ドラマが増えてくれると嬉しいです。

渋沢栄一さんのドラマもよい塩梅に盛り上がってくださいますように。

 

 

 

 

おまけ:1話視聴時点の展開予想答え合わせ

 

1話を視聴した時点で予想していた展開と、その答え合わせは次のとおりです。

 

 

予想①:三好長慶さんは相当アゲられる

◯。

直接描写は少なかったとはいえ、松永久秀さん等登場人物のセリフで相当アゲられておりましたし、足利義輝さん帰京時に「首を長くして~」と仰っていたので暗に「この人はキリンさんです」と製作陣も思っておられたのでしょう。多分。

 

 

予想②:松永久秀さんはグチを吐きつつ長慶さん大好き

◯。

「だーい好き」みたいな直接描写はなくとも、言わずもがなでしたね。

 

 

予想③:明智光秀さんは三好長慶さんに麒麟味を見出す

×。

暗殺計画を阻止しましたが、特段その後は絡みませんでした。尺的な意味で、ドラマ的には絡まない方が良かったようにも思いますね。

 

 

予想④:明智光秀さんは足利家が大事、故に三好愛に葛藤

×。

「足利ラブと言いながら三好を忘れられないとは、身体は正直だな」みたいな場面はありませんでした。なくて良かったと思います。

 

 

予想⑤:明智光秀さんが三好家・足利家の和睦(1558)に貢献

×。

いっときの大河ドラマのように、不自然でファンタジー過ぎるような主人公活躍はなかったですね。なくて良略。

 

 

予想⑥:長慶愛をこじらせた光秀さんが三好残党絶許マンに

×。

ここまでくると、我ながら何を妄想していたんだろうという気持ちになります。

 

 

予想⑦:光秀「長慶再び主義」と、信長「長慶反省主義」

×。

いや、結果的に近いような意見の反目になってはいましたが。

 

 

予想⑧:久秀さんは「信長と長慶の違い」を指摘し爆ぜ散る

×。

指摘はしていませんし爆ぜ散ってもいませんね。久秀さんの内心という意味では間違っていない気もしますけど。

 

 

予想⑨:本能寺の変三好長慶解釈違い原因説

×。

すみません、悪ノリが過ぎました。

 

 

予想⑩:明智光秀三好長慶細川藤孝が結託

×。

予想⑤とあわせてイメージしていたんですけどね。

これくらいならあり得るかなあとは思っていましたがそんなことはなかったぜ!

 

 

予想⑪:細川晴元畿内混迷の主因扱い、足利義輝はセーフ

×。

そもそも細川晴元さんの出番が驚くほどありませんでしたし、足利義輝さんは意外と作中でディスられていました。

細川晴元さんに関しては、諸事情でドラマの放送回数が減ったことも地味に影響したような気もします。本来はあと1回くらい畿内回があったんじゃないかなあ。

 

 

予想⑫:駒の命の恩人は三好長慶(あるいは木沢長政)

×。

いいんだ、きっと三好長慶さんや木沢長政さんは、アナザー駒さんのような子どもたちをたくさん救っていたんだ。

 

 

予想⑬:畿内戦国史にミニバブルが訪れる

×。

や、多少はニュースや雑誌で特集もされていましたけど、バブルと呼べるような勢いは来ていない気がしますね。

来てもいいのよ。

 

 

予想⑭:足利義昭明智光秀の生き方を強力に縛る

◯。

最終話の回想モノローグ入りしていたので、マルでいいと思います。

 

 

予想⑮:明智光秀徳川家康に何かを託す

◯。

どうやら三好家が絡まないと冷静に予想できていたようです。

 

 

 

以上、4/15という正答率でした。

素人予想としては上出来だ、うんうん。

 

 

 

 

大河ドラマ 麒麟がくる「三好長慶と松永久秀の役割、そして解釈違いの予想」(1話視聴後時点の妄想) - 肝胆ブログ

大河ドラマ 麒麟がくる「衣装五行思想からの畿内戦国史展開予想」(続 1話視聴時点の妄想) - 肝胆ブログ

麒麟がくる「第六回 三好長慶襲撃計画 感想とウルトラセブン」 - 肝胆ブログ

麒麟がくる「第二十二回 京よりの使者 感想 足利義輝=ノンマルト説か」 - 肝胆ブログ

麒麟がくる「第二十四回 将軍の器 感想 足利義輝の美しさ」 - 肝胆ブログ

麒麟がくる「第四十回 松永久秀の平蜘蛛 感想 久秀さんの意地と罠」 - 肝胆ブログ

 

 

 

 

 

「甲陽軍鑑(ちくま学芸文庫版) 感想」佐藤正英さん

 

武田信玄さん・勝頼さん時代の甲州武士の様子を描いたという「甲陽軍鑑」、これまで興味のある部分しか読んだことがなかったので、ちくま学芸文庫から出ている抜粋版を買ってみました。

 

甲陽軍鑑は、書かれていることが史実だ史実じゃないんだ一部は信用してもいいんだ等々、歴史研究の中でたまに話題になっている印象がございますが、そういう話は一旦置いておいて、純粋に読み物として読んでみるとけっこう面白くてかんたんしました。

 

人の上に立つ者や、人の上に立つ者の側に仕えている者にとっては、心構え本としてよくできているように思います。

また、史実かどうかは置いておいて、武田信玄さんはもちろん、同時代のあんな武将こんな武将をものすごく褒めてくれているので、各武将のファンが気持ちよくなれるのは間違いないです。史実かどうかは置いておいて。

 

www.chikumashobo.co.jp

 

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目次

分国中仕置五十七箇条の事

典厩九十九箇条の事

信虎公を追出の事

晴信公三十一歳にて発心ありて信玄になり給ふ事

春日源五郎奉公の故に立身の事

信玄公御時代大将衆の事

小笠原源与斎軍配奇特ある事

判兵庫星占の事 付けたり長坂長閑面目なき仕合の事

信玄公御歌の会の事

信玄家にて来年の備へ定め、前の年談合の事

鈍過ぎたる大将の事

利根過ぎたる大将の事

弱過ぎたる大将の事

強過ぎたる大将の事

 

原文と現代語訳の両方を乗せてくれているので素人的にも読みやすいです。

 

 

有名な甲州法度や典厩九十九箇条を載せてくれているのが目を引きますね。

 

甲州法度の一節

信玄の振舞そのほかについて法度の趣旨に反していることがあれば、貴賤を問わず陳状によって申し立てよ。事柄によっては道理に従うであろう。

 

ですとか、

 

典厩九十九箇条の一節

家来が病気になったとき、たとえ手間ひまがかかろうとも、よくよく指図を与えよ。『軍識』に「家来の身を案ずること、渇いて水を欲するごとくせよ」とある。

 

のような言葉は、賢君らしい名文ですね。

 

 

甲陽軍鑑全体を通して武田信玄さんは賞揚されまくっているのですが、その中で武田信玄公は心配りをし過ぎて遂には胃の病になられたのである。もっと心をゆったりのんびり過ごされていれば……」みたいな一節もあって、これも武田信玄愛に溢れた家臣らしいお気持ち表明で好きです。

 

 

 

さて、この甲陽軍鑑は、「高坂弾正忠昌信から長坂長閑老・跡部勝資殿へ」という態で記されていいます。

要は武田信玄さんに仕えたベテラン武将から、武田勝頼さんを支える側近衆に対して「お前らほんま気ィつけえよ」とブッ込むのが趣旨の本でございまして、各地の武将をべた褒めし、各地の成り上がりをガン貶すことで、「俺の言いたいこと分かるな?」と仄めかしまくるシーンが満載なんざんす。

 

 

アゲられまくっている各地の武将としましては、

 

錚々たるメンバーでして、(真偽の怪しい)様々なエピソードを駆使して褒めてくれますので、うっかり各武将のファンは頬が緩んでしまうことでしょう。

三好長慶さんなんて「この時代に二代二十年も天下を治めたのはパネェわ」「あの方の思慮深さはまじパネェかったって四国から来た浪人が言ってたわ」「十代の頃に虚空蔵求聞持法を修業したり、ニ十歳の時に四国で合戦したときは敵の船に乗り込んで一人で十二・三人を長刀で斬り伏せたりしたらしいって山本勘介が言ってたわ、まじパネェ」みたいな褒められ方をされているのでとてもウケます。

真偽はともかく、こういう実は暴力が得意な長慶さん像は好きですね。

 

本当に真偽が怪しくて、1575年の文章っていう態なのに、この後の松永久秀さんの項では1577年の久秀さん戦死のことまで書かれているのがアツいんですけどね。

 

 

 

この他、山内上杉家の没落の経緯等々について、「すべて主君を惑わした側近が悪い」「弁舌ばかりが上手い武士の有害さ」を長文でたくさん説いてくださる感じでして、その内容については現代の経営者や経営者の側近的な人が読んでも「確かに、気をつけよう」と思えるような示唆に富んでいます。

(自分が何を成し遂げた訳でもないのに、人様の創作物を好き勝手に褒めたり評したりしているこのブログなんて実際どうかと思いますもんね)

 

全体的に文章力が高く、エピソードのまぶし方や古典からの引用等で著者の教養の高さも伺われますので、この甲陽軍鑑が江戸時代から広く愛読されてきたのは「純粋に内容が面白いから」というのも大きいんだろうなあ、という印象です。

 

 

ただ、あえて言えば長文かつ名文で「弁舌ばかりが上手い武士の有害さ」を書きまくってくれているので、この甲陽軍鑑自体が「長坂長閑老・跡部勝資殿」に対するイヤミ感・ネチネチ感に溢れていて、けっこうなブーメラン的印象を抱いたりもしますね。

 

著者が伝承通りだったとして、高坂弾正さんが口述した時点でそうだったのか、その後の執筆陣が盛りまくったのかはよく分からないんですけど。

 

史実や実像から完全に離れた私の個人的願望としましては、

武田信玄さんのもとで戦ったベテラン武将が次世代の側近にカラむのならば、こんな風に遠回しな長文名文でネチネチやるんではなくて、因縁つけて直接ボコボコにして「よう覚えとれよ なんぼ時代がかわろうとのう やっぱり武士の世界は腕っぷしぞ」とドンケツイズム溢れるセリフをぶつけてほしいなとは思います。

 

 

いずれにせよ、甲陽軍鑑は原文でも現代語訳でも読みやすく面白い内容なので、全てが史実かどうかはさておき、読んで損はないんじゃないでしょうか。

 

この本では割愛されている甲陽軍鑑の後半部分を収録した続編も、いつか出版されますように。