肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「ゲゲゲの鬼太郎 決定版 4巻感想 “鬼太郎の誕生”って墓場の鬼太郎時代じゃなかったのか」水木しげる先生(中公文庫)

ゲゲゲの鬼太郎決定版の4巻が引続き面白いのですが、巻末に収録されているエピソード「鬼太郎の誕生」がてっきり墓場の鬼太郎時代のお話だと思っていたのでゲゲゲ時代の別冊少年マガジン収録作品であることに気づいてかんたんしました。 たしか墓場の鬼太郎…

「戦国武将列伝1 東北編 感想」編:遠藤ゆり子さん/竹井英文さん(戎光祥出版)

戦国武将列伝の東北編、情報のアップデートっぷりと各人物の相互関連っぷりが素晴らしくて、「武将列伝」でありながら「東北戦国史」とも呼べるくらい地域の歴史が立体的に描かれていてかんたんしました。 東北の戦国時代に興味を持ったら、どの家のファンで…

「深海の使者 感想 太平洋戦争における潜水艦の末路」吉村昭さん(文春文庫)

吉村昭さんの小説「深海の使者」を読んで、太平洋戦争期の日本の潜水艦がどのような活躍をしていたか、そしてどのような過酷な任務に従事して散っていったか……に初めて触れてかんたんしました。 吉村昭さんの小説はもともと静謐、緊張、暗影……といった言葉が…

「図説 六角氏と観音寺城 〝巨大山城〟が語る激動の中世史 感想」新谷和之さん(戎光祥出版)

一見「観音寺城観光のガイドブック」風に見せかけてその実は六角氏のレベルの高い概説書になっている本が発売されていてかんたんしました。 こういう本が出てくると滋賀県を中心に六角ファンが広がっていきそうでいいですね。 https://www.ebisukosyo.co.jp/…

「ゲゲゲの鬼太郎 決定版 3巻感想 海座頭の登場シーンが超格好いい」水木しげる先生(中公文庫)

ゲゲゲの鬼太郎決定版の3巻、個性豊かな妖怪・怪奇譚が次々と描かれてかんたんしました。 なかでも海座頭さんの登場シーンの格好良さ、迫力、海面の描写は素晴らしいのですけど、2ページで鬼太郎さんに退治される出オチっぷりもなかなかの緩急であります。 w…

「ゲゲゲの鬼太郎 決定版 2巻感想 八百八たぬきがかわいすぎる」

ゲゲゲの鬼太郎の新装文庫2巻、墓場の鬼太郎時代の長編バトルが収録されていまして、吸血鬼エリート、八百八たぬき、猫娘、見上げ入道、ぬらりひょんとキャラの立ちまくった妖怪が続々と出てきてかんたんしました。 なかでも八百八たぬきの腹鼓のかわいさは…

「ゲゲゲの鬼太郎 決定版 1巻感想 墓場の鬼太郎」水木しげる先生(中公文庫)

じゃりン子チエの新装文庫がもうすぐ完結してしまう……とうじうじしていたら「ゲゲゲの鬼太郎」の新装文庫が発売されていて元気が出てきました。 いまもオンリーワンな魅力に満ち溢れている鬼太郎ワールドにはかんたんしてしまいますね。 www.chuko.co.jp 1巻…