この数年来のり弁人気が高位安定傾向にあります中、新幹線の主要駅である東京駅・新大阪駅・名古屋駅のマイベストのり弁が出そろってきてかんたんしておりますのでご紹介を。
東京駅:新幹線18/19番のホーム厨房米’n「旅海苔弁」

※画像はオフィシャルHPから引用
東京駅は駅弁屋「祭」さんやグランスタが著名すぎて新幹線ホームで弁当を買う人は少数派かと思いますが、こちらホーム厨房米’nさんののり弁をあえて狙ってみるのがおすすめです。
東京駅の利用客はなんやかんやで舌が肥えているので、幕の内系でも一品特化系でも高品質の駅弁がしのぎを削っておりますが、こちらののり弁も総じて一品一品のクオリティが高いのです。
鮭(銀鱈より個人的におすすめ)、唐揚げ、玉子焼き、キンピラ、海苔ごはんに加え、梅干しが入っているのも魅力的。
祭やグランスタが激混みなのをかわして、悠々と新幹線改札に入り18・19番ホームのすいているこちらのお店でシュッとのり弁を買うの、スタイリッシュだと思いませんか。
新大阪駅:新幹線改札内の「海苔弁 極」(ニコニコのり)

※画像はオフィシャルHPから引用
関西人におなじみニコニコのりさんののり弁。
新幹線改札内の、駅弁専門店ではなく、中央改札近くのデカい土産物屋さんや在来線改札近くのデリカステーション等で販売しています。とん蝶も売っているので、お腹が空いているときと小腹を満たしたいときで使い分けるといいでしょう。
鮭(銀鱈より個人的におすすめ)、だし巻き、レンコンキンピラ、揚げなす煮びたし、いんげんに加え、合鴨! さつまいも! といった個性派が並びます。いずれもおいしいの。
加えて、こののり弁の最大のポイントは、のりが「刻みのり」であること。地味にのり弁界におけるイノベーションなのではないでしょうか。板のりがべローンとはがれることなく、ノンストレスで食べ進められるイージーモードなおいしさに驚嘆せよ。
名古屋駅:名鉄百貨店デパ地下 仕度屋ののり弁
最後に名古屋駅。
新幹線ユーザーからすると少し遠いのですが、近鉄や名鉄利用者も多いと思いますので名鉄百貨店デパ地下の推し弁当を。
こちらのお店はコストパフォーマンスに優れる総菜屋さんでして、のり弁は定番商品ではなく、日替わり弁当的なラインナップのひとつとしてよく並んでいる感じです。
焼きサバのり弁の日もあれば、豚しょうが焼きのり弁の日もある感じ。
そのため、画像を貼ってこのおかずがいいのよとかは一概に言いにくいのですけど、いつ行っても安心感のある「うまい!」そして「安い!」が超魅力的なのですよ。
デパ地下の総菜屋さんというと、サラダをちょっと2-300g買っただけで1000円超えてくるイメージもあるかと思いますが、こちらのお弁当は総じて700円前後。その割におかずはたっぷりで味もよくて感謝しかないのです。
いまどき駅弁もランチも1000円超が珍しくない中で、デパ地下という好立地で700円前後の弁当を売ってくれるなんてすごくない? 大根煮とか筑前煮を単品追加してやっと1000円くらいなんですよ。わざわざ足を運ぶ価値がありまくりです。
いちばんの問題は、名鉄百貨店がリニューアルで26年2月末に閉館予定なこと。
食べて感激できるうちにこのハイコスパをぜひ体験してみてください。
近くには御座候もあって、マジで満足度の高い一角になっております。
のり弁っていいですよね。
そのまま単体で食べてもおいしい。
ビールやハイボールを買って、おかずをアテにして総ざらいしたあとにノリごはんだけで食べてもおいしい。
この融通が利く感じがとてもよいと思います。
いっときのブームで終わることなく、ハイバランスなのり弁がマーケットに根付いてまいりますように。
名鉄百貨店の人気惣菜店がリニューアル後もなんらかのかたちで営業継続してくださいますように。