肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2025-01-01から1年間の記事一覧

「戦国武将列伝 別巻1 織田編 感想」編:柴裕之さん(戎光祥出版)

戦国武将列伝、気がつけば各地域版の刊行を終え、+2の織田編・豊臣編に進み始めていてかんたんしました。 まずは織田編から発売されましたが、さすが信長さん周辺は有名武将が多く、活躍ぶりが華やかでいいですねえ。研究レベルの方にとってもライトな信長…

新神戸「滝山城(松永久秀居城)と布引の滝」

久しぶりに六甲山を山歩きしまして、松永久秀さんゆかりの滝山城にも立ち寄りましたら見晴らしはよいわ本丸説明看板は2025年に新調されているわ布引の滝はあいかわらずきれいだわでかんたんしました。 兵庫県民でも意外と知らない人が多い新神戸駅の裏のよさ…

「ユーロトラックシミュレーター2(バニラ) 攻略してみた感想、初心者向けガイドや隠しルート等」※2025.11末時点

Steamで以前から気になっていたユーロトラックシミュレーター2(Euro Truck Simulateo2、以下ETS2)が700円くらいで売っていたので遂にプレイし初めてみたところ、これは確かに傑作of傑作、DLCが作られ続けるのも首もげるくらい頷けるわという完成度でかんた…

大相撲「2025九州場所 感想 安青錦関というイノベーション」

大相撲2025九州場所、最終盤でまさかまさかの展開が続き、終わってしまえば安青錦関の優勝&大関優勝という信じがたいものを見せていただきまして、大相撲っていつまでもマンネリのない世界やなあとあらためてその魅力を再確認することになりかんたんしまし…

キン肉マン「512話 声を大にして言えること‼の巻 感想 テリーマン≒ジャスティスマン説」

キン肉マンの512話、推し超人の一人テリーマンがいよいよ持ち前のメンタルと技術を発揮して逆襲に転じはじめてかんたんしたのですが、あらためてテリーのブレなさ、確かな技術の活用、そして部位破壊戦術を見ていると実はものすごくジャスティスマンに似てい…

大阪府高槻市「芥川山城 ホスピタリティが素晴らしい、尊重されてほしい / しろあと歴史館の常設展:高槻寒天」

私有地ということで訪れるのを長年自粛していた芥川山城が、最近は一般人も立ち入りやすいように市の観光案内HPでも登城マップが載っていたりするので行っても迷惑じゃないのかなと思ってリアル訪問してみましたところ、お城そのもの以上に登城路の整備され…

兵庫県朝来市「生野銀山は見どころボリューミィ、竹田城だけで帰るのはもったいない」

兵庫県朝来市、かつての但馬国における生野銀山をはじめて訪れたところ、めちゃくちゃ見どころが多くて楽しくてかんたんしました。 有名な竹田城からも近いです。現代の知名度はともかく、歴史ファン的には竹田城より生野銀山の方がややメジャーな気もいたし…

信長の野望20XX「ついに星4三好長逸さん登場、このほどほど感がクセになる」

信長の野望20XX、九州や伊達家の異聞が続いていた中、脈絡もなく三好長逸さんが勾玉星4で実装されてかんたんしました。 nobu201x.gamecity.ne.jp 旧グラのコラですがこうして見るとけっこう顔が整っている感じもします。 鎧兜よりもパイロット服の方が似合っ…

福井県「劒神社と池上遼一織田信長、丸岡藩砲台跡、吉崎御坊」

福井県の史跡のうち、新田義貞さん関係や朝倉氏関係や永平寺や東尋坊や丸岡城や大野城や恐竜を外して「その次くらいに」有名で行ったことないとこ回ろーーと思って巡ってみたら期待以上に浸れる場所ばかりでかんたんしました。 福井県の魅力というのもなかな…

「商人の戦国時代 感想 こんな本を待ってた」川戸貴史さん(ちくま新書)

戦国時代の経済・経営史を取りまとめた本が出版されていてかんたんしました。 こういう本が私は大好き。一般的な戦国時代の書籍は武将たちの軌跡を取り扱ったものになりますので行政や戦や組織運営や外交が重点的に語られますけれども、商業、農業、文化・芸…

小説「折れた岬 感想 会社引退後の暮らしは消化から……」有栖川有栖さん(日経夕刊小説)

日経新聞の夕刊で連載されていた有栖川有栖さんの小説「折れた岬」がめでたく完結いたしまして、そのミステリの皮をかぶってすらいないミステリ風小説における会社退職後のおじさんの精神的な次のステップへの移行ぶり描写にかんたんいたしました。 ミステリ…

岐阜県「江馬氏館跡、神岡城、帰雲城……特に江馬氏館は国衆ごっこにおすすめ」

岐阜県の飛騨高山や白川郷あたりを訪れまして、これまで訪れたことのなかった城跡へいくつか伺ったところ、整備のされようや町の雰囲気も含めた趣がとてもよろしくてかんたんしました。 とりわけカミオカンデで有名な神岡町の江馬氏館跡は国衆館としての再現…

大相撲「2025秋場所感想 横綱対決いいですね&ちいかわ(うさぎ)に心を持っていかれた」

大相撲秋場所、横綱2人が場所を引っ張り、三役以下は引続き番付争いが激しいという相撲界の新陳代謝的には非常に健全な場所になってかんたんいたしましたね。 十年以上も横綱同士の千秋楽優勝争いがなかったと聞いてあらためてしみじみ。流動的であることが…

東京駅・新大阪駅・名古屋駅の「おすすめのり弁」※2025年9月現在

この数年来のり弁人気が高位安定傾向にあります中、新幹線の主要駅である東京駅・新大阪駅・名古屋駅のマイベストのり弁が出そろってきてかんたんしておりますのでご紹介を。 東京駅:新幹線18/19番のホーム厨房米’n「旅海苔弁」 www.jr-plus.co.jp ※画像は…

「中原中也詩集 感想」編:大岡昇平さん(岩波文庫)

さいきん周りに文豪ストレイドッグスにはまった人がおりまして、中原中也推しということで私もつきあいで中原中也詩集を久しぶりに読んでみましたところ、ある程度年齢を重ねたからこそ分かったり共感したりするものが増えていて、若者向けの詩人と言われが…

ニッポン城めぐり「世論調査 三好三人衆、最も有能だったのは?」

ニッポン城めぐりアプリの戦国世論調査というコンテンツで、唐突に三好三人衆のなかで貴方は誰推しですかという調査が始まってかんたんしました。 マジで!? cmeg.jp 論より証拠で、まずはこちらをご覧ください。 どうよこれ…… 頻繁な軍事活動で勢力を拡大…

広島県「吉田郡山城、吉川元春館跡、新高山城&三原城、道の駅たかののおにぎり」

8月某日、40度を超える県もいくつか現れていたさなか、広島県を訪れて毛利元就さん、吉川元春さん、小早川隆景さんそれぞれのゆかりのお城を巡りまして、三者三様の個性を楽しむことができてかんたんいたしました。 あと、道の駅たかので食べたおにぎりがめ…

「ニッポン城めぐりアプリのリア攻め銀異名と摂津普門寺&郡山城」

ニッポン城めぐりというアプリを昨年の春に知りまして、この1年ちょいくらい城郭スタンプラリーを楽しんでおりましたところ、リア攻めというカテゴリでようやく銀色の異名(実績・トロフィー)を開放できてかんたんしました。 金色の異名獲得はまだまだ遠そ…

「Dungeon Antiqua(ダンジョン アンティーカ)「 ハードB9裏ボス攻略・アイテムコンプまでの感想と少し考察 ※ver.20250715」Steam

FC時代のウィザードリィ・ファイナルファンタジーをリスペクトしたゲーム「Dungeon Antiqua」が非常に完成度高くやりこみ要素も豊富でかんたんしました。令和の時代にこんなゲームと出会えるものなんですねえ、製作者様に感謝であります。 dungeon-antiqua.c…

小説「光る壁画 感想 胃カメラ発明物語」吉村昭さん(新潮文庫)

吉村昭さんの小説「光る壁画」が、胃カメラ発明にかかわるプロジェクトXものとしても戦後復興記録ものとしても一家庭人ものとしても面白くて読みやすくてかんたんしました。比較的ページ数も少なくテンポよく物語が進んでいくので、吉村昭作品の入門にもおす…

「陰陽師 蛍火ノ巻 蘆屋道満が自由なのである」夢枕獏さん(文春文庫)

陰陽師 蛍火ノ巻まで読み進めまして、巻を重ねるたび、能や歌舞伎のように定型の美しさを掘り下げていく安倍晴明さん・源博雅さんと、自由な立場で好き放題に活躍する蘆屋道満さんとの対比が鮮やかになってきていてかんたんしました。 books.bunshun.jp 蛍火…

大相撲「2025名古屋場所感想 技能戦がよい場所だった、特に若隆景」

大相撲2025名古屋場所、私の中でノーマークだった琴勝峰関が13勝という見事すぎる成績、想像以上のプレッシャー強さを魅せつけて優勝しはってかんたんしました。その上で、今場所は若隆景関を筆頭に見どころのある技術をたくさん見られて、満足度の高い場所…

鹿児島県種子島「赤尾木城、鉄砲館、本源寺、鉄砲蕎麦」

さいきん根来寺の本を読んだので、鉄砲伝説つながりで、まだ行ったことのなかった種子島にお出かけしまして想像以上の鉄砲伝説な彩られっぷりにかんたんしました。 戦国時代好きはもちろん、意外とナポレオン戦争や幕末などがお好きな方にとっても訪れる値打…

「Hero and Daughter + 初攻略した感想」(Steam)

ドラクエっぽいJRPGをプレイしたくなってSteamで「Hero and Daughter +」(ヒーローアンドドーター+)というゲームを買ってみたところ、軽快な操作性と豊富なやり込み要素、仲間の個性豊かさからくるパーティ組みの楽しさにかんたんしました。 個人製作の…

「戦国武将列伝5 北陸編 感想 越中が面白いね!」編:山田邦明 / 長谷川裕子 / 萩原大輔(戎光祥出版)

戦国武将列伝の北陸編を読んでみましたら想像以上に面白くて、個人的によく知らない方が多かった点と、上杉・畠山・朝倉家が中心になる関係で東国にも畿内にもゆかり深い話が多々出てくる点に大満足しました。とりわけ「北陸」で切り出すとその中心に位置す…

「大盛り! 成り上がり飯 2話 感想 土山しげるロスにスーッと効く」奥嶋ひろまさ先生(くらげバンチ)

くらげバンチへ移籍し「頂き! 成り上がり飯」の続編として連載が始まった「大盛り! 成り上がり飯」の第2話が、私がグルメ漫画に求める「おいしそうさ」「読みやすさ」「庶民感覚」「荒唐無稽かつツッコミ不在な漫画的展開」を極上レベルに満たしてくれてい…

「根来寺を解く 密教文化伝承の実像 感想」中川委紀子さん(朝日新聞出版)

畿内の戦国史や城郭に触れるなか、根来寺の存在感の大きさをしばしば感じましたので根来寺の歴史に関する近年の研究成果をまとめた書籍を入手して読んでみましたところ、いわゆる僧兵・鉄砲衆のイメージとはまた違う、平安時代から伝承されてきた尊い歴史の…

「四万十ポークと高知県産山椒のカレー ご当地レトルトカレー界でも特筆すべき存在感」高知県特産品販売株式会社

各地を旅行した際、自分用のおみやげにご当地レトルトカレーを買うことがあるのですけれども、ちょっと前に高知県で購入した「四万十ポークと高知県産山椒のカレー」がご当地レトルトカレーの中でもかなり珍しい、くっきりキャラ立ちしたおいしさでかんたん…

信長の野望・新生CE「追加イベント 細川氏綱蜂起」

信長の野望・新生withPK Complete Editionが発売されまして、最古シナリオ「信長誕生」が実装されたなーと眺めておりましたら「細川氏綱蜂起」イベントが追加されていてかんたんしました。 新生になって細川京兆家の分裂が表現されていたことだけでも驚いた…

「龍造寺隆信 軍事に通じ甚だ機敏 感想」中村知裕さん(ミネルヴァ書房)

ミネルヴァ書房から一次史料ベースの龍造寺隆信さん評伝が出版されていてかんたんいたしました。 本編は約180ページという短さながら内容は充分に研究の進展や足場固めを感じられます。龍造寺研究はなかなか成果や独自視点を出しにくくて大学生や院生も苦戦…