肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2019-01-01から1年間の記事一覧

「足利義輝・義昭 天下諸侍、御主に候」山田康弘さん(ミネルヴァ書房)

ミネルヴァの「足利義輝・義昭」を読んでみたところ、戦国時代の「足利将軍固有の価値」「足利将軍はけっして傀儡ではないよ」という点は非常に分かりやすい一方、「知れば知るほど三好長慶さん・織田信長さん・毛利輝元さんに迷惑かけ過ぎじゃね?」感も満…

「Bloodstained:Ritual of the Night」が探索型悪魔城の集大成過ぎて感動した

楽しみにしていた「Bloodstained:Ritual of the night(ブラッドステインド:リチュアルオブザナイト)」が探索型悪魔城シリーズの集大成・正統後継作と断言できる出来ばえでかんたんしました。 月下の夜想曲やGBA・DSシリーズにハマっていた人はプレイすべ…

「尼子残照 感想」藤岡大拙さん(山陰中央新報社)

隠岐の島に行ったときに島根県のお土産屋さんで買った尼子晴久小説「尼子残照」が、主人公なのに尼子晴久さんがまったくアゲられてなくてむしろサゲられまくっていて、逆に晴久さんへの強い同情心が湧かずにいられなくてかんたんしました。 furusato.kyodo.c…

信長の野望20XX「1章攻略&12/24バランス調整」

20XX、1章ベリーハード魔窟が意外と難しかったのと、'19/12/24のアップデートで大志鍋島直茂さん等にバランス調整が入って救済されたのにかんたんしました。 ↓12月アップデートのリリース nobu201x.gamecity.ne.jp 1章攻略 無事に1章をクリアすることができ…

小説「湿地 感想」アーナルデュル・インドリダソンさん/柳沢由実子さん訳(創元推理文庫)

アイスランドのミステリ「湿地」が救いのない、冷たい泥に覆われたような情感が漂う作品でかんたんしました。 www.tsogen.co.jp ミステリジャンルですが、トリック・推理系ではなく、警察捜査系の作品です。 犯人そのものよりも、動機の解明がメインテーマな…

「室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君 感想」阿部暁子さん(集英社文庫)

「室町繚乱」という南北朝時代モノの小説がたいそう面白くてかんたんしました。 これは室町時代好きには強くおすすめであります。 books.shueisha.co.jp あらすじ。 京と吉野に二人の帝が存在した、南北朝の時代。南朝の帝の妹宮・透子は、北朝に寝返った武…

信長の野望20XX「クリスマス松永久秀」(聖夜の祝宴 in 2019 殿)

20XX、三好之長さんに続きクリスマス松永久秀さんまで登場してかんたんしました。 もしかしたら三好ファンってけっこうガチャ回しているんだろうかそんなに三好ファンの人口多いはずなかろうに、でも嬉しいはとても嬉しいからまあいいか、とりあえずメリーク…

信長の野望20XX「三好之長さんとは……」(芦屋道満ピックアップガチャより)

20XX初の星4覇道者として登場したのがよりにもよって三好之長さんでかんたんしました。平安時代といい之長さんといい、いったいこのゲームはどんなユーザー層をターゲットにしているんでしょうか……。 ↓三好之長さんが含まれる芦屋道満ガチャのリリース nobu2…

信長の野望20XX「新装備開発プロジェクト(高周波振動手裏剣回)」

20XXへのリニューアル後すぐの新装備開発イベント、まつりさんがいきなり復帰していたり敵構成に機・妖がいなかったりと、201X時代のユーザーへの配慮が伺える内容になっていてかんたんしました。 一方、得られる報酬は敏捷アップ装備の手裏剣等ですので、新…

「アクタージュ9巻 感想 ああ腹が立つ腹が立つ」原作:マツキタツヤ先生 / 漫画:宇佐崎しろ先生(ジャンプ)

アクタージュ9巻、夜凪景さんと百城千世子さん、それぞれの炎がいい感じに燃え盛ってきてかんたんしました。 www.shonenjump.com 表紙は山野上花子さんです。 透明感のあるアラサー美女。 ふつう透明感のある美女といえば無垢な少女性に対して使われる表現で…

「河内源氏 頼朝を生んだ武士本流」元木泰雄さん(中公新書)と「シチリア・マフィアの世界」藤澤房俊さん(講談社学術文庫)

積んでいた本を2冊続けて読んだところ、読後感が非常に似ていてかんたんしました。 ともに武力(暴力)集団の成立過程を感覚的に掴めるいい本です。 www.chuko.co.jp bookclub.kodansha.co.jp 前者は、平安時代における河内源氏の活躍と政権癒着と内紛と挫折…

信長の野望20XX「201Xからの変更点感想とプロローグ」

信長の野望201Xが20XXにリニューアルされ、引続きサービスが続くということでかんたんしました。 ↓20XX新機能のリリース nobu201x.gamecity.ne.jp まずはサービスが続くというだけでありがたいかな、でもゲームバランスの大胆な変更は色々と批判や哀しみを集…

大相撲'19九州場所感想「立ち合いの話題で一年を締める、白鵬、朝乃山……」

大相撲は相変わらず上位陣の休場が続く中、朝乃山関が素晴らしい成長ぶりを見せつけてくださり満足度の高い気持ちで一年を締めることができてかんたんしました。 www.sumo.or.jp 幕内で勝ち越した力士は次のとおりです。 14勝 白鵬(優勝) 11勝 朝乃山(技…

大阪府岸和田市「岸和田城と天性寺・蛸地蔵」

ものすごく久しぶりに岸和田城に行ってみたら、記憶よりはるかにきれいな城で、また、念願の蛸地蔵伝説の地も訪れることができてかんたんしました。 www.city.kishiwada.osaka.jp www.city.kishiwada.osaka.jp 根来寺・蛸地蔵伝説シリーズ3本目になります。 …

「じゃりン子チエ 文庫版3巻感想 おバァはんの名言」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエの文庫版復刊にかんたんしている3巻目です。 www.futabasha.co.jp 3巻に収録されている話は次の通りです。 「大阪カブの会」序の巻 ガンバロウの巻 ああ ホンコン マカオの旅の巻 お正月には初詣の巻 「大阪カブの会」いよいよその日が来たの…

「紀伊の根来寺は和泉・河内に近い。そりゃ攻め寄せるわ」和歌山県岩出市

和歌山県の根来寺に行ってみたところ、その深閑とした雰囲気を気に入りつつ、ものすごく大阪南部に近いという事実に気づいてかんたんしました。 www.negoroji.org 根来寺。 1132年に覚鑁上人によって開かれた新義真言宗の総本山。 中世には大寺院として、ま…

ウルトラマンタイガ「ホマレ先輩いいよね……(第18話「新しき世界のために」感想)」

ウルトラマンタイガを18話まで見て、うすうす気づいていたんですが私ホマレ先輩好きだなあと確信してかんたんしました。 www.youtube.com www.from1-pro.jp ホマレ先輩。 主人公工藤ヒロユキさんの職場の先輩。 俳優は諒太郎さん(テニミュ出演歴もあるんです…

小説「新三好長慶伝 龍は天道をゆく 感想」三日木人さん(幻冬舎MC)

ものすごく久しぶりに発刊された三好長慶さん題材の長編小説「新三好長慶伝」が時代小説らしく楽しみやすい読み味で、とりわけ三好之長さん&四国衆の描写がとても好みでかんたんしました。 著者はまさに三好長慶さんの地元三好市ご出身で、執筆・発刊にあた…

信長の野望201X「奥州決着篇 ストーリー攻略 陸中」

信長の野望201Xの奥州決着篇が始まりまして、その第一弾陸中が思いの外かんたんでかんたんしました。 やっぱりストーリー魔境はほどよくかんたんな方がありがたいですね。 ↓奥州決着アップデートのリリース nobu201x.gamecity.ne.jp ストーリー的にはネタバ…

「戦国摂津の下克上 高山右近と中川清秀 感想」中西裕樹さん(戎光祥出版)

中西裕樹さんの書籍「戦国摂津の下克上」が、戦国時代の摂津(大阪北部・兵庫東部辺り)の通史としていままでなかったほどの良本に仕上がっていてかんたんしました。 応仁の乱、細川家の内乱、三好家の台頭、織田信長さんの覇権、豊臣秀吉さんの君臨、あるい…

「西洋菓子店 プティ・フール 感想」千早茜さん(文春文庫)

西洋菓子とパティシエ・お客様を題材にした連作短編集たる当著の、大人方面のビターテイストをはらんだ味わいが楽しくてかんたんしました。 books.bunshun.jp パティシエール(パティシエの女性形)の亜樹さん、 渋くて実力派な彼女の爺ちゃん、 亜樹さんの…

「じゃりン子チエ 文庫版2巻感想 相撲大会編」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエの文庫版2巻でかんたんしたところです。 これまで漫画やアニメやファミコン版で断続的に触れてきた作品なので、コミックスでまとめて読むと新鮮な面白さがひとしお。 このまま全巻集めてしまいそう…… www.futabasha.co.jp 2巻に収録されている…

駅弁感想「千葉の秋」(万葉軒)

「千葉の秋」という季節系&幕の内系の駅弁が地味ながら確かな実力派のおいしさでかんたんしました。 riei-manyoken.jp (画像はオフィシャルHPより引用) 千葉以外の場所でたまたま頂きました。 千葉に土地勘がないので詳しくないのですが、万葉軒さんはご…

富山県「富山城・勝興寺・五箇山」~岐阜県「高山祭・下呂温泉・明智光゛秀」

富山県から岐阜県にスッと縦に通っていく旅が面白くてかんたんしました。 外国人観光客に人気のコースらしいですがさもありなんです。 富山市郷土博物館[富山城]|観光スポット|とやま観光ナビ 雲龍山勝興寺(重要文化財)|観光スポット|とやま観光ナビ…

信長の野望201X「関ヶ原異聞 ~本編・決戦~ 感想」

201Xの大作イベント「関ヶ原異聞」のシナリオが戦国時代ゲームの歴史に永くその名を刻まれるべきと思わずにいられないくらいの傑作でかんたんしました。 現実の歴史と、201Xの歴史とを見事に融合していて打ち震えんばかりです。 ↓関ヶ原異聞のリリース nobu2…

「斗南藩――「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起」星亮一さん(中公新書)

会津藩のその後……である斗南藩を軸に幕末・明治期の歴史を取り上げた新書が非常にエモーショナル過多でかんたんしました。 www.chuko.co.jp 帯で「会津の“国辱”」「雪ぐまではここは戦場なるぞ」と大見出しにされているのがさっそく重いものを感じさせてくれ…

ジルオールの初心者向け「エンディング有キャラの紹介(一部)」

さいきんジルオールを再プレイしていて再かんたんしていますので、この面白さを知る人が増えたらいいなという感じに軽くキャラを紹介させていただきます。 なお、私が主にプレイしているのはPS2版のインフィニットです。(テキストのバランスがいちばん好き…

「洋ランの鉢植えは決して万人受けしない」ひととき'19.10感想(JR東海・ウェッジ)

今月号のひととき、千宗室さんが「洋ランは個人的に好みでない」「でも日持ちするので他の花でなく洋ランを贈ってほしいと言われる」「気持ちに折り合いをつけながら仕方なく洋ランを贈っている」という踏み込んだ告白をしていてかんたんしました。 ↓東海道…

大相撲'19秋場所感想「大栄翔関の勝ち越しを信じてたよ」

先場所の大関全員休場に続き、今場所も横綱や大関陣が休場・不調の中で関脇陣が見事に存在感を示してくださりかんたんしました。 上位陣が不在になると、中堅陣の活躍がよく目立っていいですね。 www.sumo.or.jp 幕内で勝ち越した力士は次の方々です。 12勝 …

ジルオールの「セラとベルゼーヴァ」

ジルオールのエンサイクロペディアを手に入れてかんたんした続きです。 ジルオールの「フレアとゾフォル」インフィニット版エンサイクロペディアより - 肝胆ブログ 今回は、ジルオール界のファッションリーダーかつ熱烈な女性ファンが多いことで知られるセラ…