肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「動物と人間の世界認識 イリュージョンなしに世界は見えない 感想 社会人的にも大事な視点」日高敏隆さん(ちくま学芸文庫)

ちくま学芸文庫の「動物と人間の世界認識」が教養としても面白いし、社会に生きる一人間としてもわきまえておきたい視点やなとかんたんしました。 巻末解説でもちらと書かれているとおり、上級管理職を目指すような方は特にこういう視点を持っておくといいん…

信長の野望・新生PK「手取川の戦い 毛利輝元攻略感想 国替すれば織田家相手も楽勝」

信長の野望・新生PK 1577年手取川の戦い、普通にやれば強大化した織田家と戦う必要がある難しいシナリオとなりますが、PKならではの国替機能を使えば織田家であっても大幅に弱体するものだと実感できてかんたんしました。 信長の野望・新生PK「兄弟相克 長尾…

「ゲゲゲの鬼太郎 決定版9巻 バカヤロウ吸い取りチンポだ」水木しげる先生(中公文庫)

ゲゲゲの鬼太郎中公文庫版9巻、強敵が出たり美人が出たり名言が出たり徳の高い老人が登場したりとバランスよく高品質な巻なのですが、とりわけ冒頭の妖怪「竹切り狸」のスレッスレ下ネタがキレッキレすぎて突出したインパクトを味わわせてくれてかんたんしま…

大相撲「2023秋場所感想 翠富士、北青鵬、豪ノ山が良かったと思う」

大相撲2023秋場所、熱海富士関が優勝をあと一歩で逃すも連日大活躍で、北の富士さんがお元気だったらさぞ毎日喜んでおられただろうと思うと寂しい気持ちでいっぱいになりますね。 私としては翠富士関が連日キレッキレだったこと、北青鵬関と豪ノ山関が相手力…

「戦国武将列伝9 中国編 感想」編:光成準治さん(戎光祥出版)

戦国武将列伝の中国編、光成準治さんの編纂が良いのかスッキリと読みやすく、近頃の研究のポイントも各登場人物のバックグラウンドや事績も非常に分かりやすくてかんたんしました。 執筆者が3人のみとシリーズ最少になっていますが、それだけに編集面では強…

「枢密院 近代日本の「奥の院」 感想 ガバナンスに関心がある方であれば超面白い本」望月雅士さん(講談社現代新書)

大日本帝国憲法下に設置されていた「枢密院」の歩みや果たした役割や生の議論を詳らかにご教示いただける新書が売っていてかんたんしました。 正直言って万人受けする本ではまったくないと思いますけど、行政や企業やNPO等々の機関設計・ガバナンス・内部統…

「足利将軍たちの戦国乱世 感想 ブランドは今も昔も」山田康弘さん(中公新書)

中公新書にて「畿内戦国史入門」とでも言うべき畿内戦国史初学者向けの新書が発売されていてかんたんしました。 「応仁の乱」や「三好一族」を経て、中公新書の編集者さんも「ウキウキに喜んでるマニアと同じ苗字ばっかり登場して訳わからんという一般人とで…

岐阜県「関ケ原ウォーランド 感想 怖いけど尊い、ノーモア関ヶ原合戦」

信長の野望・新生PKの関ヶ原イベントが面白かったり 信長の野望20XXで関ヶ原異聞が復刻されていたりしますので 関ヶ原ウォーランドを初めて訪れてみましたところそれ以外の西濃地域観光の記憶をすべて吹き飛ばすようなインパクトでかんたんしました。 https:…

「御成敗式目 感想」佐藤雄基さん(中公新書)

中公新書から出ていた「御成敗式目」が非常に面白い新書でかんたんしました。 御成敗式目成立前後の政治状況、 御成敗式目成立の前提となる荘園史、 御成敗式目の具体的な内容と運用、 そして御成敗式目が武士以外の世界や後の世でどのように受容されていっ…