肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「漂巽紀畧(ひょうそんきりゃく/全現代語訳) 感想」述:ジョン万次郎/記:河田小龍/訳:谷村鯛夢/監修:北村淳二(講談社学術文庫)

ジョン万次郎さんの漂流記「漂巽紀畧」を初めて読んだのですが、思いの外な漂流モノアドベンチャーとしてのレベルの高さにかんたんしました。 これ、高校日本史の副読本とかで紹介してもいいんじゃないなと思いましたよ。 bookclub.kodansha.co.jp 江戸時代…

信長の野望20XX「沖田畷異聞 感想」

信長の野望20XXにまさかの沖田畷異聞が実装されてうわっほーーいとかんたんいたしました。 イベント実装のリリース nobu201x.gamecity.ne.jp やー、まさか本当に実装されるとは。 信長の野望20XX「肥前アナザー攻略(龍造寺家)」 - 肝胆ブログ 私はこの記事…

大相撲'20春場所感想「相撲協会の底力」

大相撲2020年春場所、史上初の無観客開催を乗り切った相撲協会・力士一同の尽力にかんたんいたしました。 www.sumo.or.jp 千秋楽の八角理事長による協会御挨拶、とてもよかったですね。 沈黙を挟みながら、言葉を振り絞るような理事長の姿。 背負っていた凄…

「長襦袢の魅力 感想」編著:岩田ちえ子+中村圭子+中川春香(河出書房新社)

着物の中に着る「長襦袢」のアンティークものを特集した書籍がたいへん美しく興味深い内容でかんたんしました。 これは江戸~戦前頃の創作をする方にはぜひ読んでいただきたいですね。 www.kawade.co.jp 現代では「下着」のように扱われがちな長襦袢ですが、…

映画「エドワールとキャロリーヌ(1951) 感想」ジャック・ベッケル監督

夫婦喧嘩コメディ映画「エドワールとキャロリーヌ」が親近感の湧く喧嘩描写が大変優れている上にヒロインのキャロリーヌ(若いときのアンヌ・ヴェルノン)さんが非常にキュートでかんたんしました。 以下、ネタバレを含みます。 ストーリーはあってないよう…

映画「アイアン・ホース(1924)」ジョン・フォード監督

アメリカ初の大陸横断鉄道の建設史を描いた西部劇サイレント映画「アイアン・ホース」が正統派のエンターテインメントと濃密なオス臭さがブレンドされた傑作でかんたんしました。 大陸横断鉄道の完成は1869年です。 それまで、アメリカの東海岸から西海岸へ…

「あいうえおの燻製たまご」と「KYKのたまごかつサンド」新大阪駅

新大阪駅の新幹線ホーム売店(対面型でなくステップイン型の店)のおつまみコーナーに売っている「あいうえの燻製たまご」がやっぱり美味しくてかんたんしました。 よい旅のおともです。 2個入りのものと1個入りのものがありますが、さいきんは2個入りのもの…

芦名家小説「会津執権の栄誉 感想」佐藤巖太郎さん(文春文庫)

金上盛備(かながみもりはる)さんを主軸に、落日の芦名家(蘆名家)を描いた小説「会津執権の栄誉」が地に足の着いた読み応えに富んでいてかんたんしました。 books.bunshun.jp 芦名家は会津に根を張る有力大名でしたが、嫡男の夭折等がありまして、後継者…

「じゃりン子チエ 文庫版5巻感想」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエ文庫版の5巻が名場面の連続でかんたんしました。 www.futabasha.co.jp 5巻に収録されている話は次のとおりです。 楽しい正月のむかえ方…?の巻 雷蔵の手紙の巻 ドロボーのおみやげの巻 キツーイ取り調べの巻 おいしいお好み焼の作り方の巻 オ…

麒麟がくる「第六回 三好長慶襲撃計画 感想とウルトラセブン」

大河ドラマ「麒麟がくる」、遂に三好主従がおおいに活躍する回が放映されてかんたんしました。 www.nhk.or.jp 大河ドラマの放映タイトルに「三好長慶」が冠される日がくるとは。 内容としても 明智光秀(長谷川博己)さん・細川藤孝(眞島秀和)さんの熱い好…

信長の野望20XX「戦国大河コラボ 戦国主従紀行録」

20XXの戦国大河コラボイベントが短いながらも味わいのあるテキスト、そしてほどよく腕を試される難易度っぷりでかんたんしました。 ↓イベントのリリース nobu201x.gamecity.ne.jp 勝ち鬨をあげる推しメン二人。 戦国大河というスマホゲームとのコラボイベン…

「三好長慶とは」分かりやすい最近の研究とかの解説

大河ドラマ「麒麟がくる」に登場したり、信長の野望20XXで人気キャラになっていたりと、三好長慶さんの知名度が最近急に向上していてかんたんしている一方、彼がどういう人物なのかを分かりやすくまとめているサイトや書籍が意外と少ないので、自分なりの最…

信長の野望20XX「三好主従&人気武将の活躍」'20バレンタイン三連覇&主従同率1位記念

信長の野望20XXのバレンタインチョコ獲得数、三好長慶さんが三連覇するとともに松永久秀さんと同率一位を達成するというあり得なさそうなことが現実に起きていてかんたんしました。 明日の大河ドラマ「麒麟がくる」6話ではいよいよ三好長慶さんが登場するら…

「こううんりゅうすい 最終8巻感想 案の定の本宮エンド」本宮ひろ志御大(グラジャン)

本宮ひろ志御大版の「まんが 日本の歴史」こと「こううんりゅうすい」が、すべてをブン投げて案の定な本宮エンドを迎えていてかんたんしました。 grandjump.shueisha.co.jp 不老不死の力を得た徐福さんと卑弥呼さんと秦の始皇帝さんと聖徳太子さんが日本・世…

日経新聞「戸田雄三さんのこころの玉手箱 感想」

日経新聞の「こころの玉手箱」、戸田雄三さんの回が非常に密度高く、後進にとって得るところの多い内容でかんたんしました。 www.nikkei.com www.nikkei.com www.nikkei.com www.nikkei.com www.nikkei.com こころの玉手箱は、1か月連載の私の履歴書と違って…

漫画「ミナミの帝王 失踪留学生編 感想」作:天王寺大先生 / 画:郷力也先生(週刊漫画ゴラクNo.2697)

ミナミの帝王「失踪留学生編」の竜一さんが格好よすぎてかんたんしました。 いつの間にやら立派な貫禄をお持ちになって……。 www.nihonbungeisha.co.jp 失踪留学生編。 外国人留学生が学費&生活費&借金のために掛け持ちバイトで疲弊し大学へまともに通えず…

「アクタージュ10巻 感想 夜凪景、圧巻の主人公力≒ラスボス力」原作:マツキタツヤ先生 / 漫画:宇佐崎しろ先生(ジャンプ)

アクタージュ10巻、いよいよ夜凪景さん主演の舞台「羅刹女:サイド甲」が開演。 様々語りたいことはあるのですが、何よりも夜凪景さんの類を見ない張り詰めた存在感にかんたんしました。 www.shonenjump.com 表紙は天知心一さん。 怪しくて妖しい。 隠された…

「IQ2 感想」ジョー・イデさん / 訳:熊谷千寿さん(ハヤカワ文庫)

アメリカの黒人探偵小説「IQ」の楽しい続編が発売されていてかんたんしました。 www.hayakawa-online.co.jp ↓前作「IQ」の感想 「IQ 感想」ジョーイデさん / 訳:熊谷千寿さん(早川書房) - 肝胆ブログ ロサンゼルスの下層社会で探偵業を営む「アイゼイア・…

信長の野望20XX「肥前アナザー攻略(龍造寺家)」

20XXの職業相性仕様も相まって、思いの外スムーズに肥前アナザーを攻略することができてかんたんしました。 ↓肥前アナザー魔窟実装時のリリース(だいぶ前) nobu201x.gamecity.ne.jp 無事に全部攻略できました。 肥前アナザー攻略における難関は、 神(淤縢…

「ハマスホイとデンマーク絵画 展の感想」東京都美術館

楽しみにしていたハマスホイ展を見に行ってみたところ、心をニュートラルにしてくれる静かな作品の数々にかんたんいたしました。 artexhibition.jp www.tobikan.jp '20/1/28現在は東京都美術館で開催されています。 4月以降は山口県立美術館に移るそうなので…

大相撲'20初場所感想「白鵬幕府崩壊からの徳勝龍下剋上・戦国時代到来」

大相撲初場所が大河ドラマ「麒麟がくる」に負けず劣らず従来秩序が崩壊して混沌とした戦国時代を迎えていてかんたんしました。 私、なんだかんだで白鵬関(と鶴竜関)のこと好きなんですけど、これはもういよいよ時代の変化を認めて受け入れ新たな楽しみを見…

「じゃりン子チエ 文庫版4巻感想」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエ文庫版4巻、おかあはんのヨシ江はんのキャラが大変掘り下げられてきていてかんたんしました。 5巻も来月発売されるそうです。 堅調に売れているなら何よりですね。 www.futabasha.co.jp 4巻に収録されている話は次のとおりです。 ああ イデン…

大河ドラマ 麒麟がくる「衣装五行思想からの畿内戦国史展開予想」(続 1話視聴時点の妄想)

麒麟がくるのオフィシャルHPを観てみたら、演出家の大原拓さんが大胆なネタバレ要素を披露してくださっていてかんたんしました。 普通に公式で明言されているので、もしかしたら既に多くの人が気づいていて展開予想とかされているんですかね? www.nhk.or.jp…

大河ドラマ 麒麟がくる「三好長慶と松永久秀の役割、そして解釈違いの予想」(1話視聴後時点の妄想)

麒麟がくる、のっけから面白いですね。 畿内戦国史をがっつーり描いてくださる気配にかんたんしました。 www.nhk.or.jp 物語は天文十六年(1547年)から始まりましたね。 米の刈入れが終わっていましたので、季節は晩秋ごろでしょうか。 畿内史的に1547年秋…

吉村昭さんの短編集「海馬」と「石堂淑朗さんの解説」(新潮文庫)

吉村昭さんの動物を題材にした短編集「海馬(トド)」が場景が思い浮かぶような心地よい面白さだったのですが、小説に負けないくらい巻末の石堂淑朗さんの解説も素晴らしい内容でかんたんしました。 www.shinchosha.co.jp 収められている小説は7編。 闇にひ…

信長の野望20XX「2章攻略&年末年始の育成」

20XXのストーリーが2章に入ってグッと面白みを増していてかんたんしました。 こうやって平安メンバーや20XX仕様に愛着が増していくといいですね。 ↓2章リリース時のリリース nobu201x.gamecity.ne.jp 第2章「平安海賊王」は、藤原純友さんの反乱を舞台になぜ…

「小説 陰陽師」の「安倍晴明&源博雅ぐりとぐら感がすごい、愛しい」夢枕獏さん(文春文庫)

信長の野望20XXというゲームで安倍晴明&源博雅コンビが気になったので、そういえばちゃんと読んだことないなと思って小説「陰陽師」を購入してみたところ、想像以上の両者の仲良し描写っぷりに悶絶せざるを得なくてかんたんしました。 なぜ信長の野望に安倍…

「人類の歴史を作った船の本 感想」ヒサ クニヒコさん(子どもの未来社)

子どもの絵本コーナーにあった「船の切り口から説明する世界史」本が極めてハイクオリティでかんたんしました。 これは、中学校や高校時代に副読本として欲しかったなあ。 comirai.shop12.makeshop.jp 皆さん、船は好きですか。 私は大好きです。 こちらの絵…

「ミスター味っ子幕末編4巻(最終巻) 感想」寺沢大介先生(朝日新聞出版)

ミスター味っ子幕末編が寺沢大介先生のやりたい放題に描き切って大団円を迎えていてかんたんしました。 とりあえず、ミスター味っ子や将太の寿司が好きな方は読んだ方がいいです。 publications.asahi.com (後ろの若い切島傀さんみたいなのは明治天皇です)…

「ブラックティガー 第14話 禍福あざなえる西部開拓 感想」秋元治先生(グランドジャンプ2020 3号)

ブラックティガーの最新話が大好きな「幌馬車」「オレゴントレイル」ものでかんたんしました。 grandjump.shueisha.co.jp いいですよね、幌馬車。 アメリカ開拓時代ならではの乗り物、舞台装置、意外と広くてめっちゃ機能的。 「大きな森の小さな家」「大草…