肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

英雄たちの選択「三好長慶・足利義輝回の感想」NHK

NHKの「英雄たちの選択」で、三好長慶さんと足利義輝さんを特集した回が放送されていてかんたんしました。 飯盛城・芥川城が次々と国史跡に指定されたり、その飯盛城の発掘調査が第1回日本城郭協会大賞を受賞したりと、三好家周辺が本当に盛り上がってきまし…

「じゃりン子チエ 文庫版29巻 感想 猫にマタタビン」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエの文庫版29巻、久しぶりに猫バトル巻でございましたが、素の実力ではもはや小鉄&ジュニアに勝てる猫もいそうにありませんので、ドーピング的な格闘漫画あるあるネタが繰り広げられていてかんたんしました。 本当にバトル漫画でもないのに間口…

「生の短さについて 他二篇 感想」セネカさん / 訳:大西英文さん(岩波文庫)

古代ローマの哲人セネカさんの著作を初めて読んでみたところ、収録作品のうち「生の短さについて」「心の平静について」はいいこと言ってくれていてかんたんしましたし、「幸福な生について」は後半が一所懸命言い訳している感じなのが完璧超人ならぬ人間ら…

サカモトデイズ 7巻 感想「楽の宇田さん追悼」鈴木祐斗先生(ジャンプ)

SAKAMOTO DAYS7巻、この漫画は相変わらず面白いなあと思いながら読んでいたら、巻末の楽さんによる宇田さん追想オマケ漫画に感情を揺さぶられてかんたんしました。 こういう、お亡くなりになってから掘り下げられる関係性に弱いので弱ります。 www.shueisha.…

小説「警察署長 感想」スチュアード・ウッズさん / 訳:真野明裕さん(ハヤカワ文庫)

アメリカの有名なサスペンスフィクション大河小説「警察署長」を読んでみたところ、想像以上に骨太なストーリーライン、登場人物たちの骨太な人格っぷりが読み応えありすぎてかんたんしました。 久しぶりにのめり込んで小説を読んだ気がします。 警察ものの…

大相撲2022夏場所感想「地味な場所で地味に技術が輝く霧馬山関」

2022年5月の夏場所、せっかく観客数が元に戻ってきたのに……と言われてしまいそうな取組みが多い場所ではありましたが、最後は照ノ富士関が実力と人格で締めてくださいましたし、霧馬山関や佐田の海関、また、大栄翔関や隆の勝関等々、日ごろ「地味」と言われ…

「じゃりン子チエ 文庫版28巻 感想 マサルとタヌキとタカシ」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエの文庫版29巻、タヌキとマサルをめぐる物語が緻密な構成で見どころ多くかんたんしました。 こういうお話を読むと、マサルがじゃりン子チエの中でどれだけ替えのきかないキャラなのかを思い知ります。 www.futabasha.co.jp 28巻に収録されてい…

陶彫「般若心経」池田満寿夫さん(三重県菰野町パラミタミュージアム)

以前三重県北部を回った際、立ち寄ったパラミタミュージアムで鑑賞した池田満寿夫さんの陶彫「般若心経」がめっぽうアバンギャルドかつプリミティブでめちゃくちゃ興奮するほどかんたんしました。 この美術館は足を延ばして訪れる値打ちがふんだんにあると思…

「Bloodstained:RotN オーロラモード ナイトメア攻略 感想」

Bloodstained : Ritual of the Nightに、いつの間にかオーロラさんという女性キャラでの攻略モードが実装されていて、操作してみたらミリアムさん・斬月さん・ブラッドレスさんたちともまた違ったふわふわアクションとストロング攻撃力を楽しめてかんたんし…

滋賀県立安土城考古博物館「戦国時代の近江・京都(六角氏展) 感想」、および「観音寺城と安土城」

麗らかなゴールデンウィーク。 滋賀県までドライブして珍しい六角氏の企画展示を見たり、軽い気持ちで観音寺城と安土城を登ったらめっちゃ疲弊したりしてかんたんしました。 戦国時代の近江・京都(六角氏展) azuchi-museum.or.jp 安土城ゆかりの博物館で、…

信長の野望20XX「奥州仕置 異聞 感想 + 細川藤孝・毛利秀就」

信長の野望20XX、「奥州仕置 異聞」が実装され、歴代信長の野望シリーズの中でもトップクラスに格好いい蒲生氏郷さんを堪能できてかんたんしました。 ↓奥州仕置 異聞のリリース nobu201x.gamecity.ne.jp 以下、ネタバレを少しだけ含みますのでご留意ください…

ウルトラマンXの「神木隊長、橘副隊長、からのネクサス!」

あらためてウルトラマンXを通して見ていて、ギンガとともにニュージェネレーション作劇の基礎を築いた功績に敬意を表しつつ、縦糸としての「親から子どもへ」が大人向けなドラマ感に富んでいることを実感してかんたんしました。 imagination.m-78.jp 以下、…

映画「狂恋(1946) 感想」ジョルジュ・ラコンブ監督

1946年のフランス映画「狂恋(Martin Roumagnac)」が恋愛悲劇としても裁判サスペンスとしても完成度・テンポ高く面白くてかんたんしました。 大まかなストーリーとしましては、 建築士のルーマニャックさん(ジャン・ギャバンさん)が美人の未亡人と出会い…

「じゃりン子チエ 文庫版27巻 感想 花井センセの作家論」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエ文庫版27巻。 テツが小遣い欲しさに反省日記を書き始めたところ、アドバイスを送る花井センセの中に、作家としての矜持とお金稼ぎとの間のせめぎあいを垣間見れてかんたんしました。 このおじさん、シレッと格好いいですよねいつも。 www.futa…

三重県北勢「関宿、七里の渡し&桑名城、願証寺、片樋マンボ」

三重県の北部地域を回ってみたところ、豊かな史跡等々をいろいろ見て回ることができ、旧街道地域の雰囲気にたくさん浸ることができてかんたんしました。 三重県の観光といえば神宮や志摩、あるいは伊賀や松阪、熊野等が先に思い浮かぶ(というかこれら地域は…

「三重県四日市市 笹井屋のなが餅と藤堂高虎(信長の野望・大志)」

名古屋駅でも売っている三重県四日市市の名物「笹井屋のなが餅」を初めて食べてみたところ、あんこ控えめな大変好みの味でかんたんした上に、このお餅も藤堂高虎さんのエピソードを売りにしていて驚きました。 www.nagamochi.co.jp (画像は公式HPから引用)…

「尊厳――その歴史と意味 感想」マイケル・ローゼンさん / 訳:内尾太一さん・峯陽一さん(岩波新書)

ワンピースの過去編等で破壊されがちな「尊厳」という言葉、最近耳にすることが増えたなあと思い、岩波新書の「尊厳」という本を読んでみたら思いのほかガチな哲学本で難しくて濃厚でしたが、書いてあることはいい内容でかんたんしました。 www.iwanami.co.j…

まんがで読破「雇用・利子および貨幣の一般理論 感想」ケインズさん / 漫画:Team バンミカス、トーエ・シンメさん(イースト・プレス)

図書館で何気なく借りたケインズさん漫画が予想外のおもしろさで、大学生とか新社会人とかに読ませてあげたらええんちゃうかという感じにかんたんしました。 www.eastpress.co.jp 第一次世界大戦で疲弊しきったイギリス経済は、失業率25%という大不況にあえ…

大相撲2022春場所感想「琴ノ若関の大成長が嬉しい驚き」

2022年久しぶりの大阪春場所、若隆景関と高安関の優勝争いにかんたんしつつ、琴ノ若関の素晴らしい成長っぷりに目を見張りました。 www.sumo.or.jp www3.nhk.or.jp 今場所幕内で勝ち越したのは次の方々です。 12勝 若隆景(優勝・技能賞)、高安(敢闘賞) 1…

「三重のトリセツ 感想 昭文社の本気と愛と熱量を感じる」昭文社「トリセツ」シリーズ

三重県がらみの友人から昭文社の「三重のトリセツ」という本を贈呈いただきました。 てっきり「ことりっぷ」的なライトで眺めていると楽しい系の、あるある地元ネタが並んだ内容の本だと思って読み進めてみたら、中身は地図・地形・交通・歴史・産業への濃厚…

「ウィザードリィ#8 久々攻略の感想 アンパニ・ティーラング、そしてベラの未来」日本語版バニラ

ウィザードリィ8を久々に攻略いたしまして、相変わらずのバランス調整の上手さを存分に楽しむことができてかんたんしました。 シリーズ最終作にして最マイナー作ではありますが、攻略本等がなくても充分にクリア可能でプレイするたびに何らかの発見があると…

「じゃりン子チエ 文庫版26巻 感想 テツとヨシ江のプロポーズ」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエ26巻、ここまでの長期連載を経て、遂にテツとヨシ江はんの馴れ初めの一端が明らかになってかんたんしました。 若い時のヨシ江はんが、まさにチエちゃんと現ヨシ江はんのあいだくらいの容貌で私はいいと思う。 www.futabasha.co.jp このカバー…

小説「松永久秀 天下兵乱記 感想」児玉望さん(幻冬舎MC)

昨年に発売されていた松永久秀さんの小説が、さいきんの史実研究をベースに松永久秀を等身大の好人物として描いておられてかんたんしました。 www.gentosha-book.com じわじわと松永久秀さんのコンテンツも増えてきているような印象があります。 松永久秀さ…

「貞観政要 全訳注 感想」呉兢さん / 訳注:石見清裕さん(講談社学術文庫)

貞観政要の全訳注を読んでみましたら、古来から読み継がれてきたことも納得の素晴らしい本であることがひしひしと実感できてかんたんしました。 人の上に立つ人、あるいは人の上に立つ人に物申す立場にある人にとっては、座右の書とする価値が充分にあると言…

信長の野望20XX「異聞 小田原城包囲戦 感想」

信長の野望20XX、3か月にわたって開催された「異聞 小田原城包囲戦」のストーリーがようやく完結しまして、20XX版戦国時代の着地点がいい意味でどこに行くのかますます分からなくなっていてかんたんしました。 ↓イベント実装のリリース お知らせ お知らせ 「…

「じゃりン子チエ 文庫版25巻 感想 物語の時代設定」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエの文庫版25巻。 じゃりン子チエの物語は、なんとなく1970年代くらいで時代設定が固定されているものだと思っていたのですが、実は固定されているのはチエちゃん周辺の暮らしぶりだけで着実に時代は進んでいることが伺えてかんたんしました。 w…

「戦国北条家の判子行政 感想」黒田基樹さん(平凡社新書)

平凡社の北条家新書を手に取ってみましたら、さいきんの後北条家内政研究を分かりやすく紹介いただけるとともに現代行政実務に通じるというレアな視点でのフィーチャーがなされていてかんたんしました。 www.heibonsha.co.jp 禄(財産)と寿(生命)、まさに…

映画「嘆きのテレーズ 感想 後から倫理観を歪まされていたことに気づく名作」マルセル・カルネ監督

1953年のフランス映画「嘆きのテレーズ」を観てみましたら、ストーリーライン、演技、演出が巧み過ぎて、いつの間にか非倫理的な行為を応援しながら鑑賞していたことに映画が終わってから気づかされてかんたんしました。 以下、ネタバレ前提で感想を書いてい…

ジルオールの「エリス、セルモノー、ゼネテスについて」

青空文庫で織田作之助さんの「夫婦善哉」を読んでかんたんいたしまして、ジルオールのエリスさんとセルモノーさんの夫婦関係についてあれこれ書いてみたくなりました。 以下、ジルオールのネタバレをふんだんに含みますのでご留意くださいまし。 ジルオール…

大相撲2022初場所感想「最近は幕内下位の争いが面白いと思う」

2022年初場所、御嶽海関が念願の優勝&大関昇進を決めたことでおおいに盛り上がりましたが、個人的には幕内下位の争いがさいきん見応えあってかんたんしてしまうなと印象に残った場所でございました。 www.sumo.or.jp www3.nhk.or.jp 初場所で勝ち越した幕内…