肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「六角定頼 感想」村井祐樹さん(ミネルヴァ書房)

六角定頼さんを天下人として位置付けて称揚している本が面白くて、研究者の溢れ出る情熱・意気込みをぶつけられたような読後感も味わうことができてかんたんしました。 www.minervashobo.co.jp 六角定頼さんのみならず、六角高頼さん~義弼さんまでの戦国期…

「仮釈放 感想」吉村昭さん(新潮文庫)

吉村昭さんの「仮釈放」が、人の善意を踏みにじる最高に読後感の悪い内容でかんたんしました。 www.shinchosha.co.jp 読者の倫理観形成に影響を与えそうな内容ですので、個人的には青少年には勧めたくない……ある程度年齢や経験を重ねた人以外は読まない方が…

「月と六ペンス 感想」モームさん / 訳:行方昭夫さん(岩波文庫)

モームさんの代表作と名高い「月と六ペンス」を読んでみたところ、一線を越えまくっている芸術家の業深さ描写のキレ味にかんたんしました。 www.iwanami.co.jp 月と六ペンスは、筆者モームさんを仮託する「僕」と、ゴーギャンさんをモデルにした「ストリック…

大相撲'19名古屋場所感想「大栄翔関が地味によかった」

大関が全員休場してどうなってしまうのかと危惧された名古屋場所が想像以上に盛り上がって千秋楽までしっかり面白かったのでかんたんしました。 www.sumo.or.jp 勝ち越した力士は次のとおりです。 14勝 鶴竜(優勝) 12勝 白鵬、照強(敢闘賞) 11勝 琴勇輝…

「筒井順慶 感想」金松誠さん(戎光祥出版 シリーズ【実像に迫る】)

戎光祥出版の実像に迫るシリーズに筒井順慶さんも登場していてかんたんしました。 筒井順慶さんの薄い本が一般書店で手に入る時代になったんですね。 www.ebisukosyo.co.jp 実像に迫るシリーズは以前も取り上げたことがありますが、歴史上の人物やトピックス…

岐阜県中津川市「松月堂の栗苞(くりづつみ)」

岐阜県の銘菓「栗苞」が美味しすぎて短期間に2回もお取り寄せしてしまうくらいかんたんしています。 www.syogetsudo.jp ※画像はオフィシャルHPより引用 ご覧の通り、栗きんとんを葛で包んだお菓子になります。 栗って美味しいじゃないですか。 天津甘栗とか…

隠岐の島観光「島後:山中鹿之介潜伏先、水若酢神社、玉若酢神社、白島等」

隠岐の島にかんたんした続きです。 隠岐の島観光「島前:後鳥羽上皇、後醍醐天皇、摩天崖トレッキング等」 - 肝胆ブログ こちらは島後。 島後には、山中鹿之介(幸盛)さんや尼子勝久さんがしばらく潜伏していたという伝承があり、城跡もいくつか残っており…

隠岐の島観光「島前:後鳥羽上皇、後醍醐天皇、摩天崖トレッキング等」

歴史ファン憧れの島である隠岐に行ってみたところ、歴史関係のロマンを存分に味わいつつ、想像以上の大自然スペクタクルにも出会えてかんたんしました。 oki-dougo.info 隠岐の島の図。 隠岐の島ってひとつの島だと思っている人が多いんですが、実は複数の諸…

「クマ撃ちの女 1巻 感想」安島薮太先生(くらげバンチ)

くらげバンチで連載している「クマ撃ちの女」の初単行本が発売されて、あらためて全話読み返したらやっぱり面白くてかんたんしました。 kuragebunch.com 小坂チアキ、職業・兼業猟師。彼女が狙うのは、“日本最強生物”エゾヒグマ……!! 北海道を舞台に描かれる…

「アクタージュ7巻 感想 天知心一氏の目的は」原作:マツキタツヤ先生 / 漫画:宇佐崎しろ先生(ジャンプ)

ちょっと遠出していて本屋さんへ行けない間にアクタージュの最新刊が発売されていて、発売日から1週間くらい経ったのに単行本が平積みされて目立つ場所で売られていてかんたんしました。 1巻2巻の頃は入手することすら大変だったのに……よかったよかった。 ww…