肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

三好家・畿内戦国史

英雄たちの選択「三好長慶・足利義輝回の感想」NHK

NHKの「英雄たちの選択」で、三好長慶さんと足利義輝さんを特集した回が放送されていてかんたんしました。 飯盛城・芥川城が次々と国史跡に指定されたり、その飯盛城の発掘調査が第1回日本城郭協会大賞を受賞したりと、三好家周辺が本当に盛り上がってきまし…

滋賀県立安土城考古博物館「戦国時代の近江・京都(六角氏展) 感想」、および「観音寺城と安土城」

麗らかなゴールデンウィーク。 滋賀県までドライブして珍しい六角氏の企画展示を見たり、軽い気持ちで観音寺城と安土城を登ったらめっちゃ疲弊したりしてかんたんしました。 戦国時代の近江・京都(六角氏展) azuchi-museum.or.jp 安土城ゆかりの博物館で、…

小説「松永久秀 天下兵乱記 感想」児玉望さん(幻冬舎MC)

昨年に発売されていた松永久秀さんの小説が、さいきんの史実研究をベースに松永久秀を等身大の好人物として描いておられてかんたんしました。 www.gentosha-book.com じわじわと松永久秀さんのコンテンツも増えてきているような印象があります。 松永久秀さ…

小説感想「戦国バディーーーーズ!! ~三好長慶と松永久秀、たった二人から始める復讐と天下制覇の物語~」既読さん(小説家になろう)

あけましておめでとうございます。 みなさま本年もよろしくお願いいたします。 今年は三好長慶生誕500周年ですね。 年末年始に関係情報を検索していたら、三好長慶・松永久秀主従が主役、しかも面白さという点でも最新研究の反映という点でも素晴らしい小説…

「心 いかに生きたらいいか 感想 および 薬師寺焼失と筒井順興・柳本賢治」高田好胤さん(徳間文庫)

昭和期に人気を博した薬師寺管主高田好胤さんのベストセラー「心」を取り寄せて読んでみたところ、当時の人気も納得の語り口、中身の充実っぷりにかんたんしました。 薬師寺の再建を成功に導いたというのもさもありなんという感じがいたします。 高田好胤さ…

「足利義輝と三好一族 崩壊間際の室町幕府 感想」木下昌規さん(戎光祥出版)

木下昌規さんの「足利義輝と三好一族」が、足利義輝さんを巡る現段階の畿内戦国史考察をバランスよくまとめられていて、足利義輝さんの実像というか新たな魅力というか、一種の親近感を覚えるような内容でかんたんしました。 www.ebisukosyo.co.jp 〝将軍殺…

信長の野望・蒼天録「苦労三昧攻略:1546年三好長慶」

信長の野望・蒼天録、ついに苦労三昧をクリアすることができてかんたんしました。 昔プレイしたときは配下の忠誠・友好度管理が面倒過ぎて途中でギブアップしたんですけれども、戦国時代の知識が増えたいまは「大名の仕事ってそういうもんだよね、大変だよね…

「三好一族――戦国最初の「天下人」 感想 マストバイ」天野忠幸さん(中公新書)

とうとう三好一族を題材とした新書が発売されてかんたんしました。 しかも凄まじいクオリティを携えて……! www.chuko.co.jp 阿波の守護細川氏に仕え、主家に従い畿内に進出した三好氏。 全盛期の当主長慶は有能な弟たちや重臣松永久秀と覇業に邁進し、主家を…

小説「三好長慶の遺命 篠原長房士魂録 感想」三日木人さん(郁朋社)

世にも珍しい篠原長房さん主役の小説が発売されてかんたんしました。 「新三好長慶伝 龍は天道をゆく」の続編にあたる作品なのですが、小説としては前作よりも面白いと思います。 小説「新三好長慶伝 龍は天道をゆく 感想」三日木人さん(幻冬舎MC) - 肝胆…

「<武家の王>足利氏 戦国大名と足利的秩序 感想」谷口雄太さん(吉川弘文館)

室町時代(足利時代)において、足利氏特有の「価値」が社会においてどのように共有されていたか、いかに常識として根付いていたかを解きほぐす書籍が発売されていてかんたんしました。 足利将軍独自の魅力や強みについての研究がどんどん進んできていて、戦…

信長の野望・蒼天録「早解三昧攻略:1560年足利義輝」

「<武家の王>足利氏」という本を読んでいたら無性に信長の野望・蒼天録の早解三昧をプレイしたくなり、Steamで衝動買いしてクリアして、その足利氏の御威光に浸れるシミュレーションプレイの楽しさにかんたんいたしました。 信長の野望・蒼天録「合戦三昧…

短編小説「松山新介重治 あとがき 兼 備忘」

短編小説「松山新介重治 1/5 松山新介の手妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 2/5 織田信長の依頼」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 3/5 松永久秀の迷い」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 4/5 松山新介の稲妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「…

短編小説「松山新介重治 5/5 織田信長の幸若舞」

短編小説「松山新介重治 1/5 松山新介の手妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 2/5 織田信長の依頼」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 3/5 松永久秀の迷い」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 4/5 松山新介の稲妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「…

短編小説「松山新介重治 4/5 松山新介の稲妻」

短編小説「松山新介重治 1/5 松山新介の手妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 2/5 織田信長の依頼」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 3/5 松永久秀の迷い」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 5/5 織田信長の幸若舞」 - 肝胆ブログ 短編小説…

短編小説「松山新介重治 3/5 松永久秀の迷い」

短編小説「松山新介重治 1/5 松山新介の手妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 2/5 織田信長の依頼」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 4/5 松山新介の稲妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 5/5 織田信長の幸若舞」 - 肝胆ブログ 短編小説…

短編小説「松山新介重治 2/5 織田信長の依頼」

短編小説「松山新介重治 1/5 松山新介の手妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 3/5 松永久秀の迷い」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 4/5 松山新介の稲妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 5/5 織田信長の幸若舞」 - 肝胆ブログ 短編小説…

短編小説「松山新介重治 1/5 松山新介の手妻」

※以下、自作の創作小説となりますのでご留意ください。 短編小説「松山新介重治 2/5 織田信長の依頼」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 3/5 松永久秀の迷い」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新介重治 4/5 松山新介の稲妻」 - 肝胆ブログ 短編小説「松山新…

「応仁・文明の乱と明応の政変 感想」大薮海さん(吉川弘文館 列島の戦国史②)

列島の戦国史シリーズの2巻「応仁・文明の乱と明応の政変」が、応仁・文明の乱について京周辺だけでなく地方各地への波及っぷりを詳しく整理してくれていてかんたんしました。 応仁・文明の乱は書き手によってフォーカスを当てる点がかなり変わってくる気が…

「下剋上 感想」黒田基樹さん(講談社現代新書)

黒田基樹さんによる戦国時代の代表的な下剋上事例を紹介する新書が発売されていまして、長尾景春さんを取り上げていてくれたり新たな視点で伊勢宗瑞(北条早雲)さんが高く評価されていたり最近の研究を採用して三好長慶さんのことも高く評価されていたりし…

麒麟がくる「最終話 本能寺の変 感想 世を平らかにする覚悟に果てなし」

麒麟がくる、遂に最終回が放映されましたね。 全44話を通して紡がれてきた明智光秀さんの軌跡、織田信長さんとの主従愛を超えた絆と相剋、光秀さんを見守る人々、ピュアに演出クオリティの高い本能寺襲撃描写、過ぎ去る室町幕府と新たな時代の行方等々、まこ…

「Tale of Ninja : Fall of the Miyoshi(忍者伝 三好家的隕落)攻略情報まとめ」

Hello ninja. 三好家崩壊ニンジャゲームにかんたんした続きです。 「Tale of Ninja : Fall of the Miyoshi(忍者伝 三好家的隕落)初攻略の感想 なんだこれは…たまげたなあ」 - 肝胆ブログ 初クリア後に数時間プレイし続けたところ、'21.1時点の攻略要素はほ…

「Tale of Ninja : Fall of the Miyoshi(忍者伝 三好家的隕落)初攻略の感想 なんだこれは…たまげたなあ」

Hello Ninja. Steamの海外(中国?)ゲームで、足利義輝さん配下のニンジャとなって三好家を崩壊に導く作品が登場していてかんたんしました。 store.steampowered.com インディーズゲームで、値段は500円くらいです。 現時点で3ステージが実装されていて、全…

麒麟がくる「第四十回 松永久秀の平蜘蛛 感想 久秀さんの意地と罠」

麒麟がくる第40回、松永久秀さんがとうとうお逝きになられて、なかなかえげつないものを織田家と明智光秀さんに遺されていてかんたんしました。 www.nhk.or.jp ネタバレを含みますのでご留意ください。 松永久秀さんが本願寺攻囲の陣から抜け出し、反信長方…

信長の野望20XX「三好義興さん登場……お、おぅ」

あけましておめでとうございます。 信長の野望20XXの正月ガチャに星4三好義興さんが実装されまして、これは新年早々めでたいぜきっと垂涎の強キャラなんやろなあとかんたんしていたら内実は愛玩動物のような仕上がりで思わず笑みがこぼれました。 ↓義興さん…

「日本のルネッサンス人 感想 突然の三好長慶ピックアップに驚く」花田清輝さん(朝日選書)

昭和の名文家花田清輝さんの歴史エッセイを読んでいたら、三好長慶さんの連歌が異常に高く評価されていてかんたんしました。 その評価視点が個人的に解釈一致なのでとても嬉しいです。 publications.asahi.com 花田清輝さんは卓越した文章力で有名な方で、教…

信長の野望20XX「クリスマス三好長慶」(聖夜の祝宴 in2020 殿)

メリークリスマス! 2年続いて20XXのクリスマスガチャに三好家武将が登場、しかも当主の三好長慶さんがまともに格好いいコスプレで現れるという果報にかんたんしました。 ↓ 2020クリスマス男性ガチャのリリース nobu201x.gamecity.ne.jp 2020年の時節柄を踏…

「足利義晴と畿内動乱 分裂した将軍家 感想」木下昌規さん(戎光祥出版)

足利義晴さんの中世武士選書が出ていて、しかも非常に分かりやすく畿内戦国史研究の進展が整理されていてかんたんしました。 さいきんのこの界隈の盛り上がりっぷり、出版の充実ぶりはすごいものがありますね。 畿内戦国史の研究でごはんが食べられるなら何…

亀屋陸奥「松風 大人になってから食べると超うまい一向一揆の兵糧」

ものすごく久しぶりに亀屋陸奥さんのお菓子「松風」を食べてみたところ、ものすごく美味しくて何コレこんなにうまかったっけ!? と3切れ連続で食べてしまうほどかんたんしました。 kameyamutsu.jp (画像はオフィシャルHPから引用) 松風は、小麦粉、砂糖、…

「桃山―天下人の100年展 感想」東京国立博物館

東京で悲しいことがあって少し落ち込んでいたのですが、帰り道に立ち寄った桃山展が素晴らしい内容でかんたんしたので元気を取り戻しました。 tsumugu.yomiuri.co.jp 政治史における安土桃山時代は、1573年の室町幕府の滅亡から1603年の江戸幕府開府までの30…

麒麟がくる「第二十四回 将軍の器 感想 足利義輝の美しさ」

「麒麟がくる」の足利義輝(向井理)さんが最期まで美し過ぎてかんたんしました。 www.nhk.or.jp 開始早々、永禄の変が勃発。 足利義輝さんが史実通り30年の生涯を閉じられました。 詩経(小旻)の一節を朗々と詠じる向井理さん、 重心を落とした運歩で殺陣…