肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

信長の野望20XX「三好義賢の追憶 感想」

 

信長の野望20XX、唐突に三好義賢さんのイベントが始まってかんたんしました。

しかもイベント内容が、まあ史実とか最近の研究とかの話は置いておいて、20XXとしては新機軸を感じさせてくれる文芸でしたので三好家が嚆矢になったのならアツいなと思いましたね。

 

 

↓イベント開始のリリース

nobu201x.gamecity.ne.jp

 

 

信長の野望20XXは定期的に三好家イベントを実装してくれることで知られており、人気や知名度の割には非常に優遇されているのでマジすかいいんでしょうか感があります。

 

今回のイベントも三好義賢さんの「見性寺事件」「久米田の戦い」が題材になっており、これら出来事がコンテンツ化されるのは相当レアなことでございましょう。

信長の野望20XXとしても阿波三好家が主題になるのは初めてのことであり、長宗我部家のイベントがいまだに実装されないことを思えば中富川の戦いから440年の時を経て阿波三好家が長宗我部家にリベンジしたのだと見立てることができなくもありません。

 

 

イベントは、久米田の戦い、三好義賢さんラストバトルのなかで見性寺事件を思い起こすというものになっています。

 

家中の要である篠原長房さん(星1)。

そのうち、せめて星3くらいになって201X大内定綱さんクラスの存在感をまとってほしいものであります。

 

 

 

以下、ネタバレを含みますのでご留意ください。

 

 

 

 

時はさかのぼって見性寺事件当時。

 

細川持隆さんの側室「小少将」さんが登場。

この瞬間に「あっ……」となった方も多いことでしょう。

 

 

十河一存さんも駆けつけます。

 

ハイペースで逸話を回収していく一存さん。

自分で「十河額」と言うのはベッカムさんが自分で「ベッカムヘア」と言うようなものなのですけど一存さんらしくていい感じもしますね。

 

 

 

そしてここからが急展開。

 

義賢さん、もともと細川持隆さんを討つ気まんまんだったところにたまたま幽魔が湧いて出たので、「罪をすべて幽魔になすりつけ」「口封じに幽魔を始末し」「主君の仇を取ったということで人心を掌握する」という真っ黒ムーブをおかましになったのです。

 

201X~20XXにおいて幽魔の策略の上をいった名将はたくさんいらっしゃるのですが、「幽魔のせいにして人間の暗殺に成功」という展開は初めてじゃないかな……。

20XXになってからは幽魔の策略レベルが上がっており、そうとうな名将たちですら幽魔にいっぱい喰わされることが続く中で、幽魔を利用した上に口封じというえげつないことしでかす義賢さんの黒い貫禄っぷりよ……。

 

 

義賢さん自身はその後、久米田の戦いにて

 

という因果応報を受けはするのですけれども、

この「幽魔のせいにして人をハメる」というムーブ、畿内周辺にはできそうな人がたくさんいる気がしますので、今後の畿内イベントはこういう展開が増えていくのかしら。

意外な新感覚があったので、毎度毎度という訳にはいかないにしてもまたこういう文脈のストーリーを読んでみたいものです。

 

 

 

ちなみに義賢さんの最期、

 

唐突にガンダムネタが入ってきて困惑したのですけど、シナリオライターさんはさいきん「六角定頼(ミネルヴァ)」でもお読みになられたのでしょうか。

 

 

このイベントでは忘れられずに安宅冬康さん(星2)も登場したり、

 

 

少しだけ星5長慶さんも登場して


相変わらずのメンタル弱さと、星5らしい立ち直りの強さを見せてくれたのでもっと掘り下げてほしくなったり、

 

義賢さんが

 

さっそく(霊)になって登場したりと、

 

今後の三好・畿内イベントに繋がりそうな要素が増えてよございました。

 

 

(霊)がありなら、例えば晩年の長慶さんの周りに木沢長政(霊)とか三好宗三(霊)とかがうろうろしていても話が成立しますし。誰でも登場できてしまう。

 

 

そのうちこういう

 

存在感のある(霊)が登場できるかもしれませんしね。

 

 

 

 

三好康長さんをただの好々爺にせず、暗殺者仕立てにしたのも好き。

 

 

そして、イベントのなかで一番サプライズに魅力的だったのがこの方。

 

この畠山高政さん(星1)、超イケてませんか。

セリフも采配もキレッキレ。

狙撃や流れ弾のラッキーパンチで勝ったのではなく、義賢さんや篠原長房さんたちを実力で上回ったという描写になっていますよ。

この畠山高政さんは統率も知略も80超えしてそう。

たぶん信長の野望史上で一番輝いた高政さんだと思います。今後私は「20XX畠山高政は最高」と言い続けることでしょう。

 

 

 

三好義賢さんが星5化されたのも驚きです。

もしかして三好家武将のレアリティアップ、まだ続くの……?

 

いちおう義賢さんは入手しましたが

 

ものすごくクセの強いスキル・特性、戦術家……

なんに使いましょうか。

星5長慶さんとの相性はめちゃくちゃいいんですけど、麻痺兵器役にしても戦術家アタッカーにしても出番が限定的になる……どうせ使うなら汎用的に使いまわしたいんですがうーむ。

 

ていうか義賢さん、星4時代より目が小さくなったというか顔まわりがパンパンにむくんだような印象ですね。

ひい爺ちゃんの(霊)でも入っているんじゃなかろうか。

 

 

 

 

以上、「三好家コンテンツを作り続けてくれてありがたい」という気持ちが新たになる実装でございました。

 

 

あと、最後に付け加えるとするなら、「三好義賢」「細川持隆」「三好康長(叔父)」という表記で、「小少将(実在性微妙)さんとの不倫」「真っ黒な見性寺事件」「そりゃ報いも受けるわ」を描いてくれたのはよかったなと。

これで表記が「実休or之虎」「氏之」「三好康長(同世代か少し若い親戚)」扱いで同じイベント内容だったらちょっとショックだったと思います。

 

三好家の場合、さいきんの研究で名前ごと変わった人も多いので、旧ネームだったら従来説、新ネームだったら最新説、でコンテンツのテイストを使い分けられるんじゃねと思い至ったのが地味に私のなかで新発見でした。

 

 

私は実休さん大好きなので、なんであれコンテンツが増えて、従来説から最新説までの幅広さも含め実休さんの存在に触れる人が増えて、やがてファンの獲得に繋がっていきますように。

畠山高政さんにおかれましては今回の素晴らしいストーリー展開をスクショして履歴書に添付して今後の信長の野望シリーズ本編での高パラメーター獲得活動に励んでいただきますように。