肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「戦国期細川権力の研究」馬部隆弘さん(吉川弘文館)

遂に発売された馬部隆弘さんの「戦国期細川権力の研究」。 細川家や三好家や波多野兄弟(特に柳本賢治さん)や木沢長政さんなどの事績について勉強になったことはもちろん、戦国期の畿内社会が少しずつ変容していく様をクリアにイメージできるようになる、め…

滋賀県栗東市「鈎の陣跡」と草津市「うばがもち」

六角氏の風を受けている気分だったので滋賀県の草津・栗東を訪れ、六角高頼さんが活躍した鈎の陣跡地と六角義賢さん由来のうばがもちを初体験し、いい年末だなあという気分になってかんたんしました。 www.ritto-kanko.com www.ubagamochiya.jp 鈎の陣跡 草…

「新鋭女流花便り寄席」@お江戸上野広小路亭

東京は江戸風の寄席に生まれて初めて行ってみたら女性出演者限定の公演をやっていて、それがまた一つひとつとても面白くてかんたんしました。 「お江戸上野広小路亭」::日本有数の繁華街上野で落語・講談・古典芸能を楽しむ ↓行った日のプログラム(オフィシ…

「お城EXPO2018でウキウキ」@パシフィコ横浜

横浜まで行ってお城EXPOなるイベントに参加してみたところ、ウッキウキにかんたんしました。 www.shiroexpo.jp (クリスマスにこんなことして楽しんでいる人たちがいるんだなあ) と思わずにはいられない看板。自分もその一人ですが。 お城EXPOの来客者は男…

「進化は万能である 人類・テクノロジー・宇宙の未来」マット・リドレー / 訳:太田直子・鍛原多惠子・柴田裕之・吉田三知世(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

表題の科学系な本が知的好奇心を刺激する内容で、よく考えると「せやろか」と思う部分も多いのですが「とはいえ全体として面白かったからいい本やな」と頷ける感じにかんたんしました。 www.hayakawa-online.co.jp 本の裏側に書いてある説明が、中身をよく要…

ジョナサンの「オクラのオーブン焼き(250円)」

関東圏のファミレス、ジョナサンのアペタイザーメニュー「オクラのオーブン焼き」が安くてうまい、よいツマミ&おかずでかんたんしました。 www.skylark.co.jp (画像はオフィシャルHPより引用) さいきんのファミレスはチョイ飲み需要への対応に熱心で、お…

信長の野望・大志PK「六角義賢&筒井順慶の顔グラが好き、というかマイナー武将の描き方記事が好き」

大志PKではややマイナーな大名方の顔グラが刷新されているようです。 リンク先の記事で新顔グラと、マイナー武将の顔グラにこめた思いとが紹介されていて、とても惹かれる内容だったのでかんたんしました。 www.4gamer.net 詳しくはリンク先の記事と画像をご…

「田舎教師 感想」田山花袋さん(岩波文庫)

前から気になっていた明治時代の小説「田舎教師」を読んでみたら、これが青年期の煩悶をすさまじくクリアに描いた傑作でかんたんしました。 高校の国語の教科書に載せたらいいのにと思うくらい。 私の中では夏目漱石さんの「こころ」に匹敵します。 www.iwan…

「ドリフターズ6巻感想 織田信長さんの煽りスキルが半端ない」平野耕太先生(ヤングキングアワーズ)

ドリフターズの6巻がいよいよ大規模会戦で各キャラクターの魅力が思う存分描かれていてかんたんしました。 ヘルシングの終盤といい、平野耕太作品のキャラクターが入り乱れて争う様は本当にいいものですね。 www.shonengahosha.co.jp (表紙は安倍晴明さんで…

大相撲'18九州場所感想「個人的には隆の勝関を今後推したい」

大相撲が九州場所を終えました。 貴景勝関の優勝、高安関の無念、松鳳山関・琴奨菊関のご当地盛上げ等、かんたんする内容の多い場所となって何よりです。 www.sumo.or.jp 幕内の勝ち越し勢は次のとおりです。 13勝 貴景勝(優勝、殊勲賞、敢闘賞) 12勝 高安…

「FF2(PSP版)初攻略の感想 ワイルドローズがワイルド過ぎる」スクウェア・エニックス

DFFのフリオニールさんが格好よかったのでPSP版ファイナルファンタジー2をプレイしてみたところ、思いの外な大ボリュームで相当なプレイ時間を費やしてしまいました。 ファミコン版にはなかったオマケ要素がふんだんに追加されていて、中でも「ソウル・オブ…

「鬼桃太郎 感想」尾崎紅葉さん(青空文庫)

明治時代に尾崎紅葉さんが執筆した怪作「鬼桃太郎」が青空文庫に収録されていてかんたんしました。 一度読んでみたかったんですよね。 ↓青空文庫リンク 尾崎紅葉 鬼桃太郎 子ども向け……という建前になっていますので、10分足らずで読めるボリュームです。 「…

朗読劇「雪間の草 感想」イストワール histoire 第9話 & 堺市「さかい利晶の社」

わりと最近堺市にできた施設「さかい利晶の社」で千利休さんを題材にした朗読劇を鑑賞したところ、たいへん情念深い作品で心揺らされかんたんしました。 www.osakagas.co.jp www.sakai-rishonomori.com 大阪ガスさんは、社会貢献活動として関西の歴史を題材…

肝胆ブログについて②

当ブログの記事がこれで400件に到達しました。 17年2月にブログを初めて21カ月。 その間、ブログに書いたことだけでも400件もかんたんするようなポジティブなことがあったのだと思うとなかなか感慨深いものがあります。 自己暗示に近いかもしれませんが、自…

信長の野望201X「伊達家③&最上家ストーリー攻略 羽前」

201Xを羽前まで進めたところ、遂に最上義光さんが登場してしっかり活躍いただいて満足度が高かったのですがそれ以上に「渡し」さんたちの悲哀っぷりにかんたんしてしまいました。 ↓羽前アップデートのリリース お知らせ 羽前のマップ。 こないだ最上義光歴史…

「アナバシス 敵中横断6000キロ」クセノポンさん / 訳:松平千秋さん(岩波文庫)

以前読んだ「ヘンリ・ライクロフトの私記」(ギッシングさん)で絶賛されていた「アナバシス」を読んでみたら、確かにめちゃくちゃエキサイティングな戦記&紀行ものでかんたんしました。 アナバシス - 岩波書店 「ヘンリ・ライクロフトの私記」ギッシングさ…

「アクタージュ4巻感想 巌裕次郎の背中が大きい」原作:マツキタツヤ先生 / 漫画:宇佐崎しろ先生(ジャンプ)

アクタージュ4巻、舞台「銀河鉄道の夜」編が本格的に始まったら、更に面白さが加速していてかんたんしました。 www.shonenjump.com 以下、ネタバレを含みます。 表紙は明神阿良也さん。 目のクマ系男子が刺さる人には特にヤバいですね。 天球メンバーとの絡…

京都 永楽屋の「柚子こごり(柚子こゞり)」

四条河原町にある永楽屋さんの「柚子こごり」を初めていただいのですが、これがもうめっぽう美味しくてかんたんしました。 shop.eirakuya.co.jp (画像はオフィシャルHPより引用) 柚子と砂糖と寒天でできた美しいお菓子です。 琥珀といわれるジャンルの和菓…

埼玉県比企郡嵐山町「杉山城(続日本百名城)」

有名な杉山城に行ってみたところ、噂通り、小規模な山城ながら巧み極まりない築城の工夫がたくさんなされていてかんたんしました。 こんな城を攻めたくはないものです。 国指定史跡・杉山城跡公式HP 菅谷館の続きです。 埼玉県比企郡嵐山町「菅谷館(続日本…

信長の野望201X「201X学園 ハッピーハロウィン ~吸血鬼の宴~」

201Xの学園イベント、武田上杉学園が来るかと思っていたら、まさかの陶晴賢さん登場にかんたんしました。 しかも新たなハロウィンガチャには二階堂盛義さんまでいらっしゃって……。 ↓ハロウィンイベントのリリース お知らせ 以下、ネタバレを含みますのでご留…

埼玉県比企郡嵐山町「菅谷館(続日本百名城)と嵐山史跡の博物館」

畠山重忠さん所縁の菅谷館にようやく行けたのと、併設の嵐山史跡の博物館で手に入るガイドブック類がとても充実していたことにかんたんしました。 www.ranzan-shiseki.spec.ed.jp 前も畠山重忠さん目当てで埼玉県を訪れたことがあり、今回が2回目の訪問です…

「戦国の肥前と龍造寺隆信 感想」川副義敦さん(宮帯出版社)

龍造寺隆信さんの生涯をまとめた本が売っていてかんたんしました。 宮帯出版社/商品詳細 戦国の肥前と龍造寺隆信 川副義敦 著 龍造寺家の本ってレアで、意外とこれまで見かけなかったんですよね。 ちょっと前に鍋島直茂さんの本も売っているのを見つけました…

「河内国飯盛古城追想記 感想」阿牧次郎さん

三好一族を軸に戦国時代を俯瞰した内容の小説がamazonでダウンロードできるようになっていてかんたんしました。 ※Kindleアプリ(無料)をダウンロードする必要はあります 河内国飯盛古城追想記: 電子書籍版 作者: 阿牧次郎 発売日: 2018/10/16 メディア: Kin…

「三好義賢(実休)さんと足利義栄さん」信長の野望201X 薬師コレクション・弐

信長の野望201X、遂に三好義賢(実休)さんが星4で登場した上に、なんと足利義栄さんまで登場しはるというサプライズがあってかんたんしました。 ↓薬師コレクション・弐のリリース お知らせ ジュリアさんは一瞬内藤ジュリアさんかと思ってどんなけ畿内四国史…

「修羅外道 本家襲撃 感想」片岡修二監督(オールインエンタテイメント)

白竜さん主演のVシネマが、相当低予算っぽいのにカメラ・音楽・編集の巧みな演出により迫力とテンポのよい娯楽作品に仕上がっていて、職人さん方の腕前にかんたんしました。 白竜さんと竹内力さん(特別出演)の名前でVシネマ好きを手堅く掴み、 中山麻里さ…

「鉱物の人類史」サリーム・H・アリさん / 訳:村尾智さん(青土社)

「鉱物の人類史」という本を読んだのですが、内容は看板に偽りという感じであんまり史書的要素はなく、むしろ未来に向かって我々はどんなことを考えなければならないのだろうか的な内容になっていてうーむとは思ったのですが、それはそれでけっこう面白かっ…

「めしばな刑事タチバナ 31巻 感想 社会人百合に慄く」原作:坂戸佐兵衛さん / 作画:旅井とりさん(徳間書店)

タチバナ31巻を読んでいたら不意打ち百合を喰らってかんたんして「あ゛~、あ゛~~!」って画太郎漫画のババアみたいな変な声が出ました。 これが……「私のカムパネルラ」というやつか。 めしばな刑事タチバナ 31 | 徳間書店 以前も紹介しましたが、めしばな…

山梨県甲府市の「武田神社(躑躅ヶ崎館跡)」

山梨県の武田神社に行ってみたところ、ご当地での武田一族の愛されっぷりにかんたんしました。 甲斐 武田神社 シャインマスカットとワイン目当てで山梨県を訪れたのですが、少し前に上杉神社に行ったことを思い出して武田神社にも行ってみようと思い立った次…

「細川国慶さんが"町”に当てた最古の禁制を発給していたことがニュースに……」産経WESTより

細川国慶さん……細川高国・氏綱派の有力一門武将による京都統治がニュースになっていてかんたんしました。 「細川国慶さんが」「三好長慶さんより前に」みたいな文脈にニュースバリューがつく時代になったんですね。 www.sankei.com ニュースは、戦国時代の武…

大相撲'18年秋場所 感想「史上初の三賞該当者なしに驚き」

秋場所が無事に終わりました。 ばたばたしていて先場所・今場所と各取組をちゃんと見れていないのですが、先場所の御嶽海関の初優勝、今場所の白鵬関のV41&幕内1,000勝&横綱800勝、そして稀勢の里関の復帰といろいろ良いニュースが多くて何よりですね。 そ…