肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

漫画「食の軍師とは 概要と力石」泉昌之先生(週刊漫画ゴラク)

漫画「食の軍師」、いつまでたってもゴラクに掲載されないし単行本も出ないもんだと思っていたら8巻で連載終了していたことに今さら気づき、あらためて全巻読み返してみたら力石さんあっての食の軍師やなということをひしひしと再認識できてかんたんしました…

大相撲'21春場所感想「鶴竜関との別れ、明生関の覚醒」

大相撲春場所、相変わらずコロナで東京開催が続いているのがいい加減寂しい感じもしますが、内容としては横綱たちの出場/休場騒ぎだったり鶴竜関の引退であったり高安関の奮闘であったり照ノ富士関の完全復活であったりこれまであまり目立たなかった力士た…

小説「陰陽師 生成り姫 感想 陰陽師シリーズを初めて読む人におすすめ」夢枕獏さん(文春文庫)

陰陽師シリーズ初の長編作品「生成り姫」が、シリーズを初めて読む人にもシリーズのファンにもサービスレベルが高い逸品でかんたんしました。 books.bunshun.jp 十二年前、月の明るい晩。堀川の橋のたもとに立ち、笛を吹く源博雅と一人の姫。すべては二人の…

漫画「君に届け 感想 友達のちづとやのちんがすごくいいよね」

今さらながら「君に届け」の原作漫画を全巻読みまして、全編通した丁寧な心理描写にかんたんするとともに、ちづとやのちんみたいな女友達ちょういいよねという気持ちがみなぎりました。 betsuma.shueisha.co.jp 絵の線が感じいいなあ、完結したら全部読もう…

「交易の世界史 シュメールから現代まで 感想 溢れ出る刃牙文法」ウィリアム・バーンスタインさん / 訳:鬼澤忍さん(ちくま学芸文庫)

交易の世界史という、交易の観点から世界史の流れを追った書籍のダイナミックかつ巧みなレトリックっぷりにかんたんしまして、どこかで同じようなテイストの本を読んだことがある気がするなあと考え込んだところグラップラー刃牙だわと思い至りました。 www.…

「じゃりン子チエ 文庫版14巻 感想 掛け合いが楽しい巻」はるき悦巳先生(双葉文庫)

じゃりン子チエ文庫版14巻、周センセやジャリ屋の玉ちゃんが登場してますます賑やかになるとともに、各キャラのイキイキとした掛け合いが面白い、満足度の高い巻になっていてかんたんしました。 www.futabasha.co.jp 14巻に収録されているお話は次のとおりで…

「Bloodstained:RotN クラシックモード 攻略した感想」

Bloodstained:Ritual of the Nightに懐かしい仕様のクラシックモードが実装されていてかんたんしました。 いまどきこんな2D(風)のステージクリア型アクションゲームを楽しめるなんて本当にありがたいことであります。 playbloodstained.com クラシックモー…

「東日本の統合と織豊政権 感想」竹井英文さん(吉川弘文館 列島の戦国史⑦)

東日本の戦国時代後半通史を記した当著が、最新の研究反映、視点の広さ、読みやすさ等を兼ね備えたハイレベルな一冊でかんたんしました。 www.yoshikawa-k.co.jp 16世紀後半、関東では武田・上杉・北条らの領土紛争が激化、奥羽では伊達の勢力が急拡大する…

「高村光雲 幕末維新懐古談 感想」青空文庫

青空文庫に、彫刻家高村光雲さんの懐古談が掲載されていてかんたんしました。 上村松園さんであったり、青空文庫は芸術家関係の文章を復刻してくださっているのがありがたいですね。 www.aozora.gr.jp 高村光雲さん(1852-1934)は写実的な生き物の彫刻で名…