肝胆ブログ

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「Dungeon Antiqua(ダンジョン アンティーカ)「 ハードB9裏ボス攻略・アイテムコンプまでの感想と少し考察 ※ver.20250715」Steam

 

FC時代のウィザードリィファイナルファンタジーをリスペクトしたゲーム「Dungeon Antiqua」が非常に完成度高くやりこみ要素も豊富でかんたんしました。令和の時代にこんなゲームと出会えるものなんですねえ、製作者様に感謝であります。

 

dungeon-antiqua.com

 

 

 

骨格はウィザードリィ1(狂王の試練城)、ストーリーはウィザードリィ2(ダイヤモンドの騎士)、ガワはファイナルファンタジー

こちらダンジョン・アンティーカはそんなゲームであります。

5人パーティをクリエイトして古の装備を回収してダンジョン深奥にお届けしよう的な感じですね。

 

 

ノーマルとハードで1周ずつクリアしてみました。

 

先に攻略上のチップスを書いておきますと、

  • パーティの最強編成は一通り魔法を覚えた上で「サムライ・サムライ・サムライ・ニンジャ・ニンジャ」。
    職業について、せんしはせんし。いずれ転職される前提。
    とうぞくはアイテム回収がちょっと楽になるがいなくてもOK。
    そうりょは初期後裔候補。そうりょ呪文はマスト。
    まほうつかいは初期はいなくてもOK。あとから転職して呪文をおぼえよう。
    ロードはwizとちがって「かばう」ができるので意外と便利。
    サムライはwizとちがって与ダメージが時々2倍になる、鬼。
    ニンジャはクリティカル(一撃死)を頻繁に出しますが罠外しスキルはなし。
    ビショップは敵の弱点を調べることができます。ニンジャが嫌なら後裔はこちら。

  • wiz1との比較感で言うと、
    レベルはサクサク上がります。ビショップもニンジャも実用性問題なし。
    最上位呪文は原典通りレベル13で覚え始めます。
    転職したら覚えてる呪文はそのままです。同レベルの呪文を1つでも覚えていたら他の呪文も覚えてくれるみたいなのはありません。
    宝箱は罠にひっかかる前提でもOKです。たいした被害は受けません。罠に引っかかると中身のランクが下がるようですが、罠なし宝箱もしょっちゅう出るのでとうぞくがいなくても三種の神器は余裕で集められます。
    アイテム鑑定要素はありません。
    お金は余りがちですので欲しいアイテムがあればじゃんじゃん買いましょう。
    モンスターはクリティカル(一撃死)は放ってきますが、レベルドレインは放ってきません。ヴァンパイアロードに殴られても安心です。
    モンスターに友好的なやつはいません。代わりにダンジョン内にランダムでNPCが登場し、彼らに襲いかかれば悪に、彼らの悩みを解決すれば善に性格が変わります。悪→善は教会でも変えれますが高いですしニンジャは悔い改めません。
    宝箱を復活させるにはいったん町に戻る必要があります。

  • メインストーリーのラストフロアはB6、B7-B9は裏ダンジョンです。
    三種の神器までのアイテムはB1-B6で入手、追加3アイテム+1はB7-B9で入手。
    三種の神器はムラサメ、ひかりのよろい、しゅりけんで、いずれもB6で手に入ります。

  • ファミコン時代のRPGあるあるで、呪文使い放題のアイテム(装備して戦闘中アイテム使用)が便利です。特に「もうどくのゆびわ」と「いにしえのこて」。「ほのおのつえ」「ウィザードロッド」もなかなか。

  • とはいえ呪文はあまり強くありません。ボス戦では、魔法職は与ダメージ呪文よりも敵のACを上げる呪文を連発した方が有用だと思います。このゲームは物理優勢です。

  • 戦闘時の「オート」は便利です。呪文は使わない前提で、呪文アイテム使用含めなかなか最適な行動を選んでくれます。

 

というところ。

 

 

以降は攻略の流れと感想ですが、ネタバレを含みますのでご留意ください。

 

 

 

 

 

 

初回ノーマル攻略時のパーティ。

 

オーソドックスなパーティ編成で。

あとから気づきましたが中立のまほうつかいは他の魔法職へ転職不可でした。ウィザードロッドという救済装備がなかったらかなり残念なことになっていたであろう。

 

 

こういうwizっぽい罠はしっかり登場します。

 

とはいえダンジョンの構造はそんなに意地悪ではありません。

wiz経験者であればまったく問題ないと思います。

むしろたいていのフロアには回復の泉まであって親切設計に感動できます。

 

 

コッズいにしえの装備が襲いくる、知っている人にはおなじみ、初見の人にはとてもシュールな展開。

 

倒したら有用な装備になってくれることも、いずれ返却せねばならぬことも原典と同じであります。小手がやたら強いのも原典通り笑。

 

 

フロストジャイアント(ギガース)が窒息しやすいのもかつて見た光景です。

 

 

 

各フロアをさくさく攻略し、いにしえ装備を集め、B6に一人で向かうと。

 

いにしえ装備消える、一人なのに強い敵が出てくる、仲間が助けに来てくれると、ドラマチックな展開の連続。フィナーレ感があってよございますね。

 

 

そういうわけでメインストーリー攻略。

 

約3時間。

 

 

ここからB6で三種の神器回収と、
裏ボスその1(デーモンロード×エスターク的な)討伐。

 

どうやらこのエンシャントデーモンさんがダンジョンをつくりだしたようです。

そして、エンシャントデーモンさんはどうもアンデッドのようなんですよね。

アンデッドなのになんだか楽しそうでデーモンというより無邪気キャラに見えます。

 

 

で、エンシャントデーモンさんを撃破すると更に

 

と、再びいにしえ装備を集め、B7以降の裏ダンジョンへと続いていきます。

 

 

B7以降には追加アイテムが3つ、「しゅうれんのゆびわ」「やすらぎのゆびわ」「とうぞくのうでわ」が隠されておりますが、特にとうぞくのうでわは見つけるのが難しい気もしますのでヒント画像を貼っておきます。

 

 

B7は呪文オンリーで戦闘、B8は物理オンリーで戦闘となりますが、ここまで来たパーティであればそう苦労はしないでしょう。

 

3体のボスはカース3(敵を瀕死にする)がよく効きます。

エルダードラゴンさんはお供のドラゴンを無視して先にエルダードラゴンさん本人を殴りましょう。

 

 

ところで妖精さんはヘビが嫌いみたいなのですが、このエルダードラゴンさんのことを指しているのですかね?

 

 

 

 

さて、裏ダンジョンの最深部では

 

と、裏ボスその2、いにしえの装備軍団との戦いに。

 

 

で、突破してみると

 

エンシャントデーモンさんの生前の姿っぽい遺骸、

怪しい素振りの妖精さん

よく見たら妖精さんにも複数枚の羽、

という気になる未解決ポイントを見せられて「ハードモードで会おうぜ」に。

「くにお てめぇ イージーモードでノウガキたれてんじゃねえ!」てやつですね。

 

 

 

ということでハードモードに。

 

2週目はせんしせんしせんしそうりょそうりょの脳筋パーティに。

 

 

ハードモードも難易度はそんなに変わりません。RPG慣れしている方ははじめからハードでいいかもです。

 

いちばん苦労したのはニンジャを善に変えることでした。

 

 

 

さくさくと再攻略してまいります。

 

ハードではなぜか仲間が助けに来てくれませんでした……性格変える場面でレベル上がり過ぎて苦戦しなかったからなのか、ハードだからなのか。

 

 

エンシャントデーモンさんも1ターンで撃破できるようになり。

 

 

いよいよ再びのB9です。

いにしえの装備セットを鎮めて奥の部屋に行くと……

 

と、人数制限が。

 

 

そういうわけでテレポートを使えてムラサメを装備しているサムライ1人で。

 

と、こういう展開に相成りました。

裏ボスの最後はようせいさんです。

状態異常のオンパレードをしかけてきますので、最低限、動けなくなる眠り、マヒ、石化、即死は抵抗を用意していきましょう。あとは特効薬を何個か。

 

 

 

対策と一定レベルさえそろえれば勝てます。

 

ここにきて分厚いFFリスペクト笑

 

 

どうやら仲間ヅラしていたこの妖精さん、エンダードラゴンさんやいにしえの装備たちと同様、古代の強者だった模様です。

 

人と5つの武具とエンダードラゴンさんで生前のエンダーデーモンさんを鎮め、エンダーデーモンさんの幽体はやがてB6の裏ボスになってダンジョンを生み出し、一方で転生体が妖精さんになった感じなんでしょうか。

ダンジョンと妖精さんが生まれたことで5つの武具が暴走した的な。

情報が限られていますので想像の域を出ませんが、そんなことを思ったハードモードでありました。

 

 

それにしても全編通して、原典のwizに負けず劣らず戦闘まわりの操作・テンポの快適性が極めて高いのが素晴らしい。触っていて楽しいRPG、これを再現・リスペクトされているのがwizライクゲームとして最も素敵だと私は思いますよ。

大満足、大感謝であります。

 

 

製作者さんはSFC風の「2」を制作されているという噂もありますし、これからの展開もますます楽しみですね。

よき思いのこもった作品が、よき思いを持つ多くの人々の手に届いていきますように。