ジルオールのエンサイクロペディアを手に入れてかんたんした続きです。
ジルオールの「フレアとゾフォル」インフィニット版エンサイクロペディアより - 肝胆ブログ
今回は、ジルオール界のファッションリーダーかつ熱烈な女性ファンが多いことで知られるセラさんとベルゼーヴァさんを。
以下、二人の重大なネタバレを含みますのでご留意ください。
また、記述は基本的にPS2のインフィニット版をベースにしています。
セラ
妖刀「月光」を振るう剣士で、一見不愛想でクールで突き放した態度を取るイケメンなんですが、その実態はお姉ちゃん大好きで男友達大好きで女主人公のことも大好きになってくれるなかなか感情の量が多いタイプの青年なんですね。
いろんな方向に妄想がはかどるというものです。フッ、バカな。
女主人公を選択し、「地図にもない村」でスタートすると、物語当初から頼りない主人公を守ってくれる感じでリードしてくださいます。
ジルオール初プレイ時、のっけから彼にハマった方も多いことでしょう。
(同じく「黄金色に輝く畑」でスタートするとレムオンさんに、「旅先の小さな町」でスタートするとゼネテスさんにハマることになるのです)
そのセラさん、イケメンなんですが、ファッションがなかなか独特なんですよ。
お腹丸出し剣士。
鍛えた腹筋でモンスターを幻惑する目的なのか、ただの肉体美系ナルシストなのか。
長年疑問に思っていたのですが……
エンサイクロペディアによれば
腹部を露出した服装はファッションではなく、急所を露出することで敵の目を引きつけ、攻撃の受け流しと反撃を容易にするためのものだ。
なお、他の急所部分はすべてベルトなどで補強されている。また、セラが決闘で他人を殺害したことはない。
あえて敵の攻撃をお腹まわりに集中させることで見切っていく戦闘スタイルとのこと。
そうだったのかーー。
魔法とかの範囲攻撃にはどうするつもりだったんだろう。
セラさんは固有武器「月光」が闇属性で、終盤の敵相手にはあまり役に立たないこともあり、実は剣士として育てるよりも魔法使い役として育てた方が役に立つという実益上の面でもネタにされがちだったり。
俺のすべて…
俺のすべてが多い(剣、姉、友、主人公)人柄がいとしい。
掘り下げれば掘り下げるほど愛着が増す感じがして、いい男だと思います。
ちなみに、接点が薄い女性からの人気はイマイチのようです。
ベルゼーヴァ
ディンガル帝国の若き宰相であり皇帝の一族出身であり強大な魔術的才能の持ち主であり二刀流を操る優れた剣士でありカタブツであり両親思いであり深刻な出生の秘密を抱えているという属性モリモリのハンサムガイであります。
ガンダムで言えばシャアさんとクルーゼさんを混ぜたようなタイプというか。
好きな言葉は「人類の革新」。
基本は冷たい面が目立つタイプなんですが、主人公の両親を気にかけてくれるところなんかはすごい好感度高いんですよ。
デスクで大量の難しい仕事をしながら、部下のこともたまに気にかけてくれる上司感があって好きなシーンです。
自身のことより、家族のことを気にかけてくれた方が嬉しいときってありますよね。
日頃の冷たく厳しい姿勢とのギャップを感じてキュン死にした方も多いことでしょう。
さて、このベルゼーヴァさん。
遠目には分かりにくいんですが、よく見るととても特徴的な髪型をしておられます。
トンガリ。
作中でもタマネギ等と呼ばれる独特のヘアスタイル。
こんな髪型で説教されて、うっかり笑ってしまおうものなら躊躇なく粛清されそうでどないしたらええねん的な恐ろしさがございます。
エンサイクロペディアによれば……
設定当初の名前はルシュアといった。
ゾフォルがベルゼーヴァを生ませようと画策した理由は、キャスリオンを失ったバロルのために魔力を得るため。シャロームはその代償として一組の夫婦を望み、その子をバロルの後継者にするように望んだ。
その後、ベルゼーヴァはバロルの養子となり、ゾフォルに育てられた。ゾフォルを父のように慕っていたが、自らの生誕の秘密を聞いたときに裏切られたような衝撃を受けて、それ以降は憎んでいる。
やがて長じると、その強大な魔力をバロル帝が気に入り、光太子ルグの死後空位になっていた皇太子に立てられ、人々に「闇太子」と呼ばれた。
なお、アンテナ髪は魔力で立てており、この闇太子時代はもっとたくさん立てていた。
もっとたくさん立てていた。
たくさん……長さ? 数? 両方?? ヤマアラシ???
そして結局アンテナを立てている理由は不明という。
……妖怪アンテナ?
ヘアスタイルへの謎のこだわりもまた、ベルゼーヴァさんの底知れぬ才幹の一端なのかもしれませんね。
ベルゼーヴァさんは主人公によるジルオール物語の結末がどうであれ、引続き自らの力で人類の革新を目指していく意志の強さがございます。
ぜったい竜王許さないマンですし。
(Lv.50に満たない主人公と二人だけで竜王を討伐しているのもエグい)
彼が闇に落ちることはなさそうですが、アクシズを落としたりはしそうなのが彼の怖いところです。
自分の生きているうちに人類の革新を成し遂げるためなら、どんな急進的手法でも選択しそう。
たぶん彼と彼の父親(ハエ)がエンディング後の世界最大の波乱要素。
以上、セラさんとベルゼーヴァさん、二人の美青年のご紹介でした。
どなたかの性癖に刺さって、今更ながらジルオールプレイヤーや再プレイヤーが増えたりしますように。
というか内容はインフィニット仕様のままでいいので、ムーブ高速版のジルオールが再販されてほしいなあ。
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