大志の長宗我部家が能力も顔グラも優遇されていてめっちゃ強いのにストーリーは中途半端なところで終わっていてかんたんしました。
201Xといい、コーエー社は長宗我部家の物語づくりに苦戦しているのでしょうか。
大志ver.の長宗我部元親さん。いつもながら超強いし顔グラも渋くて素敵です。
こちらは志「西海の主」。以前も触れましたが極めて優秀なオススメ志です。
こちらはパパ親こと国親さん。やはり能力も志も優遇されています。
元親さんの優秀な弟たち。能力も顔グラも上等な扱いです。
ずっと顔グラが変わっていない実休さん冬康さんは泣いていいと思います。
ここからは元親さんの言行録を紹介して参ります。
1560年川中島シナリオなどで元親さんを連れて出陣すると発生する姫若子イベント。
有名な逸話ですね。
この段階では家中も元親さんの器量に疑いを持っていたような演出になっています。
貼りませんが合間合間に入る秦泉寺さんのぼやきが面白いですよ。
秦泉寺さんもそのまま元親さんとずっと上手くやっていければよかったんですけどね。
続いて「天罰恐るるに足らず」。1567年天下布武で開始するといいと思います。
条件は本山家・安芸家を滅ぼすだけ。兵力は互角でも、元親さんが強いのでかんたんに決戦勝利可能です。
ちなみに残りの言行録も全部この流れで見ることができますよ。
一条家やっちまおうぜ! 的なイベントになります。
会話の内容よりも、政治家モードの元親さんの姿のベーシックな格好良さに目がいってしまいますね。
こうして一条家に宣戦布告する長宗我部家。
一条家の城を残りひとつにすると気の毒な一条兼定さんが追放されます。
そして、その1か月後には大友宗麟さんの支援を受けて復讐戦を仕掛けてきはります。
ほんま、大志では大友宗麟さんの外交達者な一面が存分に味わえていいですね。
いよいよ四万十川の戦いです。
宗麟さんの宣戦セリフは楽しいんですが
あっさり蹴散らされて捕縛される兼定さん。
宗麟さんも「マジか」という気持ちだったんでしょうか。
それともこの結果も含めて宗麟さんの想定内だったんでしょうかね。
戸次川の戦い前には元親さんと宗麟さんで思い出話とかしていたりして。
この兼定さん追放と四万十川の戦いの合間には、「名前を書こう」という言行録も発生します。
散らかった部屋を見た元親さんが。
こうした日常の心得的な逸話は楽しいですね。
小早川隆景さんの「急いでいる時ほどゆっくり書け(焦ってミスるな)」とか。
土佐を統一したので、後は信長さんの後見を得て、阿波に襲いかかる流れです。
まずは信長さんに外交で繋がりをつくります。
「天下布武」シナリオだと信長さんの侵攻が進んでいなくて、自然体だと距離が遠すぎで外交できないことがあります。
仕方ないので、私は三好家と短期同盟を結んで河内畠山家を滅ぼし畿内に領地を得て、無理やり信長さんとお近づきになりました。
発生するイベントは有名な「鳥なき島の蝙蝠」。
光秀さん大河ドラマ化おめでとうございます。
前半でまさかの進士晴舎さんの息子説が採用されたりしないかなあ(笑)。
大志では長宗我部ー明智ラインに触れて本能寺四国政策起因説的な前フリにするのかと思いきや、光秀さんの長宗我部家を見る目が存外冷たくて驚きました。
信親さんに「信」の字(名前の上の字の方が格が高いとされる)を与えることにイラっとしてはりましたし、この大志光秀さんなら長宗我部家のために本能寺を起こすことはなさそうです。
元親さんのラスト言行録は「四国の蓋」。
三好家の白地城を落とすだけなので発生させるのはかんたんです。
……このイベント自体はいいんですけど、やっぱりここで言行録が終わっているのは尻切れトンボというか打ち切り漫画感というかがございます。
本能寺後の秀吉さんのイベントも収録されていないので、元親さんの対秀吉さんや戸次川がないのはまあ仕方ないんですが。
コーエー社の元親さんイベントは「周りは元親さんを舐めている」「でも実は元親さんの器量ってすごいんだぜ」というのが基軸だと思うので、もう少し元親さんが活躍する言行録が充実しないと「実はすごいんだぜ」感が目立たないんですよね。
このままPKで四国征伐と戸次川だけが実装されたら、「実はすごい」感が更に薄れて「やっぱり鳥なき島の蝙蝠やったね」みたいに映ってしまいそうでちょっと不安です。
三好家ファンとしては長宗我部家の人気を妬むだけではよくなくて、長宗我部は長宗我部でしっかり評価されていただいて、その長宗我部を苦しめた三好康長さんや十河存保さんもしっかり評価してもらうというのがおいしいストーリーだと思っています。
(個人的な意見です)
なんにせよ、PKで長宗我部家の物語に魅力的な結末が付加されますように。
哀しい内容なのは仕方なくても、美しさや共感が残るようなのが見たいです。