南紀から三重県の東紀州方面に移動しまして、かんたんし続けました。
やはりこの地方は見るもの触るものどれも珍しくて、旅していて楽しいですね。
和歌山県新宮市「新宮城、阿須賀神社、神倉神社、熊野速玉大社、めはりずし」 - 肝胆ブログ
紀宝町ウミガメ公園
無料でウミガメに出会えることで有名な道の駅、紀宝町ウミガメ公園。
かわいいですね、ウミガメ。
漫画「南紀の台所」で知って以来、一度は訪れてみたかったので感激です。
カメかわいい。
ウミガメ以外のカメもたくさんいらしゃいますよ。
この日も雨ながら、こちらの道の駅にはお子様連れが多数きていらっしゃって、皆きゃいきゃい言っていて平和この上なしでした。
道の駅でウミガメに出会えるなんて貴重な場所ですよねえ。
花の窟神社
伊弉冉尊(イザナミノミコト)が葬られた地として知られる世界遺産、花の窟神社。
こちらは熊野信仰よりもさらに古い歴史をお持ちとかで、ご神体も巨巌と古代信仰らしいかたちをとどめています。
圧倒されるようなスケール感を味わいつつ、イザナミさんが葬られたという神話がどのように成立したのか想像してみるのもロマンあふれて楽しいひとときですね。
丸山千枚田
有名な丸山千枚田。
実はどこにあるのかよく知らなかったんですが、三重県南部にあったんですね。
原風景感のある美しさ。
水を張った時期や稲が実った時期の絶景はカメラマンマストビジットとのことです。
山道を走っていたら急に現れるので「こんなところにこんな場所が」という感覚ふくめて新鮮に感じます。
赤木城
豊臣政権(藤堂高虎さん)が南紀国衆の一揆対策に築城したと伝わる赤木城。
続日本100名城にも選出されたそうでなにより。
「こんなところにこれほどの」と思ってしまうくらい、近世城郭のような防備の工夫が随所で見られるので感心します。
お城そのものの魅力に加え、説明板の設置、草刈り含めた整備状況等、熊野市や地元の方による手入れが非常によくなされているのが伝わってきます。
お城巡りをしていて一番好感度が高まるのって、地域の方々からかけられている愛情の量だったりしますよね。
鬼ヶ城
坂上田村麻呂さんが海賊を討った伝説でも知られ、世界遺産、国の天然記念物・名勝等々に指定されている鬼ヶ城。
そら鬼や海賊も根城にするわと思うくらい、風雨・波浪で形成された異様な景観を楽しむことができます。地学とか岩とか石とかに興味ある人は必見ですよ。
大雨の日に行ったので、ダイレクトに雨水が岩を少しずつ削っているであろう光景を目撃できてハッピーです。
景気よく水がドバドバ流れてきて行く手を阻んでくれます。
もちろん他に観光客はいませんでした。
私も初めから濡れる前提の格好・装備で来ていたからよかったんですけど、普段着やったらまじ危険だったかもしれない。
いちおう散歩しても大丈夫とのことでしたが、天候には十分ご注意ください。
そんなひと気も鬼気もない異景鬼ヶ城で、ユンボ2台だけが海岸でせいせいとお仕事されていてかんたんしました。
以上、楽しい紀伊半島南部の旅でした。
これから先も南紀独特の魅力が大勢の人を惹きつけ続きますように。