信長の野望・大志。
三好四兄弟亡き後の三好家プレイが思った以上にかんたんでかんたんしました。
今回選んだ大名は三好義継さんです。
父は十河一存さん(鬼)。
養父は三好長慶さん(副王)。
母方の祖父は前関白九条稙通さん(魔法使い公家オブ公家)。
義継さんは鬼と姫との間に生まれた面白いキャラなんですよ。
定説では「三好三人衆の傀儡だった凡庸な若者」という評価ですが、最近はその血筋のよさもあって「長慶さん以上の急進的手法で幕府の権威を克服しようとした野心家」という説が出ていたり、戦国ヴァンプでは「戦国時代の悪業をすべて背負った闇の王子」みたいな扱われ方がされていたりと、だんだんイジられ方に幅が出てきている印象です。
まあ、どのような評価になろうと実態は「篠原長房さんの実力」と「足利義冬(義維)・義栄親子の権威」には勝てなかったよ……という域は出なさそうなのが哀しいところですが。
そんな“ダークプリンス”義継さんのご尊顔。
キリッ☆
従来顔グラから変わっていませんが、この顔グラは絶妙に「甘やかされて育ってそう」「思い込み激しそう」「中二コンテンツ好きそう」なオーラを醸し出していてよくできていると思います。
さて、1565年の三好家。
永禄の変を起こした直後ですので、二条御所が三好家領地に。
細川藤孝さんが足利家から独立。
松永久秀さんも三好家から独立しており、かつ言行録時と違って同盟なしです。
三好義継さんの能力。
……能力面はたいへん凡庸です。
ですが。
志「家督継承」はけっこうイケてるんですよ。
志「所領拡大」ほどバランスはよくないのですが、効果「恐慌包囲」の一点だけはすこぶるイケてます。
「攻城戦で包囲の威力が上がり敵戦力の戦意が下がる」
エグい。
敵の戦意が下がれば、当然決戦も勝ちやすくなり城も落ちやすくなるのです。
城の数がやたら多い北条家や毛利家と戦うにはうってつけ。
この「恐慌包囲」だけで志「家督継承」の価値は跳ね上がります。
ちなみに「家督継承」は汎用志ながら、持っている武将は有力大名家の一門に限られますのでけっこうレアなんですよ。
全体的に能力が低い武将が多く、三好義興さんや佐竹義久さんや尼子誠久さんや上杉景虎さんや長宗我部盛親さんあたりがエースクラスという実情ですので、「大名自らが出陣しないと部隊の士気が下がる」が足を引っ張るんですけど。
そんな義継さんが率いる三好家家臣団。
うーーーむ。
人数だけはやたら多いものの、三好四兄弟と松永兄弟が抜けた穴はやはり大きい。
三人衆や篠原長房さんや池田勝正さんが再評価されていない以上、荒木村重さん頼りというのは否めないですね。
その通りなんですが村重さんに言われると一抹の不安を覚えるのはなんでだろう。
よし。
ここは史実に沿って松永久秀さんと内紛だ!
おお、なんか絶妙にそれっぽい会話に。
実際の義継さんは途中で当主自ら久秀方に寝返るという離れ業を見せてくださいますが、ゲームでは当主として徹底的に戦い抜きますよ。
国力差で押し切り、スムーズに久秀さんを降伏させることができました。
美しい和解の瞬間です。
たぶん十河一存さんも泉下で喜んでいることでしょう。
更に細川藤孝さんや赤井直正さんや雑賀衆や長宗我部家一門衆を編入していけば、もはや新生三好家に敵はおりません。
信長さん上洛前なので周辺は中小勢力ばかり、よく考えたら難易度高くないんですね。
途中、御用商人が養父の遺品を献上してきて笑いました。
誰だ横流ししたのは。
よく見たら三好粉吹の画像、これ本物の写真から起こしてるんじゃないかな。
という訳で、あっさりと惣無事令に辿りつきました。
志“家督継承”でガリガリ敵の戦意を削れるのは想像以上に楽でした。
再び三好家の忠臣として腕を振るってくれた久秀さん。
これで義継さんは名実ともに足利幕府を超えた存在になりました。
あんがい義継さんなら九条家パワーで太政大臣とかになれるかもしれません。
1565年「次郎法師直虎」シナリオ、畿内~東日本勢力なら難易度低くていいですね。
織田信長さんが美濃制圧前ですので早めに対応できて楽。
九州や中国地方勢力は毛利元就さんの暴威に向き合う必要があるので大変ですが。
長慶さんの死後は三好家の魅力が半減してしまうようなイメージがございます。
実際ヒーロー不在感は否めないんですけど、群像劇としてはけっこう面白いんですよ。
室町時代っぽさが長慶さん時代より濃厚で。
そのうち四兄弟と久秀さん以外の皆さんにも光が当たりますように。