2しかクリアしたことのなかったエルミナージュ1(ORIGINAL)がSteamに来ていてかんたんしました。
一般的に2の方が評判がいいらしいのですが、個人的にはテキストや演出が2に比べて硬質なので1の方が好みかもです。逆に、明るいというかポップ・ライトな表現が好きな方は2がいいと思います。
- 難易度は本家よりも多少マシ
- 序盤からレアアイテムがドロップする
- 好きな顔グラをアップロードして使用できる(フェイスロード)
- 職業の種類が多い上にバランスがいい
- アイテム数が多い上、周回要素や裏ボスなどのエンドコンテンツが豊富
- 「神」の掌の上で踊っていることに気づいてハァ? となる、ジャパニーズRPG好きの琴線をくすぐるバックストーリー
などなどの要素が魅力的なのです。
とりわけフェイスロード機能、職業の多様さはwiz好きからしたら嬉しくて困る要素でして、お気に入りパーティの妄想がはかどること間違いなし。推しキャラにつけたい職業と実用性のはざまで苦しむのって気持ちいいですよね。
フェイスロードの一例。
パーティー組みとしては、はじめは侍・君主・忍者をつくるのはしんどいので、基本職や中級職からセレクトします。
わたしの独断と偏見による職業評価は次の通り。
- 戦士
優秀なアタッカー。最初から最後まで使える。 - 魔術師
魔術師呪文は不可欠なので転職元として優秀、攻撃役としては終盤は抵抗される(ダメージゼロ)ことが多いのでしんどくなってくるがロマンはある。 - 僧侶
僧侶呪文は不可欠なので転職元として優秀、回復や僧侶呪文の代替手段が多いので終盤はマストではない。 - 盗賊
宝箱の解除役として不可欠、レベルを上げると敵の装備を解除して盗むことができるようになる、レベルが上がるのが早いので攻撃力もまあまあ高いと、最初から最後まで役に立つ。 - 錬金術師
錬金、鍛冶、錬金術師呪文はいずれも不可欠、専業錬金術師を一人は用意しておきたい。パーティに加えず寄付(金を経験値に変換)で育てるだけでも充分。最終的には鍛冶用に高レベル錬金術師を育てたくなるが、力のメダル2枚でほかの高レベルキャラを回転させた方が早い気もする。 - 使用人
序盤はあまり役に立たないが最終盤で化ける。存在の加護を得ればパーティ毎ターン全快が無限に可能な、唯一無二の要に。 - 司教
wizで定番の鑑定キャラ。酒場で育ててもいいが、連れて行った方がアイテムの吟味がしやすくて便利だと思う。呪文を覚えるのが遅いものの、エルミナージュはレベルを上げやすいので実はあまり問題にならない。 - 狩人
序盤は器用万能、終盤は器用貧乏という感じ。弓のエフェクト音が気持ちいいのでつい使いたくなります。 - 闘士
戦士に並ぶアタッカーにして、連撃により敵の状態異常抵抗・召喚抵抗を下げることが可能。召喚士を使うなら不可欠。ボス戦では不思議な波動をつかって相手を強制麻痺にできるのでいるのといないのとで難易度がめっちゃ変わります。 - 遊楽者
タロットが面白いし使いこなすとめっちゃ便利。ただ、ひたすらボタンを連打するシーンが多いwizというゲームにあって、いちいちユーザーの判断コストが必要な点が最大のデメリットと言えるかもしれない笑。 - 巫
不死・霊・悪魔にはめちゃくちゃ強く、ほかの種族にはあまり強くないピーキーなキャラ。敵の魔法を反射・無効化する結界は中盤まで便利だが、いちいち判断するのが面倒なのでレベルを上げてHPで耐えられるようにしたり鍛冶で敵の魔法を無効化したりした方が楽だなーと思ってしまうかも。最終盤の清札連打はロマンの塊だがじゃあ戦士や闘士より強いかと言われると微妙なところ。そのうえで「巫女さん」というところにオンリーワンの価値があるんじゃないかな。 - 召喚士
本人はものすごく弱いが、本人が召喚するモンスターはものすごく強い。中盤くらいから最終盤まで大活躍します。ただし闘士が連撃してくれないと強いモンスターはほぼ契約できないので注意。 - 神女
ヴァルキリー。序盤は器用万能、終盤は器用貧乏という狩人に似ている感じ。女性キャラをつくるなら序盤入れて間違いありません。 - 君主
本人は(戦士+僧侶)÷3くらいの使い勝手なうえにレベルアップが遅いが、法院保護区=味方全体の状態異常耐性アップという守護いスキルを持っているので裏ボスや真ラスボスと戦うときにはぜひいてほしい人。召喚モンスターでも代替不可。 - 侍
本人は(戦士+魔術師)÷3くらいの使い勝手なうえにレベルアップが遅く、村正も期待したほどは強くないのだが、つばめ返し=敵の物理攻撃無効&反撃という盾スキルが便利かつ快感。ただし召喚モンスターで代替可能。個人的に脳内ロールプレイする上でいちばん困るのが「つばめ返し」という佐々木小次郎さんに紐づきすぎているネーミング。もっと汎用的なスキル名だったらもっと使ったかもしれない。 - 忍者
レベルさえ上げれば首切りを連発してくれるいつものニンジャ。ただしレベルは上がらないしACをいくら下げても敵の攻撃は当たる。個人的に一番評価が高いのは「警戒」スキルで敵の不意打ちを防いでくれるところ。
まあはじめは
戦士、闘士、神女、盗賊、魔術師or僧侶、司教
くらいのパーティでプレイするといいんじゃないでしょうか。
最序盤は、適当に量産したキャラからお金を回収してフランベルジュ(アイテムとして使うと魔法攻撃、無限使用可能)を購入し、スタートダンジョンのアビさんを倒してレベルを上げましょう。
各地のダンジョンを回れるようになったら、コートラスト要塞の1階でよい装備を集めるのがおすすめです。逆に、はじめのクレイディアの洞窟をB2B3と下がっていくのはおすすめしません。しばらくは町でハルモニさんを仲間に加えとくのもおすすめです。
序盤、特に注意すべきザコ敵。
こいつを楽に倒せるようになったら、はじめの山は越したな感が出てきます。
面倒な知恵のアンクイベント(要10本)は
プリーストやプリーステスから盗んで集めます。逆に言えば盗賊がレベル26になって盗むを覚えてからでいいのです。盗賊がレベル26になり、装備解除でモンスター装備を集められるようになっていくのとセットだと思っていただければ。
モンスターから盗むべき装備の一例、クルセイドアーマー。
装備すると戦士が霊を強く殴れるようになります。これは便利!
ほかにも闘士や盗賊用にラミア―テイルや不思議な波動を回収したり、女性がいるなら薔薇のカチューシャを回収したり、フェニックスとまみえる局面にきたら羽毛を回収したりなどなどおきばりやす。
なお、ネポラさんから頭痛薬を買うのを忘れないようにしましょう。
忘れるとこんなハメになります。
知恵のアンクイベントを解決すると頭痛薬を売ってくれなくなるのいけずやわあ。
まあ神影さんから盗めばなんとかなるんですけどね。
さて、以降はレベル上げ・イベント解決・アイテム回収を繰り返せば順当にストーリークリアまで行けると思いますので。
ここからはネタバレ込みで、クリア後の話を中心に。
ラスボスの画像とか見たくない人は回れ右してくださいませ。
プレイヤーの味方、ヒズベルトさん。
考えれば考えるほどこのセリフが重いんですよね。
クリア後ダンジョンでは、神の影に遭遇することも。
影とはいえとてもお強いのですけど、闘士が連撃から不思議な波動で麻痺らせればどうとでもなります。エルミナージュの麻痺や石化は自然治癒しませんからね。
クリア後ダンジョンのボス(神影除く)を片っ端からしばきまわすと周回が可能に。
周回プレイする気があるのなら、レア度の高いアイテムの収集は周回後でいいと思いますわ。
レベル上げしたいときは
ヒズベルトさんのところで、こやつと戦い続けるのが楽です。
ただし瘴怪波を連発してくるので、神影を倒して空間の加護を得てからにするのがおすすめ。映画とか見ながらボタン連打しとけばレベルがえらい上がります。
そして、真ラスボス。
このゲームはイベントをクリアして、神々から「フェイム」という恩寵を得て、それをコンパスに捧げて、指輪を集めて……というステップで進行していくのですが。
イベントを一切クリアせず、フェイムゼロで無理やり指輪を回収してラストダンジョンに殴り込むとラスボスが真の力を取り戻す展開になります(フェイムを得て指輪の位置を特定してからリセットするという面倒な作業が要ります)。
この真アイロークさん、特濃状態異常付の攻撃&つばめ返しを連発してきますので、ナメてかかるとあっという間にパーティが壊滅してしまいます。
よって、
- とても高いレベル
- 君主の法院保護区
- つばめ返し+ヴィッフィ(敵攻撃集中)による壁役
- 存在の加護つきメイドリカバー
を備えておくのが吉。
私の場合は
事前にこやつと契約していたので割と楽に戦えました。
ヴィッフィをかけると、他のキャラの攻撃がつばめ返しされても反撃がサマリエルさんに向かうので、サマリエルさんが更につばめ返しして……と反撃合戦に。こういう壁役がいてくれると他のキャラも安心して攻撃できますね。
なお、アイロークさん通常プレイでは
こんな感じで妻娘の影に隠れていたのに、本来の力を取り戻すとウキウキで前列に出てくるの絶妙に情けない気がします。意外と家庭では女性たちに庇護されている感じの人物なのかもしれません。
最後に、現在のわがパーティ。
三好長慶さん。
脳筋戦士から君主へ力のメダル転職。阿波の暴力団がまっとうな政治家に。
高次元の法院保護区で三好家を保護。長慶さんが逝くと三好家は崩壊します。
三好実休さん。
僧侶、魔術師、錬金術師を経て召喚師へ。数寄=呪文に精通。
必殺技は阿波からサマリエルを召喚、畿内勢を阿鼻叫喚に陥らせます。
実休さんが逝くと壁役もいなくなるので三好家が崩壊し始めます。
安宅冬康さん。
錬金術師、狩人を経て使用人(茶人)に。
数寄者、水軍射手を経て三好家の兵站を一手に担います。
冬康さんが逝くと三好家は回復が立ちゆかなくなり崩壊が早まります。
十河一存さん。
生涯闘士。ひたすら暴力を振るいます。額から不思議な波動を発しているそうです。
一存さんが逝くと強敵に勝つのが難しくなるので三好家が傾きます。
松永久秀さん。
ずっと盗賊。各種創作で若いころ盗賊に身をやつしているので違和感ありませんね。
三好家崩壊後は天下を簒奪したみたいな誤解を受けるのがお気の毒。仲間のアイテムを盗んだことは一度もないのに。むしろ宝箱の罠解除をちょいちょいミスるのがちょいちょい判断をミスる久秀さんらしくて憎めない。
千与四郎さん。
目利きなら任せろとばかりに鑑定で大活躍。得意の数寄で呪文を使いこなすも、ガタイがよいので最終的には記録のワンドで殴る人に。
創命の加護がついているので三好家崩壊後もなんだかんだ長生きできそうです。
正直屋棰井さん。
西宮の錬金術師として三好家を調達面で支援。一度も戦場に出たことはない。三好家から集金したお金だけで高いレベルに至ったわけですがこの理屈だとエルミナージュ世界の王族や豪商はいずれも超強い実力者なのかもしれません。
三好家が崩壊しても変わりなく江戸時代まで栄えていたそうです。
こういう自己満足ロールプレイングで遊べるのがwizのいいところですね。
エルミナージュやエクス2など良質なwizライクゲームが出ていたあの時期はいいものでした。さいきんもwizのアプリ版(ダフネ)が人気と聞きますので、ふたたびwiz人気が高まっていきますように。