201Xの「のぶニャガの野望」コラボイベント「久秀のニャ望」にて、三好家中のキャラや人間関係がすごく掘り下げられていてかんたんしました。
↓普段より澄んだ瞳の松永久秀さんがかわいいですね。
↓比較用:普段の久秀さん
以下、一部ネタバレを含みます。
攻略に役立つ内容は含みません。
淀古城のラストだけ妙にテクニカルな難易度の高さですが、他の面はそれほどの難しさではないので中級者であればチケットを集めるのは充分可能だと思われます。
ミィよし長慶&まつニャが久秀
まずはコラボ先の三好主従がよございましたね。
あくまで私の印象論ですが、史実の長慶さんに一番近いのはこの「ミィよし長慶」さんなんじゃないでしょうか。
自信と知性と切れ味と優しさと慇懃無礼がブレンドされている感じが特に。
まつニャが久秀さんは201Xや大志同様、野望と忠義を両立させていくスタンス。
両者の主従関係も、
久秀さんのキャラを理解し、受け入れ、モチベーションを引き出した上で、ブラックに近い業務量をサラリと押し付ける辺りが生々しく長慶さんっぽい。
長慶さんに押し付けられたブラック業務量を期待とか受容とかに脳内で変換してむしろ喜んでいそうなのも史実の久秀さんっぽい。
いちばん聖人兼危険人物が本家最新作の大志で、
いちばん面白いおじさんがクソコラこと201Xで、
いちばんキレッキレカリスマなのが猫……という。
(未プレイですが、他の作品ではお爺ちゃんになってたりもするらしいです)
このキャラの定まらなさがかえって三好家の魅力の掘り下げに繋がっているような気もしますし、なんか単純に楽しいですね。
マイナー人物だからこそ色々試せる面もあるのでしょう。
松永兄弟
遂に松永長頼さんが登場しましたねー。
嬉しいので彼についてはそのうち別途記事を書こうと思いますが、大きくはまつりさんが紹介しはった通りの人物です。
信長の野望201X「松永長頼さんとは何者か(京洛の暗闘ガチャより)」 - 肝胆ブログ
そんな長頼さんがさっそくイベントで活躍しはるのも満足度が高い。実に高い。
初登場即兄弟喧嘩。おいしい。
フリーダムに活躍する兄の松永久秀さん。
貼りませんが、今回は奥様との関係も描かれていたりしますよ。
「松永兄弟」という新たな切り口ができた三好家。
いたずらっ子かわいい兄と、落ち着いていて仕事ができて渋い弟。
いいよいいよー。
三好義賢(実休)
長慶さんのスキル鍛錬イベントに続き、実休さんがこちらでも大活躍です。
メンタルかわいい兄と、落ち着いていて仕事ができてイケメンの弟。
いいよいいよー。
三好兄弟という切り口がようやく実装されてきた三好家(なお三男)。
個人的に実休さん関係で一番かんたんしたのは、松永兄弟への評価が高いこと。
長頼さんに対して。
久秀さんに対して。
これはひとつの仮説ですが、201X世界では三好御前さんという非実在青少年っぽい方がいらして、そのおかげで松永兄弟が三好家一門に準じる立場になっていて、義賢さんや長逸さんたちとの融和が進んでいるのかもしれませんね。
そう考えると三好御前さんという存在はとても大事なのではと思ったりも。
あと、「猫の兄上」を立ててる実休さんが面白かったです笑。
実休さんとミィよし長慶さんはとても相性がよさそうな気がします。
完璧超人はタッグを組んでも強い的な。
足利義輝&足利よしペル
201Xでは足利義輝さんの魅力を損なわないまま、三好家を上げてくれているのが前からいいなあと思っています。
もちろんこういう面は紹介されているんですけどね。
それでも、201Xの義輝さんと猫のよしペルさんは優先順位をしっかりつける英邁さを持ち合わせており、頼りになる将軍、長慶さんと伍するに相応しい実力者として描かれているんですよ。
今回のイベントは、全体的にギャグ中心なんですが、義輝さん関係はかなりシリアスなテキストが続いて惹かれました。
この義輝さんの独白、融和姿勢の芽生えのような述懐、好きですね。
そもそも義輝さんと長慶さんは、争っていること自体が本来おかしいくらい家柄や住む世界が違う二人ですから、理解し合うことは難しかっただろうと思う中で。
争いを経て両者の器量が磨かれていった面もあったりしたのかもなあ(根拠なし)。
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それはそうと、本筋から外れた三好元長さん、桂川のエピソード紹介。
戦略レベルでは三好家当主の元長さんが足利義維さんや細川晴元さんを担いだからこその士気や兵力の向上、高国さん方への勝利なのは間違いないと思いますが、現場レベルで高国勢を相手に奮戦したのは三好宗三さんや丹波衆たちですから、また元長さんとの仲違いが過熱しそうで面白いですね。
細川晴元政権内部の融和が進む異聞とかはさすがに無理だろうなあ。
ていうか細川高国さんは、政権内部の実力者たる波多野稙通(元清ー秀忠)さん・柳本賢治さんたちの離反と、宿敵の残党たる細川晴元さん・三好元長さんたちの蜂起とが連合しちゃって敗れた訳ですが、
この時勝利した細川晴元さんもまた、政権内部の実力者たる三好長慶さんの離反と、宿敵の残党たる細川氏綱さんの蜂起とが連合しちゃって敗れる訳ですから、
細川家の因果は巡る感ってすごいですね。
そして、「父と長慶の父が争うた地」と義輝さんは仰ってますが、足利義晴さんがどれだけ本気で高国さんを支援していたのかも興味深いテーマな気がします。
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三好長慶
更にキャラが濃くなって、いったい201Xの殿はどこへ向かっているのだろうか……
定例のご挨拶。
介錯芸の他、肉体的な受け芸も覚えられたようです(スキル鍛錬の成果か)。
実休さんとまつりさんがナチュラルに同列の存在になっているのもウケますね。
子どもたちへの愛情。
義興さんは残念ながらコラ未実装。
三好御前さん。
子煩悩な一面が……彼らが幼いときは子守歌を歌ってあげていたのだろうか。
長慶さんと弟やお子様との仲睦まじさが強調されると、哀しみも一緒に湧いてくるのが三好家の罪作りなところです。
文化人や知識人との交流。
さりげなく、千利休さん(スキル鍛錬側で)や曲直瀬道三さんとの人間関係が示され、三好家の切り口をさらに広げられそうになってきたのには驚いています。
以上、長々と書きましたが、紹介していない展開や場面も多いので、興味を持たれた方はぜひ実際にプレイしてみてください。
こののぶニャがコラボイベントは定番になって、毎年復刻されるかもしれませんから、これからゲームを開始しても再び巡り合える確率が比較的高いと思われますし。
1年あれば無課金でも充分戦力が整うゲームですしね。
そのためにも、今後もサービスが安定的に続いていきますように。