漫画「ザ・ウルトラマン」で名高い内山まもる先生の平成以降の作品を収めた単行本が発売されていてかんたんしました。
メロスの続編、写実性が非常に高まっている怪獣たち、内山まもる版TDG、グレた息子感の強かったデビュー直後のゼロの造形等々、見どころ多過ぎて悶絶です。
以下、ネタバレを含みますのでご留意ください。
ザ・ウルトラマンを読んで育った方はこんな記事を読んでいる暇があるなら本屋さんへ行くなりネットでポチるなりした方がいいと思いますよ。急ごう。
収録されているお話を引用いたします。
<ウルトラマンメビウス外伝シリーズ>
「超銀河大戦 戦え!ウルトラ兄弟」
「超銀河大戦 巨大要塞を撃破せよ!!」※
「アーマードダークネス ジャッカル軍団大逆襲!!」
「ゴーストリバース ウルトラ兄弟VS暗黒大軍団」※
<平成ウルトラマン作品>
「戦え!ウルトラ戦士 出撃!宇宙けいび隊」※
「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」
「大決戦!超ウルトラ8兄弟」※
「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」※
「ウルトラマンティガ いざ鎌倉!」
※単行本初収録作品
見どころとしては
- メビュームブレード超格好いい
- マーゴドン登場
- セブンに敬語を使うヒカリ w/アーブギア
- むしろセブンが突拍子もない作戦を言い出したのでヒカリが混乱しているように見えなくもない
- シレッとダイナマイトボールしている80
- ウルトラキーをグレネードランチャーのようにぶっ放しながら登場するゾフィー
- キーラやケルビムの写実描写がイカしている
- 「あきらめないで。エース、いえ、星司さん…!」
- ウルトラダブル!! → 次のページでやられるジャック
- メフィラス星人兄弟オマージュ
- メビウスとユリアンのツープラトン
- ファイタス、生きとったんかワレ!!
- ジャッカル破かい光線の画力アップが凄まじい
- マザー光線の効果がえぐい
- グア軍団現る
- ツリ目が強調されたゼロのヤンキー息子感
- セブン・ゼロのノリについていけないゾフィー
- 内山まもる版のTDG、マドカ・ダイゴ、アスカ・シン、高山我夢
- ウルトラ銀河伝説を34ページでキッチリまとめあげる構成力
- 巻末で広告されている石川賢版ウルトラマンタロウ
等々、マジで多過ぎて書ききれない。
ザ・ウルトラマンのセルフオマージュ展開も多過ぎて嬉し過ぎます。
個人的に一番驚いたのはファイタスさん再登場です。
生きてたことに驚き、
生きてる理由がヒカリというのに更に驚き、
ファイタスさんが素顔をさらしたことに一層驚きました。
あとは、内山まもるさんの描いたTDGやゼロを見れるというありがたさですね。
内山まもるさんのウルトラマン作品は漫画として純粋に完成度が高いので、もっと長生きして彼らやニュージェネレーションの作品も生み出していただきたかった……。
とりあえずウルトラ兄弟好きには間違いない漫画なので興味がある方は手に入るうちに買いましょう。
さいきん舞台やボイスドラマで内山まもる作品要素がちょいちょい登場していますし、この復刊もあんがいゾフィー無双展開やメロス登場の布石だったりしないかなあ。
ウルトラマンの人気が高まりつつあるいま、内山まもる作品のリバイバルも進んでいきますように。