大相撲の9月場所、再び国技館に行ってみたところ、2階S席もソーシャルディスタンスで窮屈感なく観戦を楽しめてかんたんしました。
正直、以前のぎゅうぎゅう観戦よりはるかに満足度が高いです。
場所の内容としましても、休場者が出まくってどうなってるんだ感はありましたけど、出場力士それぞれが魅せてくださってよございましたね。
今場所の幕内勝ち越し力士は次のとおりです。
13勝 正代(優勝、殊勲賞、敢闘賞)
12勝 貴景勝
11勝 翔猿(敢闘賞)、若隆景
10勝 朝乃山、隆の勝、琴勝峰、高安、阿武咲
9勝 霧馬山、明生
正代関おめでとうございます。
熊本勢の優勝は初めてなんですね。被災者の力になりそうで何より。
今場所の正代関は、いままで以上に体幹が力強くなっていて、スケールの大きさを感じましたね。
ベテラン勢の退潮が否めない中、相撲界を引っ張っていただきたいものです。
貴景勝関・隆の勝関の千賀ノ浦部屋お二人も今場所印象がよございました。
私はこの二人の押し相撲がとても好きです。
朝乃山関は序盤の黒星がどうしても痛かった訳ですが、それでも安定した高い実力を発揮できていたと思います。
もし場所が15日でなく20日間制だったら、この人の優勝が増えそうな気がする。
今場所の悔しさを良い糧にしていただきたいですね。
阿武咲関もよかった。
近年の阿武咲関のなかで一番よかった気がします。
再び幕内上位の中で暴れていただきたいです。
高安関は、個人的には今場所優勝するのは彼だと思っていたので、まだまだポテンシャルに比べれば成績が戻ってきていないくらいだと感じています。
来場所こそ。
霧馬山関もナイスファイトでしたね。
肩を痛めているのに、それを感じさせない戦いぶりに好感を抱きました。
そして、翔猿関。
新入幕の彼がこれだけ暴れてくれたおかげで、休場者続きの場所が救われました。
一番印象に残っているのは佐田の海関戦で、あのローキックばりの足払いは斬新でした。佐田の海関が精神を乱されずに落ち着いて対処したのもよかった。
彼の掻き回し様は、勝てば自分がアガるし、負けても相手がアガるという非常においしいものを感じさせられます。
来場所以降もこの調子で盛り上げていただきたいですね。
負け越した方々。
推しの大栄翔関や、愛するベテラン勢が不調なのは悲しかった。
とりわけ琴奨菊関の姿は……。
明日以降のニュースが怖いです。
こちらは2階S席(最前列席)で観戦した際の土俵の見え方。
チケットを買う方の参考になれば。
上からなので鳥瞰的に取組みを見れるのが2階席の長所ですね。
火ノ丸相撲でいう「離見の見」というやつです。
コロナ対応のおかげで隣同士たっぷり3席分の間隔をあけて座るかたちですから、窮屈でなくてとてもよございます。
1人マス席といい、この快適さに慣れてしまうと戻れなくなっちゃいそう。
大相撲'20.7月場所感想「一人マス席最高やわ」 - 肝胆ブログ
あと、両国駅では千代の富士関がピックアップされていて見応えありましたよ。
これは往年のファン的には堪らないものがありますね。
コロナ、休場者連続と、おつらい状況が続いておりますけれども。
大関正代関や翔猿関といったニューヒーローも加えて、来場所以降も怪我人少なく土俵が盛り上がっていきますように。
ベテラン勢が納得のいく相撲を取り切ってくださいますように。
定点観測:相撲界の毛利三兄弟
若隆景(前頭八枚目)11勝4敗
若元春(十両三枚目)6勝9敗
若隆元(幕下二十二枚目)3勝4敗
若隆景関の幕内定着ぶりがパない。