肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

大相撲2022秋場所感想「玉鷲関の優勝に皆笑顔、でも若手も着実に力をつけている」

 

大相撲2022年の秋場所玉鷲関かな、高安関かな、どっちが優勝してもスゲェ嬉しいなと思いながら千秋楽まで引っ張っていただきまして誠にかんたんしました。

上位陣どうこうの話題はともかく、昔よりも30代の力士が息長く活躍いただいているおかげで、結果として上位陣が崩れて平幕の優勝争いになったとしてもそれはそれで面白いというのが良くも悪くも現在の大相撲の層の厚み&均質化ですね。

照ノ富士関が万全でないいま、白鵬関のような鉄板優勝力士に皆が挑む、的な構図はしばらくないものと思っておいた方がよいのでしょう。

 

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今場所、幕内の勝ち越し力士は次の通りです。

 

13勝 玉鷲(優勝、殊勲賞)

11勝 若隆景(技能賞)、高安(敢闘賞)、竜電

10勝 貴景勝、翔猿(殊勲賞)、若元春、北勝富士、錦富士

  9勝 霧馬山、佐田の海千代翔馬

  8勝 豊昇龍、琴ノ若、明生、宇良、妙義龍、隆の勝

 

こう見ると、ケガの影響で休場や負け越しとなった照ノ富士関や正代関、御嶽海関を除けば、勝ち越したメンバーは非常に納得感の高い面々な気がいたします。

7勝8敗で惜しくも負け越した方々も大栄翔関、翠富士関、遠藤関、栃ノ心関、琴勝峰関、王鵬関、平戸海関と、台頭前夜の若手も含めた実力者ぞろいですので、いまの幕内の平均レベルってめっちゃ高いんちゃうかなという感じもいたしますね。

 

 

玉鷲関ののど輪、ますます冴えていてマジ恐怖ですね……。

あんなえげつない攻めができるのに、本人は油っ気のない爽やかなお人柄なのがずるい。

みんな推し力士がいて好き嫌いも人それぞれだと思いますけど、玉鷲関が嫌いっていう人は見たことがありません。好感度が本当に高い。

優勝インタビューの時も、観客が皆さんにっこにこで満面の笑みだったのが印象深くて、ただただいい千秋楽だったな、という満足感でいっぱいです。

 

高安関、またしても優勝逃しましたね……。

高安関が優勝していたら私は泣いたと思うし、泣く人も多いと思います。

いつかまとめて泣きたいので、必ずいつか優勝していただきたい。

 

10勝勢では、貴景勝関がなんだかんだで10勝している事実をまず愛でたい。

先場所もなんだかんだで11勝している。

みんなもっと褒めてあげていただきたいものです。

 

北勝富士関も盛り上げてくださいました。

三賞を逃したのは誠に残念。

ハズ押しに開眼された感じがしますので、これに+αがあればもっと安定しそう。

 

 

今場所、個人的に一番かんたんしたのは翔猿関、そして、白星にはまだ十分に繋がってはいませんが、琴勝峰関、王鵬関あたりの若手のパワーアップっぷり。

力強さが一回り二回り増したように映ったのは私だけでしょうか。

先んじて宇良関が増量の上で運動神経を維持して幕内で活躍してはりますが、相撲勘のよい若手が増量と敏捷性のバランス取りをこっそり進めているような印象です。

増量して、腰高になったり、膝を痛めたりするリスクもありますけれども、その辺を注意して見てくれる親方陣も今は多いので、そんなに危なっかしく感じないんですよね。

数場所後には、幕内の勢力図がもう一回転してそうな予感がいたします。

 

ベテラン勢にも長く活躍していただきたいので、ファン的には複雑な気持ちに振り回されて毎場所楽しいっす。

 

なんしか玉鷲関におかれましては少なくとも40歳まで幕内上位で活躍してくださいますように。高安関も近いうちに初優勝されますように。

 

 

 

推しの武将山関(十両4枚目)も8勝7敗で勝ち越し。

幕内に早く上がっていただきたいものです。