肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「ハプスブルク帝国」岩﨑周一さん(講談社現代新書)

 

新書の「ハプスブルク帝国」がものすごく良本でかんたんしました。

今年一番泣いた歴史書は「武田氏滅亡」ですが、今年一番クオリティにかんたんした歴史書はこの「ハプスブルク帝国」です。

 

bookclub.kodansha.co.jp

 

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素晴らしい。

このクオリティで1,000円(税別)とは信じられない。

これを読むだけでハプスブルク君主国を軸とした欧州史の理解がそうとう進む。

「教科書的」な構成を極めたような内容になっております。

 

教科書的ってのは眠い、つまんない、という意味ではないですよ。

大きな政治・軍事の流れを記した後、同時代における社会・世相の動向、更には芸術家や学者などの活躍を紹介してくださる、そういった通史的・総合的構成のことです。

なんせハプスブルク家ですからね。

文化関係の記述もふんだんに厚くなるというものです。

 

図版も豊富、日本に関わるエピソードも豊富。

読み手の関心を惹きつけるようなワードが次々と登場してまいります。

 

巧みやなあ、熱意工夫がびっしびし伝わるなあ、と思わずにいられません。

 

 

 

さっそく中身に移ります。

全部で9章仕立てです。

 

 

第一章 勃興

ハプスブルク家の事績がある程度確認できるのは10世紀以降とのことです。

オーストリア・ウィーンのイメージが強い一族ですが、もとのルーツはドイツ・フランス・スイスの三国が境を接するライン川上流。

豪族的勢力から、徐々に神聖ローマ帝国の有力者に成長していく様が記されています。

 

当時の皇帝=国王はいわゆる絶対君主的な存在ではなく、有力諸侯による選挙で選出される仕組みでございました。

諸侯の支持がないと統治できないやつですね。
日本の中世とその辺は同じです。

やがて13世紀、ハプスブルク家のルードルフさんがドイツ国王に選出されます。

とはいえルードルフ一世の時代では、いまだハプスブルク家門王権というよりは、伝統的な中世帝国の再建に尽力していたというのが実像のようです。

本人が称していたのは「ローマ王」であり、鬨の声も「ローマ、ローマ、キリスト、キリスト!」というものだったようで。

 

 

第二章 オーストリアの地で

有力諸侯や諸身分(聖職者、貴族、都市民衆等)との調整に苦慮しつつも、ハプスブルク家が皇帝・統治者として定着していく様が描かれています。


ハプスブルクのもとで徐々に発展し始めるウィーン。
(14世紀の時点で人口は約二万人)

 

民衆からの不満が募る宗教改革前夜のキリスト教会。

 

100%服属的とまでは言わないまでも、総じて生活が苦しい中世農民社会。

 

中世末期の社会様相を丹念に紹介いただける章となります。

 

 

第三章 「さらに彼方へ」

15-16世紀となり。

ハプスブルクは「マクシミリアン一世」「カール五世」「フェリーペ二世」といった偉大な栄君を得、ヨーロッパ世界で勢力を急拡大いたします。

武力もさることながら、周辺王国で後継者不足が続いたこともあって政略結婚による勢力伸長もしばしば。

フランスなどと対立しつつも、ネーデルラントやスペイン、更には大航海時代による世界各国の利権を得てまいります。

 

いままで以上に多様な地域をバランスよく治める役割になってきました。

カール五世の肩書のインパクトがすごいですよ。

「朕カール五世、神の恩寵によるローマ人の皇帝、いかなる時も帝国の拡大者、ドイツ、カスティーリャアラゴン、レオン、両シチリアエルサレムハンガリーダルマチアクロアチア、ナバーラ、グラナダ、トレド、バレンシアガリシアマジョルカ、セビーリャ、サルディーニャコルドバ、コルシカ、ハエン、アルガルベ、アルヘシラス、ジブラルタルカナリア諸島カリブ海諸島、大西洋中の国々等々の王、オーストリア大公にして、ブルゴーニュ、ブラーバント、シュタイアーマルク、ケルンテン、クライン、リンブルク、ルクセンブルク、ゲルデルン、カラブリアアテネ、ネオパトリアそしてヴュルテンベルク等々の公、ハプスブルク、フランドル、ティロール、ゲルツ、バルセロナ、アルトワ、フランシュ=コンテの伯、エノー、ホラント、ゼーラントフェレット、キーブルク、ナミュール、ルシヨン、サルダーニャ、ズトフェンの宮中伯、アルザスの方伯、ブルクアウ、オリスターノ、ブルグシオの辺境伯、シュヴァーベン、神聖ローマ帝国のシュヴァーベンの候、カタルーニャアストゥリアス等々の候、フリースラント、ヴィンディッシュ・マルク、ポルデノーネ、ビスケー、モリナ、サラン、トリポリそしてメヘレン等々の領主」。

ぜったい暗唱できないですやつですね。

それだけ一元統治が困難な、それぞれの歴史・文化・法慣習を有する地域地域の集合体を収める立場だった、ということとご理解ください。

(たぶん「以下略」とか言ったらメンツを潰された地方で叛乱が起こるのでしょう)

 

フェリーペ二世時代の「天正遣欧使節来訪」のエピソードも記載されています。

フェリーペ二世は日本の刀や衣服に強い興味を示し、中国のものとの違いを指摘するなど審美眼の一端を見せたとか。

日ごろの厳かで抑制的な態度と異なり、遣欧使節に愛想よく快活に接しはったので皇帝の側近たちは驚いたそうです。

 

だんだん文化面もハプスブルクっぽくなってきました。

マクシミリアン一世は文化の持つソフト・パワーをよく理解していて、ハプスブルク家系譜の正統性立証であったり、芸術家を庇護したり、「双頭の鷲」紋章の顕示であったりと、様々なアピールを手掛けたとのこと。

英明ですね。

多民族国家の統治といえば文化的統合。
古代ローマも少し前のアメリカもであります。

 

画家としてはルーベンスさんやティッツアーノさんなどが登場。

この辺から美術館好きの淑女が食いつく人物名が増えていきます。

 

 

第四章 「ドナウ君主国」の生成

17世紀。

宗教改革によるプロテスタント勢力への対応、オスマン帝国によるウィーン包囲、加えて三十年戦争という欧州大戦の勃発。

ハプスブルク家はこの難局を何とか乗り切っていきますが、やることが多すぎて欧州での覇権確立は頓挫したような形です。

 

どうでもいいですが、ウェストファリア条約って世界史の中で妙に耳に残りますよね。

 

 

第五章 主権国家体制の下で

17世紀末から18世紀初頭にかけて。

引き続き第二次ウィーン包囲や九年戦争やスペイン継承戦争などに苦しみ、なおかつ国内諸身分の動揺収拾に追われるも。

 

絶対君主というよりは緩やかな共同体の盟主といった形でハプスブルクへの支持が高まり、結果として再びハプスブルク君主国の国力・勢威が増していきます。

有名な「プリンツ・オイゲン」さんも出てきますし、多様な人材が持ち場持ち場で力を存分に発揮しているような印象ですね。

 

バロック文化の盛り上がりもすごいですよ。

偉大な建築群などに加え、オペラといった音楽文化の発展も素晴らしいです。


細川ガラシャさんを題材にした音楽劇「勇敢な婦人」は、皇帝レーオポルト一世の前で上演されたそうで。

ガラシャ無知で野蛮な夫の非道な仕打ちに耐えて信仰を貫き、ついには殉教した人物」として知られていたようです。

細川忠興さんもまさかオーストリアで(歪んだ? 風説をもとに)ディスられているとは想像もできなかったでしょうね(笑)。

 

 

第六章 「何事も人民のために、何事も人民によらず」

マリア・テレジア様ありがとうございます」の章です。

この方の実務的交渉力というか、合意形成力は素晴らしいですね。

子育ては若干しくじった感ありますけど。

 

文化面でも、ついにハイドンさんやモーツァルトさんが現れます。

この時代こそがよくイメージされるハプスブルク家の爛熟なのかもしれません。

 

 

第七章 秩序と自由

18世紀から19世紀にかけて。

すなわちフランス革命ナポレオン戦争、そしてウィーン会議……。

メッテルニヒさんの活躍などで知られる時代です。

 

一般的にはマリ・アントワネットさんの悲劇で知られる感じでしょうか。

文化的にはベートーヴェンさんやシューベルトさんが活躍していた頃です。

 

さて、ナポレオンさんの軍事的直接脅威もさることながら、それ以上に「自由主義」「ナショナリズム」の脅威が露わになってきております。

もともと複合的国家だったハプスブルク君主国で、革命的精神やナショナリズムが盛んになるということは……国家解体リスクが急速に高まっていくということなのです。

 

ウィーン会議後もクリミア戦争やイタリア統一政策で失態、斜陽感が高まります。

 

そして、国体は「オーストリア=ハンガリー二重君主国」へ……。

 

 

第八章 「みな一致して」

いよいよ19世紀末から20世紀冒頭です。

 

皇妃エリーザベトさんといった有名人が登場したりしつつ。

ナショナリズムは盛んになるばかりで、サライェヴォ事件を発端とした第一次大戦に敗れたのち、ハプスブルク君主国内の各地域が次々に独立。

「緩やかな共同体国家」というハプスブルク君主国の特徴が一旦は否定されることになりました。

 

ハプスブルク君主国の終焉。

 

ずっとハプスブルクの歴史を追ってきた読者にとって、喪失感はひとしおです。

当時のオーストリア国民にとってもそれは同じだったようですが……。

 

 

国が傾いている一方、文化はひとつの黄金期(一部退廃的)を迎えています。

 

音楽にブラームスさんやマーラーさん。

文学にカフカさん。

心理学にフロイトさん。

生物学ではメンデルさん。

物理学ではマッハさん。

建築ではリングシュトラーセ様式(世界遺産ウィーン歴史地区」にも内包)。

絵画ではエゴン・シーレさんやミュシャさん。

イベントではウィーン万博(日本展示も好評でした)。

 

とても挙げきれない……!

 

若いころのヒトラーさんがウィーンで画家になろうとして挫折したりもしてますね。

ちなみに、ヒトラーさんもスターリンさんも皇帝が住むシェーンブルン宮殿の庭園を好んでよく散歩していたそうです。

のちの独裁者たちはハプスブルクの黄昏に何を思ったのでしょうか。

 

 

第九章 ハプスブルク神話

ハプスブルク家のその後を、第二次世界大戦等の出来事を挟みつつ紹介いただき。

ハプスブルクが徐々に再評価され、あるいは観光資源として消費され……という戦後の流れを解説いただきます。

 

21世紀の現在もナショナリズムと共同体のバランスは最適解が出ておりません。

“EU”構想等の普及によりハプスブルク君主国の統治手法が再評価されたり、純粋に“古き良き時代”とシンパシーを集めたりするのは確かに理解できる風潮です。

 

その上で、ラスト2ページの著者さんのメッセージは白眉だと思います。

 

 安易な比較や同一視には注意すべきだが、君主ー諸身分間の(議会制による)合意形成システム、封建制、継承問題(結婚政策)、複合的国制、普遍主義、「宗派化」、神権的君主理念、「財政軍事国家」、啓蒙改革、パターナリズム自由主義、多民族性、ナショナリズム、工業化、反ユダヤ主義、都市化、大衆政治、帝国主義大国主義)といった諸事象は、他国でもみられたものだった。この意味でハプスブルク君主国は、ヨーロッパ諸国と多くの特徴を共有する、「ふつう」の国だったのである。

 

 ハプスブルク君主国に対する今日の再考・再評価の動きに行き過ぎがみられることに、注意を喚起しておきたい。

 

 力及ばなかったもののナショナリズムの過激化に抗し、多民族・多文化の共存に努めたというハプスブルク君主国像は、多分に美化され単純化された見方である。「神話化」の誘惑を拒否し、多種多様な人・文化・地域の共存・共生をめぐる問題を丁寧に探求しようとする姿勢によってはじめて、ハプスブルク史は多くの示唆を与えてくれるものとなるだろう。

 

 

教科書的構成な良著のラストにこの文章。

最高です。

この姿勢こそを学ぶべきであります。

 

我々人間はなんでも単純化したものの見方が好きで、再評価が好きで、行き過ぎが好きな生き物です。

だからこそ、学問を志す者はこうした自制・自戒が必要なんです。

 

私もしょっちゅう三好長慶さん大好きみたいな文章を書き散らしていますので、こうした丁寧な心がけを常に抱いていたいと思います。

 

 

 

 

 

以上、「ハプスブルク帝国」のご紹介でした。

いい本なので歴史や欧州文化やウィーンに興味のある方には強くおすすめします。 

内容もだいぶ端折りましたので、ぜひ自身の手で1ページずつ精読してみてください。

 

 

今年は一次史料・直近研究にもとづく良質な歴史本が多く誕生した年でした。

いい年だったなあ。

 

来年以降も

学問は学問としてまっとうに研究が進んで世の中に受け入れられて、

創作は創作として史実をリスペクトしつつ楽しい作品が増えていく、

そんな感じの流れで進んでいきますように。

 

  

 

 

ジャスティスマンの「ゴムアゴムア ワープゾーン」キン肉マン第228話 正義の洞穴!!より(ゆでたまご先生)

 

完璧超人始祖編の完結以後も好評連載中のキン肉マン

ストーリーはまだキリのいいところではありませんのでしばらく紹介するつもりはなかったのですが、今週の掲載内容があまりにもシュールで面白過ぎてかんたんしきりになってしまいました。

 

bookstore.yahoo.co.jp

 

 

キン肉マン新シリーズはただいま「オメガ・ケンタウリの六鎗客」というメガマンの兄上が率いる連中と、「ウルフマン・カレクック・ベンキマン・カナディアンマン・ティーパックマンという正義超人軍が戦っている最中です。

 

そこにキン肉マンが駆けつけようとしているのですが……。

 

「王子
 見てください
 あれは一体!?」

「え?」



ゴムアゴムア


(中略)


「もしやあれ…
 ワープゾーンじゃ
 ないですか!?」

 

 

 

…………。

 

 

「もしやあれ…ワープゾーンじゃないですか!?」

 

…………グムー。

 

すごい。

 

どんな頭してたらこんなセリフが思い浮かぶんだろう。

 

 

 

ミート君って、たまにとんでもないシュールなパフォーマンスしますよね。

 

究極の超人タッグ編で、ネプチューンマンマンモスマンの特訓(新幹線破壊)で飛び散った部品が後頭部に\ガン/と激突したコマとか。

「“ウルル”の語源=“グロロ”」オモシロ起源説とか。

 

 

 

ゴムアゴムアという見たことのない擬音も中毒性が高いです。

 

あかん、急いで移動する時とかに呟いてしまいそうだ。

 

 

 

 

そして、更なるサプライズが。

 

このゴムアゴムアワープゾーン……

 

設置したのは完璧超人始祖の生き残り
ジャスティスマン」さんでした。

 

 

ウオォ、ここで来るか~~ジャスティスマン!!

 

がぜん新シリーズへの期待が高まってきました。

 

 

「オメガ・ケンタウリの六鎗客」という連中、「マグネットパワーを狙っている」「昔は地球に住んでいた」という伏線がありましたので、完璧超人始祖と何かしら縁がありそうな気配は出ていたのですが。

 

案外、ジャスティスマンに「ギルティ」されて地球から追放された集団だったりして。

完璧超人始祖を上回る存在にはいまのところ見えないし……。

 

 

 

新シリーズ、盛り上がりはまだこれからなんですけど、既にキン肉マンフェニックスやアタル兄さん、そして今回のジャスティスマンと超大物の参戦が仄めかされています。

 

こんな作品最高クラスの戦力を集めて、いったいどんな敵を登場させれば釣り合いが取れるというのだろう。

「ハワァーー!!」を打ち破る敵のイメージがまったく湧きません。

 

それとも、さすがにジャスティスマンは観戦・審判役に留まるのかな……。

 

 

 

急激に注目が高まってきた新シリーズ。

 

カレクック(冬の太陽の光)が一勝をあげてくださいますように。

唐突にシングマンさんが降ってきて大活躍してくださいますように。

 

 

 

信長の野望・大志の「松永久秀言行録②(永禄・金ヶ崎・忠臣・爆死等)」

 

信長の野望・大志、イベント関係のテキストが本当にいい感じですね。

三好家崩壊後の松永久秀さんイベントも引き続き見応えがあってかんたんしました。

 

 

 ↓三好長慶さん存命時のイベント

 信長の野望・大志の「松永久秀言行録(三好家崩壊)」 - 肝胆ブログ

 

 

基本的に史実通りの展開ですが、以下イベントネタバレにご留意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永禄の変(1565年)

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足利義輝さんが三好義継さん・三好三人衆・松永久通さんに襲撃されて命を落とします。

三好関係者急死(他殺説あり)の報復説だとか、三好義継さんが足利将軍に取って代わろうとした説だとか、室町時代名物「御所巻」からのうっかり弑逆説だとか、史実の解釈についてはいろいろな説がございます。

大志では、久秀さんが三好家・久通さんをそそのかした、本人は現場にはいなかった、という描き方になっていますね。
(久秀さんが現場にいなかったのは史実です)

 

久秀さん、「ふふふ」って息子に思いっきり悪名つけてますがいいんでしょうか。

 

 

義輝さんは有名な逸話どおり大暴れして果てはります。

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が、久秀さんの義輝評は辛辣です。

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細川藤孝さんの見切りの速さもんごい。

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……三好家の再評価が進んだこともあって、足利義輝さんの評価が暴落しがちです。

でも、彼の立場や当時の幕府の実情からすればあんな感じにならざるを得ない訳で。

 

戦国時代前半の足利幕府については慎重に議論されていくといいですね。

 

 

 

天下布武(1567年)

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ここからは織田信長さんでプレイしていると起こるイベントです。

 

細川藤孝さんや明智光秀さんの運動で信長さんが出馬。

畿内を抑えることこそが天下布武」という最近っぽいセリフも出てきました。

 

 

二条御所を制圧すると松永久秀さんがお出迎え。

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「お前みっつも悪いことしたらしいな」

「やってないっすよ」

「やってないんや」

「まあ火のないとこにはうんぬん」

「やったんかい。ってどっちやねーん」

 

という感じに初対面から会話がはずみます。

 

大志の信長さんは、高みに立ちつつ素直な人間性が前面に出ていていいですね。

織田家中の仲良さ感も相まってとても魅力的です。

他のイベント、「第六天魔王(信玄さんとLINEで口喧嘩的なやつ)」とかも非常に微笑ましゅうございました。

 

 

 

「金ヶ崎の退き口」(天下布武達成後)

朝倉家を攻めたら浅井長政さんが裏切るやつです。

大志の浅井長政さんは戦国時代らしい野心家に描かれていて、いわゆる甘ちゃん義将とはちょっと違う感じがよござんす。

 

このイベントは、「織田信長さん」「木下秀吉さん」「松永久秀さん」で仲良く金ヶ崎を攻める必要があります。

が、同盟相手の松永久秀さんをどうやって従軍させたらいいのかが分かりづらいです。

援軍コマンドからだと松永家に交渉できないんですよね。

 

正解は、織田家から普通に朝倉家に宣戦して、金ヶ崎に向けて「行軍」コマンドを押し、「部隊編成」から松永久秀隊を編入する、です。

基本的にオート部隊編成では久秀さんが入ってきませんので、適当な部隊をひとつ解除し、その上で「部隊追加」から久秀さんを探しましょう。

 

 

 

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大ピンチなはずなんですが、

「若いやつは先が見えてないっすからね」

「年寄りはだいじょうぶってこと?」

老い先短いっすもん」

というのんきな会話であったり。

 

信長さん部隊を選んで「帰城」を押すだけで安全に領地まで帰ることが出来たり。

 

なかなか切迫感に乏しいイベントでありました。

でも、そのあとの「姉川の戦い」イベント合戦は楽しかったです。

 

ちなみに金ヶ崎に池田勝正さんは出てきませんでした。

この辺は201Xの姉川イベントを推したいところです。

 

 

 

「忠臣」(姉川の戦い後)

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久秀さんが織田信長さんと手切れして足利義昭さん方に付きます。

この辺の史実解釈はいまもって議論されているやつですが、信長の野望なので信長さんとの関係性を軸に語られています。

 

いいでしょう。

「心のままに生きるのみ」。

 

大志の世界では、久秀さんはずうっと長慶さんの遺命に従っているんですよ。

「忠臣」というイベント名は誰に対する忠臣なのかというところですね。

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(「さらば長慶」の一幕。下ルートは歴史イベントとして他大名でも見れました)

 

 

 

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さいきんの久秀さん研究成果をプレイヤーに紹介してくれる義昭さん。

史実の久秀さんは「三好家臣であり幕臣でもある」という複雑な素性を持つに至りましたので、1558年の義輝さんとの和睦からこの信長包囲網参画まで、久秀さんの行動の数々は「個人的判断」「三好家臣としての判断」「幕臣としての判断」のどれがどの程度寄与していたのかよく分からないんですよね。

単純に「三好宗家への忠義」と言い切っていいのかどうかも含めて。

 

このややこしさも久秀さんの魅力だと思います。

 

 

それにしても。

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さりげなく細川藤孝さんをチクリとし、
あからさまに足利義輝さんをディスってるところがなんとも久秀さん。

 

明記してませんが、これだけ義輝さんをあげつらってるのは「義輝さんのせいで長慶さんの寿命が縮んだ」くらいに思ってはるからなんでしょうか。

 

 

 

「望み」(信貴山城を包囲する①)

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裏切りその①を許された久秀さん。

大志の信長さんは、久秀さんという人物に興味津々です。

 

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信長さんの度量がとてもまぶしいです。

困惑気味の久秀さんがレア。

 

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奇しくも、長慶さんからも信長さんからも「心のままの果て」を問われた久秀さん。

 

畿内戦国史の激動をくぐり抜けてきた久秀さんにとって、この問いはとても重たいものがあるのではないでしょうか。

 

 

そして……。

 

 

 

「爆炎と梟雄」(1577年:信貴山城を包囲する②)

裏切りその②で、いよいよ久秀さんが爆ぜ散ります。

史実では爆死してませんが、爆死した方が物語が映えるのでいいんです。

 

 

久秀さんの「望みの果て」について……。

 

 

まずは信長さんの視点。(ちなみに隣にいるのは信忠さんです)

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信長さんは、久秀さんは「長慶さんとの関係性」を信長さんとの間で再現することが望みだったという解釈をしてはります。

 

この解釈が正解かどうかより……

後に、信長さんもまた「己の道を歩んだ果てに、炎の中に消えた」。

信長さんを殺した者は「信長さんにかしづいていた天下人の右腕(しかも年寄り)」。

 

こうした歴史の相似性に趣深いものがあると思います。

(ちなみにこの信長・信忠父子の会話、隣で光秀さんも聞いています)

 

 

 

一方、久秀さん側の視点では。

 

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「長慶様と一緒に織田信長と相まみえたかった」


という原点回帰感みなぎる望みを抱いてお亡くなりになっていました。

なんという「初恋限定。」……!(笑)

 

久秀さんにとっては歌も茶も長慶さんと育んできたもので、長慶さんのよすが(平蜘蛛がその象徴)まで信長さんに奪われるのは承服できなかったのかもしれません。

 

  

 

信長さんが10年早く生まれても10年早く畿内に攻めてくることはないでしょうが。

三好長慶さんと織田信長さんの戦いが見たかった、的なif妄想はこれから流行るかもしれませんね。

 

 

 

 

 

以上、大志世界における松永久秀さんの物語でございました。

 

本当にみんなから愛されている人物ですね。

これからも久秀さんの物語はさまざまな媒体で盛り上がっていくことでしょう。

 

ていうか信長の野望というメジャーゲームでこんなに三好家界隈を取り上げていただいて大丈夫なんでしょうか。

今作の信長さんの史実寄り人物像も含めて、オールド歴史ファンから変な不満が出てこないか心配なくらいです。

 

 

どの地方どの家にも魅力ある人物がいる時代ですから、様々なものさしで様々な人物が愛でられる感じにファンが成熟していきますように。

 

さりげなくPKで三好長慶さん前半生イベントだとか弟・息子の新顔グラだとか荒ぶる木沢・遊佐コンビイベントだとかの要素が追加されますように。

 

 

 

 

 

バレエ「くるみ割り人形」の子連れ鑑賞

 

クリスマスが近いので、ちびっ子連れでバレエを見に行ってきました。

鑑賞初心者でも充分楽しめる内容でとてもかんたんいたしました。

 

くるみ割り人形 - Wikipedia

 

 

くるみ割り人形

 

ホフマンさんによるメルヘンな物語で、クリスマスの夜を舞台にした幻想的なストーリーが楽しい作品です。

「7つ首のネズミとの戦い」「呪い」「お菓子の国」「アラビアや中国の踊り」「イケメン王子様」と、少年少女の心をわしづかみにするモチーフが満載。

神話チックと言いますか、非常に不可思議かつ幻想的な印象が胸に残ります。

それにしてもどこの国でもネズミってのは災いの象徴なんですね。

 

 

この作品、原作小説よりもバレエの方が有名です。

チャイコフスキーさんによる美しい楽曲は、「くるみ割り人形」というタイトルを知らくても「メロディは知ってる」という人も多いと思います。

 

 

12月ということもあり、このくるみ割り人形のバレエがあちこちで開演されています。

「子連れOK(4歳くらいから)」をウリにしているところも多いです。

バレエって敷居が高いイメージですが、一流どころのバレエでもチケットはS席でも1万円しない、ふつうの席なら5,000円前後で手に入ったりします。
遊園地つれていくのと同じくらいだし、大人は遊園地より疲れない(笑)。

 

みんなで連れ添ってバレエ鑑賞。

たしょう気恥ずかしいですけど、思い出にはなりますよね。

 

そういう訳で少年少女を含む何人かでバレエを観に行ってきました。

 

 

行ってよかったです……!

バレエ、楽しいじゃないか。

 

オーケストラの生音。

同じ人間の身体とは思えないバレエダンサーたちのパフォーマンス。

 

 

子どもたちも大興奮です。

何が面白いのか言語化はできないみたいでしたが、スゲェ! ってことは充分に理解できたようであります。

とりわけ第1幕の「ネズミとの戦い」「雪片のワルツ」、第2幕の「中国の踊り」「花のワルツ」はたいそう喜んでいました。

 

バレエはセリフがありませんので、事前に絵本やパンフでかんたんなストーリーを教えておいてあげるといいと思います。

 

また、舞台芸術ですので、素敵なパフォーマンスの際や終演の際には万雷の拍手が鳴り響くのもインパクトが強かったようです。

ライブ感、劇場内の一体感・高揚感というのはテレビ・youtube等では実感しがたいと思いますから、バレエに限らずたまに経験させてあげるといいかもですね。

 

なお、ひとり4歳児もいたのですが、その子だけは早々にお昼寝してしまいました。

個性の差が大きいので一概には言えないのですが、連れていくなら小学生になってからの方がいいかもしれません。

 

お客さん全体で子連れは4割というところでした。

どこの家のお子さんも静かに楽しそうに見てましたよ。

さいきんのちびっ子や若い親はマナーいいですねほんとに。

 

 

私もあまりバレエ詳しくないのでだいそれた感想は言えませんけど、


 ・主人公「マーシャ」さんの緩急あるキュートなパフォーマンス

 ・「ドロッセルマイヤー」さんのセクシーなパフォーマンス

 ・「王子様」のプリケツとネズミ王の首級召し取ったりシーン

 

あたりはとても見応えがありました。

 

なによりオーケストラの生音。

これが最高でした。

普通の形のコンサートもいいですけど、バレエという演出を伴ったオーケストラってのは素晴らしいですね。

年に1回くらいは観に行ってもいいかな……と思ってしまいました。

 

 

 

以上、大人も子どももくるみ割り人形」は初めてのバレエ鑑賞に最適というお話でした。

 

楽しかったのでまた誘ってみたいです。

 

子どもたちみんなに良きクリスマスが訪れますように。

宗教的にクリスマスがダメな子どもにもよい年末年始が訪れますように。

 

 

 

ビットコインの「出口戦略どうしよう問題」

 

ビットコイン(とモナーコイン)がアホみたいに値上がりしてかんたんしましたが、利益確定タイミングと税金の扱いに困っております。

 

ビットコイン(Bitcoin)価格・相場・チャート【bitFlyer】

 

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仮想通貨ベースの資産運用を勉強しようと思って●か月前に余剰資金を入れて放置してたら、いつのまにか●倍になって利益がいっぱい出ていました。

 

……どうしよう。

ちょっと増えるくらいでよかったのに。

 

当面たいした使い道もない(201X課金くらい)から、寝かしておけばいいんだろうか。

身の丈に合わない運用成果が出てしまうと、今後の資産運用で変にリスクを取りすぎたりしてしまいそうで結果としてよくない気がしています。
(いわゆるビギナーズラック後にバクチにハマって破産する的な)

 

 

この数日でこうしたニワカ成金が世界中で生まれています。

私の周りにもゴロゴロいます。

おりしも'17年が終わろうとしているタイミングで。

利益確定と税のはざまで悩んでいる人だらけであります。

 

 

 

悩みはおおきく2点です。

私は基本的に寝かしておく運用スタイルなので、デイトレード的な悩みはないです。

 

 

①いつバブルが弾けるか
 (なるべく高値で売り抜けたい)

 

②税務取扱いが今後変わるかどうか
 (あとから税率が下がったら悲しい)

 

 

 

 

①のバブル問題。

 

いまのビットコイン値上がりはどう見てもバブルです。

乗り遅れまいと後から後からマネーが流れ込んできています。

 

先物認可が次々と通ってこれからファンドマネーが入ってきますので、当面はまだまだ上がりそうです。

空売り浴びせられたりとかが増えて乱雑な値動きをするとは思いますが、流入マネーが増えている限りは値上がり基調が続くことでしょう。

 

ただ、もともとのウリだった「低手数料の送金・決済機能」がそうでもなくなりSteamがビットコイン取扱いを中止したりしている現在、モノとしてのビットコインの魅力には陰りが出てきています。

技術革新が上手くいけば手数料が再び下がるかもですが、この辺の予測は難しい。

 

 

……売るタイミングが難しいぞ。

 

 

まだまだ値上がりするのが見えているのに、いま売ってしまうのはもったいないです。

 

でも、バブルが弾けてしまったらがっかりであります。

 

いつ売ればいいんだろう。

200‐300万円くらいの幅で安定してくれたらいいんですけど。

 

タイミングに悩んで毎日チャート見て過ごすようになるのはめんどいです。

早く適正価格が見つかってほしい。

 

 

 

 

②の税金問題。

 

'17.12月の現時点で、ビットコインで得た利益は「雑所得」「総合課税」です。

累進課税していただく形になりますので、本業の所得と合わせると人によっては3割4割5割所得税+住民税)というキッツイ税率になってしまうのです。

 

最悪です。

 

利益確定すると、税金を謹んでお納めしなければなりません。

利益確定しなければ税金はゼロです。

 

 

思い浮かぶのはFXであります。

 

FXも似たような取り扱いだったんですが、2012年からは「申告分離課税」という扱いになり、税率は「一律20.315%」になりました。

他に所得がない方にとっては税率upでしたが、他に本業などでまとまった所得がある人からすると大幅な税率downだったのです。

 

ビットコインについても、金融商品としてもろもろの枠組みが出来上がってきていますので、数年したらFX同様「申告分離課税」「一律20.315%」に扱いが変わるかもしれません。

 

税金をたっくさん納めた後で税率が下がったら残念ですよね。

公徳心は満たされますけど……。

 

 

 

そういう訳で、ベストシナリオは「数年後にビットコインの税率が引き下げられて、しかもその時に現在以上の値段がついているよイエーイ」なんですが。

 

 

世の中そんなに甘くないだろうなあ。

とっとと利益確定して、ふるさと納税とかでささやかな節税した方が賢いかなあ。

 

 

うーむ。

 

 

とりあえず、今回の値上がりで気が大きくなって更にリスクの高い商品に手を出したり金遣いが荒くなったりして暮らしが破綻する人が出ませんように。

こういう時こそ落ち着いて行動いたしましょう。

リメンバー'80-'90年代。

 

 

ジョアンの量り売りミニクロワッサン「プティ ブッシュ・ド・ノエル」

 

差し入れでいただいたジョアンのミニクロワッサン、中でも'17.12月季節品のチョコクロワッサン「プティ ブッシュ・ド・ノエル」がたいそう美味でかんたんいたしました。

 

www.johan.co.jp

 

 

ジョアン。

 

如庵。

織田有楽斎

 

ではなく。

 

Johanというドンクの親戚のパン屋さんになります。

 

 

残念なことに、いまは関西に店舗がありません。

各地の三越百貨店のデパ地下に入っているので、関西人以外にはなじみがあるのかも。

 

 

 

こちらのお店のウリは、小さなクロワッサン等のパンを量り売りで購入できること。

思わずお店に引き寄せられてしまいます。

 

この小さなパンたちがありがたくって……。

 

おいしいパンってほら、カロリー的なものがエキサイトしがちじゃないですか。

おいしいパン屋さんに行ったらせっかくだからと3個も4個も買ってしまって、家に帰ったらせっかくだからと全部食べてしまって、えらい後悔したりするじゃないですか。

 

小さなパンを売ってくだされば……

 

いろんな味を楽しめるし、おなかにも罪悪感にもやさしいのです。

 

 

もちろん、三越御用達だけあってパンの味は王道。

いかにもフランス系でありながら日本人の好みど真ん中な味わいの豊かさですよ。

 

関西人への手土産だとか、関西人が各地に行ったときだとかにおすすめです。

出張先で朝ごはんに買ってみるのもいいですね。

 

 

 

今回いただいた12月の季節品「プティ ブッシュ・ド・ノエル

 

ココア風味のアーモンドクリームとチョコチップ入り。
小さなブッシュ・ド・ノエルをイメージして焼き上げました。

100g(4〜5個) 税込292円

 

と紹介されています通り、クリスマスな寒い季節に最適の逸品であります。

 

ジョアンは紙袋もビニール袋もおしゃれで。

頂戴した瞬間からテンションが上がりまして。

 

ちょっといいお茶なんかを入れてみつつ、オーブンで軽くあぶって召し上がれです。

 

 

ふわぁ……というバターの豊穣。

 

さくぱりさくさくり……という軽やかな食感。

 

こっくりとろり……というやや溶けチョコの幸せ。

 

こんなんが3口サイズくらいの親しみやすさで口の中に躍り込んでくるんですよ。


こんなんされたら全面降伏するしかありませんよ。

 

 

またこれが紅茶にもコーヒーにも合いますし朝食にもおやつにも嬉しいですし。

 

いいっすねえ……!

 

けっきょく食べ過ぎちゃいましたねえ……!!

 

 

 

量り売りって、手間がかかるので珍しくなってきてますが。

なんかこう、喜びのおすそ分けみたいな詩情がある行為ですよね。

5個入り袋詰めの方が合理的なんだけどそこをあえて量り売り、という。

 

ああ、私も久しぶりにやりたいぞ。

たくさん買ってだれかの家に手土産しにいきたいぞ。

 

 

そのうちジョアンが関西に戻ってきてくださいますように。

各地で三越百貨店の閉店が続く雰囲気ですが、三越が撤退したらジョアンも巻き添えになるんだぞということをもっと周知・共有化すべきだと思います。 

 

 

 

「貸出妻M 1-3話」松本救助先生(ゴラクエッグ)

 

ゴラクエッグで連載している「貸出妻M」が倒錯した退廃美(とギャグ)にまみれていてかんたんしました。

 

以下、アダルトな内容注意です。

青少年や、いかがわしい内容・品のない表現が苦手な方はお控えください。

 

 

www.nihonbungeisha.co.jp

 

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どの出版社も、Web連載はけっこうキツめのエロ展開を許容していますね。

本屋さんよりもアクセスが容易だと思うんですが、あんまり青少年保護とかで話題になっていないのはどうしてなんでしょう。

 

 

と良識ぶった発言をしたところで、こちら「貸出妻M」。

 

戦後の日本社会を舞台に。

妻?がNTRされないと性的に興奮しないという小説家と、なんかいろいろ闇が深そうな妻?(かわいい)の物語です。

 

現在3話までupされておりまして。

エロ描写が高品質なことに加え、竹久夢二作品あたりの雰囲気に通じるような世界観が薫り高く。

たいへん官能的で魅力的な作品となっております。

 

 

詳細なネタバレはしませんが、

 

1話では近所の絵画教室の先生に妻?を寝取られ。

2話ではカストリ雑誌の編集者に妻?を寝取られ。

3話では小説家の軍友に妻?を寝取られております。

 

そして、妻?を寝取られた夫はそれを陰で見ていて、興奮して、興奮エネルギーを小説執筆に転嫁して好評を博するという。

妻?は夫が抱いてくれない寂しさエネルギーを浮気相手誘惑に転嫁しつつ夫の小説稼業好調を喜んでいるという。

 

まっこと倒錯した夫婦愛の物語を見せつけてくださるのです。

 

しかも3話あたりからサスペンス的な要素まで露わになってきたものですから、今後の展開がとっても楽しみですよ。

この妻?の「鳴子さん」、何者なんでしょうね。

 

エロやNTRに苦手意識のない方はぜひ愉しんでみてください。

 

 

 

絵とストーリーがみだらに美しい一方、セリフはキレッキレな鋭さでよござんすね。

 

「どうだ

 私の勃起は!」


「ご…」

「ご立派です…」(涙)

 

 

ですとか。

 

 

「こうして妻は…」

 

\男の蝋を受け止める痴杯となったのです/

 

 

ですとか。

 

文学とギャグが渾身のアウフヘーベンしてますよ。

 

 

作者の松本救助先生(某国国賓)、おもしろいお方ですよね。

「男は裏切るけどブタさんはずっとそばにいてくれる」っていうセリフ、私も一度は真似してみたいです。

 

宝島社の「あの娘を落とす間取り」という作品も笑えますのでおすすめですよ!

 

 

 

 

 

ゴラクエッグでは、ほかにも「歩き巫女 九尾」(大杉ゆきひろ先生) というエロ作品があります。

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これもエロくてアホな漫画なんですが、武田信玄さん界隈のストーリーとなっていて歴史描写面も頑張ってはるので楽しいですよ。

とりわけ村上義清さんの漫画的格好良さは武田家関連創作作品でもトップクラスですので、エロが苦手でない村上家ファンはどうぞどうぞ。

 

 

松永久秀さんのエロ漫画が読みたい方はゴラク本誌で好評月イチ連載中の「戦国えっち」(荒木俊明先生)をおすすめします。

こちらもエロくてアホな漫画です。

長慶さんは出てきませんが三人衆は出てきました。

東大寺で大仏を燃やすよりもバチ当たりなことをしていました。

 

 

 

コンビニのエロ雑誌は存続が危ぶまれておりますが、Web漫画のほどよいエロ漫画はこれからもほどよいエロさで存続していきますように。

やりすぎてガッチリ規制されたりしませんように。

 

 

 

あ、今月のジャンプSQ.の「新テニスの王子様」。

 

「粉尻砕身(フンケツサイシン)」って……

尻も身も砕けるってどんなプレイなんでしょう。

今後のフランス戦から目を離せません。