肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

「岸辺露伴は動かない エピソード10 ザ・ラン」荒木飛呂彦先生(ジャンプ'18 13号)

 

今週のジャンプに岸辺露伴は動かないが唐突に掲載されていて、しかも面白くてかんたんしました。

 

今号のジャンプ情報|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

 

 

以下、若干のネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 

 

岸辺露伴は動かない エピソード10

今回ばかりは本当に心から反省していて
全ての原因は自分の性格に非がある

競争はどんな世界だろうと常にあるッ!
だから「公正」さは必要だ

「公正」の下でなければ人は成長しない

これで「公正」になったぞ……
リモコンを素早く取った方が完璧な勝利と分かる!

 

内容の説明は難しいのですが、いつも通り露伴先生が奇妙な人物に出逢う話です。
主な題材は筋肉です。

マッスル感と疾走感に富んだエピソードで、とても面白うございました。

 

あらためてジャンプに荒木飛呂彦作品が載っていると、いい意味で浮きっぷりが半端ないですね。

絵柄もセリフもオンリーワン過ぎます。

 

トレーナーさん
ここの呼吸は吐きますか? 吸いますか?


みたいな「リアルライフ内ではありそうだけど創作作品内では見たことない」セリフが好きです。

 

 

 

HUNTER×HUNTER No.375

僧帽筋から三角筋への美しくも凶々しい流線!!

大腿筋の…!! 静寂と暴虐を孕んだ隆起!!

 

と、岸辺露伴は動かないのオリジナリティにかんたんしていたら、ハンターハンターと筋肉ネタがかぶっていたという。

なんだろうこのシンクロニシティ

 

ウェルゲー隊長の好感度が高まりすぎて困る。

殉職しませんように。

 

 

アクタージュ scene6

撮ってくれないんですか?

 

もう大丈夫だ、しばらく連載は続くだろう。

 

そんな気になれた嬉しい6話でした。

いいライバルだ。
帽子の脱げ方が特によかった。

この漫画は主人公ツエーと見せかけて、天才たちの群像劇になっていくんですかね。

 

相変わらず惜しげもなく裸体を披露しながらもサービス感薄いのがむしろ好き。

 

 

 

BORUTO 21

…こいつを拾わせるための猿芝居だったとは……!

 

バトルが面白かったです。

味方側の「デメリット付き武器」の活用の仕方が面白い。

 

 

 

火ノ丸相撲 第182番

全力でお客さんを楽しませるでぇ~!

 

いいなあ、巡業行きたい。

この前の唐揚げといい、コミックのネタを拾ってくれるのがいいですね。

単行本がたくさん売れますように。

 

 

 

銀魂 第六百七十二訓

今はエスポワールという船に乗っちゅう

 

カイジネタがウケました(笑)。

 

 

 

斉木楠雄のΨ難 Ψ終Χ

言いたくねーなら言わなくてもいいべ

 

終わってもうた……

分かってはいたのですけど。

 

斉木さんの仲間は面倒だけどイイ奴らですよね。

これからもこち亀のように不定期に現れてほしいものです。

 

 

 

 

 

岸辺露伴は動かないを中心に満足度の高い号でした。

 

これからも買って読むファンが増えていきますように。

 

 

信長の野望・大志「本能寺の変(1582年夢幻の如く)」からの「柴田勝家プレイ」

 

信長の野望・大志、本能寺の変からの柴田勝家さんプレイが思いのほか難易度が高くて初めてゲームオーバー食らってしまってかんたんしました。

 

 

本能寺の変

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是非に及ばず。

毎度のことながら全國制覇が見えてきたところで横死する信長さんが気の毒です。

 

 

 

1582年の夢幻の如くシナリオを織田家で開始します。

 

領土。広い。

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信長さん。強い。

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人材(人数が膨大なので統率上位陣)。厚い。

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まさしく天下に敵なしという感じです。

 

 

とはいえ、シナリオ開始直後にはさっそく言行録「本能寺の変」が発生。

今作では東の武田氏滅亡と西の高松城水攻めが同時並行で進む流れになっています。

 

 

 

武田氏滅亡。

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今作の勝頼さんは本当に母性本能をくすぐりますね。

 

 

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さりげなく武田信満さんの故事が触れられたりもします。

きっとユーザーに上杉禅秀の乱を知らしめたいのでしょう。

 

 

 

西に目を移して高松城水攻め。

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ほんまに秀吉さんてのは化け物だと思います。

 

 

 

ここから信長さん・信忠さん・蘭丸さんが二条御所に移動すると変が発生。

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弥助さん(武力91)の存在感がいいですね。

 

 

今作の本能寺の変の特徴は、明智光秀さんが「動機を一切語らない」ことです。

 

松永久秀さんイベントや山中鹿之介さんイベントなどで光秀さんが何かを思っている様子はあるのですが、「信長ぶっ殺す」とか「家康さん饗応で不始末やらかして折檻された」とか「時は今」とか「転勤やだ」とか「朝廷が」とか「義昭さんが」とか「実は秀吉さんにそそのかされ」とか「長宗我部家対応で面目を潰され」とか「単純にチャンス」とか「老後が不安になった」とか「愛が憎しみに変わるとき」とか「太陽が眩しかったから」とか、そういう直接的な心境描写は一切ナシなんですよ。

 

ひょっとしたら久秀さん(世間の認識ベース)のように天下人の右腕となってから天下人を殺めたくなったのかもしれませんし、鹿之介さんのように仲間(信長さんに振り回されている家中の方々等)を見捨てたくなくて決起したのかもしれません。

 

光秀さんの動機はあまりにも説が多すぎることもあって、「想像にお任せします」「好きな説でイメージしてください」とせざるを得なかったのかもしれませんね。

これはこれである意味誠実なシナリオ対応のような気もします。

 

 

 

本能寺の変後。

 

徳川家康さんは神君伊賀越えに励みます。

家中のみんながテキパキ逃げる段取りを整える様を見てかんたんする忠次さんがイイ。

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永禄の変に続き、本能寺の変でも傍観を決め込む細川藤孝さんも素敵。

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そして清水宗治さん。

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「真の武士」宗治さんと「くそ坊主」安国寺恵瓊さんの対比が面白いですね。
(あくまで大志世界での描かれ方の話ですよ)

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うふふふふふ。

 

 

 

ここから、織田信長さんの後継者としてプレイする当主を決めることになります。

 

みっちゃんか

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かっちゃんか

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ヒデさんか。

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選択肢にすら入れない織田信雄さんと織田信孝さんの扱いがひどい(笑)。

 

戦力的には秀吉さんが一番なんですが、大志無印ではイベント・言行録がここまでしか収録されていなくて、秀吉さんが駆け上がる言行録が存在しないんですよね。

どうせPKで九州攻めシナリオとか小田原攻めシナリオとかが実装されて秀吉さんをプレイすることになるのでしょうから、ここは秀吉さん以外でいこうと思います。

 

 

 

柴田勝家プレイ

勝家さんを選んだ決め手は、初期シナリオの次の場面でした。

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織田信勝さん関係のイベントで発生する会話です。

こういう経緯があって信長さんに忠誠を誓った勝家さんが、信長さんの死に何を思うか。そんなことを慮りながらプレイするのも楽しかろうと考えたのであります。

 

 

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んだんだ。

 

 

勝家さんの能力。

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スペックは充分な上、「攻城達人」が熱い。

 

 

勝家さんの志「忠勇無頼」。

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足軽強化・コスト低下に兵糧upと、強い志だと思います。

「近代兵装」など信長さんの中核軍だったんだぞ感がありますし、内政上手な面も特筆されていますから、勝家さんファン的にも満足度が高いのではないでしょうか。

 

 

柴田家家中(やはり人数が多いので統率上位のみ)。

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かなり恵まれています。

戦で苦労することはないでしょう。

 

 

と思いきや、秀吉さん関係のイベントがないこともあって、明智光秀さんが戦意マックスの状態で元気に顕在なんですよね。

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秀吉さんも光秀さんを攻めてくれますが、放っといたら一進一退状態になります。

 

とりあえずウォーミングアップに姉小路家を滅ぼしてから、秀吉さんとの戦いで兵力を消耗した明智家討伐に向かいましょう。

 

 

なぜか羽柴秀次さんが柴田家中で元服してきてウケました。

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明智家を滅ぼしたところ。二条御所は秀吉さんに取られました。

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ちなみに、勝家さんはなぜか淡路島を飛び地で保有していて、長宗我部家にぶんどられてしまいました。

ちくしょう、口惜しや。

 

 

 

史実の秀吉さんに代わって、勝家さんが信長さんを継ぐ者になっていきますよ。

 

筒井家・鈴木家と攻略し、その後は信雄さん・信孝さんを侵略保護します。

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続いて舐めたことしくさった長宗我部家を討伐し。

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宇喜多家・羽柴家をも滅ぼして征夷大将軍に就任いたします。

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ところが、ここから予期せぬ事態が。

 

なぜか葛西家と相馬家が大勢力になっている奥州を後ろからのんびり突いていたら……

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オーノー。

 

勝家さん、実は一門がいません。

勝家さんがお亡くなりになると即ゲームオーバーです。

 

(勝豊さんは1583年に早々に亡くなっています)

 

 

しまった、縁組で一門を増やすとか、何か手を打っておけばよかった……。

 

戦死扱いだからか、既に勝家さんは史実より9年ほど長生きしてはるのですが。

 

 

慌てて東北地方に大部隊を送り込んだものの、時すでに遅し……

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初めてのゲームオーバー、いただきました。

 

1592年がタイムリミットだったのか。

けっこう厳しい条件じゃないか柴田勝家プレイ。

 

 

 

幸い、羽柴家を滅ぼして征夷大将軍になったところのセーブが残っていたので。

 

東の上杉家攻略、西の毛利家攻略を同時並行で進めることで解決することにしました。

兵糧は厳しくなりますが、手動決戦を活用すればある程度寡兵でもなんとかなります。

 

 

リトライした1590年5月から、1年と1か月でここまで領地を拡大。

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惣無事を囁いてくれる光秀さん。

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(この光景……信長さんは何のために死んだんだろう)

 

 

 

そういう訳で、勝家さんでプレイする際は「急げ」という教訓を残させていただきたいと思います。

 

 

 

最後に勝家さんの宣戦セリフ。

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私はこういうシンプルな指示を与えてくれる上司が好きです。

 

 

織田家中は人気者がたくさんいますが、勝家さんの人気もますます高まりますように。

 

 

 

「漫画版 野武士のグルメ 3巻」原作:久住昌之先生 / 画:土山しげる先生(幻冬舎)

 

野武士のグルメ最新刊がだんだん食の軍師化してきていてかんたんしました。

 

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野武士のグルメは定年退職した初老のおっさんが「俺は野武士のようにありたい」とぶつぶつ言いながら食べ歩きする漫画です。

 

孤独のグルメ(原作者は同じ)のシニア版といえば格好がいいですが、井之頭五郎さんと違ってトホホ感強めのオチが多い印象ですね。

実に親近感が湧きます。

 

 

1巻のエピソードでは「朝のアジ(千葉県の民宿の朝食)」、2巻のエピソードでは「野武士のライスカレー(自炊)」がお気に入りです。

 

 

今回の3巻では「文士の鰻重」「野武士のランチステーキ」「ハモニカ横丁のソーキそば」「野武士のおでん」「中野の甘味屋めし」「現代の大食堂」「町の寿司屋」という7編が収められております。

 

 

美味しそうなのは「文士の鰻重」。

太宰治さんゆかりのうなぎ屋さんに訪れる話です。

とにかく鰻重を食べる場面の描写力が半端ないですよ。グルメ漫画界の大御所である久住昌之土山しげる両先生の手腕が冴えまくりです。
こんなにうなぎを美味しそうに食べている漫画はそうないと思います。

劇中のドラマパートでは太宰作品の「お伽草紙」や「津軽通信」、「黄村先生言行録」などがプッシュされていたりして興味を引かれたりします。

 

 

面白かったのは「ハモニカ横丁のソーキそば」。

ネタバレはしませんが、初老のおっさんの空回り・失態描写が素晴らしいです。

この漫画は老境に入っていく際の侘しさや滑稽さやみっともなさを素直に切り取ってくれていて、それが読み手にある種の安心感を与えてくれるんですよね。

漫画の主人公と読者が地続きであるような共感を抱きます。

 

 

そして、3rdから増えているのが「脳内野武士からのダメ出し」

「食の軍師」では本郷さんがいつも脳内軍師(孔明)からダメ出しされていますが、だんだん野武士のグルメもそういうシーンが増えてきております。

1巻2巻は「野武士ならこういう時どういう風に振舞うだろうか」みたいな感じで自問自答しながら飯食ってる感じだったのですが、3巻では脳内野武士が「お主、馬鹿か?」「気は確かか?」「たわけたことを抜かすな!」「お主、どこかおかしくなったか?」などと辛辣かつ語彙力の少ない突っ込みを浴びせてくるのです。

主人公のおっさんが一人でシュンとしているのも含めて、シュールでいいですね。

 

脳内野武士がお子様ランチの旗について

「旗はいいもんだ

 戦をするにも旗がいる

 旗標は戦意を昂らせる!」

「昔のワッパはお子様ランチで敵の城を奪ったような気持ちになったのかもしれんぞ――」

 

みたいなご高説を述べてはるシーンなど愛しみが強いです。

 

 

以上、定年過ぎのおっさんが主人公であることに抵抗がない方にはおすすめできる良グルメ漫画だと思いますね。

 

 

 

この漫画は様々な媒体に掲載されたのを取りまとめたり書き下ろしを加えたりして単行本にしているようです。

この3巻が売れたら4巻企画も出るのでしょう。

 

ゆっくりペースでもいいのでシリーズが続いていきますように。

 

 

 

「さびれ森のらら子さん 感想」なにわ小吉先生(ジャンプ+)

 

ジャンプに帰ってきたなにわ小吉先生の読切がなにわ小吉先生らしい世界観の作品でかんたんしました。

 

shonenjumpplus.com

 

 

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なにわ小吉先生と言えば「王様はロバ」で一世を風靡した方ですね。

漫画賞に名前・連絡先を書き忘れて応募して、ジャンプ本誌で作者名乗り出てくれとかやっていたデビュー経緯からして印象に残っています。

 

 

王様はロバで強く記憶に残っているネタは「日本ちょっと沈没シリーズ」「原始時代シリーズ」あたりです。

原始時代に「よく考えたら裸って恥ずかしくねーか」「本当だ!」とか言い出して服を着だして、そのまま毛皮服のファッション流行ネタに推移しつつ「みんなが服を着ている中、裸のままでいることの快感に初めて気づいた奴」という危ないネタでオチをつけていたのが好きでした。

 

「ケンカが強い中井出シリーズ」もすごく笑った記憶があるのですが、どんなネタだったのかは詳しくは思い出せません……。

中井出さんの髪型(センター分け)はくっきり覚えているのですが。

 

 

ジャンプ+でこのたび掲載された読切「さびれ森のらら子さん」は、あの頃のなにわ小吉先生らしい「ちょっと捻ったシチュエーションからのフフッと笑えるネタ」な味わいが変わらずに楽しめて、しかもその後のなにわ小吉先生らしいちょっと少女漫画感のあるテイストまでが一緒になっている、読んでいて快い作品でした。

 

オチ関係や本筋関係はネタバレしませんが、個人的に私が気に入ったのは

1ページ目の「もう とにかくすっげー山奥」という雑な場面設定と、12ページ目の「池 歩ける」。

 

本筋よりも、こういう導入部の解説とか、印象的な大ゴマとかがやたら頭に残る。

これってものすごくなにわ小吉作品らしい魅力だと思うんですよね。

 

 

気楽に読める読切ですので、お目通しいただいて気に入っていただければ幸いです。

 

 

 

 

同じく本日更新の漫画の中では。

 

やはり星の王子さま漫☆画太郎先生)」が……

 

shonenjumpplus.com

 

打ち切りが確定したような勢いで笑いました。

 

次回はいよいよトラックが突っ込んでくるのでしょうか。

 

 

 

 

あと、今週のジャンプ本誌の読切「破格の家賃(カワサキ先生)」が面白かったです。

ティーンの絵本という感じで。

連載に向いているかとかそんなんは置いておいて、少年少女の心の一部にずっと居続けるような作品ではないでしょうか。

 

 ※手塚賞準入選と書いていたので新人さんの作品だと思うのですが、
  一瞬「大河原遁」先生が別名義でちょっと作風変えて読切を載せたのかと
  思ってしまいました。

  大河原先生の「かおす寒鰤屋」も印象にずっと残る作品でしたね。
  「濡れるのも風情だ」。

 

 

「アクタージュ」なんかもそうなんですが、最近の週刊少年ジャンプはあらためて「現代の少年(少女)の視点に雑誌を合わせに行く作業」を丁寧に試行錯誤している雰囲気があっていいですね。

 

どんな作品がいまの子どもたちにフィットするのか私には分かりませんが、かつての少年の声だけにとらわれず、新たな可能性を切り開いて更に飛躍していただきたいと願っています。

 

 

あと、そういうこと関係なしにワンピースのカタクリ戦が面白いです。

斉木楠雄の相卜さんも超かわいい。

ベテラン勢の安定感ある作品は頼もしいですね。
(斉木楠雄はなんか終わりかけている気がしないでもないですが)

 

 

 

紙媒体のジャンプ本誌で新たな才能が活躍し始めている一方、Web媒体のジャンプ+にレジェンド作家が合流しつつある現状は面白いと思います。

 

そのうち「えんどコイチ」先生なんかも+に登場してくださいますように。

(ギャグではなく、ヒューマンドラマ系で)

 

 

 

 

「寄生獣(岩明均先生)」を平成時代の終わりに読むこと

 

寄生獣を読んでいたら、なぜだか平成時代が終わることを強く実感してしまってかんたんしました。

 

「寄生獣」既刊・関連作品一覧|講談社コミックプラス

 

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いつにもまして主観的な文章になりますので、あまり共感いただけないかもしれませんが(笑)。

 

 

以下、寄生獣のネタバレを前提にしていますのでご留意ください。

 

 

 

 

 

 

 

寄生獣は平成の始まりとほぼ同時に始まった漫画で、元のコミックスベースで10巻、完全版コミックで8巻と、ほどよい長さかつ極めて高い完成度で完結いたしました。


連載時期は80年代の末から90年代半ばまでですね。

 

 

 

平成時代は西暦の世紀末・世紀始と重なっています。

 

あくまで私の受け止め方ですが、平成前半の90年代はバブル崩壊オウム事件ノストラダムスなんかの影響もあって、「行き詰った人類」「文明社会の終末」みたいな空気感が当時共有されていたような気がします。

 

 

そんな中、同時代にセンセーショナルな登場を果たした寄生獣は……

 

グロ的なインパクトに加えて、

 

シンイチ……『悪魔』というのを本で調べたが……
いちばんそれに近い生物は やはり人間だと思うぞ……

(ミギーさん)

 

であったり

 

……地球上の誰かがふと思ったのだ……
生物の未来を守らねばと……

(中略)

人間1種の繁栄よりも生物全体を考える!!
そうしてこそ万物の霊長だ!!

正義のためとほざく人間!!
これ以上の正義がどこにあるか!!

人間に寄生し生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば

人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!!

いや……寄生獣か!

(広川市長さん)

 

であったりな衝撃的なセリフの数々によって、行き詰まりを実感していた平成前半人を強烈に揺さぶってくださったのでした。

 

 

同じように大ヒットしたエヴァンゲリオンも90年代の作品ですし、この頃は「人類に生きながらえる価値があるのだろうか」「世界の崩壊が近いのではないか」みたいな話をよく見かけた覚えがあります。
(「世紀末」という暦が有するパワーも相当大きかったんだろうと思います)

70年代の作品ですが「デビルマン」なんかも平成に入ってから読んだときの方が強く刺さってきたものです。

 

 

そんな時代の中、とりわけ寄生獣は飛び抜けた存在感を放っていて、平成前半の空気感を躊躇なく抉り出して突き付けてくるような作品だったのでした。

 

 

 

 

 

それから20年。

 

 

10年代の現在に寄生獣を読んでみると。

 

上で挙げたようなキツいセリフなんかよりも……

 

我々はか弱い

それのみでは生きてゆけないただの細胞体だ

だからあまりいじめるな

(田村玲子さん)

 

であったり

 

同じ構造の脳をもつはずの人間同士でさえ例えば

魂を交換できたとしたらそれぞれ想像を絶する世界が見え
聴こえるはずだ

(ミギーさん)

 

であったりと、以前よりも「静かな」寄生獣世界の名セリフに頷くことが多く、そのことに静かな驚きを覚えました。

 

もちろん私自身の加齢によるところも大きいとは思うのですけど。

 

 

平成後半、00年代10年代に入ると「停滞期間」が延々と続き(日本だけですが)、いつしか停滞していることが常態になってしまって、逆に90年代にあった「行き詰り感」「崩壊感」は薄れてきたように思います。

 

その上で、「ロボットやAIの普及」「高齢化と人口減がもたらす社会の変化」みたいな未来(但しあまり明るくはない)の話題はますます身近になり、並行してあらゆる点で価値観の多様化と細分化は進み、我々が共有している空気は「終末は近い悔い改めよ」から、「諦めをはらんだ受容」「世界ではなく、自分の手が届く範囲を」に変容してきたように感じるんですよね。

 

 

 

寄生獣を読み進めながらそんなことをぼんやり考え。

 

最終巻に至って寄生生物たちが人間社会に溶け込み、シンイチさんも人類もそのことを消極的に受け入れて。

シンイチさんは世界がどうこうではなく隣にいる里美さんを守って寄り添って暮らすことを選んで……というクライマックスの流れが、平成が終わろうとしているイマの空気にたいそう相応しいなあとかんたんしたんです。

 

70年代のデビルマンが90年代の終局感をも捉えていたように、90年代の寄生獣が10年代の許容感をも捉えていたと言うと言葉が過ぎるでしょうか。

 

 

 

 

「平成とはどんな時代だったか」なんて普段考えることはないんですけど。


寄生獣を読んでいたら「平成前半はこうだったな」「平成が終わろうとしている近頃はこうだな」、そして「平成ってもうすぐ終わるんだったな」ということが妙にクリアに思い浮かんだという話でした。

 

 

誰しもがきっと、ふとした瞬間に時代を見詰めてしまうものなんでしょうね。

 

 

 

次の時代もよい時代になって、次の時代にも素晴らしい作品が数多登場しますように。

 

 

 

 

お酒を飲んだ後の「伊藤園ナタデココヨーグルト味」

 

お酒を飲んだ帰りのナタデココヨーグルトが楽しみすぎて近頃かんたんしています。

 

 

ナタデココ ヨーグルト味 缶 280g | 商品情報 | 伊藤園

 

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(画像はオフィシャルHPより引用)

 

 

 

ある程度の年齢以上の人にとって、ナタデココブームは懐かしい思い出ですね。

 

 

こちらのドリンクは伊藤園自動販売機などで売っている商品です。

 

内容はシンプルに、ヨーグルト味のドリンクにナタデココの小粒が入っているもの。

 

ヨーグルトドリンクはいかにもこの手の健康食品らしい独特の風味。

ナタデココは寒天みたいな大きい角切りではなく、つぶつぶコーンスープのとうもろこしくらいの小さなサイズになっています。
たぶん子どもが喉に詰めないようにという配慮もあるのでしょう。

 

 

このドリンクが、お酒を飲んだ後のシメにいいんですよね……。

 

飲んだ後と言えば、ラーメン、立ち食いそば、シュークリーム、タルト、フィナンシェ……などなどの炭水化物を求めてしまいがちじゃないですか。

夜中にそういうの食べるとけっこう後悔したりもするじゃないですか。

 

そこでこのナタデココヨーグルトですよ。

お酒やアテのドロドロ感をしゃっきりさせてくれるほどよい甘さと酸味。

小粒ナタデココがもたらしてくれるお腹のまとまりのよさ。
地味に食物繊維的理由で特定健康食品になっているのも気分がよい。

 

 

飲んだ後に大事な


 ・水分を補給する

 ・小腹が空いた感じを解消する

 

という役目をきっちり果たしてくださいますよ。

 

 

同じようなポジションの缶ドリンクとしてはコーンスープさんやおしるこさんなんかもいらっしゃいますけど、彼らは味が濃いめなのでスッキリ感に乏しいんですよね。

 

お酒を飲んだ後というシチュエーションに限れば、私はナタデココヨーグルトが最強だと考えています。

 

 

 

ただ、問題は伊藤園自動販売機がレアということ。

 

伊藤園は実店舗チャネルへの営業力の強さには定評がございますが、自販機チャネルの展開では競合他社に後れを取っております。
(自販機はコカ・コーラサントリーが強すぎる)

 

よって、ナタデココヨーグルトの福音に預かるには、あらかじめ伊藤園自販機の場所を把握しておくか、スーパーなどの別チャネルで確保しておく必要がございます。

 

これが地味に難易度高いのです。

私は近所で新たに一台自販機を発見したのでとても喜んでいます。

 

 

 

これからも営業部隊さんの負担が上がり過ぎない程度に伊藤園自販機が増えていきますように。

 

 

 

 

 

信長の野望201X「三好長慶が'18バレンタインNo.1人気に」

 

信長の野望201XのオフィシャルHPを見たら、ツイッター欄に今年一番のモテ男は三好長慶という信じがたいことが書かれていてかんたんしました。

  

  

  

なんてことだ……いちファンとして、我が事のように嬉しいです。

ツイッターやってなくていいねもできないのでこの場を借りていいねを表明させていただきます。

 

ていうかこんなことなら私もチョコを送ってリアル我が事にすればよかった。

来年は201X長慶さんと大志長慶さんと大志鍋島直茂さんに送ろうかな。

 

 

 

201Xはいまだ伊達政宗さんや石田三成さんや立花宗茂さんなどの一部人気武将が実装されていないとはいえ、既に有力大名家のほとんどは登場している訳です。

そんな中でマイナーな三好長慶さんが一位(数個単位の争いかもしれませんが)ということは、それだけ「201Xの長慶さん」が魅力的なキャラだということですよね。

 

 

創造PKベースのイケメン素材に、直垂とスーツとメガネとシャンパンを合わせにいくという201Xらしさ極まるいでたち。

 

優秀なスペックからの残念なスキルと特性。

 

 

何より……

 

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 久秀 「殿! ばれんたいんでも天下人になられましたな!」

 長逸 「一番手柄とはめでたいのう!」

 政康 「あやかりたいものよ!」

 友通 「はっはっは!」

 長慶 「うむ……三好の支持がここまで高まっているとは。
     父も泉下で喜んでおられるだろう。

     何よりこのちょこれーとなる南蛮菓子、
     豊穣な甘味と奥行きある香りが春の訪れを祝うかのよう。
     皆も心ゆくまで味わうがよい」

 久秀 「おう、殿の許しが出た。
     おぬしらも相伴するがよかろう」

 まつり「ありがとうございます!」

 長慶 「されど……
     三好が京の都やちょこれーとをほしいままにしておると
     全国の大名は苦々しく思っているであろうな」

 まつり「(チョコだけに……って、始まりましたね)」

 長慶 「将軍家もますます敵意と嫉妬を募らせよう。
     諸大名の上洛を募り、我らのちょこれーとを奪おうと
     必死の戦いを挑んでくる未来が見える……見える……」

 久秀 「……」

 長慶 「美しき京の都がちょこれーとに塗れて滅んでいく様など
     見たくはない。
     滅びの春を迎える前に娘、介錯を――

 まつり「しませんよ」

 久秀 「食後に外の国の薬を、頼む」

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みたいな会話がぱっと想像できる201X三好家中の完成度

 

シチュエーションさえ与えればキャラが勝手に動き出す、というやつですよ。

 

 

 

BASARAや無双なんかも成功例ですが、史実からちょっと離れたところで独自の魅力あるキャラクターが完成していくというのは物凄く稀有なことで、歴史創作コンテンツの行き着くゴールのひとつだと思います。

(ときに史実ファンの反感を買ったりもしますけれど)

 

 

201Xは本家信長の野望と違ってフリーダムにストーリーを築いていくことができますから、長慶さんと同じように201Xならではの人気キャラになっていく人物が続出するといいですね。

 

 

 

来年のバレンタインはテニプリ並の盛り上がりになりますように。

 

 

 

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