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かんたんにかんたんします。

信長の野望・大志の「松永久秀言行録②(永禄・金ヶ崎・忠臣・爆死等)」

 

信長の野望・大志、イベント関係のテキストが本当にいい感じですね。

三好家崩壊後の松永久秀さんイベントも引き続き見応えがあってかんたんしました。

 

 

 ↓三好長慶さん存命時のイベント

 信長の野望・大志の「松永久秀言行録(三好家崩壊)」 - 肝胆ブログ

 

 

基本的に史実通りの展開ですが、以下イベントネタバレにご留意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永禄の変(1565年)

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※他家プレイ時にイベントが発生。
 三好家プレイでは発生しません。

 

 

足利義輝さんが三好義継さん・三好三人衆・松永久通さんに襲撃されて命を落とします。

三好関係者急死(他殺説あり)の報復説だとか、三好義継さんが足利将軍に取って代わろうとした説だとか、室町時代名物「御所巻」からのうっかり弑逆説だとか、史実の解釈についてはいろいろな説がございます。

大志では、久秀さんが三好家・久通さんをそそのかした、本人は現場にはいなかった、という描き方になっていますね。
(久秀さんが現場にいなかったのは史実です)

 

久秀さん、「ふふふ」って息子に思いっきり悪名つけてますがいいんでしょうか。

 

 

義輝さんは有名な逸話どおり大暴れして果てはります。

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が、久秀さんの義輝評は辛辣です。

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細川藤孝さんの見切りの速さもんごい。

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……三好家の再評価が進んだこともあって、足利義輝さんの評価が暴落しがちです。

でも、彼の立場や当時の幕府の実情からすればあんな感じにならざるを得ない訳で。

 

戦国時代前半の足利幕府については慎重に議論されていくといいですね。

 

 

 

天下布武(1567年)

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ここからは織田信長さんでプレイしていると起こるイベントです。

 

細川藤孝さんや明智光秀さんの運動で信長さんが出馬。

畿内を抑えることこそが天下布武」という最近っぽいセリフも出てきました。

 

 

二条御所を制圧すると松永久秀さんがお出迎え。

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「お前みっつも悪いことしたらしいな」

「やってないっすよ」

「やってないんや」

「まあ火のないとこにはうんぬん」

「やったんかい。ってどっちやねーん」

 

という感じに初対面から会話がはずみます。

 

大志の信長さんは、高みに立ちつつ素直な人間性が前面に出ていていいですね。

織田家中の仲良さ感も相まってとても魅力的です。

他のイベント、「第六天魔王(信玄さんとLINEで口喧嘩的なやつ)」とかも非常に微笑ましゅうございました。

 

 

 

「金ヶ崎の退き口」(天下布武達成後)

朝倉家を攻めたら浅井長政さんが裏切るやつです。

大志の浅井長政さんは戦国時代らしい野心家に描かれていて、いわゆる甘ちゃん義将とはちょっと違う感じがよござんす。

 

このイベントは、「織田信長さん」「木下秀吉さん」「松永久秀さん」で仲良く金ヶ崎を攻める必要があります。

が、同盟相手の松永久秀さんをどうやって従軍させたらいいのかが分かりづらいです。

援軍コマンドからだと松永家に交渉できないんですよね。

 

正解は、織田家から普通に朝倉家に宣戦して、金ヶ崎に向けて「行軍」コマンドを押し、「部隊編成」から松永久秀隊を編入する、です。

基本的にオート部隊編成では久秀さんが入ってきませんので、適当な部隊をひとつ解除し、その上で「部隊追加」から久秀さんを探しましょう。

 

 

 

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大ピンチなはずなんですが、

「若いやつは先が見えてないっすからね」

「年寄りはだいじょうぶってこと?」

老い先短いっすもん」

というのんきな会話であったり。

 

信長さん部隊を選んで「帰城」を押すだけで安全に領地まで帰ることが出来たり。

 

なかなか切迫感に乏しいイベントでありました。

でも、そのあとの「姉川の戦い」イベント合戦は楽しかったです。

 

ちなみに金ヶ崎に池田勝正さんは出てきませんでした。

この辺は201Xの姉川イベントを推したいところです。

 

 

 

「忠臣」(姉川の戦い後)

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久秀さんが織田信長さんと手切れして足利義昭さん方に付きます。

この辺の史実解釈はいまもって議論されているやつですが、信長の野望なので信長さんとの関係性を軸に語られています。

 

いいでしょう。

「心のままに生きるのみ」。

 

大志の世界では、久秀さんはずうっと長慶さんの遺命に従っているんですよ。

「忠臣」というイベント名は誰に対する忠臣なのかというところですね。

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(「さらば長慶」の一幕。下ルートは歴史イベントとして他大名でも見れました)

 

 

 

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さいきんの久秀さん研究成果をプレイヤーに紹介してくれる義昭さん。

史実の久秀さんは「三好家臣であり幕臣でもある」という複雑な素性を持つに至りましたので、1558年の義輝さんとの和睦からこの信長包囲網参画まで、久秀さんの行動の数々は「個人的判断」「三好家臣としての判断」「幕臣としての判断」のどれがどの程度寄与していたのかよく分からないんですよね。

単純に「三好宗家への忠義」と言い切っていいのかどうかも含めて。

 

このややこしさも久秀さんの魅力だと思います。

 

 

それにしても。

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さりげなく細川藤孝さんをチクリとし、
あからさまに足利義輝さんをディスってるところがなんとも久秀さん。

 

明記してませんが、これだけ義輝さんをあげつらってるのは「義輝さんのせいで長慶さんの寿命が縮んだ」くらいに思ってはるからなんでしょうか。

 

 

 

「望み」(信貴山城を包囲する①)

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裏切りその①を許された久秀さん。

大志の信長さんは、久秀さんという人物に興味津々です。

 

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信長さんの度量がとてもまぶしいです。

困惑気味の久秀さんがレア。

 

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奇しくも、長慶さんからも信長さんからも「心のままの果て」を問われた久秀さん。

 

畿内戦国史の激動をくぐり抜けてきた久秀さんにとって、この問いはとても重たいものがあるのではないでしょうか。

 

 

そして……。

 

 

 

「爆炎と梟雄」(1577年:信貴山城を包囲する②)

裏切りその②で、いよいよ久秀さんが爆ぜ散ります。

史実では爆死してませんが、爆死した方が物語が映えるのでいいんです。

 

 

久秀さんの「望みの果て」について……。

 

 

まずは信長さんの視点。(ちなみに隣にいるのは信忠さんです)

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信長さんは、久秀さんは「長慶さんとの関係性」を信長さんとの間で再現することが望みだったという解釈をしてはります。

 

この解釈が正解かどうかより……

後に、信長さんもまた「己の道を歩んだ果てに、炎の中に消えた」。

信長さんを殺した者は「信長さんにかしづいていた天下人の右腕(しかも年寄り)」。

 

こうした歴史の相似性に趣深いものがあると思います。

(ちなみにこの信長・信忠父子の会話、隣で光秀さんも聞いています)

 

 

 

一方、久秀さん側の視点では。

 

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「長慶様と一緒に織田信長と相まみえたかった」


という原点回帰感みなぎる望みを抱いてお亡くなりになっていました。

なんという「初恋限定。」……!(笑)

 

久秀さんにとっては歌も茶も長慶さんと育んできたもので、長慶さんのよすが(平蜘蛛がその象徴)まで信長さんに奪われるのは承服できなかったのかもしれません。

 

  

 

信長さんが10年早く生まれても10年早く畿内に攻めてくることはないでしょうが。

三好長慶さんと織田信長さんの戦いが見たかった、的なif妄想はこれから流行るかもしれませんね。

 

 

 

 

 

以上、大志世界における松永久秀さんの物語でございました。

 

本当にみんなから愛されている人物ですね。

これからも久秀さんの物語はさまざまな媒体で盛り上がっていくことでしょう。

 

ていうか信長の野望というメジャーゲームでこんなに三好家界隈を取り上げていただいて大丈夫なんでしょうか。

今作の信長さんの史実寄り人物像も含めて、オールド歴史ファンから変な不満が出てこないか心配なくらいです。

 

 

どの地方どの家にも魅力ある人物がいる時代ですから、様々なものさしで様々な人物が愛でられる感じにファンが成熟していきますように。

 

さりげなくPKで三好長慶さん前半生イベントだとか弟・息子の新顔グラだとか荒ぶる木沢・遊佐コンビイベントだとかの要素が追加されますように。

 

 

⇒続き

 信長の野望・大志の「残念な足利義輝像」と「危険な三好長慶像」 - 肝胆ブログ