久しぶりに蒼天録をやってみたらやっぱり面白くてかんたんしたので、合戦三昧もクリアしてみました。
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今回プレイした特撰カスタマイズは「合戦三昧」です。
端的に言えば、合戦しまくると点数が増えて3000点を超えたらクリアですよ、というものです。
一回の合戦勝利で80点が加算されまして、だいたい各地方を統一するくらい戦えばクリアできるかと思います。
蒼天録の合戦(特に攻城戦)は武将能力で難易度が激変する感じでして、有能武将でプレイすればするほどかんたんになります。
とりわけ武田信玄さんや竹中重治さん等は凶悪な隠し技能*を持っていますので、特にこだわりがなければ武田家や織田家を選択するといいでしょう。
(上記リンクの武将三昧:織田信長プレイご参照)
*おすすめの隠し技能持ち武将……攻城戦の難易度が激減しますよ
とはいえ、早解三昧という訳でもないですし、楽な武将を使ってスッとクリアするよりは思い入れのある脳内設定でシミュレーションを楽しんだ方が信長の野望は面白いですよね。
そこで今回選んだ時代はこちら、「1495年秋 駿河の梟雄」。
1495年ですよ。
応仁の乱勃発から僅か28年後。
桶狭間の戦いからは遥か65年前。
関ヶ原の戦いからはなんと105年前。
信長の野望シリーズ最古のシナリオとして著名なやつです。
そして、選ぶ勢力は「合戦三昧」というコンセプトに相応しいこの方です。
さいきんでは、応仁の乱の更に前から関東は戦国時代だったとよく言われるようになってきていますが、関東戦国史始祖の一人こそがこの足利成氏さんなのであります。
関東三十年戦争こと「享徳の乱」を戦い抜いて、戦後もぴんぴん生きてはるのはすごいことだと思います。
1495年時点では、応仁の乱にかかわった足利義政さんも細川勝元さんも山名宗全さんも軒並みお亡くなりになっているのに、応仁の乱以前から戦い続けているこの方が元気ってえのがたまんないっすよね。
しかもデスメタルなことに、このシナリオでは成氏さんの配下にこの方までいる始末。
関東戦国史始祖の一人であり、下剋上始祖の一人でもある「勇士」長尾景春さん。
主家の山内上杉家と生涯戦い続け、(扇谷上杉家から派遣されてきた太田道灌さんに負け続けるも、)関東における武家秩序をしっちゃかめっちゃかにしたことで名高い武人ですね。
あくまで結果論ですが、後北条家や越後長尾家(上杉家)が勢力を伸ばせたのは彼の事績があってこそと言えなくもないのです。
史実の長尾景春さんは各地を転戦していますので、1495年に古河公方の旗下にいたかどうかはよく分かりませんがまあ細かいことはいいでしょう!
1495年シナリオは登場武将の数が極端に少なく、どの城も武将が1~2人しかいません。
そのため、ゲーム開始序盤は手数が足りなくて攻城戦の難易度が高くなってしまうのですが……。
さすがに足利成氏さんと長尾景春さんの二人がそろえば、いきなり関東で無双することができます。
策戦「離反」を連発し、敵の兵力を直接ガリゴリ削っていくお二人。
超怖い。
関東はどうなってしまうのでしょう。
序盤は味方も武将が足りないので、この時代はまだまだ存在感の大きかった岩松家に襲いかかりましょう。
さすればこの方を登用することができます。
ハイスペックな上、攻城戦における重要スキル「虚報」を放つことができます。
この方が加われば、
という美しいコンボを決めることができ、敵を本丸まで追い詰めれば
- 足利成氏さんが「挑発」を放って敵を釣り出す
- 囲んで全滅させる
- 勝利!
と黄金パターンにハメることができるのです。
ニッコニコで関東を蹂躙していく古河公方。
威勢のいいことを言っていた山内上杉家の顕定さんも……。
即堕ち2コマ漫画のような展開に。
ついでに、扇谷上杉家と越後上杉家も滅ぼしてしまいます。
みんな古河公方にはじめっから従っていればよかったんだ……(暗黒)。
さらば関東管領関係者の皆さま。
長尾為景さんの出番はないぜ!
そんなこんなで、念願の鎌倉を回復したところで成氏さんの天命が尽きました。
関東公方に相応しい勢力を奪回した直後の死、本望でありましょう。
後継者は息子の足利政氏さんです。
能力的にパッとしないので、今後の戦は長尾景春さんに任せてしまいます。
ちなみに、合戦三昧として点数を稼ぐ場合、国人衆等の諸勢力を包囲するとひんぱんに野戦を挑んできてくれる上に弱くて楽勝できるのでおすすめですよ。
長尾景春さんがときどきおじゃる言葉になるのもかわいい。
あと、プレイ中に面白かった出来事としては、信長の野望201Xでダークヒーローとして大活躍した「小弓公方」足利義明さんが元服してきてくれて嬉しいのと、
なぜか本願寺蓮如さんたちが義明さんを養子にしようと執拗に口説いてきたことです。
なぜだ。
蓮如さんのミラクルな阿弥陀仏パワーで、義明さんを引き取った方が関東の戦乱が沈静化するであろうことを見抜いていたのかもしれませんね。
すごいぞHGJ。
そうこうしているうちに目標の3000点を達成することができました。
奥州探題大崎氏まで支配してやろうと思っていましたがわずかに届かず。
クリア画像の左端で手を上げて喜んでいる侍がキン肉マン2世のジェイドみたいでかわいい。
蒼天録は合戦がつまらないとよく言われる気もするのですが、個人的には勝ちパターンを構築さえすれば何も考えずにプレイできるゲームが好きなので好きです。
こうした楽しいゲームを通じて、中央の足利将軍家と同様、関東公方の足利氏人気も高まっていきますように。