信長の野望・大志、本能寺の変からの柴田勝家さんプレイが思いのほか難易度が高くて初めてゲームオーバー食らってしまってかんたんしました。
本能寺の変
是非に及ばず。
毎度のことながら全國制覇が見えてきたところで横死する信長さんが気の毒です。
1582年の夢幻の如くシナリオを織田家で開始します。
領土。広い。
信長さん。強い。
人材(人数が膨大なので統率上位陣)。厚い。
まさしく天下に敵なしという感じです。
とはいえ、シナリオ開始直後にはさっそく言行録「本能寺の変」が発生。
今作では東の武田氏滅亡と西の高松城水攻めが同時並行で進む流れになっています。
武田氏滅亡。
今作の勝頼さんは本当に母性本能をくすぐりますね。
さりげなく武田信満さんの故事が触れられたりもします。
きっとユーザーに上杉禅秀の乱を知らしめたいのでしょう。
西に目を移して高松城水攻め。
ほんまに秀吉さんてのは化け物だと思います。
ここから信長さん・信忠さん・蘭丸さんが二条御所に移動すると変が発生。
弥助さん(武力91)の存在感がいいですね。
今作の本能寺の変の特徴は、明智光秀さんが「動機を一切語らない」ことです。
松永久秀さんイベントや山中鹿之介さんイベントなどで光秀さんが何かを思っている様子はあるのですが、「信長ぶっ殺す」とか「家康さん饗応で不始末やらかして折檻された」とか「時は今」とか「転勤やだ」とか「朝廷が」とか「義昭さんが」とか「実は秀吉さんにそそのかされ」とか「長宗我部家対応で面目を潰され」とか「単純にチャンス」とか「老後が不安になった」とか「愛が憎しみに変わるとき」とか「太陽が眩しかったから」とか、そういう直接的な心境描写は一切ナシなんですよ。
ひょっとしたら久秀さん(世間の認識ベース)のように天下人の右腕となってから天下人を殺めたくなったのかもしれませんし、鹿之介さんのように仲間(信長さんに振り回されている家中の方々等)を見捨てたくなくて決起したのかもしれません。
光秀さんの動機はあまりにも説が多すぎることもあって、「想像にお任せします」「好きな説でイメージしてください」とせざるを得なかったのかもしれませんね。
これはこれである意味誠実なシナリオ対応のような気もします。
本能寺の変後。
徳川家康さんは神君伊賀越えに励みます。
家中のみんながテキパキ逃げる段取りを整える様を見てかんたんする忠次さんがイイ。
永禄の変に続き、本能寺の変でも傍観を決め込む細川藤孝さんも素敵。
そして清水宗治さん。
「真の武士」宗治さんと「くそ坊主」安国寺恵瓊さんの対比が面白いですね。
(あくまで大志世界での描かれ方の話ですよ)
うふふふふふ。
ここから、織田信長さんの後継者としてプレイする当主を決めることになります。
みっちゃんか
かっちゃんか
ヒデさんか。
選択肢にすら入れない織田信雄さんと織田信孝さんの扱いがひどい(笑)。
戦力的には秀吉さんが一番なんですが、大志無印ではイベント・言行録がここまでしか収録されていなくて、秀吉さんが駆け上がる言行録が存在しないんですよね。
どうせPKで九州攻めシナリオとか小田原攻めシナリオとかが実装されて秀吉さんをプレイすることになるのでしょうから、ここは秀吉さん以外でいこうと思います。
※'18.3.28追記:秀吉さんも1個だけ言行録があるそうです(大坂城完成)
柴田勝家プレイ
勝家さんを選んだ決め手は、初期シナリオの次の場面でした。
織田信勝さん関係のイベントで発生する会話です。
こういう経緯があって信長さんに忠誠を誓った勝家さんが、信長さんの死に何を思うか。そんなことを慮りながらプレイするのも楽しかろうと考えたのであります。
んだんだ。
勝家さんの能力。
スペックは充分な上、「攻城達人」が熱い。
勝家さんの志「忠勇無頼」。
足軽強化・コスト低下に兵糧upと、強い志だと思います。
「近代兵装」など信長さんの中核軍だったんだぞ感がありますし、内政上手な面も特筆されていますから、勝家さんファン的にも満足度が高いのではないでしょうか。
柴田家家中(やはり人数が多いので統率上位のみ)。
かなり恵まれています。
戦で苦労することはないでしょう。
と思いきや、秀吉さん関係のイベントがないこともあって、明智光秀さんが戦意マックスの状態で元気に顕在なんですよね。
秀吉さんも光秀さんを攻めてくれますが、放っといたら一進一退状態になります。
とりあえずウォーミングアップに姉小路家を滅ぼしてから、秀吉さんとの戦いで兵力を消耗した明智家討伐に向かいましょう。
ちなみに、勝家さんはなぜか淡路島を飛び地で保有していて、長宗我部家にぶんどられてしまいました。
ちくしょう、口惜しや。
史実の秀吉さんに代わって、勝家さんが信長さんを継ぐ者になっていきますよ。
筒井家・鈴木家と攻略し、その後は信雄さん・信孝さんを侵略保護します。
続いて舐めたことしくさった長宗我部家を討伐し。
宇喜多家・羽柴家をも滅ぼして征夷大将軍に就任いたします。
ところが、ここから予期せぬ事態が。
なぜか葛西家と相馬家が大勢力になっている奥州を後ろからのんびり突いていたら……
オーノー。
勝家さん、実は一門がいません。
勝家さんがお亡くなりになると即ゲームオーバーです。
(勝豊さんは1583年に早々に亡くなっています)
しまった、縁組で一門を増やすとか、何か手を打っておけばよかった……。
戦死扱いだからか、既に勝家さんは史実より9年ほど長生きしてはるのですが。
慌てて東北地方に大部隊を送り込んだものの、時すでに遅し……
初めてのゲームオーバー、いただきました。
1592年がタイムリミットだったのか。
けっこう厳しい条件じゃないか柴田勝家プレイ。
幸い、羽柴家を滅ぼして征夷大将軍になったところのセーブが残っていたので。
東の上杉家攻略、西の毛利家攻略を同時並行で進めることで解決することにしました。
兵糧は厳しくなりますが、手動決戦を活用すればある程度寡兵でもなんとかなります。
リトライした1590年5月から、1年と1か月でここまで領地を拡大。
惣無事を囁いてくれる光秀さん。
(この光景……信長さんは何のために死んだんだろう)
そういう訳で、勝家さんでプレイする際は「急げ」という教訓を残させていただきたいと思います。
最後に勝家さんの宣戦セリフ。
私はこういうシンプルな指示を与えてくれる上司が好きです。
織田家中は人気者がたくさんいますが、勝家さんの人気もますます高まりますように。