肝胆ブログ

かんたんにかんたんします。

山形県土産「山形ラスク研究所の缶入りラスク」

 

山形県の土産に買って帰った「山形ラスク研究所」の缶入りラスクがすこぶるコストパフォーマンスに優れていておいしくて周囲の評判よくてかんたんしました。

 

白いくも 山形県南陽市と米沢市の美味しいケーキ屋さん

 

f:id:trillion-3934p:20180830001510j:plain

 

(画像は当該商品の通販サイトより引用)

 

 

山形駅隣接のエスパル(S-PAL)2階のおみやげコーナーで、この商品、山形ラスク研究所の缶入りラスクがうず高く積まれておりました。

どうやら最近誕生したイチ押し商品の模様です。

 

 

1缶700円くらいで、中に一口サイズのラスクがぎっしり。

味はプレーン、ショコラ、さくらんぼ、りんご、ミックスフルーツが売っていました。
全部買いました。

 

缶のデザインがなかなかおしゃれで、手土産にちょうどええわと思ったのです。

実際、各所に持って行ってみたところ、女性を中心にファーストインプレッションがとてもよく、しかも食べてみたらどの味もおいしいわとええことだらけで極めて評判が良かった次第です。

 

山形駅で気軽い土産を買うなら、この商品はイチ押しですよ。

(重厚なお土産なら米沢牛や平田牧場の豚をお贈りする感じでしょうか)

 

あと、山形駅エスパルのお土産コーナーは、送料無料のヤマトさん受付があったのもありがたかったです。

物流サービスの方々には足を向けて寝られません。

 

 

 

個人的にイケてると思ったポイントは、ラスクが一口サイズなことです。

近頃一般に流通しているラスクって、個包装になっていてけっこう大ぶりなやつが多いですよね。

食べきるのに3-4口くらいかかるやつ。

 

あれはあれで食べ満足感があって素晴らしいのですが、その分主食感というか、罪悪感というか、意外と気軽に食べられないものだと思うのです。

 

その点この缶入りラスクは、一口サイズのラスクがカジュアルに詰め込まれておりますから、気安くひょいパクできるんですよね。

これは消費者心理上、見逃せない魅力ではないでしょうか。

 

ちょっとした息抜きに、一個か二個、つまんで甘味補給。

実に地に足の着いた幸せであります。

 

 

味が5種類あるのもよかったですね。

1缶700円くらいですから、5種類全部買っても3,500円です。

缶ということもあってカサバリハッタリも効いていますから、そんなに高いものでなくても土産物として一目置かれます。

 

ちなみにどの味もおいしかったです。

私はミックスフルーツのやつが一番気に入りました。

周りの人気はまさしく五分されていましたが、山形土産ということもあってさくらんぼ味が一番減りが早かった印象です。

 

 

「これはいい」と心底思える土産に出会えると嬉しいですね。

 

この山形ラスク研究所のラスクが新たな山形土産として定着いたしますように。

 

 

 

 

山口県萩市 井上商店の「しそわかめ(ふりかけ)がじわじわ美味しい、すごい」

 

山口県萩市は井上商店さんの「しそわかめ(青ラベルタイプ)」というソフトタイプのふりかけが地味ながら類を見ないようなおいしさでかんたんしました。


www.hagiinoue.co.jp

 

f:id:trillion-3934p:20180820230722j:plain

 

(画像はオフィシャルHPから引用)

 

 

パッケージに書いてはる通り、しそ・ごま・わかめで構成されるシンプルな内容のふりかけになります。

 

皆さまふりかけはお好きでしょうか。

私は大好きです。

 

ふりかけと一口に言っても種類はものすごく多様でパリパリタイプやのソフトタイプやの小魚系やのおかか系やの海苔系やの肉系やのゆかりやののりたまやの数えきれないくらいございますが、一般にふりかけといえば「ご飯がすすむ味の濃さ」が特徴の品が多いような印象がございますよね。

 

もちろんそれらはそれらでとても美味しいですし愛しているのですが、こちらの「しそわかめ」はそうした一般的なふりかけと一線を画しており、見かけの黒さからは想像もできないくらい「やさしい薄味」なんですよ。

 

しそ、わかめ、とくればしょっぱい系の味わいをイメージしてしまうのですが。

実際の味わいは、しその香り、わかめの風味、ごまのアシストを……やわらかい出汁のうまみがそっと支えている。

そんな調味になっているのです。

 

しそ・わかめの持ち味を活かしたソフト系のふりかけですから、食感も同じく柔らかい訳でして。

 

ごはんなどにふりかけて、もぐもぐしているとじわじわじわじわと風味うま味をプラスしてくださるのです。

この、ごはんの進みを力強く引っ張る訳でもなく、他のおかずに並び立つほど存在感がある訳でもなく、食事全体の幸福感をやんわり高めてくれる……ストイックなほど脇役に徹している……お仕事が素晴らしいなと思いました。

 

「このふりかけさえあればおかずはいらない!」ではなく、

「このふりかけがあればおかずがもっとおいしくなるよ!」という感じ。

 

しそもわかめもごまも身体にいい食材ですし、ありがたいことですね。

 

 

 

味わい以外で気になったことをひとつ。

 

ふりかけの裏面で、唐突に毛利元就さんの三本の矢の逸話が紹介されています。

f:id:trillion-3934p:20180820230657j:plain

 

 

この協力一致の精神を説くメッセージが、商品紹介のどこにも繋がっていない、特にオチがないのが面白かったです。

 

そうだね、萩だもんね、毛利家だよね……えっ、それで!?

 

という感じがいい。

 

 

能動的に解釈するなら、しそ、わかめ、ごまの三食材を毛利三兄弟に例えているんでしょうか。

 

 

その場合、どれが誰になるんだろう……。

 

 

食材は三つなのに商品名は「しそわかめ」と二つに絞られている感じが「毛利両川」感に繋がっている気がしないでもありません。

 

そうすると「ごま=毛利隆元さん」となって、なるほどお兄ちゃんはアシストが得意なんだねと思えてまいりました。

 

残るしそとわかめですが、これは「しそ=吉川元春さん」でしょうね。

寒中梅花で有名な元春さん ⇒ 梅 ⇒ 梅といえばしそ、という連想で。

しそとわかめなら、しその方が攻撃力高そうですし。

 

最後に「わかめ=小早川隆景さん」ですが、これもわかめの万能食材感、海産物からの毛利水軍感が隆景さんに仮託できそうな気がいたします。

 

 

おっ、なんかそれっぽいコジツケができてしまいました。

みなまで言わずとも、萩市民ならこれくらい連想できるだろうという心意気なのかもしれませんね(笑)。

 

 

 

脇の話が長くなりましたが、とても素敵なふりかけなので人気が更に高まるといいなあと素朴に思いました。

 

ほかのメーカーさんも含めて、こうしたじわじわ系の薄味ふりかけのレパートリーも増えていきますように。

 

 

 

山形県山形市「最上義光歴史館」と「文翔館(旧県庁舎・県議事堂)」

 

山形市の歴史散歩が満足度高い上に全部無料でかんたんしました。

これは温存できた資金を米沢牛だだちゃ豆につぎ込めというメッセージでしょうか。

 

mogamiyoshiaki.jp

 

www.gakushubunka.jp

 

 

 

米沢市に続いて山形市を歩いてみました。

 

まずは最上義光歴史館。

f:id:trillion-3934p:20180817122911j:plain

f:id:trillion-3934p:20180817122936j:plain

 

建物外観。

正面に配された白石が印象的でした。

山形の石なんですかね。

 

 

最上義光さん。

f:id:trillion-3934p:20180817123426j:plain

 

連歌好きなどを反映したか、文化人らしい装いのお姿ですね。

 

 

なお、山形城(霞城公園)の義光さんは凛々しい武人姿です。

f:id:trillion-3934p:20180817123355j:plain

f:id:trillion-3934p:20180817123608j:plain

 

「山形を守った」「山形の礎を築いた」という点が高い評価に繋がっているようです。

 

正直、こんなに最上義光さんが地域から愛されているとは思いませんでした。

昭和時代の謀将イメージは遠くなりにけりなんですね。

逆に、こちらでは直江兼続さんが謀将扱いされていて、本当に人物の評価というものは相対的なもんだなあと思わされます。

 

 

最上義光歴史館はHPも充実しているのでよければご覧になっていただきたいのですが、義光さん関係の史料が充実しているのでとても見応えありますよ。

 

  • 鉄製の指揮棒(清和天皇末葉山形出羽守有髪僧義光と刻まれています)
  • 三十八間総覆輪筋兜

 

といった義光さんのイメージそのものな武具の現物を見れますし、

 

  • 最上義光さんの書状や連歌
  • 伊達政宗さんの書状(大内定綱さん配下の小手森城を撫で斬りにした報告)
  • 駒姫辞世の和歌懐紙(供養を行った僧がしたためたもの)

 

などの有名な品々から彼らの人柄を存分に偲ぶことができます。

 

 

↓参考:信長の野望 大志で、伊達政宗さんの撫で斬り書状を受け止った際の義光さん

f:id:trillion-3934p:20180817124435p:plain

 

(要は、このゲーム画像の鉄棒や兜を見れる訳です)

 

 

最上家の方々は人の心を打つ書状を多く残していることにも定評がありますね。

義光さんの朝鮮出兵時の書状……「命のうちにいま一度最上の土を踏み申したく候 水を一杯のみたく候」や、駒姫さん15歳の辞世「罪を切る 弥陀の剣にかかる身の なにか五つのさわりあるべき」を読んでいると堪らない気持ちになります。

 

それにしても朝鮮出兵加藤清正さんや鍋島直茂さんなどの西国勢が嬉しそうに暴れまわっていたことに比べて、最上義光さんや南部信直さんや津軽為信さんなどの奥州勢が「ほんま帰りたい、一刻も早く帰りたい」みたいやったんが趣深いですね。

そりゃそうだよなあ。

 

 

この最上義光歴史館では現在(~'18.9.9)、山形大学の学生さん方による山形史の紹介展示が行われています。

出羽三山信仰にまつわる昔の絵葉書なんかが見れて楽しいのですが、その中で、「即身仏」のレシピを「いらすとや」画像を駆使して説明されていたのに笑いました。
(どんな画像を使っていたのかは内緒です)

面白いことを考える学生さんがいるものですね。

 

 

 

他に最上義光さん関連ですと、山形市内を歩いているとビル街の合間に突然「三の丸」土塁が出現して驚かされました。

f:id:trillion-3934p:20180817125409j:plain

f:id:trillion-3934p:20180817125438j:plain

 

歴史のある街を散歩するのは本当に楽しいものです。

 

 

 

 

続いて、明治~大正期の名建築「文翔館」。

当時の県庁&県議会であります。

f:id:trillion-3934p:20180817130008j:plain

f:id:trillion-3934p:20180817130035j:plain

 

県庁舎と県議事堂を繋ぐ煉瓦の渡り廊下が素敵。

 

 

雰囲気のある中庭や時計塔。

f:id:trillion-3934p:20180817130248j:plain

f:id:trillion-3934p:20180817130313j:plain

 

 

旧県議事堂内。

f:id:trillion-3934p:20180817134152j:plain

 

 

庁内には貴賓室や正庁などの立派な部屋もありますが、私は警察部長室が絢爛過ぎず実務的でいちばん気に入りました。

f:id:trillion-3934p:20180817134351j:plain

 

 

るろうに剣心のロケでも使われたという県知事室。

f:id:trillion-3934p:20180817134446j:plain

f:id:trillion-3934p:20180817134529j:plain

 

 

 

明治・大正期の創作とかする人にとっては、最高にインスピレーションが湧く場所だと思います。

こんな広くて格調ある場所が無料で眺め放題、しかも山形近代史を学べる様々な展示物付きとあっては訪れざるを得ないですよね。

 

 

半日歩き回った印象として、山形は歴史を大事にしている街だなあと感じ入りました。

いつか最上義光さんが大河ドラマ主人公とかになって、ますます多くの人々から愛されますように。

 

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

山形市内で気になったもの

 

 

靴の千足屋(閉店済?)。

f:id:trillion-3934p:20180817135120j:plain

 

杜王町仙台のむかでやと競合関係にあったのでしょうか。

 

 

 

おこめんジャー。

f:id:trillion-3934p:20180817135624j:plain

 

HP高そう。

 

 

 

あと、写真は撮りませんでしたが、「山形ロマン映劇」という怪しげな映画館? 廃業済? の建物が気になりました。

 

山形はまだまだ奥が深そうであります。

 

 

 

山形県米沢市「上杉神社」と「国宝 上杉本 洛中洛外図屏風」 - 肝胆ブログ

 

 

 

 

 

山形県米沢市「上杉神社」と「国宝 上杉本 洛中洛外図屏風」

 

山形県に行ってきて、念願の洛中洛外図屏風(但し複製)をまじまじ見ることができてかんたんしました。

上杉神社も想像以上に見どころが多くて楽しかったです。

 

観光スポット:やまがたへの旅/山形県観光情報ポータルサイト

[伝国の杜]米沢市上杉博物館/上杉本洛中洛外図屏風

 

 

 

上杉家の「毘」の旗。

白地に墨で一文字のこのデザイン、格好いいですよね。

f:id:trillion-3934p:20180816200624j:plain

 

 

上杉神社の様子。

f:id:trillion-3934p:20180816200701j:plain

f:id:trillion-3934p:20180816200727j:plain

 

けっこう賑やかで、善男善女が集う感じの雰囲気よい神社でした。

 

 

境内には銅像や碑がたくさんあります。

 

まずは神社に祀られている上杉謙信さん。

f:id:trillion-3934p:20180816200954j:plain

 

座っている謙信さんは珍しい気もします。

江戸時代は米沢城内に遺体が埋められており、家中から厚い崇敬を受けていたそうで。

 

 

上杉景勝(左)&直江兼続(右)主従。

f:id:trillion-3934p:20180816201215j:plain

 

とかねたん。

f:id:trillion-3934p:20180816201250j:plain

 

米沢ではまだまだ天地人熱が残っている様子でした。

上杉鷹山さんや佐藤兄弟よりも観光的には注目されているっぽいです。

 

 

「代表的日本人」にも数えられる上杉鷹山さん。

f:id:trillion-3934p:20180816201618j:plain

f:id:trillion-3934p:20180816201704j:plain

f:id:trillion-3934p:20180816201726j:plain

 

「なせば成る~」「人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれなく候」などのお言葉はあまりにも有名ですね。

まさしく郷土が誇りに思うべきお方だと思います。

 

 

伊達政宗さん生誕地の碑。

f:id:trillion-3934p:20180816202039j:plain

 

米沢が伊達家の本拠地(晴宗~政宗期)だったことは意外と知られていない気も。

201Xの米沢シナリオが楽しみ(予習しにきた)。

 

 

この看板の、「竹に雀」紋の解説が興味深かったです。

f:id:trillion-3934p:20180816202226j:plain

 

境内には鳩のほか雀も多ございました。

f:id:trillion-3934p:20180816202313j:plain

 

 

上杉神社のご由緒。

f:id:trillion-3934p:20180816202658j:plain

 

 

なお、写真はありませんが、境内右手にある宝物殿(稽照殿)は歴史好きならぜったい行った方がいいですよ。

 

上に挙げた上杉謙信さん、景勝&兼続主従、上杉鷹山さんたち由来の品がズラリ。

 

などなど、有名な逸品ぞろいですから最高です。

所蔵品リストや公式HPなどの用意がないのがもったいないくらい。
もっとアピールすべき施設だと思います。

 

個人的には、上杉謙信さんが所有していたという「琵琶」が印象的でした。

琵琶の名手という話は聞いたことがありましたが、実際にブツを見てみるとかなり大ぶりな代物で、これを使って謙信さんがどんな音をかき鳴らしていたのだろうと思うだけでロマンに浸れます。

 

 

 

続いて、隣接する上杉博物館所蔵の「洛中洛外図屏風」。

 

Webでも充分見れるんですけど、やっぱり現物の大きな屏風を見てみたかったのです。

www.rakuchu-rakugai.jp

 

 

「三好筑前邸」「松永弾正邸」を初め、細川家、公方、御所、京の有名な寺社の数々、そして当時の暮らしを伝える様々な人物……。

こんなに情報量の多い屏風もなかなかないのではないでしょうか。

 

眺めていると色々と妄想が膨らんでいいんですよね。

 

細川典厩家では「鶯の鳴き合わせ」が行われていて、ひょっとしたら細川氏綱さんは小鳥趣味の持ち主だったのでは……とか。

傀儡師の後ろをついていく女の子たちを見ていると、迷子になったり人さらいに遭ったりするじゃないだろうか……とか。

この時点で一条に風呂屋があったんやな……偉い人もお忍びで風呂に来ていたかもしれんなあ……とか。

 

ダイレクトに当時の生活を想像できる史料というのは貴重ですから、一度じっくり見てみることをお勧めしたい屏風だと思います。

 

 

この屏風といい、有名な「上杉家文書」といい、上杉家におかれましては無事に戦国時代を生き延びて貴重な品々を現代に遺してくださったというだけでただもう感謝感謝、頭が上がらない思いですね。

 

 

上杉博物館は、上杉鷹山さんコーナーの奥に「置賜の庭」という庭園を眺められる展望室があって、ここの雰囲気がとてもよかったのでおすすめです。

「草木塔」や「薬草園」など、この地域の村里の空気感が実にいい。

 

 

 

以上、上杉神社界隈はいい! というお話でした。

上杉家廟所等も含め、引き続き地元の方に愛されて保持されていきますように。

 

↓地元有徳者の思いが伝わってくる上杉家廟所のベンチ。

f:id:trillion-3934p:20180816213914j:plain

 

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

その他、米沢で心惹かれたもの

 

 

上杉神社近くのカレー屋さん「シバヤ」。

f:id:trillion-3934p:20180816214024j:plain

 

ほうれん草ベジタブルカレーをいただきました。

とてもおいしかったです。

街歩き山歩きの後はカレーですよね。

 

カレーに入っているいんげんがやたらうまかった……。

山形、いんげんがいいのでしょうか。

 

 

 

「上杉火縄銃」という名の和菓子。

f:id:trillion-3934p:20180816214246j:plain

 

いかついネーミングですが中身はやさしい味わいの洋菓子です。

しっとり系の焼き菓子で、はちみつの風味がようございました。

 

↓お店「虎屋」さんのHP。

焼き菓子

 

 

 

何もかもよく分からない「アイディアの泉神社」。

f:id:trillion-3934p:20180816214636j:plain

 

見る猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214724j:plain

 

話す猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214758j:plain

 

聞く猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214834j:plain

 

考える猿。

f:id:trillion-3934p:20180816214903j:plain

 

 

癒されました。

 

 

 

山形県山形市「最上義光歴史館」と「文翔館(旧県庁舎・県議事堂)」 - 肝胆ブログ

 

山梨県甲府市の「武田神社(躑躅ヶ崎館跡)」 - 肝胆ブログ

 

 

珈琲館の「グラタンパンは童心に返る味」

 

夕食に食べた珈琲館の「グラタンパン」が思わず童心に返ってしまうような味と見栄えでかんたんしました。

 

www.kohikan.jp

 

f:id:trillion-3934p:20180813195547p:plain

 

※画像はオフィシャルHPより引用

 

 

見たまんまの料理です。

輪切りにしたフランスパンに、チキン入りのグラタンを詰め込んだ一品。

 

これが……

夏休みシーズンに一人で晩ごはんを食べているような人間にとってはすこぶる胸に潤いをもたらしてくれるのです。

 

温かいグラタンと、パン。

この郷愁力よ。

 

グラタンって、母や祖母の手作りであれ、家族で行ったファミレスやデパートの食堂であれ、幼心に強烈に焼き付いているものがある料理かと思います。

カレーやコロッケは大人になってからも色々経験がアップグレードされていくのに対して、グラタンについてはいつまでも子どもの頃に食べたあの味を追い求めている感じ。

 

お盆、ふるさとを思い出す時期にこういう品を食べているととても情けが深いです。

あるいは子どもに食べさせてあげて、その姿を眺めていたら幸せだろうなあなどと。

 

 

 

このグラタンパン、食べ方に悩みます。

お店からはスプーン、ナイフ、フォークの三種の神器を渡されますが、さてどう食べたものか。

 

  1. スプーンでグラタンを食べてから残ったパンを食べる
  2. ちぎったパンでグラタンをすくって食べる
  3. 上品にナイフとフォークで食べる
  4. かぶりつく

 

日和った私は3で食べてしまいましたが、本当は4が一番おいしいんだろうなあ。

グラタンは熱いのがたっぷり入っているのでかぶりつくには火傷注意ですけどね。

 

 

パンもグラタンもシンプル、奇をてらわない味なのがいいんです。

強い個性がなくて普通においしい。

コーヒーの邪魔をしない。

一休みの邪魔もしない。

 

茶店のこういうオーソドックスなメニューをたまに食べたくなります。

 

 

珈琲館はほかにも名物の銅板で焼いたホットケーキですとか、苦うまい珈琲ゼリーですとか、懐かしいメロンクリームソーダですとか、侮れない実力派メニューを揃えてはるのがいいですね。

コメダほど一見さんを呼びこむ目立ち力はないんだけれど、常連さんから確かな支持を得ているであろうオーラを感じます。

 

 

茶店やカフェは競争が激しい業態ですが、それぞれの魅力的なお店が引き続き暮らしのそばであり続けてくださいますように。

 

 

信長の野望201X「アナザー河内和泉Ex(魔窟)攻略」

 

少し前に、201Xのアナザー河内和泉に魔窟が実装されました。

 

↓リリース

お知らせ

 

 

すべての面をSクリアできれば三好家武将の能力が+2%されます。

 

せっかくなので試行錯誤してクリアしてみましたが、とても難しかったです……。

f:id:trillion-3934p:20180812013350p:plain

 

恐るべしアナザーEx。
とても他の家のアナザーExにはチャレンジする気になれません。

これ、アナザーを全制覇しているプレイヤーとかいたら尊敬しますわ。

 

 

 

ステージは全部で10面。

f:id:trillion-3934p:20180812013423p:plain

 

 

「三好家以外不可」

「編成人数4人まで」

「同職業2人まで」

「神珠不可」

 

その家のコアなファン以外はお断りな仕様がひどい。

 

あと、コンティニューも不可です。

出陣式は可能です。

 

 

 

本編の河内和泉と同じく、敵は鬼オンリーになります。

寿桂尼さんや武田信玄さんが三好家所属だったらよかったのに。
と思いつつ、層が薄い三好家武将に愛を注いで何とかしましょう。

 

 

10stageのうち9stageはそんなに難しくありません。

充分育った三好家武将がいれば、きびだんこでも食べながら攻略していけるでしょう。

f:id:trillion-3934p:20180812014101p:plain

 

 

 

しかしながら、ラストのstage10は難易度インフレが甚だしく、手も足も出なさ過ぎてかんたんしました。

 

そのため……この面専用の武将を新たに育てて挑むことに。

 

 

クリア時の陣容。

f:id:trillion-3934p:20180812014003p:plain

 

三好元長さん(屍・獣特攻付き汎用全体)と三好康長さん(カリスマ)を外して、御存知ヒサヒデ・ザ・ボマーさんとトモミチ・ザ・ロックさんを採用しました。

 

汎用系のメンバーでは攻略は厳しく、対鬼特化な編成をした次第です。

 

 

ヒサヒデ・ザ・ボマーさん。

f:id:trillion-3934p:20180812014623p:plain

 

鬼特攻付きの術攻撃を敵全体に放ってくれます。

 

 

 

トモミチ・ザ・ロックさん。

f:id:trillion-3934p:20180812014706p:plain

 

壁役です。

はじめは威圧をつけて物理壁にしてみたのですが、敵の術攻撃に昇天させられたので鬼壁仕様にしてみました。

するとめっちゃ役に立ちました。

クリアできたのは完全にトモミチさんのおかげです。

 

 

 

そして、普段から活躍してくれている十河一存さん。

f:id:trillion-3934p:20180812014925p:plain

 

武芸者ですが、「奮励の努め」で鬼にも結構ダメージを与えられます。

 

 

最後に、当主の三好長慶さん。

f:id:trillion-3934p:20180812015041p:plain

f:id:trillion-3934p:20180812015311p:plain

 

悩みましたが、対鬼という観点から、特性のひとつ「雲蒸龍変(屍+60%)」を「剣禅一致(鬼屍+50%)」に入れ替えました。

やっぱ当主自らアナザーをクリアしていただきたいですし。

 

この特性構成の戦術家は、吉兆マスを使わずに敵を散らせますし、ボス戦時は後方支援もできるしでけっこう便利なんですよ。

スキル「副王の寛容」も、緊急時の壁役として思いのほか活躍しました。

アナザーでのみこそ輝く男、三好長慶

 

 

 

これに、神楽面をかぶって出陣です。

f:id:trillion-3934p:20180812015815p:plain

 

鬼の面をかぶった十河一存、キツネの面をかぶった松永久秀、美女の面をかぶった石成友通、翁の面をかぶった三好長慶が攻めかかってきたら敵も嫌でしょうね。

 

 

鬼壁仕様のトモミチさんは、敵の攻撃で1,000-2,000しかダメージを受けません。

装備でターン毎に10%回復しますので、ほぼ死ぬことはない感じです。

 

道中は1ターン目で久秀さんがスキルを放ち、2ターン目で長慶さんがとどめ、久秀さんは溜める感じで進んでいきます。

 

 

難関は10-5の天狗。

f:id:trillion-3934p:20180812020219p:plain

 

一存さんと久秀さんは、凶兆を踏んだら即死します。

踏んでも平気な友通さんと、寛容付き長慶さんで何とか耐えながら攻撃を重ねます。

 

あとは兵器が大事です。

パニッシャーが2つは欲しいです。

武芸者は制圧射撃(敵攻撃デバフ)付きのものを装備させています。

 

ボスにデバフも麻痺も効くので、射撃手なんかを上手く使いこなしたら他の攻略方法もあるかもしれません。

 

 

 

例によって相互蘇生する天狗がうっとい。

f:id:trillion-3934p:20180812020429p:plain

 

地味にターン制限もきついんですよね、このメンバーだと。

 

 

 

最後の10-6。

f:id:trillion-3934p:20180812021207p:plain

 

大量の雑魚と雷鬼さんがお出迎えです。

 

兵器や全体攻撃で早めに雑魚を処理しましょう。

さすれば雷鬼さんは単体攻撃と凶兆指定攻撃しかしてきませんので、友通さんで防ぎつつ他のメンバーで削っていくことでクリア可能かと思います。

他のメンバーが殴られると一発で逝くので、絶対に友通さんを殴ってもらえるように上手くマス配置するのが全てです。

 

 

 

本家信長の野望も含め、こんなに石成友通さんを活躍させられたのは初めてです。

ちょっと嬉しい。

 

ノーマル友通さんの「心眼3」といい、ストーリーでの三好三人衆のオチ担当といい、201Xの友通さんは地味ながらいいキャラしていますね。

 

 

 

はやく実休さんや冬康さんが星4になって、三好家の層がもっと厚くなりますように。

 

 

 

信長の野望20XX「201Xからの変更点感想とプロローグ」 - 肝胆ブログ

 

信長の野望201X「耳川異聞のストーリー」※ネタバレ多め

 

信長の野望201Xで開催されていた「耳川異聞」のストーリーが極めて面白かったのでかんたんしました。

 

↓耳川異聞開催のリリース

お知らせ

 

f:id:trillion-3934p:20180808000513p:plain

 

 

 

開催期間が過ぎてからおすすめするなという話ですが、いつもよりネタバレ多めで紹介したかったためということでご容赦ください。

 

攻略に役立つ内容はございません。

ちなみにExCは色々私生活が忙しかったこともあって諦めました。

 

 

 

 

 

耳川異聞の名の通り、イベントの内容は大友家と島津家が激突した「耳川の戦い(高城川の戦い)」をモチーフにしたものであります。

 

史実では伊東祐兵さんの要請で日向に出陣した大友軍が島津軍に惨敗してしまうという経過を辿りますが、そこは201Xですので大友家と島津家がいっとき険悪になるも最後は背後にいる幽魔を討伐するため共闘するという展開になっています。

 

201Xはいつもやさしい世界。

幽魔の正体とは戦国武将たちに争うことの不毛さを教えてくれる神仏の使徒なのかもしれません。

 

 

 

OPでは、大友家界隈と聞いて表情が曇るまつりさんから始まります。

f:id:trillion-3934p:20180808001717p:plain

 

201Xに数多登場する武将の中でも、まつりさんの身柄を求めてきたのは宗麟さんくらいですもんね。

 

 

 

出会って早々、案の定な大友宗麟さん。

f:id:trillion-3934p:20180808001930p:plain

 

 

 

それはいいのですけど、キリスト教にハマって神社仏閣を焼き払い、妻や家臣の反感を買うという、微妙な逸話まで紹介されます(史実上の真偽は諸説あるそうですが)。

f:id:trillion-3934p:20180808002318p:plain

 

f:id:trillion-3934p:20180808002333p:plain

 

f:id:trillion-3934p:20180808002349p:plain

 

 

 

 

201X宗麟さんがただの楽しいおじさんでなく、残念要素が強調されたおじさんになってしまうのかなあと思って見ていたら。

 

ここから島津家が参戦してきて、大友家と島津家が一触即発になって、でも最後は力を合わせて……という流れになってくると面白さが加速度的に増していくのですよ。

 

宗麟さんも大活躍されますし、201Xらしい楽しさが再び強調されてよかったなあという気持ちです。

 

 

 

いつも通りの島津家。

f:id:trillion-3934p:20180808002703p:plain

 

 

 

いいことを言うねねさん。

f:id:trillion-3934p:20180808002815p:plain

 

 

 

ただごとでない伊東祐兵さん。

f:id:trillion-3934p:20180808002910p:plain

 

 

 

 

で、なんやかんやで強敵に苦戦する皆さんを、島津以久さんの馬印の合図で宗麟さんが救うシーンがとても熱いのですよ。

f:id:trillion-3934p:20180808003205p:plain

 

f:id:trillion-3934p:20180808003221p:plain

 

f:id:trillion-3934p:20180808003305p:plain

 

f:id:trillion-3934p:20180808003321p:plain

 

耳川の戦いの有名なシーンを、両家の共闘という形で再現したのがめちゃいいんです。

この脚本、大好き。

 

 

まつりさんの冷静な突っ込みも好きです。

f:id:trillion-3934p:20180808003402p:plain

 

 

費やした財貨を知った道雪殿と奥方の怒りは

まさに天を衝くどころか貫くほどでしたが

 

という背景事情まで含めて笑えますね。

 

 

 

戦後には耳川の戦いということで不参戦だった立花道雪さんがオチをつけてくださり、最後まで満足度の高いストーリーでございました。

f:id:trillion-3934p:20180808003627p:plain

 

f:id:trillion-3934p:20180808003648p:plain

 

この宗麟さんの横山光輝三国志リスペクトなリアクション芸も楽しい。

 

 

ていうか大志でもそうでしたね。

もはやコーエー社の公式見解なのでしょうか。

f:id:trillion-3934p:20180808011246p:plain

 

 

 

 

最後に、いつもながらご機嫌なまつりさんでシメです。

f:id:trillion-3934p:20180808003748p:plain

 

 

 

完成度が高いストーリーで定評のある201Xですが、この耳川異聞はその中でも特筆に値する内容だったように思いますね。

 

こういうのが時々あると忙しくてもプレイをやめられません。

 

 

きっと大友家や島津家のファンは、これから耳川異聞の復刻を願い続けることになるのでしょう。

また、異聞化を飛ばされた長宗我部家ファンの皆さまは今頃慟哭されておりましょう。

 

 

復刻や新規イベントを待ち焦がれつつ。

201Xのサービスが2020年以降も続いてくださりますように。

 

サービス終了の際は設定集とかストーリーテキスト集とか出してくださいますように。

10,000円でも買いますよ。